ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2008年11月04日 | アドバイス
  著書の中から 「仕事でイライラしない「こころ」の技術」 
    2005年11月発行 秀和システム社
   ☆ 性格面だけでなく見た目や態度も改造する 
 小清水宏さんは(31歳)は、ある大手企業に勤めています。
今ではその企業が研究開発し、かなりのシェアを占めているOA機器の中の
技術を特許庁に申請して特許をとるための仕事をしています。
 わたし達が日常使っているそのOA機器の技術には、いくつもの特許が使わ
れていると知り、わたしは大変驚きました。
 小清水さんの会社では、研究開発したものを社内で検討し、そのどれを申請
するかについて大勢で審査を行うそうです。
 ところが、小清水さんはあまりプレゼンテーションがうまくないせいも
あり、担当したものがなかなか審査に合格しません。
 加えて不景気のためか、会社自体の地位が年々ダウンしてきていて、個人
個人の業績に対する風当たりも強くなっています。
 「内容そのものより、特許をたくさん取り、世界に認められることが重要な
のだこのままでは、わが社の業界内での存在価値がなくなる。一体君は何を
しているんだ」と、先日上司に呼びつけられ、小清水さんは強く責められました。
 
 もともとプライドが高く、また繊細である彼は、大変傷つき立ち直れない
ほど落ち込んでしまいました。毎日ベッドに入ってもなかなか眠れない上
ようやくウトウトすると、突然上司に怒鳴られた言葉が耳の中で聞こえてきて
飛び起きることもしばしば。毎朝気分は最悪で、会社に出勤することがだんだん
辛くなり、理由をつけては休むことが増え、その結果仕事がますます滞りがち
になるという悪循環に陥ってしまいました。
 そして彼は「このままの状態では、もう立ち直れなくなる」と気づき、この
気持ちを何とかコントロールし平常心を取り戻したいと、あるひわたしを
訪ねてきたのです。小清水さんはスラットした細見でしたが、表情が硬く、また
話す言葉もボソボソした感じで、あまり明瞭ではありませんでした。
 また前かがみで姿勢が悪いため、覇気がないように見えるのも損なようです。
性格も内向的で、いわゆるおとなしいタイプでしたので、何人かで同じような
内容でプレゼンテーションしたとしたら、あまり説得力がないのは当然かもしれ
ません。
   ◆ さて彼はどのように変化したでしょうか。長くなりますので
     後半は明日にいたします。お楽しみに。


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