過去にヤラセ疑惑があったバラエティー番組「10万円でできるかな」で、恒例の宝くじ企画がありました。
20人の出演者が、1人10万円(正確には99900円)分の年末ジャンボ(またはジャンボミニ)宝くじを購入し、どれだけ当たるかを調べるというもの。全ての宝くじは、1の位と10の位を除き、黒いテープが張られて番号が見えないようになっていて(スタッフが全てのくじにいちいちテープを貼っている)、上位の等級を調べる時は、見えている2桁が一致しているものをピックアップし、下から1桁ずつテープを剥がして、当たっているかどうか確認する。
そして、今回の問題の場面について。流れは次の通り。
ジャンボミニの、1等3000万円の番号確認。
下4桁の数字が一致。しかし、万の位が一致せずハズレ。
続いて、1等前後賞1000万円の番号確認。(上の1等を調べた番号とは別の番号です)
下4桁の数字が一致。合わせなければいけない数字はあと3つ。
ここで・・・。
出演者A「組数合ってたら凄いな」
出演者B「(組数が合っていたら)この売り場から(1等が)出てるよね」※1
MC(アナウンサー)「52組であればまさにリーチという状況」
出演者C(この宝くじを買ってテープを開けている人)「マジリーチって事や」
出演者D「組数から」
主演者B「嘘!!」
出演者C「なんかちょっとざわさわしてきた」
ナレーション「というわけで、まずは組数から確認」
組数一致。最後の万の桁が一致すれば1000万円となるが、一致せずハズレ。
※一部のコメントを抜粋しています。特に書かなくても意味が変わらないコメントを削除しました。
※1:このジャンボミニはバラで買われたと思われるので、「この売り場から(1等が)出てる」とは限りません。今回の件には関係ないですが、一応載せました。
※この場面の前にも、ジャンボ3等100万円(組の下1桁と番号が一致する必要あり)、ジャンボ2等1000万円(全て一致する必要あり)、ジャンボ1等7億円で、それぞれ下4桁が一致するケースがありましたが、組を先に確認することなどなく、そのまま万の桁を開けて外れました。ジャンボ1等については、組違い賞のリーチだったため、それこそ先に組番を確認する手もあったと思いますが、その煽りすらありませんでした(ジャンボミニに組違い賞はありません)。
以前も書きましたが、私のバラエティー番組に対する考えは「一定のやらせは仕方ないが、ガチっぽく演出してくれ」というものですが、この番組の演出は本当に酷いと思います。
それまで、組数を先に開けることなんて一度もなかったのに、突然出演者やMCが意味不明なことを言い出し、組数を先に開ける流れは、見ている方が唖然とさせられるほど不自然です。そのまま、万の位と組数の1の位を開けて、どちらも合っていたら「リーチ」という状態であることに変わりはなく、テープの開ける前の状態ではどちらの開け方でもリーチになる期待値は変わりません。それなのに、「組数合ってたら凄いな」の意味が全く分からないし、「52組であればまさにリーチという状況」と合わせると、まるで組数が合うことがよくある事のようです。ナレーションの「というわけで」って、どういう訳やと突っ込むしかありません。組数が合うことが分かっていたのでしょうか(まあ、分かっていたんでしょうけど(苦笑))
組数を先に開けるという演出を入れたかったなら、それまで同様(下4桁が一致)のケースが4回もあったのですから、せめて1回でも(どうせなら4回とも)同じように万の桁を開ける前に組番を開けておけば、この不自然さを多少なりとも消すことができたのに、なんでこんな強引な演出にしたのでしょう。
この番組は前科があるのだから、本当にガチでやるか、やらせを仕込むにしてもできる限り自然な形に見えるよう最大限の努力をすべきなのに、全く反省の色が見られません。上層部やスポンサーも何とも思わないのでしょうか。
20人の出演者が、1人10万円(正確には99900円)分の年末ジャンボ(またはジャンボミニ)宝くじを購入し、どれだけ当たるかを調べるというもの。全ての宝くじは、1の位と10の位を除き、黒いテープが張られて番号が見えないようになっていて(スタッフが全てのくじにいちいちテープを貼っている)、上位の等級を調べる時は、見えている2桁が一致しているものをピックアップし、下から1桁ずつテープを剥がして、当たっているかどうか確認する。
そして、今回の問題の場面について。流れは次の通り。
ジャンボミニの、1等3000万円の番号確認。
下4桁の数字が一致。しかし、万の位が一致せずハズレ。
続いて、1等前後賞1000万円の番号確認。(上の1等を調べた番号とは別の番号です)
下4桁の数字が一致。合わせなければいけない数字はあと3つ。
ここで・・・。
出演者A「組数合ってたら凄いな」
出演者B「(組数が合っていたら)この売り場から(1等が)出てるよね」※1
MC(アナウンサー)「52組であればまさにリーチという状況」
出演者C(この宝くじを買ってテープを開けている人)「マジリーチって事や」
出演者D「組数から」
主演者B「嘘!!」
出演者C「なんかちょっとざわさわしてきた」
ナレーション「というわけで、まずは組数から確認」
組数一致。最後の万の桁が一致すれば1000万円となるが、一致せずハズレ。
※一部のコメントを抜粋しています。特に書かなくても意味が変わらないコメントを削除しました。
※1:このジャンボミニはバラで買われたと思われるので、「この売り場から(1等が)出てる」とは限りません。今回の件には関係ないですが、一応載せました。
※この場面の前にも、ジャンボ3等100万円(組の下1桁と番号が一致する必要あり)、ジャンボ2等1000万円(全て一致する必要あり)、ジャンボ1等7億円で、それぞれ下4桁が一致するケースがありましたが、組を先に確認することなどなく、そのまま万の桁を開けて外れました。ジャンボ1等については、組違い賞のリーチだったため、それこそ先に組番を確認する手もあったと思いますが、その煽りすらありませんでした(ジャンボミニに組違い賞はありません)。
以前も書きましたが、私のバラエティー番組に対する考えは「一定のやらせは仕方ないが、ガチっぽく演出してくれ」というものですが、この番組の演出は本当に酷いと思います。
それまで、組数を先に開けることなんて一度もなかったのに、突然出演者やMCが意味不明なことを言い出し、組数を先に開ける流れは、見ている方が唖然とさせられるほど不自然です。そのまま、万の位と組数の1の位を開けて、どちらも合っていたら「リーチ」という状態であることに変わりはなく、テープの開ける前の状態ではどちらの開け方でもリーチになる期待値は変わりません。それなのに、「組数合ってたら凄いな」の意味が全く分からないし、「52組であればまさにリーチという状況」と合わせると、まるで組数が合うことがよくある事のようです。ナレーションの「というわけで」って、どういう訳やと突っ込むしかありません。組数が合うことが分かっていたのでしょうか(まあ、分かっていたんでしょうけど(苦笑))
組数を先に開けるという演出を入れたかったなら、それまで同様(下4桁が一致)のケースが4回もあったのですから、せめて1回でも(どうせなら4回とも)同じように万の桁を開ける前に組番を開けておけば、この不自然さを多少なりとも消すことができたのに、なんでこんな強引な演出にしたのでしょう。
この番組は前科があるのだから、本当にガチでやるか、やらせを仕込むにしてもできる限り自然な形に見えるよう最大限の努力をすべきなのに、全く反省の色が見られません。上層部やスポンサーも何とも思わないのでしょうか。