千の天使がバスケットボールする

クラシック音楽、映画、本、たわいないこと、そしてGackt・・・日々感じることの事件?と記録  TB&コメントにも☆

現代のカサノバ?

2006-07-10 23:50:41 | Nonsense
告白「私はGacktの性の生け贄でした」 -週刊現代7/22号

あまりにもくだらないので、黙殺(←恐い言葉ですね)しようと思ったけれど、Gackt大好きをブログのコンセプトにもしているので、やはりここは触れておこう。

「週刊現代」(講談社)の主張としては、上杉謙信は生真面目で生涯独身だった!ということで、現代のカサノバのように艶聞(スキャンダルとはものの言いよう)の絶えないGacktさんが、NHKの大河ドラマで上杉謙信役を演じるというのは如何なものか、というのが第一の主張。
出演者のスキャンダル(?)以上に、諸々の不祥事を抱えている公共放送への批判材料としてGさん起用に関しての周辺噂話を拡大して、坊主憎ければ袈裟まで憎いという印象である。稚拙な技だ。
「どうなる上杉謙信」と週刊現代は訴えているが、別にどうにもならないよ、上杉謙信。
大河ドラマ自体観た事がないが、史実に忠実にドラマを再現すべきであろうが、上杉謙信と同じような私生活の役者が演じる道理はいっさいない。要は、らしさと創造性である。

また携帯電話でやりとりをして、ホテルに呼び出されたファン(名前を絶対に公表しないことを条件に話したという)の存在もうさんくさい。その女性がかりに存在したとしても、未成年ではないし、金銭のやりとりもあったわけでもないし、なにかの約束をしたわけでもない。オトナの単なる遊びに過ぎない。
毎年何故か、夏がくるとGacktさんを話題にする週刊誌。しかも一度も事実に基づいた報道がないっ。
まったく”生贄”などといういかにもチープで下品なコピーも如何なものか。

記事を一読すれば、毎度毎度なんの根拠もない無責任な内容だとわかる。「ウェブ進化論」で梅田望夫氏が、これまでモノを書いて情報を発信してきた”ほんのわずかな”人たちの存在というのは、選ばれた”ほんのわずか”ではなく、むしろ成り行きでそうなった”ほんのわずかな”人たちと述べているが、まさに成り行きまかせの記事の典型。メディアの権威側が発信する情報記事だって、ブログと同様玉石混合だ。講談社という賃金も高い、売上もプライドも大きい老舗の出版社であっても、クズはクズ。

古女房格のファンとすれば、話題にするのも恥かしいっ。