チベットの精神指導者、ダライ・ラマ14世が来日し、産経新聞との単独会見を行った。
チベットでは、至るところに中国人民解放軍が駐留し、地区によっては1万人以上もの兵隊が配備され、相変わらず露骨な軍事支配が続いているという。
そんな中、チベット人の青年層には、急進派が台頭してきている。
ダライ・ラマ14世の非暴力・対話路線に対し、批判が高まってきているらしい。
そんな苦しい胸のうちを、日本で吐露したダライ・ラマ。
チベットは、世界的な精神文明の中心地のひとつだ。
だが、そんなチベットの文化財は、いまも中国共産党によって破壊され続けている・・・。
21世紀に入って何年も経つのに、まだそんな現実が続いているとは。
「地球規模の大変革」も、かの大陸の地にはまだ及んでいないようだ。
今度の冬には、チベット亡命政府のあるインド北部ダラムサラで、亡命チベット人の会議が開催される。
急進派の青年層も参加する見込だという。