アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(中央競馬)GIの結果

2024-07-21 16:21:19 | 中央競馬
 中央競馬のGIの結果もまとめておきます。昨年はサボっていたらまとめる気がなくなってしまったので、今回はこまめにメモっておきました。でもオークス以降をサボっていて、それでもせっかく途中まで書いているのだからということで、今更アップします。

 高松宮記念
 オッズは割れているが、実績上ナムラクレアが一歩抜けていると思い軸に。相手を広げたので今回は馬連のみ購入。
 結果。ナムラクレアは今回も2着であと一歩タイトルに届かず。勝ったマックドールも買っており的中したのだが、余計なことをしてしまった。ナムラクレアの同枠は全く人気がない馬なので、枠連でも一応買っておこうと思い、番号の若いマックドールとの組み合わせの賭け金を半分にしたのだが、同枠の馬はそこまで人気がない馬ではなく、これなら押さえる必要がないと思い買わなかった。その場合、最初に賭け金に戻さなければいけないのに、半分のままにしていただめ、想定の半分しか返ってこず。プラスにはなったが本当にもったいない。

 大阪杯
 GIとは言い難いメンバー。あまりやる気も起きなかった。4歳馬のレベルが疑われているのは知っていたが、タスティエーラはもう1回信じてみようと思い軸に。今回も馬連のみ。
 結果。タスティエーラは終始いい位置にいたのに直線では全く伸びず。同じく4歳のGI馬ソールオリエンスも見せ場なく敗れた。ただ勝ったべラジオオペラも4歳馬でタスティエーラが勝ったダービーで4着だった。

 桜花賞
 2歳GI馬アスコリピチェーノに対し、競馬ブックの本命だったクイーンズウォーク。どちらもパドック評価も良く、上位馬も概ね状態が良さそうだったので、この2頭から馬連を流そうかと思ったが、これだとほとんど儲からないので、この2頭から3連複で手広く流す作戦にした。
 クイーンズウォークは内目をスムーズに進んでいるように見えたが直線では全く伸びず。外を回っていたアスコリピチェーノは最後まで伸びたが、GI2着馬のステレンボッシュが前にいた。3着馬も買っており、2頭からの3連複が正解だったか。32.6倍なら普通にプラスになっていたように思う。

 中山グランドジャンプ
 中山大障害を勝ち、前哨戦も勝ち5連勝となったマイネルグロンが圧倒的な1番人気。さすがに負けるとは思えず。相手は悩んだが、今回も大障害実績を重視し、勝ったことがあるイロゴトシとニシノデイジーへ。
 結果。イロゴトシが優勝しニシノデイジーも3着だったが肝心のマイネルグロンは中団から勝負所でも動きが重く、そのまま流れ込んだだけで6着と凡走した。どうやらレース中に骨折していたようだ。これは仕方ない。

 皐月賞
 76年ぶりの牝馬の優勝が掛かっていた。ホープフルステークスを牡馬相手に勝っているし信用することにした。馬券は、来ない時は来ないと思ったのでワイドは買わず馬連のみ。
 結果。相手に流した6頭のうち5頭が1着から5着まで占めたが肝心のレガレイラが来ず。最速の上りも後ろからで伸びきれなかった。

 天皇賞春
 連勝中のテーオーロイヤルで良いような気もしたが、京都は走ったことがなく、返し馬でも汗をかいているように見える。一方菊花賞馬ドゥレッツァは競馬ブックの本命だし、特に悪い点が見当たらない。とりあえずこちらが本命。穴目ではシルヴァーソニックも狙ってみた。自信がないので馬連だけではなくワイドも買った。
 結果。ドゥレッツァは直線に向くと全く伸びず馬群に飲み込まれて15着、シルヴァーソニックも全く見せ場なく16着。競争中止した馬を除けばブービーと最下位という目を覆いたくなるような結果。ワイドすら当たらない。もう割り切って3連単を買った方がいいのではないかとすら思う。

 ケンタッキーダービー
 20頭立て。妙味が高いのは3と4だったので、この2頭から3連複で手広くながし、特に妙味が高いそれ以外の3頭へ馬連で流した。
 結果。内から抜け出したのは飼っているだったが、外から2頭体を合わせるように伸びてきたのは日本馬フォーエバーヤング。妙味的に刈っておらず、しかも一緒に延びてきた2も馬連は買っていなかったので、この時点でもう的中はアウト。なお4着は買っており、フォーエバーヤングがいなければ3連複は当たっていた。どうせ当たらないなら勝ってくれと思ったが惜しくも3着。それも、何もかもが上手くいって3着という内容ではなく、色々あって3着だったという内容だったので本当にもったいない。

 NHKマイルカップ
 もう当たる気がしない。荒れるレースなのに2頭の人気が抜けているので、3番人気のボンドガールから買おうかと思っていたが、パドック診断でボンドガールは注目馬に挙げられないどころか追加コメントでも全く触れられず(全馬コメントの内容はそれほど悪くない)。不安になり、4番人気のゴンバデカーブースから買うことに。これで終わるつもりだったが、普通に上位2頭であっさり決まるのではないか。それなら3着が大荒れになることを期待し、1,2番人気から3連単で3着総流しという馬券を買ってしまった。
 結果。僅差の2番人気ジャンタルマンタルはあっさり抜け出して完勝。1番人気のアスコリピチェーノは前が開かず強引にこじ開けて伸びてくる。ゴンバデカーブースも良い位置にいる。2番手にいるのはやや人気薄のロジリオン。この順位のままでは何も当たらないところだったが、アスコリピチェーノが何とか2番手に上がり3連単的中。ロジリオンは10番人気なので万馬券になってくれないかと思ったが85倍どまり。それでもちょっとだけプラスになった。
 できればゴンバデカーブースが3着まで上がってくれれば、3連単はショボくてもワイド2点が当たっていたのでもっと払戻があったが、とにかく全然当たっていなかったので当たってくれたことが嬉しい。

 オークス
 結局考えれば考えるほど本命馬が良く見えるパターン。ということで1番人気の桜花賞場ステレンボッシュから。相手も堅いところばかりなのでワイドは止めて馬連のみ5点。
 結果。内から抜け出しを図ったステレンボッシュを2番人気のチェルヴィニアが外から交わし優勝。ステレンボッシュは2着で馬連的中。配当はショボいかこれで良い。

 ダービー
 このレースも1番人気ジャスティンミラノでいいかとも思ったが、ルメールに期待して牝馬のレガレイラを狙うことに。基本は馬連も、ダービーなので上位2頭からの3連単も買ってみた。
 結果。レガレイラは内枠がたたったか後方に置かれてしまい、メンバー1の切れ味を発揮するも流れ込んだだけ。ジャスティンミラノは2着だったが、勝ったダノンデサイルを買っていないのだからどうしようもない。

