ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2014年07月31日 | 世界心理治療学会アドバイス
 ☆ 外面(そとずら)と、内面(うちずら)とがまるで違う人 
 外面とは、仕事や他人と付き合うために表す対応で、一言で言えば、タテマエ
です。それに対して内面とは、家族やごく親しい人に接するときに、自分自身の
自然体でコントロールしないホンネと言えるでしょう。
 この両面は誰でも多かれ少なかれ、必ず持っていますが、そのギャップが大変
多い人は、かなり問題のある人です。たとえば、職場や外の人からの評価は
「親切で穏やかな人」と好感度の高い人が、実は家庭ではまるで人が変わったよう
に、短気で我儘で乱暴なふるまいをする。こんなタイプは「内面が悪い」ので
そんな人がいると家庭は、決して幸せではないでしょう。
 カウンセリング・ルームを訪れる人は、自分自身や家族がそんな問題で悩んで
いる人が大変多いのです。他人に目いっぱい良い顔をすると、すっかりエネルギー
を使い果たし、そのストレスを家庭で発散するとしたら、家族はたまったものでは
ありませんね。内面が悪い人は、「ノウ」と言えない「イエスマン」が多いようです。
 何故「ノウ」と言えないのですかと聞いてみると、「相手に悪いから」「断るのが
気の毒だから」と、大抵答えますが、それは実はホンネではありません。
 「誰からも好かれたいから」で、断れず何でもイエスと言ってしまうのです。
  
 「イエスマン」は、こんなデメリットがあるのです。
 1 自分がいつも損をし、ストレスがたまる。 
 2 人に利用される。
 3 他人に軽ろんじられる。
バカらしいではありませんか!そんなタイプん人は、思い切って「ノウ」を言う
勇気を持ちましょう。私がいつもカウンセリング・ルームで、そんなタイプの方
にお話しいている方法をご紹介しましょう。
 「ノウ」の言い方
 1 それは自分にできるか、できないか。
 2 そのことは自分にとって、快か不快か。
 3 損であるか、得であるか。
 4 もしも自分が「ノウ」と言った場合は、相手にどれだけリスクがあるか。 
この4つを基準にして考えてみること。たとえば上司に突然「残業をして欲しい」
と言われたとしましょう。
 1 やればできないことはない。
 2 今日は疲れているからやりたくはない。
 3 自分一人で残業なんて、絶対に損だ。
 4 たとえ自分が断っても、誰かに頼めば良い、となるかも知れません。
 そんな風に考えれば、ある程度自分の気持ちに正直になれると思います。
 仕事の面では簡単に断れない場合も多々あるかも知れませんが、プライベート
では、無理をしてまで、いやいや付き合うことはないはず。
 無論公私共にお付き合いは大切ですが、それも程度問題ではないでしょうか。
もしも個人的にいやいや付き合っても、全く楽しくありませんし、時間やお金の
無駄使いです。上手に「ノウ」と言えることは、日常生活では絶対に必要です。
 すると、抑えていた感情が少なくなるので、ストレスをなくなり、自然にご自分
の内面が良くなることでしょう。ベストなのは、外面も内面もあまり変化がない
ことですが、心当たりのある方、参考になさって下さいね。
 
 

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