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共通世界語エスペランテート・総目次

2019-08-31 | 〆共通世界語エスペランテート

本連載は終了致しました。下記目次各「ページ」(リンク)より全記事をご覧いただけます。


序文 ページ1

第1部 エスペランテート総論

(1)世界語の意義① ページ2
(2)世界語の意義② ページ3
(3)世界語の条件 ページ4
(4)言語学的中立性 ページ5
(5)習得容易性 ページ6
(6)自然言語近似性 ページ7
(7)ジェンダー中立性等 ページ8
(8)エスペラント語の検証① ページ9
(9)エスペラント語の検証② ページ10
(10)エスペラント語の検証③ ページ11
(11)エスペラント語の検証④ ページ12
(12)エスペランテートの創出 ページ13
(13)エスペランテートの創出 ページ14

第2部 エスペランテート各論
(1)文字体系 ページ15
(2)発音法則 ページ16
(3)基本品詞① ページ17
    Ⅰ普通名詞 Ⅱ固有名詞 Ⅲ冠詞
   基本品詞② ページ18
    Ⅳ人称代名詞
   基本品詞③ ページ19
    Ⅴ動詞
   基本品詞④ ページ20
    Ⅵ形容詞・副詞
   基本品詞⑤ ページ21
    Ⅶ前置詞・相関詞
   基本品詞⑥ ページ22
    Ⅷ動詞の分詞
(4)接辞 ページ23
(5)種々の構文① ページ24
    Ⅰ 語順 Ⅱ疑問文
   種々の構文② ページ25
    Ⅲ 連辞文
   種々の構文③ ページ26
    Ⅳ 話法 
   種々の構文④ ページ27
    Ⅴ 関係構文 
   種々の構文⑤ ページ28
    Ⅵ 命令法と仮定法

第3部 エスペラントとエスペランテート
(1)名詞 ページ29
(2)冠詞
(3)形容詞
(4)数詞
(5)人称代名詞 ページ30
(6)動詞
(7)副詞
(8)前置詞
(9)発音 ページ31
(10)アクセント
(11)合成語
(12)否定詞の用法
(13)方向をあらわす語
(14)前置詞の用法
(15)外来語のつづり
(16)省略語

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共通世界語エスペランテート(連載最終回)

2019-08-31 | 〆共通世界語エスペランテート

第3部 エスペラントとエスペランテート

(9)発音

 すべての単語は、かかれたとおりによまれる。

 ⇒基本的に同様である。

(10)アクセント

 アクセントは、つねに最後から二番目の音節(最後から二番目の母音箇所)にある。

 ⇒基本的に同様であるが、二重母音は一個の母音とみなされる。

(11)合成語

 単純に単語をくみあわせることでつくられる(主たる単語は後置される)。その際、文法上の語尾は独立の語とみなされる。たとえば、蒸気船:vaporsipoは蒸気:vapor+船:sipoで合成されるが、全体で一語である。

 ⇒基本的に同様である。ただし、上記単語では、つづりはbwaporsipoに変形される(エスペラント語のvはbwに置換されるため)。

(12)否定詞の用法

 否定詞neは、他の否定語の前後では脱落する(二重否定文の禁止)。

 ⇒二重否定文も文章体の修辞上みとめられるが、口語体では使用が推奨されない。

(13)方向をあらわす語

 方向をあらわす語は、対格をとる。たとえば、Kien vi iras ?(あなたはどこへいくのですか)のこたえとして、Domon.(うち〔へ〕です)のように。

 ⇒名詞も疑問詞も格変化しないので、このような法則も存在しない。上例なら、Kie bo iri ?に対して、方向をしめす前置詞arをもちいてAr domo.と応答すればよい。

(14)前置詞の用法

 前置詞はいずれもさだめられた一定の意味をもつが、なんらかの前置詞が必要で、しかもどの前置詞もその意味をあらわすのに適当でないばあいには、特定の意味をもたない前置詞jeがもちいられる。前置詞jeをもちいるかわりに前置詞をともなわない対格をもちいることもできる。

 ⇒基本的に同様だが、jeのつづりは、yeに置換される(発音は同様)。ただし、名詞は格変化しないので、前置詞yeを対格でおきかえることはできない。

(15)外来語のつづり

 外来語の大部分は、エスペラント語においてもその正書法にしたがう以外は変形することなくもちいられる。ただし、一個の語根からいくつかの単語がつくられるばあいは、基本語のみが変形せずにもちいられ、それ以外はエスペラント語の規則にしたがってそこから派生される。たとえば、日本語の地名・名古屋は、名詞としてもちいられるばあい、名詞語尾-oを付加され、Nagojoと変形される。

 ⇒外来語はその語をもつ言語のアルファベット正書法にしたがい、エスペランテート特有の派生もしない。したがって、名古屋はNAGOYAと表記される(このばあい、固有名詞であるから、全大文字表記)。ただし、アルファベット正書法がない言語のばあいは、エスペランテート固有の新語を造語する。

(16)省略形

 名詞および冠詞の最後の母音を脱落させ、アポストロフィーで代用することができる。

 ⇒このような代用的省略形は存在しない。

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