 安田記念
 前日に久々の競馬場(京都)に行き、まさかのプラス収支だったこともあり、中穴狙いで前年4着のガイアフォールから馬連ワイドで手広く購入した。
 結果。雨の影響でやや重い馬場。香港馬ロマンチックウォリアーにとってはおあつらえ向きになったか。ガイアフォースも勝負圏内にはいたが、最後は叩き合いで屈して今年も4着。2着のナミュールはこの馬場では用なしかと思ったがこの日もグイグイ追いこんできて2着だった。残念。

 宝塚記念
 1番人気ドウデュースに対する信頼はなく、しかも重馬場なら切るしかない。本命は大阪杯を勝った5番人気べラジオオペラ。穴狙いは8番人気ディープボンドから。馬連のみ。
 ドウデュースは惨敗。べラジオオペラは一杯に粘りこみを図ったが粘れず3着。勝ったブローザホーン、2着のソールオリエンスとも買っていたので、ここはワイドを買うべきだったか。

 とにかく、ほとんど馬連とワイドしか買ってないが当たらないのは困ったものだ。

(中央競馬)嘘松コメント

2024-07-01 16:44:36 | 中央競馬
 競馬に限らず、ネット上では適当なコメントが無数にあり、アベマ(ここは投稿者の名前が表示されない)のミッドナイト競輪とかでの的中宣言は、一体何割が本当なのだろうかと気になることはありますが、まあこれもネタのようなものだし、嘘だったとしてもこちらには何の被害もないので、いちいち嘘松呼ばわりすることはないのですが、先日あったケースは別でした。

 某コメント欄にて、99年の天皇賞秋で、生涯唯一の帯封をゲットしたというコメントがありました。ウマ娘のアニメ1期でも描かれた、スペシャルウィークが勝ちステイゴールドが2着になったレースです。万馬券となり、これに1万円賭けていたということです。これを買った理由としては、スペシャルウィークは前哨戦で負けてしまったがここでは最低でも2着以上だと信じていたということです。当時スペシャルウィークをじっくり見ていたものとしては、宝塚記念も含めて直近2戦の内容から半信半疑どころか3信7疑くらいで、よく信じれたなと思いますが、これは本人が言うならそれ以上追及することはありません。
 しかし、この人はレースの内容について次のように書きました。

「ステイゴールドの末脚がものすごくて、スペシャルウィークを交わしそうな勢いだった」

 このコメントはさすがに首をかしげざるをえません。レースを見れば分かりますが、あのレースではスペシャルウィークが大外から「ものすごい末脚」を発揮して内から伸びるステイゴールドを差し切って勝ったレースであり、どう客観的に見ても「(ステイゴールドが)スペシャルウィークを交わしそうな勢いだった」レースではありません。25年も前の話なので、記憶違いかもしれませんが、「生涯唯一の帯封」のレースを、その後全く見ていないなんてことあるでしょうか。今はYouTube(JRA公式でもこのレースがある)とかでも簡単にレースを見ることができるのに。
 この人は、更におかしなコメントをしています。

「もしステイゴールドが差し切っていたら、もっと儲かっていた」

 当時の馬券は馬連までしかありません。3連単はもちろん馬単もないので、ステイゴールドが差し切ってもっと儲かるということは、ステイゴールドの単勝を買っていたということになります。しかし、この人はスペシャルウィークを信じていた人なので、ステイゴールドの単勝を買っていたのはまだ理解できても、それならスペシャルウィークの単勝も買っていないと筋が通りません。しかし万馬券に1万円も張るような人ですから、単勝は5万円とか10万円とか買っていないとバランスが悪くなります。
 もし当時3連単が発売されていたら、仮にスペシャルウィークが本命でステイゴールドが押さえだったとしても、3連単を100円ずつとか千円ずつとか均一で買っていて、その結果人気薄のステイゴールドが1着になれば配当が跳ね上がるというケースもあるわけですが、当時の馬連までしかない状況ではちょっと考えにくい話です。

 まあ、十中八九作り話なのかなと思いますが、それにしてはこの人が書いていた馬連の配当は10円の単位まで正確でした。レースの内容を覚えていないのに馬連の配当は覚えていた・・・ということはちょっと考えにくいので、どこかでレースの結果を見たのだと思うのですが、それなら当時の馬券が馬連までしかないのは分かりそうな気がします(3連単は何倍だったのかな→書いてない→当時は3連単は無かったのかという感じ)。そもそもこの人は、馬連に1万円賭けていたと自分で書いていたのに、なんで「ステイゴールドが買っていたらもっと儲かっていた(一応書いておきますが馬連は1,2着が入れ替わっても結果や配当は何も変わりません)」なんて書いたのか、はっきり言って謎です。

 ということで、当然この件について返信でツッコミが入りましたが、この人はコメントを消して逃げました。この人のハンドルネームは凄く覚えやすいもので、他でも多数のコメントをしている人でした。さすがに他のコメントを追いかけて聞くようなことはしませんが、ことの真相を聞いてみたい気持ちはあります。

 例えば100円だけ当たったものを「100枚(100円券100枚=1万円)買ってた」とか大げさに言ったり、そもそも当たっていないのに当たったと言ったり、この辺は勝手にすればいいのですが、嘘をつくならせめてバレないようにやってほしいと思います。

(中央競馬)海外競馬の結果

2024-04-04 19:28:40 | 中央競馬
 海外競馬の馬券結果について。

 サウジカップ
 今年から馬券が買えるようになった。最優秀ダートホースを争ったウシュバテソーロとレモンポップの初の直接対決ということも見どころ。ブックメーカーのオッズではウシュバテソーロよりレモンポップやデルマソトガケの方が人気があるくらいだった。ウシュバテソーロを応援したい気持ちはあったが、馬券はオッズ分析に従った。ただ、このレースは日本時間で深夜2時40分発走で、他に発売するレースもないためこのレースのためだけに起きておくのはしんどいと思い、1時頃馬券を買って寝てしまった。
 結果。寝る前はブックメーカーで26倍だった馬が、レース直前には61倍までオッズが上がっており、やはり早めに買うのはリスクが高いと思い知らされた。勝った馬も全く妙味がなくて買っておらず、更にウシュバテソーロが2着に入り馬券の結果は惨敗。レモンポップは12着だった。レモンポップには悪いが、最優秀ダートで同馬に投票した馬鹿者どもには心の底からざまあみろと言いたい。

