前回、ダービー馬のその後がイマイチすぎるという内容の記事を書きましたが、なら「強い馬が勝つ」と言われる菊花賞の勝ち馬のその後はどんな感じかと思い、調べて見ました。今回も、調査範囲は前回同様1990年以降の28頭についてです。
GIを勝った
6勝
キタサンブラック(天皇賞春×2、ジャパンカップ、大阪杯、天皇賞秋、有馬記念)
4勝
ディープインパクト(天皇賞春、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念)
ゴールドシップ(有馬記念、宝塚記念×2、天皇賞春)
3勝
メジロマックイーン(天皇賞春×2、宝塚記念)
マヤノトップガン(有馬記念、宝塚記念、天皇賞春)
オルフェーヴル(有馬記念×2、宝塚記念)
2勝
ライスシャワー(天皇賞春×2)
ビワハヤヒデ(天皇賞春、宝塚記念)
マンハッタンカフェ(有馬記念、天皇賞春)
ヒシミラクル(天皇賞春、宝塚記念)
1勝
ナリタブライアン(有馬記念)
デルタブルース(メルボルンカップ)
エピファネイア(ジャパンカップ)
サトノダイヤモンド(有馬記念)※現役
何と全体の半分にあたる14頭がその後もGIを勝っています。9頭だったダービー馬とはえらい違いです。やはり京都の長距離戦の適正から、天皇賞春を勝っている馬が多くなっていますが、天皇賞春「だけ」しか勝っていないのはライスシャワーだけで、それ以外の馬は天皇賞春以外のGIを勝っており、まさに「強い馬」が多いことを裏付けています。
GI以外を勝った
ナリタトップロード(阪神大賞典×2、京都記念、京都大賞典)
アサクサキングス(京都記念、阪神大賞典)
セイウンスカイ(日経賞、札幌記念)
オウケンブルースリ(京都大賞典)
ビッグウィーク(障害未勝利)
菊花賞の後は3歳限定の重賞は行われないので、必然的に古馬との戦いとなるわけですが、それでもこれだけの馬が勝利を挙げています。障害入りしたビッグウィークはかなり特殊な例だと思いますが・・・。
1勝もできなかった
ソングオブウインド(1戦)
スリーロールス(1戦)
レオダーバン(2戦)
トーホウジャッカル(6戦)
ザッツザプレンティ(9戦)
エアシャカール(10戦)
マチカネフクキタル(11戦)
キセキ(3戦)※現役
菊花賞で引退した
ダンスインザダーク
頭数で言えば9頭もいるので少ないとは言えませんが、上でも書いたとおり菊花賞後が総じて古馬とのレースになることを考えると決して多いとは思いません。ダービー馬で、その後「3歳限定戦を除き」勝ち星がない馬という条件で数えると、現役2頭を含め15頭にのぼります。
血統的に長距離馬は価値が低いようなことをよく言われますが、この傾向を見ると決してそうとも言い切れないのではないかと思います。長距離でもきっちり折り合って、勝負所で切れ味を発揮できる馬こそ、本当に強い馬なのかもしれません。
GIを勝った
6勝
キタサンブラック(天皇賞春×2、ジャパンカップ、大阪杯、天皇賞秋、有馬記念)
4勝
ディープインパクト(天皇賞春、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念)
ゴールドシップ(有馬記念、宝塚記念×2、天皇賞春)
3勝
メジロマックイーン(天皇賞春×2、宝塚記念)
マヤノトップガン(有馬記念、宝塚記念、天皇賞春)
オルフェーヴル(有馬記念×2、宝塚記念)
2勝
ライスシャワー(天皇賞春×2)
ビワハヤヒデ(天皇賞春、宝塚記念)
マンハッタンカフェ(有馬記念、天皇賞春)
ヒシミラクル(天皇賞春、宝塚記念)
1勝
ナリタブライアン(有馬記念)
デルタブルース(メルボルンカップ)
エピファネイア(ジャパンカップ)
サトノダイヤモンド(有馬記念)※現役
何と全体の半分にあたる14頭がその後もGIを勝っています。9頭だったダービー馬とはえらい違いです。やはり京都の長距離戦の適正から、天皇賞春を勝っている馬が多くなっていますが、天皇賞春「だけ」しか勝っていないのはライスシャワーだけで、それ以外の馬は天皇賞春以外のGIを勝っており、まさに「強い馬」が多いことを裏付けています。
GI以外を勝った
ナリタトップロード(阪神大賞典×2、京都記念、京都大賞典)
アサクサキングス(京都記念、阪神大賞典)
セイウンスカイ(日経賞、札幌記念)
オウケンブルースリ(京都大賞典)
ビッグウィーク(障害未勝利)
菊花賞の後は3歳限定の重賞は行われないので、必然的に古馬との戦いとなるわけですが、それでもこれだけの馬が勝利を挙げています。障害入りしたビッグウィークはかなり特殊な例だと思いますが・・・。
1勝もできなかった
ソングオブウインド(1戦)
スリーロールス(1戦)
レオダーバン(2戦)
トーホウジャッカル(6戦)
ザッツザプレンティ(9戦)
エアシャカール(10戦)
マチカネフクキタル(11戦)
キセキ(3戦)※現役
菊花賞で引退した
ダンスインザダーク
頭数で言えば9頭もいるので少ないとは言えませんが、上でも書いたとおり菊花賞後が総じて古馬とのレースになることを考えると決して多いとは思いません。ダービー馬で、その後「3歳限定戦を除き」勝ち星がない馬という条件で数えると、現役2頭を含め15頭にのぼります。
血統的に長距離馬は価値が低いようなことをよく言われますが、この傾向を見ると決してそうとも言い切れないのではないかと思います。長距離でもきっちり折り合って、勝負所で切れ味を発揮できる馬こそ、本当に強い馬なのかもしれません。