千の天使がバスケットボールする

クラシック音楽、映画、本、たわいないこと、そしてGackt・・・日々感じることの事件?と記録  TB&コメントにも☆

マイノリティ派宣言 -ブログの時代

2005-03-14 23:12:38 | Weblog
先週の「週刊文春」で真鍋かおりさんやヤクルト球団、古田選手らの人気ブログの記事が掲載されていた。ブログをやるのは自己顕示欲というのが文春の分析。

何故、自分はブログをはじめたのだろう。以前の自分の性格から考えたらありえなかったことだ。ブログを書いて公開するということは、自らの心のストリップに近いものがある。そんなことは考えるだけでもおぞましいという感覚からの不特定多数への”仮面の告白”というこの跳躍は?

職場環境が変わったこともあるかもしれない。以前は、仕事がら手のあいた時は「週刊ダイヤモンド」「週刊東洋経済」「エコノミスト」「選択」という雑誌を読むことで経済や時勢の情報収集ができた。また男性社会だったために、その手の会話もできた。ところが、今は仕事も含めて諸々が180度かわり、職場は殆ど花盛り?の女性ばかり。政治や経済の話なんぞしたら浮いてしまうぞ。そんなわけでブログでささやかな知識ながらも、文章をおこすことによって世の中の流れを感じていたい、朝から夜まで時間に追われる日常で自分を見つめ、自分と向き合う時間をつくるためにものを書いていこうというのが確信犯の動機だ。

それから、先日の検察審査会の親睦会で現審査委員長に、初回の「裁判員制度に反対の立場をとるもの」という自己紹介から私のような女性は100人に一人もいないだろうと声をかけられた。言葉は悪いが論理的な思考ができそうだからできない男よりもよっぽど役にたつというのが一応の真意らしいのだが。そういう発想そのものにちょっと男女差別の意識が含まれているのは充分自覚されているので、その点については言及せずに「ただの変人なんですよっ」と笑い飛ばした。
考えてみると、だいたいこどもの頃から自分はマイノリティ派だった。(天邪鬼ともいえるかもしれないが)クラシック音楽が好きだという趣味じたい、もはや絶滅種に近い。けれども、gooだけでも154453の膨大なブログの群れから、興味のあるテーマーや共通の話題を検索していくと共感できるブログにお目にかかれるのが予想外の発見だ。しかも読んでいておもしろかったり、内容も素晴らしいブログに出会うことによって、ブログをはじめてよかったと思える。

TOPのブックマークには、あまりにも素適なブログが多いということと、どれもこれもその方の精一杯な気持ちが伝わる文章から選択できないというので個人のブログはのせないことにしている。そんな私が定期的に訪問したいブログのブックマークを覚書のように下記に掲載しておこう。但し、TBの多い訪問者が多そうなブログを除外して定期的に更新されているブログを今回はピックアップ。ここには載せなかったけれど今後照会したいブログ多し。順次増やす予定。

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ksakai


  まめ吉のサークルの先輩。発生学の卒業研究でどうしても子を孕んだ母マウスを殺せなくて独逸美学に*コペ転をした方。今は音楽理論を研究しているらしい。最近講義デビューをされた。

言語生活
  難しい哲学もこの方の文書を読むと優しさが伝わる。それからブログをはじめたきっかけの文章が好きだ。

夜半の眺め

  上記のgazzelleさんのブックマークから発見。作曲の方はご専門なので理論を興味深く読むだけなのだが、三島由紀夫とマルクス、ニーチェを同時に語る1982年生まれには驚きもん!プロのクラシック音楽家のブログはあるが、こういうブログはめったにない貴重品。

いはもとの宇宙を語ろう

  宇宙開発推進派の私としては応援したいいはもとさんのブログ。癒し系の広報活動をされているらしいが、そのお人柄を納得するブログ。

誰もが十字架を背負っている

  Gacktのファンサイトで出会ったblueさまのブログ。宇宙開発も家計を預かる主婦感覚で語るGacktのママみたいな方だが、時々鋭い斬り方をやってしまう方でもある。特に男性にお薦めのブログ。


映画侍さんのブログ(近日中にアップ予定)

「中年金融マン」

 市場外騒動が起こるたびに訪問するぐっちさんのブログ。マネーの大波小波を乗りこなしつつ、3歳からピアノを弾いている意外と純情なクラシック音楽ファンでもある。

ETUED

誠実なお人柄がにじみでているromaniさまのブログは、安息の場。幅広くクラシック音楽を聴かれてきた氏の記事は、とかく専門的になりやすい批評と異なるあたたみがある。

物語三昧

笑えるけれど知性があり、わかりやすい言葉の中に本質をついている、少女漫画から評論までその攻撃範囲は広く圧倒される。中でも「病めるアメリカ」のカテゴリーは、できれば本を一冊上梓する勢いの期待度大。ついでに勝手な注文ですが、ジャンル別ランキングは19位/2762人中。大衆受けねらいの1位でなく、このあたりをキープしていただきたいものです。




*コペ転の意味がわからない方コメントをお寄せください。