 ドバイゴールデンシャヒーン
 ドバイワールドカップデーの、馬券発売最初のレース。この日は4レース買える上に最後のワールドカップも1時40分発走なのでサウジカップと比べるとマシだ。
 9と14の妙味度が抜けているのでこの2頭から。馬券は3連複。
 結果。14が圧勝。それは良いのだが、2着には妙味から全く買っていない日本馬ドンフランキーが入ってしまいハズレ。しかし、軸馬が勝ったので幸先は良いのでは。

 ドバイターフ
 人気があるのに妙味度が極めて高い8、16から。3連複に加え馬連も買った。
 結果。6は人気薄ながら妙味度は高い方。しかし2着の日本馬ナミュール、3着のダノンベルーガとも買っておらず。軸馬は8,9着といずれも惨敗。

 ドバイシーマクラシック
 馬券は人気の9と人気薄の8から。3連複と馬連。
 結果。抜け出した人気薄の4は買っており、あとは買っている2頭のうちどちらかが来れば馬連だけでも当たるのに来たのは日本馬3頭。後で見たら、8と9はブービーと最下位だった。もうダメだな。

 ドバイワールドカップ
 もう当たる気がしない。2,4,6,7,9の5頭ボックス。3連複と馬連を購入。
 結果。7が勝ったが2~6着は1頭も買っておらず。勝ち馬は悠々と逃げてそのまま圧勝してしまう。8馬身も差がつき2着にウシュバテソーロが入ったが、同じ馬主のウイルソンテソーロをなぜ逃げさせなかったか疑問。事前からスローペース予想はあり、前に行けるなら前に行くべきだし、ハイペースならウシュバテソーロが追い込んでくる。もし勝った馬をマークしていれば、ウシュバテソーロに勝機があったのではないか。

 ということで、今回は全敗に終わりました。馬券が買えたレースは全て日本馬が2着という結果で、妙味に拘る買い方では全敗も仕方なしという感じです。これはもうどうしようもありません。今後もスタイルは変えません。

(中央競馬)もう終わり

2024-02-18 17:51:36 | 中央競馬
 今日はフェブラリーステークス。

 正直全くやる気なし。ウシュバテソーロもレモンポップもサウジアラビア(来週発走)に行ってしまい、1、3番人気は重賞未勝利、2番人気もG3までしか勝っていない。地方馬もソコソコ実績がある馬が参戦してきたが、園田のイグナイターは南部杯で2着ながら1着のレモンポップとは大差。三冠を達成したミックファイアも前走負けすぎでとても買う気になれない。消去法で2番人気のウィルソンテソーロを本命にした。東京は2戦2勝で1600mも経験がある。展開自在なのも頼もしい。馬券は馬連だけ買った。

 結果。
 逃げたのは巨漢馬ドンフランキー。ウィルソンテソーロはすんなりと2番手につけ、これはいい展開かと思ったら600mの通過が33.9秒の超ハイペース。これはヤバいのではと思ったら、直線はサッパリ伸びず。控えても行ける馬なのに前に行ってつぶれたのだから鞍上の責任は非常に重い。ただ、レース前にハッキリ分かるほど発汗していたので、調子も良くなかったのかもしれない。
 1,3番人気も全く見せ場なく惨敗。地方馬もいずれも見せ場なく、11番人気の馬が勝ち、2着は初ダートの馬、3着も13番人気で3連単は100万馬券となった。実は1,3,4着馬は相手として買っていた。

 もう、フェブラリーステークスの役割は終わったと思います。GIをキープしたいなら、時期を移動する以外ありません。このレース、超ハイペースになったのに時計は1分35秒7で、9レースに行われた3歳戦のヒヤシンスステークスの勝ちタイムと0.6秒しか変わりません。明らかな低レベルレースでした。レイティングも、降格圏内の数値が出るのではないかと思います。
 サウジカップの件もありますが、1600mでは2000mのドバイワールドカップの叩き台としては距離が短すぎます。サウジカップは適当な距離だし、出走経費は出してもらえるし、もし勝てば15億円ですから、有力馬は行かない理由がありません。もうこの先、フェブラリーステークスに一線級の馬が出てくる理由はほとんどありません。
 そんなレースがGIを名乗ること自体がおこがましいです。JRAにはダートのGIが2つしかありませんが、2つしかないからこそ、その1つに有力馬が全く出てこないと悪目立ちします。フェブラリーステークスという名前も、守らなければならない特別な名前でもありません。G2に降格させたくなければ、時期移動しか生き残る道はありません。私は別にどちらでもいいです。ダートのGIは地方に任せるのも1つの手だと思います。

 フェブラリーステークスは、私にとっては1年で最も楽しみだったGIと言っても過言ではありません。
 フェブラリーハンデがJRA初のG2に昇格してフェブラリーステークスと名前が変わり、ライブリマウントとトーヨーリファールで当時としては超BIGな配当を手にし、GIに昇格した最初の年はストーンステッパーから流したシンコウウィンディがヒットして大当たり。その後はなかなか当たらないものの、ダートで覇権を握ったアグネスデジタル、アドマイヤドンやヴァーミリアンの勝利、地方馬初のJRAGI勝利となったメイセイオペラ、最後の叩きあいで私が天国から地獄に叩き落されたファストフレンドとゴールドティアラ(勝ったのはウイングアロー)、姫路競馬場で観戦し、最低人気で勝たれてしまったコパノリッキーと、単勝5万円を賭けて、結局3連単で儲けた(翌年の)コパノリッキーなどなど、とにかく思い入れがあるレースでした。
 その思い出を汚さないためにも、JRAは決断してほしいです。このまま続けても、このレースに未来はありません。G2なら文句はありません。GIは特別なものであるべきだし、その特別感の維持が無理ならやめるべきです。

(中央競馬)JRA賞について

2024-01-09 17:57:53 | 中央競馬
 1月9日。2023年のJRA賞が発表されました。

 最優秀4歳以上牡馬のイクイノックスや、最優秀3歳牝馬のリバティアイランドが満票ではないのもビックリ(他に馬に投票した記者は投票権をはく奪してほしい)ですが、とにかく気に入らないのが最優秀ダートホースです。

 ある程度覚悟はしていましたが、レモンポップが受賞しました。ウシュバテソーロは特別賞でした。
 思ったより差がつかなかった(166票と126票)のは一筋の光明ですが、それでもウシュバテソーロが最優秀ダートホースにならなかったのは、きわめて遺憾です。

 レモンポップの23年の成績はG1を3勝(うち1勝は地方)、G3を1勝、着外1回(ドバイ)です。対してウシュバテソーロは、G1を3勝(海外1勝、地方2勝)、G2を1勝(地方)、5着1回(海外)です。G1級の勝利数は一緒です。海外の1勝はドバイワールドカップです。稼いだ金額は約11億円以上です。

