アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(その他)迷走とは

2013-07-15 21:46:49 | その他
 先日、マクドナルドで1個1000円のハンバーガーが売り出されました。3週連続で3種類が発売され、発売期間は土曜日の1日のみ。全国で30万個の限定発売でした。なお、さすがにこのハンバーガーを株主優待券でもらうことはできません。

 1週間程前に、マスコミなどで予告が行われました。ネットのコメントを見ると「マクドナルドは安いからいいのに高くしてどうする」「1000円払うなら他のものを食べた方がいい」「マクドナルドは迷走している」といった、否定的なコメントは数多く並んでいました。

 ところが、ふたを開けてみれば、(少なくとも岡山では)昼過ぎには売り切れてしまったようです。当日夕方にしか買いに行けなかった私は、食べることができませんでした。

 マクドナルドについては、なぜかマスコミでは売り上げが下がったなど、ネガティブなニュースばかりが載っているように思えます。そのせいか、マクドナルドは低迷しているというイメージを持っている人も多いようです。
 しかし、株価のレベルで言えば、長期にわたって安定しています。高い配当金と手厚い株主優待を配当しながら、株価はここ5年緩やかながら右肩上がりの傾向です。客単価の改善は一種の挑戦であり、決して迷走しているわけではありません。

 迷走と言えば、この前「これは迷走している」と思わされるものを見てしまいました。

 毎年楽しみにしている高校生クイズの出場者募集が始まっていますが、先日深夜に、30分の特集番組が放送されました。
 その内容を簡単に説明すると「今年の高校生クイズは知力だけでは勝ち抜けないから、クイズの天才みたいな人でなくても勝ち上がれる可能性があるよ」みたいなことでした。

 これぞ「迷走」です。
 以前にも高校生クイズの記事を書きましたが、昔の「知力・体力・チームワーク(一部時の運)」のクイズでは視聴率が取れないから、ここ数年のような、頭がいい人が勝ち上がれるシステムに傾きました。ウルトラクイズや、昔の高校生クイズを知る私としては、寂しいとは思いながらも、一時一ケタまで落ち込んだ視聴率が17%程度まで回復したので、これも時代の流れかと諦めていました。
 ところが、今度はまた昔のようなバラエティに富んだクイズや、知力をあまり必要としないクイズを取り入れると言うことです。

 私は期待より不安で一杯です。今更システムを変えたところで、出場者数が急回復するはずもないし、何より知力で上位進出を狙って努力を重ねている高校生がかわいそうです。今回のルール変更は、大幅なモチベーションの低下に繋がりかねません。どの程度、知力以外の面を問うクイズが出題されるのか分かりませんが、結果的にレベルの低下につながるのではないかと懸念します。

 とはいえ、今年もスカパー!での全地区予選の模様が放送されるのなら、去年までのような、どこを見ても同じようなクイズしかしない様子を見るよりは楽しみも増えそうです。心配ではありますが、予想が良い方向に裏切られるよう、期待もしたいと思っています。

(アキバ系)これぞごり押し

2013-07-12 21:57:45 | アキバ系
 どう考えても実力が足りない人を、様々な公には言えない事情により、テレビや映画などに出演させることを、「ごり押し」と言います。ごり押しは、製作者側が「ごり押しです」と言うはずないので、真実が明確になることはほとんどありませんが、状況によって、「ごり押しに違いない」と推測することはできます。宮崎駿監督の新作についても書きたい(ネットなどで、試写会で映画を見た色々な人の意見を見る限り、庵野監督の声優としての実力は、全く「期待通り」だったようですw)ですが、今回は別の作品についてです。

 7月アニメが続々とスタートしています。全部は見られていませんが、いくつかは1話を視聴しました。今後が期待させられる作品、そうでない作品と色々ありました。

 そんな新作アニメの一つに「ステラ女学園高等科C3部(シーキューブ)」という作品がありました。BS-TBSでも放送がありますが、サンテレビで先に放送されたので見ることができました。女子校が舞台なのに、テーマはサバイバルゲーム(サバゲー)という設定で、サバゲーのことは全く知らなかった新入生が、半ば無理矢理C3部に入部させられ、サバゲーを体験するという感じの内容でした。
 C3部には4人の部員がいました(1話では3年生が1人不在で、彼女と主人公をを含めれば全部で6人になります)。その中の一人に、ちょっとおっとりした感じの女の子がいました。

 彼女のセリフの一言目を聞いた時点で「あれっ?」と思いました。能登麻美子や花澤香奈のような癒し系の声質ですが、(上手く言えませんが)抑揚が「不快」なんです。聴いていれば慣れるかとも思ったのですが、聴けば聴く程不快指数は上昇しました。最後には、「頼むから喋らないでくれ」とさえ思いました。
 先日「7月の新番組」の記事を書いた時、「実績豊富な人が多いが知らない人もいる」という旨のコメントを書いた記憶があったので、この演技の人が「知らない人」なのかなと(もし実績豊富な人の演技だったらどうしようとも)思いながらエンディングのキャストをチェックすると、案の定、知らない人でした。

 さすがに気になったので、ググってみたのですが、彼女は、昔活躍したプロ野球選手の娘でした。それを見て、以前そんな記事をヤフーで読んだ記憶が甦りました。なお、タレント活動はあるものの、声優としてはこれが初めての仕事だったようです。

 ハッキリ言ってこれは完全な「ごり押し」だとしか思えません。先述のとおり、回りを固める声優は実績豊富な人が多いので、余計に下手さが目立ちます。端役なら許されるかもしれませんが、レギュラーキャラがこのレベルでは、2話以降を見るのも億劫になります。ブルーレイなんて冗談じゃないです。テーマや絵の感じ、他の人の演技などはいずれも良さそうなので、一層残念に思います。

 誰がごり押ししたのか分かりませんが、これが本人のためにならないことくらい、分からないのでしょうか。彼女の場合は有名人の娘ということで、失敗すれば余計に批判されるため、慎重にキャスティングすべきだったと思います。今回の作品で彼女の名前を覚えた人は、今後彼女がキャスティングされればきっと拒否反応を示します。恐らく、当分彼女に声優の仕事は来ないでしょう(来ても端役まで)。今後も声優として活動していくのなら、一度付いたイメージを払拭するまでは相当困難な道のりになることが容易に想像できます。それとも、この1回限りで、声優業からは足を洗う気(元々そのつもり)なんでしょうか。

 以前も深夜テレビアニメで、声優初挑戦のグラドルが主役を担当してひどい演技を見せつけたことが何度かありましたが、今回の衝撃はそれに匹敵するものでした。とりあえず次は見るつもりですが、最後まで見切る自信はありません。それとも、次第に慣れてくる(演じている方、見ている方とも)ようなことがあるでしょうか・・・。

 なお、今回は彼女の演技が下手だという前提で話を進めさせて頂きましたが、私の感覚が一般の人と違っていた場合はこの限りではありません。