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観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

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No.187 「ジキル&ハイド」

2007年04月21日 23時12分40秒 | 過去の観劇記録
2007年4月21日(土) マチネ 日生劇場 1階 C列 34番

ジキル/ハイド=鹿賀丈史、ルーシー=マルシア、エマ=鈴木蘭々、アターソン=戸井勝海、ダンヴァース卿=浜畑賢吉、他。
演出=山田和也、指揮=西野淳。

この四演目で鹿賀さんファイナル公演となりました。
2001年初演、2003年再演(これだけ観てません)、2005年三演。
足かけ6年。何か感慨も一入です。
三演目で感動を覚えたアンサンブルの力強さは健在でした。それに曲の良さ。
全キャストが鹿賀さんラストを支えているのを感じました。

鹿賀さんは、ほぼ様式化してる程、この役に力を注いできましたね。
代表するナンバー「時が来た」も素晴らしかったですし、ジキルからハイドに変身するシーン、特にハイドは血に飢えた獣のごとく声が低いので、使い分けで相当大変だと思います。
今回かなりハイドに魅力を感じてしまいました…(^_^;)
マルシアさんも、この役は本当に当たり役です。今だに微妙になる日本語が丁度よく役にぴったり。スタイル抜群で、パワフルな歌を聴かせてくれました。
「あんなひとが」や「新たな生活」でのカワイイ一面も。
蘭々さんは、三演目より高音がしっかりしてきた感があります。もう少しセリフの面で成長があっても良かったかな~
戸井さんは初参加ですね。歌は安心して聴けるし、見た目も麗しいので鹿賀さんラストを支えてくれます。個人的には三演目の石川アターソンが好きですたw
浜畑さんも回を追うごとに歌が上手くなってきました。娘を思う父親の心情にココロが熱くなります。

ナンバーが本当に魅力的でしてね~。一幕「嘘の仮面」(アンサンブル)、「連れてきて」(“どん底”でルーシーが歌うナンバー)、「あんなひとが」。
二幕「事件、事件」は かなり好きです。

良い舞台っていうのは、日々の疲れや、小さなストレスを吹き飛ばしてくれます。
この作品もラストは暗いですが、良い作品です。

何はともあれ、鹿賀さん、お疲れ様でした。
今回のプログラムに書いてあったのですが、これで鹿賀さんのジキハイは伝説になったのですね。
その伝説を観られて良かったです。
キャスト&スタッフの皆様もお疲れ様でした。
ありがとうございました!
そして新たなキャスティングで生まれ変わるジキハイを楽しみにしています。