 レモンポップに投票した人は、おそらくJRA賞なんだから中央競馬での成績を評価すべきと考えたのでしょう。しかし、過去にはその年に1回も中央で走っていないのに年度代表馬を受賞した馬がいるのです。その名はエルコンドルパサー。凱旋門賞の2着(勝ってすらいない)が評価されての受賞となりました。更に、中央の重賞を1勝もしていないのに最優秀ダートホースになった馬もいます。その名はゴールドアリュール。3歳G1(地方)2勝+東京大賞典が評価されての受賞となりました。なお、同馬はその年のジャパンカップダートに出走し5着に敗れていますが、それでもそのレースの勝ち馬を差し置いて受賞となりました。
 こんな前例がある以上「JRA賞だから」という理由は理由になっていません。

 一方、勝ったレースの価値について。
 ドバイワールドカップは、これまで多くの日本馬が挑戦してきたレースであり、芝で言うところの凱旋門賞と変わりません。日本馬が優勝するのは2度目ですが、1回目はオールウェザーで行われており、ダートで優勝したのはウシュバテソーロが初めてです。しかも賞金は前述のとおり11億円です。レモンポップは、全部合計しても3億6千万円です。勝った数もレモンポップと同じで、直接対決はありません。ウシュバテソーロはブリーダーズカップで5着になり、日本馬デルマソトガケ(2着)に負けていますが、レモンポップもドバイで10着に敗れ、リメイク(5着)とレッドルゼル(6着)に負けています。「JRA賞だから」以外に、ウシュバテソーロが劣る点は全く見当たりません。

 そもそも、JRAのダートG1にどれだけ価値があるのかと思います。フェブラリーステークスは最初に芝を100mも走る「欠陥コース」です。最近はレイティングの問題でG2に降格させられる可能性もあるとのことです。チャンピオンズカップについても、外国馬がまともに参戦してこず、ジャパンカップという名前を取り上げられたレースです。距離も1600mと1800mで近く、せめて2000mでやれよと思いますが、JRAでは阪神の欠陥コース(最初に芝からスタート)しかないので仕方ありません。この程度のレースが束になっても、ドバイワールドカップより上になることはありません。

 更に、今年からはダート三冠路線が始まり、南関東三冠の羽田杯と東京ダービーが中央の馬にも開放されます。今まで以上に、中央のダート馬も地方に出て戦うことが前提の番組になるのです。そんな時代に、JRAのダート戦のみを重く評価する意味がどこにあるのでしょうか。最上位クラスの馬は地方や海外で走ることを前提に番組が組まれているのですから、JRAのレースだけで優劣を判断する方がおかしいと思います。何のための評価だと思います。

 念のため言っておきますが、私はレモンポップが大したことないと言っているわけではありません。南部杯の大差勝ちは圧巻だったし、チャンピオンズカップも外枠や逃げ馬は不利と言われていたのを覆して快勝した強い馬だと思います。ただ、ウシュバテソーロと比較するとという話です。

 レモンポップの受賞が当然のように言う人が多いですが、私は全く納得できません。失礼ながら20年くらい遅れていると思います。ダートレースに興味がないなら無理に投票しなくていいから邪魔はするなと言いたいです。

 ついでに、これまでの納得できないJRA賞を挙げておきます。以前書いたものもあります。

2000年 最優秀4歳以上牝馬
ファレノプシスがエリザベス女王杯(牝馬限定戦)を勝っただけで受賞。それ以外は2戦してどちらも着外。対してファストフレンドは、牡馬を相手に帝王賞と東京大賞典を勝ち、その他G2を3勝(うち1勝は中央)、G1で3着2回、4着、5着1回ずつという成績。この年の獲得賞金はファレノプシスの倍以上。いくら地方のダートが軽く見られているとはいえ、これだけ実績が違うのに受賞できないのは全く意味不明。ちなみに最優秀ダートホースも別の馬が受賞しファストフレンドは無冠。

2013年 最優秀ダートホース
ベルシャザールがJCダートを勝っただけで受賞。他はG3の武蔵野ステークスを勝っているが、あとはオープン特別と条件戦を勝っているだけ。対してホッコータルマエは、G1級を4勝しており、他にG3級を3勝(うち1勝は中央)、残りも2着1回3着2回で、馬券圏内を外していない。直接対決でベルシャザールに負けているが、それを差し引いても圧倒的な実績だと思う。ただ、ホッコータルマエは翌年に最優秀ダートホースを受賞しているので、一応報われている。

2013年 最優秀4歳以上牡馬
オルフェーヴルが、有馬記念と大阪杯(当時G2)、そして凱旋門賞の2着で受賞。ここで問題になったのは、この年の年度代表馬が5歳牡馬ロードカナロアだったのに、最優秀4歳以上牡馬が違う馬になったということ。ちなみにロードカナロアはG1級4勝(1つは香港)、他はG3を1勝、G2で2着1回。「最優秀」という日本語の意味が分からなかった記者が多数いたいようで、勝手に解釈して違う馬に投票した悪しき前例となりました。今もルール上は可能だと思いますが、私は年度代表馬に投票した馬は、自動的にその馬がカテゴライズされる賞にも投票すべきだと思います。

とにかく、JRAが何らかの指針を示すか、投票する専門家が自主的に指針を定めてほしいです。意味不明な1票とか、イラっとさせられることが多すぎです。

2023グランプリシリーズ

2024-01-02 19:52:41 | 中央競馬
昨年のグランプリの結果

23日 中山大障害
今年のグランドジャンプ覇者は不在。こんなに難解なレースは初めて。
1番人気のマイネルグロン。連勝中とはいえ大障害コースは初めて。以前なら切っていたくらいだが、最近は初の大障害コースとかそれほどマイナスにならないように思う。とはいえ、軸にするのは無理。
2番人気ジューンベロシティ。重賞を2勝している。しかし、中山は春にグランドジャンプを走り6着。走っていて負けているのは更にマイナス。切っても良かったがパドックの評価が良かったので一応買い。
3番人気ニシノデイジー。昨年の勝ち馬。しかし今年は未勝利で、ここ2戦は続けて大敗している。昨年の勝ちはフロックだったのではないかと見る向きもある。しかし、ここ2戦は重馬場で、良馬場なら巻き返しが可能という意見もある。何より大障害を勝っているのはこの馬だけ。多少のことには目をつぶり、この馬を軸で買うことにした。いつものように馬連とワイドにしようかとも思ったが、この馬は負けるなら惨敗だろうと思い、馬連のみで買うことにした。相手は1~5の5頭。
結果。ニシノデイジーは積極策から早めに先頭に立つレース。昨年はこのレースでそのまま押し切っており、これは行ける流れかと思ったが、1番人気マイネルグロンが抜群の手ごたえで伸びてくると一気に交わされてしまう。これはまずい展開かと思ったが、それ以外は何も来ず2着を確保。回収率も上々。思わぬ好スタートを切れた。

