正露丸がイベルメクチンと同じ運命をたどってるようだ
戦前、越中富山の薬売りがきて、その中には正露丸が必ずあった
家庭の薬箱もその越中富山の薬売りさんが作ったもので、ヨードチンキ、赤チン、キンカン。包帯、ばんそこ、油紙、胃薬,せんぷり、鋏、メンソレターム、腹痛、浣腸、ガーゼまだまだあったように思うが、一か月に一回各家庭が使ったものを補充して、古くなったものは新しく取り換える
子供のいる家には四角い風船と飴を子供に配ってくれる。だから子供たちにとても人気があった
正露丸は万能薬で
風邪気味だ―正露丸
食べすぎたー正露丸
下痢してる―正露丸
便秘だー正露丸
吐き気がする―正露丸
旅に出る―正露丸
捻挫したー正露丸(それはないだろう?)
というように万能で家庭の常備薬だった
それがここにきて、どこかの圧力がかかり製造中止になるらしいという情報が入った
自国の優秀な産物を軒並み否定していくことはいかがなものか?
丁度自国の養蚕業、製糸業も否定して、他国の化学繊維の普及に大金を使ったときに似ている、そして自国の技術をつぶしてしまった
この国は一人一人が大きく目を開けてどの道を行くのか、見極めないといけない臨海水域に達している感じがする
話は変わるが
越中富山の薬売り的な商売は、確実に需要と供給のバランスが取れるので、今後参考にできる
まだあった
輪島塗の行商
各家を周り、確り注文を取って品を仕上げて届けていた。注文時に頭金三分の一、納入の時残りの金額を支払う
依頼する方もお金の工面が整って支払いやすい