神秘的な満月を眺めながら・・・

十五夜と満月が重なり、今夜の月は最高に美しいと聞いて、ずっと待っていたのに
暗くなっても三階の我が家から見えない。
　そのため、屋上に上がったら、本当に美しいお月様が見えた。
　真ん丸で光っている…しばらく眺めていたら、幼い頃近所のおじさんにおんぶ
されて、「見てごらん、きれいでしょ！今日十五夜なんだよ」と言われて、空を見
上げながら「きれいだな、あれがきっとお月様のウサギなんだ」、と思った遠い昔
を思い出した。
　

　今２時過ぎ、ペットに起こされて、眠れなくなりベランダに出たら、月は西の
方向に煌々と光っていた。しばらく眺めていたら、１０年ほど前スイスのツエルマット
のホテルで、夜中に目覚めベランダに出たら、月に照らされた美しいマッターホルン
が見えて、体が震えるほど感動したことも思い出した。
　その頃夫と海外へ行く時は、いつも本を書いていたので、必ずＰＣを持って
原稿を書いていた。その時もすっかり気分が高揚し、明け方まで原稿を書き続けた。


　それにしても…スイスの写真もすでに処分して一枚もないのは、残念でならない。
　また、昔学んだヒーリング法では、確か満月はすべてが満ち足りた時、感謝をする
日だそうだ。真夜中の今、神秘的なお月様に、恵まれている自分の環境に、感謝の
気持ちを捧げよう。いくら見ていても飽きない美しい月は、まるで「魔力」がある
ようで、すっかり意識が澄み切った感じだ。