24日 有馬記念
混戦で面白いメンバーになったが、それでも単勝1桁の7頭の中で決まるのではないかという感じはあった。その中で押し出される形で1番人気になったジャスティンパレスだが、中山への適正に疑問がある。牝馬2頭は外枠を引いてしまった。タイトルホルダーは昔のように信頼できないし、ドウデュースも前走だけで期待は難しい。ここは3歳馬ではないかと考え、皐月賞馬ソールオリエンスとダービー馬タスティエーラから流すことに。ワイドが5%アップだが、今回は馬連も買うことにした。ただ、タイトルホルダーについては、上手くいけば逃げ切ってしまうことも考え、馬単を少し押さえた。
馬体重が発表されると、タスティエーラは何と16kg増。これまでの傾向からは明らかに増えすぎである。パドック診断次第では、スターズオンアースに切り替えることも考えたが、パドック診断が悪くなかったのでそのままに。
結果。タスティエーラはゲート内で暴れる。直線では外のジャスティンパレスに寄られる不利もあったが、そもそも勢いが違っていたので不利が無くてもどうにもなるまい。ソールオリエンスも良いところなし。ルメールは枠順抽選の時に最内と大外以外がいい(結果大外に)と言っていたが、こういうことなのだろうか。そして勝ったのはドウデュース。2着は比較的評価の高かったスターズオンアースが食い込むも、3着もタイトルホルダーと散々な結果に終わった。ドウデュースは、武豊が病み上がりなのでその点も評価を下げる原因だったが、むしろ武豊だから勝てたという内容だったと思う。
しかしワイドすら1点も当たらなかったのは本当に痛い。

24日 ボートレースグランプリ(住之江)
今年も最初で最後の舟券購入。もう予想しても仕方ないのでオッズ分析を行うと、あまりおいしいと思うものはそれほどないものの、1から人気の3以外の組み合わせが比較的良い(3も悪いというほどではないが、これまで買うと当たっても全くもうからない)ので、1から3以外の2車単を買った。
結果。展示もそうだったが、人気の3が2コース進入。それは良いのだが、それ以外の外がもつれて1艇転覆。あとはずっとそのまんま。競輪では、逃げた選手のラインがそのままの順位でゴールすることを「サイクリング」と言って揶揄しますが、ボートの場合は何といえばいいのでしょうか。当たっていないこともあるにせよ、もう虚無感しかないレースでした。本当に、この競技が競輪より人気がある理由が全く分かりません。オートレースの方が100倍面白いです。

29日 東京大賞典
9頭立てという寂しいメンバーだが、ドバイワールドカップを勝ったウシュバテソーロが連覇を狙う。馬場は、1200mの勝ちタイムが1分16秒1という、中央では考えられないタイムになっていた超重い馬場(重馬場ではない)だった。
今回は海外開け。状態は問題なさそうだが、グリーンチャンネルの解説者が「9割のデキ」を強調していたのが気になり、信頼軸にできなかった。そこで、対抗評価のJBCクラシック勝ち馬キングスソードからも少し流した。馬券は馬連のみ。チャンピオンズカップ3着で人気しているドゥラエレーデは、この重い馬場は向かないと判断して切り、同レース2着のウィルソンテソーロも、この馬場では追い込めないと判断し、キングスソードからしか買わなかった。また、一応オッズ分析も行い、買い目を追加した。
結果。前走追い込んだウィルソンテソーロがまさかの逃げ作戦。2番手にドゥラエレーデ、ウシュバテソーロは後方から。ペースもスローで、これはヤバいと思っていたが、ウシュバテソーロは格の違いを見せて前を捉え切り連覇達成。2,3着はそのまま残ってしまい、キングズソードは流れ込んだだけの5着。
しかし、オッズ分析の方が当たって少し返ってきた。それは良いのだが、締め切り1分前にチェックしていたオッズは15倍程度だったのに、確定では10.1倍に急落。これはどういうことなのか。このレースの馬連(普通馬複)の売り上げは6億円近く、当たり馬券は4500万円くらいあるはずだが、締め切り直前に1000万円くらい突っ込まれたのか。地方競馬で最も売り上げがあったレースでこんなことが起こると不信感しかない。やはり窓口の締め切り時刻をネットの2分前にすべきだと思う。

30日 KEIRINグランプリ
今回は超小間切れ戦で絶対にいらないという選手があまりおらず、オッズも割れている。しかし的中チャレンジもあるので、当てに行く必要もある。まず、ウィンチケットは堅かろうが荒れようが見返りは一緒なので、万車券にならない19点を100円ずつ買って終了。続いてTIPSTARは、勝者予想クイズがあるが、参加資格としてこのレースに5000円以上ベットする必要があるので、オッズ分析で5500円購入した。勝者予想は、1番人気の古性では面白くなく、次に人気がある眞杉は勝者を多く出している4番と言うことで、次に人気のある松浦を選んだ。そして、チャリロトの的中山分け。まず、他力本願で帝王山田裕二と番長有坂直樹に丸乗り(ただし番長は点数が多いので本命の予想のみ)。加えて、やはり細切れ戦はボックス買いすべきと考えた。切ったのは、このメンバーで2車ラインでは見劣りがする新山と、その後ろにいる衰えが見え始めた佐藤、前を走る時は苦戦する清水、そして近走今一つに思う脇本の4人。残る5人のボックスを100円ずつ購入。ただ、締め切り直前に念のため脇本=古性で突き抜けた時の車券も購入した。
結果。脇本が古性を連れて早めに前を叩ききり、これは決まったかと思ったが、やはり絶好調時の迫力が足りない。そこへ単騎の深谷が捲くりを放ち、それに切り替えた松浦、その後ろから単騎の眞杉がついてくる。脇本は一杯になり番手の古性も出て行ったが、先に先頭に立った深谷を松浦が得意のハンドル投げでしっかり捕らえ優勝。2着は深谷で3着は松浦を追走した眞杉だった。
ということで、まずボックスが大当たり。しかも、選んだ5人が全員5着に入るというパーフェクトな当たり。加えて番長の予想も当たって200円分的中。オッズ分析の方も完璧な当たりとなった。なお、チャリロトの的中ボーナスは15720と超高額。これはもうデキ過ぎ。更に勝者予想も当たっている。山分けは12096とこちらも超高額だった。

