ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

愛用したピアノの「さよなら」パーティ

2014年09月18日 | えっせー
 ☆ 私には資質がなかった
 初めは一所懸命練習したが、何年か続けるうちに「ピアノは単なる憧れだった」
と気がついたのは一年以上前だった。でも木目でシックで、華やかな音色のピアノ
がとても好きだったし、教えに来てくれる先生は心友なので、たとえポロン
ポロンでも、何とか一生続けようと思っていた。
 ところが状況が変わってきた。カウンセリング・ルームで心理療法に付随して
指導する姿勢矯正や、歩き方や、表情などは大きな全身鏡があるから良いと思った
が、実際はそうではなかった。

 今まで後ろ姿まで見える広いスタジオで指導するのとでは、まったく違っていた。
また私自身も若い頃から、いつも全身が映る大きな鏡の前でレッスンをしていたので
大きな姿見の前だけのレッスンは、実はやりにくて仕方がなかった。
 娘にそれを話したら「もうピアノが飽きたなら、それを出してそこに思い切って
鏡を張ったら、その方が指導するためにも良いし、ママは昔からいつも大きな鏡の
前でレッスンしていたんだもの」と提案してくれ、さすがわが娘と嬉しかった。
 測ったら幅は1・8メーター、大きな鏡が二枚張れると分かった。
早速私のピアノの先生でもある心友に打ち明けたら、私の気持ちを理解し賛成
してくれた。でもしばらく弾いたピアノと、このままでお別れするのは、あまり
にも淋しい。そこで私はスタジオの体操仲間、「能里セブンスターズ」のメン
バー達に「プロのピアノミニコンサート&第二の青春を歌う会」を企画し
その会に誘った。
 
 すると全員出席してくれることになったが、それぞれがリクエストした曲目を
有名なホテルなどで長年演奏していたピアニストのT子さんに演奏してもらうのだ。
 とてもリッチで素敵な会だと、実は自画自賛している。
狭いカウンセリング・ルームだが、プロのピアノ演奏を聞いたり、歌ったりする
のはきっと楽しいはず。その後近くの美味しいと評判のイタリア料理を予約し
懇親会もセットした。毎日夫の病院通いで、多少萎えかけている私の気持ちが、
パット華やいだ。29日に決めたが、その頃はきっと夫も元気になっていること
だろう。ピアノに感謝すると同時に、その華やかな音色を十分楽しもうと、今
ちょっとウキウキしている。
 ※ 木目で華やかな音色のピアノ
  

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