宇宙のこっくり亭

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大いなる存在 ~ エックハルト・トール

2009年07月08日 | エックハルト・トール
      
エックハルト・トールは、「銀河宇宙の歴史」 とか、そういったことについては語っていない。 トールは、読者を「悟り」という頂点へ、あたかもスキー場のリフトの如く、一気に導こうとしている。

トールによれば、悟りとは、仏陀やクリシュナムルティのような、一部の聖者に独占されているものではない。 誰でも、悟りへと到達できる。そのためには、どうすべきか。 それには、エックハルト・トールの本を読むに限る・・・(?)。

悟りとは、特殊な状態ではない。 それは、「大いなる存在」 とひとつである状態。本来は、この方が自然な状態なのだ。 「大いなる存在」 から切り離されている方が、よほど不自然な状態と言える。

「大いなる存在」 との一体感を感じることができないと、自分をとりまく世界から、自分が切り離されている、 という幻想が始まる。 「わたしは、ポツンと孤立した、ちっぽけなかけらのような存在にすぎない」 という錯覚に陥る。そして、不安と苦悩の日々が始まる・・・。

「大いなる存在」というのは、一なる存在、すべてを統合した存在だ。われわれ自身でもあり、われわれを遥かに超えた存在でもある。

「大いなる存在」とつながると、どうなるのか。

エックハルト・トールの場合は、「この上ない至福の状態が、何か月も続いた」というから、並大抵ではない幸せだ。 ジッとしていても幸せ。 歩いていても幸せ。 回りを見回しても幸せ。 人と話しても幸せ・・・。 手の舞い、足の踏むところを知らず。 周囲の人々からは、「このヒト、どうしちゃったの?」 と思われるかもしれない。 しかし、そんな周囲の人々も、徐々に影響を受けてくる。
 
だが残念ながら、大半の人々は、ナゼか「大いなる存在」 から切り離されている。 大きなハサミのようなもので、バッサリと接続を断ち切られているのである。 というより、ザーザーという雑音に妨害されて、コミュニケーションが取れなくなっているようだ。

その、われわれを妨げるノイズの正体。 それが「思考」 の雑音なのである。
 

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