31日 スーパースター王座決定戦(オート)
3連単的中チャレンジがあるのでチャリロトで購入。5000円以上買わなければいけない。それまでのレースも見ていたが、少し雨が降った影響で2コーナーで滑る選手が続出。圧倒的人気はシリーズ全勝の1番青山だが、絶対的な信頼は難しい。とはいえ、1~4の中で決まるだろうという感じもあって、とりあえずこの4人のボックス。50倍以下で1~4以外が入る組み合わせは的中のために押さえたが、5000円にするために1~4のボックスに配分を行った。
結果。スタート直後は2の方に出られたが、すぐに先頭を奪った青山。その後は2コーナーでも特に滑ることなくスイスイとうとう。中盤では上位4人を1~4が占め、事故でも起こらない限り当たる展開。最後は3の鈴木圭一郎が猛然と追い上げてきたが、青山が何とか振り切って優勝。3連単は2番人気だったがギリギリ黒字。ついでにオッズ分析の方も当たって、こちらも僅かに黒字だった。
ガチガチだったので山分けも安いだろうと思ったら、結果は何と3260。870円の配当の報酬とは思えない高額山分け。

ということで結果(還元ポイント等は含まない純粋な収支)
      投票   回収
中山大障害 5000  17940
有馬記念  21000
ボートG  3000
東京大賞典 11200  4040
競輪G   20400  57600
オートSS  8900  9880
計     69500  89460

まさに競輪のおかげで大勝利でした。  

(中央競馬)ずっとサボっていたせいで

2023-08-08 22:40:14 | 中央競馬
 春競馬の結果を書こう書こうと思いながらずっとサボっていて、いい加減書いておかないとと思いClub JRA-Netを確認したら過去60日分の投票履歴しか残っていない。ただ、購入する時はオッズ分散のためにJRA-VANを利用しているので、そちらを確認してみたらちゃんと履歴が残っていてホッと一安心。

 大阪杯
 有馬記念好走のジェラルディーナと、前年の牝馬路線で強い競馬を見せたスターズオンアースから。馬連で主力へ流したが、ワイドも買うと全く儲からないので、相手を絞って3連複を10点購入した(馬連は5点)。
 結果。ハナを切ったジャックドールがそのまま逃げ切り。追い込んできたスターズオンアースは何とか2着に届き馬連は的中。3連複は3,4,5着いずれも買っておらず大ハズレ。それでも回収率は182%とまずまずの結果。

 桜花賞
 圧倒的1番人気のリバティアイランドは、さすがに消える要素がないのでは。ということで馬連ワイドでこの馬から。
 結果。スタート一息から後方待機のリバティアイランド。内枠だしちょっと厳しいかと思ったが、力が違いすぎる。ただ2着は買っておらず。3着のみ買っていたがワイドのみで回収率は57%とトリガミ。

 中山グランドジャンプ
 いくら中山大障害を勝っているとはいえ、気性難があるニシノデイジーが1.8倍となっているのを見て、これは切った馬券が妙味アリと考えて馬券を買う。案の定ニシノデイジーは惨敗し、2番人気のミッキーメテオからの馬券が当たった・・・のは覚えているが、なぜかJRA-VANに記録が残っていない。即PATの入出金履歴を銀行アプリで確認すると、皐月賞で1万円負けながらトータルは2千円弱しか負けていないので、それなりには勝てているはず。

 皐月賞
 堅く行くつもりだったが重馬場になったので予定変更。6番人気のタッチウッドと9番人気のトップナイフから。
 結果。タッチウッドは先頭で直線に入るが、全く伸びず惨敗。トップナイフも見せ場なし。しかも2番人気ソールオリエンスは内枠を嫌って切っていたが勝ってしまい、救いようがない惨敗。

 天皇賞春
 前走の内容からタイトルホルダーで大丈夫だろうと信頼し、相手も3点に絞る。
 結果。タイトルホルダーは勝負所で失速しそのまま競走中止。2番人気のジャスティンパレスが優勝。まあ、これは仕方ない。

 NHKマイルカップ
 全く分からないので賭け金を減らし、6番人気のダノンタッチダウン、14番人気のナヴォーナから馬連とワイドで手広く流した。
 ダノンタッチダウンは入着できるかと思ったが惜しくも4着。1~3着は全部買っていた。というか、穴目は最初1着になったシャンパンカラーから行こうかと思っていたのに、パドックがあまりにも悪かったので変えた経緯があり悔しさ倍増。結構な好配当になったので残念。

 ヴィクトリアマイル
 こちらも自信が無いので賭け金を減らした。大阪杯2着のスターズオンアースが1番人気だが「ちょっと距離が短いけど実力が違うから大丈夫だろ」みたいな馬がことごとく負けてきたレースなので、バッサリ切って2番人気ナミュールから買った。
 結果。ナミュールは見せ場なく7着に敗れ、スターズオンアースは3着と馬券に絡む完敗の内容。ただ、これもナミュールではなくソダシから買うことも考えていて、こちらから買っていれば馬連とワイドは当たっていた。2週連続で予想変更が裏目に出てしまう。

 オークス
 引き続きリバティアイランドは負ける要素がない。相手は難解。ワイドが5%アップなので、点数を絞ってワイドだけ買うことに。
 結果。一転前に付けたリバティアイランドは、6馬身の大差を付けて圧勝。2着には買っている2番人気ハーパーが入るが、3着は15番人気のドゥーラが入り、当たったのは1点だけ。ごくわずかプラスになっただけで終わってしまう。馬連を買わなかったらこれだよ。

 ダービー
 4頭が単勝オッズ1桁で、5番人気からは20倍以上という卍どもえレース。この4頭で決まると思ったが、この中でも一番前に行きそうなファントムシーフから3頭へ流した。
 結果。ファントムシーフは全然前に行けず、そのまま流れ込んだだけ。4強のうちの2頭が上位を占めたので、軸を間違えたという結果に。

 安田記念
 混戦だが、やはりマイラーとしては格上のシュネルマイスターが良いのでは。ということで、いつもの馬連とワイド。相手は6点。
 シュネルマイスターはとても届きそうにない位置だったが、外を回って力で追い込んでくる。2着接戦に持ち込むも頭差届かず。これが届いていれば最高だったが、それでもワイド2点的中でまずまずの結果。ソングラインは安田記念連覇。

 宝塚記念
 イクイノックスはこんなところで負けないだろう。圧倒的1番人気なので相手は絞らなければならず、2番人気のジャスティンパレスはこの距離では信頼できないということで切って、ジェラルディーナ、ディープボンド、他穴馬3頭を選んだ。
 結果。イクイノックスは想像以上に後ろからのレースで、本気で心配したが問題なく伸びてきて優勝。2着に入ったのは10番人気のスルーセブンシーズ。この馬は競馬ブックの調教で筆頭評価(調教班が1頭しか選ばない)だったため一応押さえていた。3着にジャスティンパレスが入ってしまい、馬連とワイドが当たるも儲けは僅か。それでも、普通買えない馬を買って当たったので本当に良かったと思う。

