My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管差動ラインアンプの電解コンデンサを換装。

2021-11-02 11:26:11 | 真空管プリアンプ

真空管差動ラインアンプの電源用電解コンデンサを交換して、音質の違いを確認してみました。

試したもの写真下の方から。

 ①日ケミ(KMG) 47uF/400V

 ②BMI製(30D) 33uF/450V --- 元々実装されていた物

 ③F&T製(TypeA IEC)  47uF/500V

 ④ROE製(M5 IEC) 47uF/350V

です。

それぞれで微妙に音色が変化します。

私の聴感上での感想を書きます。

 ①--平凡な音。分解能はさほど良くありません。高域の伸びも今一つ。聴いていて楽しくない音です。

   フィルムコンをパラにしないと高域が出ません。

 ②--①とは反対に音の分解能、抜けは良いのですが、音が軽く痩せて感じます。

 ③--音が若干籠り気味、団子状になります。特に高域。音の分解能があまり良くありません。

   これもフィルムコンをパラった方が良い結果でした。

 ④--やっぱりコレです!他の回路でも使っています。綺麗な音です。低域から高域まで良く出ます。空気感、抜けも良いです。

 

電源用コンデンサでもこれだけ音色の違いがあってビックリです。

回路がシンプルなだけに各部品の特色が出易いのでしょう。

これで差動ラインアンプも私の満足度で80点くらいのところまで来ました。

後は、もう少し中域の厚みが欲しいところです。

ピアノやバイオリンの音、ギターの音を聴くと音の太さ(厚み)が若干足りない感じがします。

ボーカルは幾分若返って聴こえます。

鳴らし込みが進むと改善するかも知れません。もう少し様子を見ます。

何れにしても、プレートに入っている抵抗は交換するつもり。これで少し音が太くなる筈。

 

出力のカップリングコンデンサ 『West Cap 0.47uF/600V』も鳴らし込みが進んで、本領発揮というところでしょうか。音抜けも良くなってきました。

 

コメント
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