それにしても、今年(2011~2012年)の冬は寒い。筆者は暑さに強いが、寒さにはどうも弱い。今日も寒いのなんのって。全国各地で、記録的な寒さになっている。
日本海側は、記録的な大雪だ。新年早々、福井の永平寺に行ったときは、まだそうでもなかったのだが、その後がスゴいみたい。新潟では、のきなみ平年の倍以上の雪が積もっている。ニュースによると、
>3日午後5時現在、積雪量は、津南町335センチ▽妙高市関山328センチ▽魚沼市入広瀬272センチ▽柏崎市89センチ。柏崎市では平年の約3倍に達している。
というから、何もかも雪に埋もれてしまう世界だ。積雪量が3メートルともなれば、雪を掘り返さなきゃ、2階の窓から出入りすることもできない。
これは日本だけでなく、世界的な傾向のようだ。特に、ヨーロッパは大寒波に襲われている。東欧諸国を中心に、寒波による死者はすでに180人を超えているという。特に、ウクライナでは死者が100人に達している。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボでは、大雪に伴う非常事態宣言が出された。イタリアでも、南欧の都・ローマに26年ぶりの雪が降った。
一昨年(2010年)の夏は、世界中で過去に例がないほどの異常な暑さに見舞われたというのに、これはキツい。
あの時も、ロシアがなぜか熱帯なみの暑さになって、大量の死者を出したものだった。今回も、ロシアの寒さは特にひどいらしい。石油や天然ガスの大産出国だけに、さっそく、ヨーロッパ諸国への供給に影響がでているとか。猛暑のときも、「アラブで民衆反乱が起きている真の原因は、ロシアの穀物不作による世界的な食料価格の高騰」と言われたものだった。さすがに、ロシアほどの大国ともなると、暑くても寒くても、世界への影響が無視できない。
暑さ・寒さは地球の常とはいうものの、地球環境はますます荒っぽくなる一方。この調子では、ますます先が思いやられる・・・。