 堅いところばかり買っている割に、回収率は70%程度。これでも終盤に巻き返したくらい。秋はもう少し頑張りたいです。

(中央競馬)残念な人たちの話

2023-06-29 17:33:04 | 中央競馬
この記事に内容には、不法行為が含まれます。ご注意ください。

今から30年ほど前、ある少年は競馬に興味を持ちましたが、馬券を買う手段がありませんでした。近所に住んでいたMさんとは家族ぐるみの付き合いがあり、夕食を一緒にしていた時に、Mさんに、競馬に興味があるという話をしたところ、「知り合いのノミ屋さんで代わりに買ってあげるよ」と言われたので、何度か馬券を買ってもらいました。買ってもらったと言っても、自分の買い目をMさんに伝えてお金を渡すだけです。
4回目くらいにお願いした時、予想が当たりました。払戻は数千円でした。ということで、Mさんに当たったことを伝えると、払戻金をもらえたのですが、その金額は実際の払戻金から1割程度少ない金額でした。Mさんによると、ノミ屋に対する手数料がかかるからということでした。
当時の少年は知りませんでしたが、冷静に考えると、合法のJRAの窓口で買わず、わざわざ違法のノミ屋で買うのはなぜかと言うと、ノミ屋は割引してくれるのです。漫画「ナニワ金融道」でも描かれていましたが、1割引きで売るのが一般的なようです。もちろん、当たったからと言って手数料を取ることはありません。
にも拘わらず、Mさんが割引してくれないどころか手数料まで取ったのはなぜか。推測でしかないので真相は分かりませんが、おそらくMさんは馬券を買わず、自分でのんでいたからだと思います。しかし、たまたま当たってしまったため、言い訳をして自分の負担額を減らしたかったということでしょう。
Mさんはサッパリした性格で、いいお父さんのように見えましたが、実はあまりにも不誠実な男だったということが判明してしまいました。そもそも、手数料を取るのなら、最初に受けた時にその話をしておくべきです。また、仮に本当にのんでいたとしても、1万円にも満たない額です。普通のの大人なら自腹を切ってもほとんどダメージはないはずです。誤魔化した額にしても千円程度です。そんな金額をごまかさないといけないほど、金に困っていたのでしょうか。

続いて、その少年が大学生だった時の話。
あるレースで、応援している馬が出走した日、同じゼミの友達Kがウインズに行くということで、その馬の単勝馬券を買ってきてほしいとお願いして5千円渡しました。その時、外れても馬券を持って帰ってほしいとお願いしました。外れても、記念としてとっておきたいと思ったからです。
レースは、残念ながらその馬は負けてしまいました。後日、Kに会って、外れた馬券をもらおうとしましたが、Kの返事は「外れたから捨てた」というものでした。
そのゼミは人数が少なく、そんな中の1人と関係が悪化すると非常にやりづらくなるので、彼はそれ以上は追及しませんでしたが、「はずれ馬券がないなら金を返せ」が本心でした。実際、約束を果たしていないのですから、これは返すべきだと思います。というか、おそらくそのKは馬券すら買っていないのではないでしょうか。そして、もし当たったとしても、「実は買えなかった」とか言ってごまかしていたのではないかと思います。当時は携帯を持っている人も少なく、緊急時には連絡を取るのが難しいので、こういう言い訳も可能でした。今なら、買えない場合はすぐに連絡できるのですから、連絡なしで「買えなかった」は通用しません。
もちろん、彼は二度と他人に馬券を頼むものではないと誓ったのでした。

今は、馬券はネットで気軽に買えるし、仮に記念馬券を他人に頼むとしても100円、200円のレベルでしょうから、こんなトラブルは起きにくいかもしれませんが、お金は人の裏側をまざまざと見せつける事案だと思います。

(中央競馬)思いあがらない方が良い

2023-06-02 07:59:25 | 中央競馬
 今から30年ほど前、競馬を見始めたころ。私の周りで競馬を見ている人などほとんど(全く)いませんでした。当時の私は、他の人とは違う特別な趣味を持っているという気持ちがありました。その数年後、WINS高松が開場し、岡山でも高松に馬券を買いに行く人が増えました。結果的に、「特別な趣味」では無くなってしまい、妙な嫉妬心みたいなものがありました。
 ですから、競馬に対し特別な気持ちをもつことはある程度理解しているつもりです。

 それを踏まえて1件目。
 ウマ娘でタニノギムレットの実装(育成キャラクターとして登場し、ガチャを回して当たれば育成できるようになる)が決まった時、競走馬のタニノギムレットを繋養している牧場が、「実馬の近くに来てガチャを回すようなことはお控えください」というメッセージを出しました。この牧場はウマ娘に対する理解もあり、今回の件はあくまで不測の事態が起こらないよう先手を打っただけで、実際そういう事例があったという話ではないのですが、これがネットニュースの記事になると、コメント欄にはウマ娘のファンを非難するようなコメントが溢れました。
 彼らのコメントを読んでいると、競馬がとても高尚な趣味だと思い込んでいて、所詮ゲームであるウマ娘のファンを下に見ているのがよく分かります。しかし、世間一般から見たらどうでしょうか。ギャンブルに対する嫌悪感は根強いです。合コンやお見合いで、初対面の相手に「競馬ファンです」と言うと「ウマ娘のファンです」と言う人より引かれる可能性が高いのではないかと思います。
 別にウマ娘のようなコンセプトを受け入れろというつもりはありません。しかし、ウマ娘のファンまで否定するのはどうなのでしょう。ウマ娘のサービス開始後は、即PATの20代の加入者が跳ね上がったらしいです。新規ファンの獲得はどの業界でも至上命題であり、既存のファンにとってもプラスしかありません。むしろ温かく迎えるべきでしょう。更に、ウマ娘の売上の一部は引退馬の支援などにも充てられており、一方でウマ娘人気で引退馬のための募金も劇的に増えたということです。
 もちろん、ウマ娘ファンの中にはマナーを守らない非常識な人もいるとは思いますが、何百万、あるいはそれ以上いると思われる人の中に、そういう人がある程度出てくるのは仕方のないことです。そもそも、(ウマ娘ファン以外の)競馬ファンはそんなにお行儀が良かったでしょうか。ウマ娘が始まる前から、牧場でマナーを守らない人間は少なからずいました。牧場に入り込んで勝手にたてがみを切って逮捕された人もいました。
 ウマ娘ファンを否定する競馬ファンは、ハッキリ言って害悪です。頼むから盛り上がりに水を差さないでくれと言いたいです。

