「神との対話」の第三巻は、実に興味深い。
ここには、HEB(Highly Evolved Being)の話が存分に出てくる。
HEBとは、「高度に進化した存在」の略称。 地球以外の惑星に住む、もっとレベルの高い宇宙人のことだ。
HEBには、敵意や悪意がない。
そもそも、不安がまったくない。 (ちなみに、「愛」の反対は憎しみではなく、「不安」なのだそうだ・・・)。
なぜ不安がないのかというと、生存の危機にまったく脅かされていないからだ。 その点、厳しい制約条件の中、サバイバルゲームをやっている地球人とはまったく異なる。 条件が違いすぎるので、同列には論じられないだろう。
HEBは、殺されても平気。
肉体から抜け出して、別の場所に移動してしまう。 この点、スターウォーズに出てくる「オビワンケノービ」を想起させる。
HEBは、食べる必要もない。
宇宙から、エネルギーを摂取することができる。 一応、少しは食べるらしいのだが・・・。
飲食業界は、商売あがったりだ。
HEBには、エゴがない。
エゴがないから、何も隠さない。 だから、いつも裸で生きているという。 まあ、熱帯の未開人を連想すればいいだろう。
服飾文化が発達しないのは、デメリットと言える。 パリやミラノの華麗な文化も、ファッションそのものがないんじゃ消滅だ。
HEBの社会には、高層ビルはない。
道路も鉄道もない。
現代の地球人のように、高度に発達した都市に住むことがない。 素朴な、田舎のようなところで暮らしているという。
これじゃ、建設・不動産業界は、たちまちにして崩壊する。
もっとも、今の地球でも、十分に崩壊しかかっているのだが・・・(泣)。