此処のところ凶事が続き気持ちが沈んでいたので、綺麗で優しいそして温かいものに触れたいと思った。音楽でもなく、明るく賑やかな芝居でもなくーーーと考えを巡らしていたら、先輩のFB に「男と女」の映画を見たという文章を見て「そうだ!それだ!」と勇躍上映映画館を探した。
この広い東京たった二軒。嬉しいことに渋谷のルーシネマで上映中、すぐ出かけた
「男と女」の前作は53年前、フランシスレイのスキャット「ダバダバダ」が全世界で流行ったし、主演女優「アヌークエーメ」の圧倒的な美しさに男性諸君は魂を持っていかれた
そんなことを思い出しながら急ぐ
監督、主演のお二人、音楽そして全てのスタッフは当時とまったく同じ人々で作り上げたのだと解説書。生憎昨年亡くなったフランシスレイ、しかし彼の音楽は健在だった
筋書きは負わない
アヌークエーメの86歳そのものの美しさに惹かれる。フランスを始めヨーロッパの女優達は老いを隠さずきちんと受け止めて気品溢れる姿を見せてくれる
体型は崩れている、ヒールのあるくつは履かない、シワもある、顔もたるんでいる。それでいて華やかな美しさを輝かせている
背筋を伸ばした歩き方、赤い口紅の効果、目をくっきりと描く、そして堂々とした仕草。自分が生きてきたことへの信頼と自信、思いの深さが会話に出て人を和ませる。
相手のジャンルイが「貴方は穏やかだから若く見えるんだね」という言葉にハッとした
さあ
今日から原稿書き頑張ろう!
#男と女 #フランシスレイ #アヌークエーメ #チャコちゃん先生 #ル・シネマ #老いを美しく
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