 もう1件は、先日の日本ダービーについて。
 2番人気だったスキルヴィングが、最後の直線でズルズル失速し、最下位でゴールした後倒れこみ、そのまま急性心不全で息を引き取りました。大変残念で悲しい出来事ですが、スキルヴィングは無茶苦茶な使われ方をしていたわけではなく、競馬している以上は避けようのない事故だったと思います。
 この件について、どこかのインフルエンサーが取り上げて競馬を批判したネット記事がありました。この人自体は、軽い気持ち(或いは炎上商法)で語っているようにしか見えませんでしたが、一方でこの人を批判する競馬ファンも、思いあがらない方が良いと思います。

 私は、私が生きている間に、競馬が廃止になる可能性が2~3割くらいはあると思っています。
 私がパチンコを始めた時、パチンコ屋はタバコの煙が充満しているのが当たり前だと思っていました。私はタバコを吸いませんが、隣の人のタバコの煙を浴びるのは仕方のないことだと理解していました。しかし、今のパチンコ店は原則禁煙です。パチンコを始めた頃に、将来パチンコ店が禁煙になるなんて、夢にも思いませんでした。世界的な動物愛護の流れも変わってきており、いつ「競馬は動物虐待だ」という流れになっても不思議はないと思います。
 競馬は関わっている人の数も膨大で、簡単に廃止できるとは思えませんが、それでも人間の娯楽と経済活動のために、動物の命をもてあそんでいるのは言い逃れができない事実です。競馬に否定的な人に、いくら「競馬がいかに感動的なスポーツか」を説いても、理解できるわけがありません。
 もしかしたら、競走馬にとっては「生まれてきただけでラッキー」「(少なくとも4歳くらいまでは)安全なところで飼われて餌ももらえてハッピー」と思っているかもしれませんが、馬は喋らないので本当の気持ちは分かりません。とはいえ、馬が虐待されていると思っていたら、パドックとかで厩務員に甘えるような姿を見せたりはしないと思うのですが・・・。
 ですから、今回のような競馬に否定的な意見をする人に対し、上から目線で批判すべきではないと思います。もっと謙虚に現実と向き合い、競馬に対する理解を広げる努力が必要です。

 そう考えれば、やはりウマ娘は最高のコンテンツだと思います。ウマ娘のアニメを見て、競馬がいかにドラマチックなスポーツであるか理解した人は何万人、何十万人の単位ではないと思います。ウマ娘が無ければ競馬否定派に回ったかもしれない人を肯定派に引き込んだと考えれば、全ての競馬ファンはウマ娘に感謝すべきだとさえ思います(まあ、世界的に競馬廃止の流れに向かえば、その程度ではどうにもならないと思いますが)。

(中央競馬)心底ガッカリ

2023-05-06 09:53:46 | 中央競馬
 最近はGIしか馬券を買っていない中、それでも中央競馬を見る楽しみの1つが女性騎手の活躍でしたが、そこに水を差す事件が起こってしまいました。

 JRAは騎手6人が通信機器を持ち込んでいたと発表しました。うち5人は女性騎手です。

 競馬に限らず、公営競技の選手はレース場に入ると外部から遮断され、通信機器は一切持ち込めないことが当たり前だと思っていました。競輪選手のインタビューで、携帯ゲーム機ならニンテンドーDS以降の通信機能があるゲーム機は持ち込めないので、ゲームボーイアドバンスを持ち込んでいるという話を聞いたことがあります。電子書籍も不可で、普通の本を持ち込むしかないということです。
 理由は言うまでもなく八百長の防止です。これで完全に八百長が防げるわけではありませんが、それでもレース直前まで連絡が取れる状態だと、例えば不測の事態が発生したからやめようとか、他の関係者に疑われている可能性があるからやめようとか、やるつもりはなかったけど思った以上に人気しているからここでやろうとか、細かく八百長の指示をすることができます。通信機器の持ち込み禁止は当然です。

 この程度のことは素人であるファンでも知っている話で、いくら新人でもプロである騎手が知らないはずがありません。仮に、真剣にレースに取り組んで負けたとしても、八百長を疑う人は少なからず出てくるわけで、疑われないように最大限の努力をすることは当然の話です。その程度のことも理解していなかったのかと思うと、本当にガッカリです。応援する気持ちが大きく後退しました。

 一方で、JRAの発表も意味不明な点がありました。
 今村聖奈騎手と角田大河騎手は、競馬に関する話をするために二人が別々の競馬場にいる時にスマホで通話をしていたらしいですが、これを「騎手同士だったら大丈夫だと認識していた」と話したということです。(二人は付き合っているのか・・・みたいなコメントをする人もいたようですが、今回の問題と比較すると極めてどうでもいい話です)
 この認識がおかしいのは言うまでもないですが、それ以前に通信機器を持ち込んでいること自体が問題だという話にならないのでしょうか。他の騎手はレースの動画などを見ていたということですが、外部との連絡を取っていないことをどうやって確認できるのでしょうか?
 そもそも、角田大河騎手も含め若手騎手ばかりの6人もの大人数が違反していたこと自体が、JRAの管理体制、教育体制に問題があったとしか思えません。6人が揃いも揃って悪意を持って通信機器を持ち込んでいたとはちょっと考えにくく、本当に問題ないと思っていた可能性が高いように思います。まさか天下の中央競馬が、こんなずさんなことをやっていたとは、もう開いた口が塞がらりません。

 6人の騎手は30日の騎乗停止処分となりましたが、開催があるのは基本的に土日だけなので、実質は8日間の騎乗停止です。更に、調教にはおそらく乗れると思うので、収入が断たれるわけでもないでしょう。(副業を除いて)レースの賞金以外で収入が無い競輪選手やボートの選手は同様の事案で1年間のあっせん停止になったということで、それと比べれば大甘です。更に、異議申し立ての期間を考慮して、今週は騎乗ができ、全員普通に騎乗します。本当に大したものだと思います(皮肉です)。もし人気馬で負けたら、八百長呼ばわりのヤジが飛んできてもおかしくないです(そうでなくてもヤジられる可能性は高いと思いますが)。自分なら恥ずかしくてとても出て行けません。
 というか、JRAには何の処分もないのでしょうか。それこそ、2週間くらい開催を停止させて再発防止策を発表させるくらいの処分をしてもいいと思います。

 ボートの八百長問題への対応といい、本当にどうなっているのでしょうか。売り上げが好調で、傲慢になっているということでしょうか。