アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(株)優待関係で2点+α

2018-05-31 22:11:45 | 株式
 私が優待目的で保有している株式で、ちょっとした事件があったので記しておきます。

○コメダホールディングス

 コメダ珈琲でお馴染みの会社。岡山にも結構お店ができました。2年ほど前に新規上場して、抽選に当たったものの大型株だったこともありあまり株価が上昇せず、そのまま放置していたのですが・・・。
 ここの優待は、お店で使えるポイントが1000円分(年2回)なんですが、先日株主総会の通知が送られてきました。
 私は株主総会には行かないし、議決権を行使するのも面倒なので、送られてきてもすぐに捨てているのですが、コメダから送られてきた案内をみると、「議決権を期限までに行使したらポイントを500ポイント加算します」と書いてあります。早速、全て賛成に丸を付けて送りました(反対に丸を付けてもポイントはもらえます)。なお、ホームページを見ると「今年もやります」みたいなことが書いてあるので、少なくとも去年は実施されているようです。知りませんでした(笑)。
 でも、モノで釣ってまで議決権を行使させる意味ってあるのでしょうか。どうせ大株主の意向で物事が決まるのですから、個人株主の僅かな議決権なんて、大した意味はないと思うのですが・・・。

○シダックス

 長い間保有し続けていて、特に優待券が部屋代限定から食事でも使えるように変更されてからは重宝していて、一人で行ってろくに歌いもせずご飯を食べているのですが、岡山にあるシダックスは4軒あったものが2軒に減り、更に5月末に1軒閉店して、残りは1軒になってしまいます。
 少なくともここのランチは凄くお得だと思いますけどね。食事にワンドリンク、更に部屋代1時間まで付いて580円(税込み)ですから、カラオケを歌わなくても全く損はありません。優待券は1枚540円(500円+税)なので、40円足せば1食食べられるのです。
 一番利用している店が残ったので、このまま保有を続ける予定だったのですが、昨日カラオケ事業を「カラオケ館」を経営する会社に譲渡することを発表しました。それを受け株価は1割程度下落してしまいました。今のところ株主優待の廃止は発表されていませんが、おそらく廃止される可能性が高いので仕方ないところです。しかし会社としては不採算部門を整理することは決して悪い材料ではないと思うので、もう少し様子を見たいと思います。
 3月の権利が落ちた分は6月に優待券が届くはずですが、使い切れるかなあ・・・。

おまけ

○吉野家ホールディングス

 複数名義で保有しているため、半期に9000円分の優待券が送られてきます。基本的には吉野家かはなまるうどんで使用しています。もし急いで使用しなければならない状況になればステーキのどんで消費するという手段もありますが、有効期限が1年あるせいか、現状ではそれほど苦労していません。
 先日、天ぷら定期券を初めて買いました。300円で定期券を買う(優待券でも買える)と、1か月少々の間、はなまるうどんなら天ぷらが1品無料、吉野家なら牛丼が80円引きになります。うどんには、月見うどんやわかめうどんなどの300円の商品があるため、それに天ぷらを載せて300円の優待券1枚という使い方ができるし、牛丼なら並盛りが80円引きでちょうど300円になるので、かなりの回数通いました。

(地方競馬)痛恨のハナ差

2018-05-30 16:46:09 | 地方競馬
 今日は浦和さきたま杯。

 ハイペース必至のメンバー。これは地方馬キタサンミカヅキの大チャンス。小回りの浦和なので人気はあまりないが、実績的には上位と差はなく、十分チャンスありと見ました。
 相手は、内枠を引いて逃げるか包まれるかのサクセスエナジーと、調子不調のベストウォーリアを低く評価し、消去法でグレイスフルリープとネロを選びました。
 でも、恐らく逃げる地元浦和のノブワイルドも、すんなり逃げられた時のことも考え、1着固定の3連単も押さえました。

 結果。
 予想以上のハイペース。ノブワイルドは何とかネロを押さえて先手を取るも、直線入り口で早くも失速。序盤は後方にいたキタサンミカヅキは3コーナーあたりから捲くっていき、すぐ内にいたサクセスエナジーより前に出たので、これは当たる展開かと思ったのですが、直線に向いてからサクセスエナジーがグイっとひと伸び。直線半ばでは、逆に前に出られてしまいました。完全に終わったかと思ったのですが、キタサンミカヅキが伸び返し、完全に鼻づらが合ったところでゴール。3着は人気薄の地元馬が上がっています。
 ハイペースの前総崩れになると、何が来るか分からないということで、3着は一応総流ししていたので、もしキタサンミカヅキが勝っていれば当たりです。しかも、確定オッズで12万馬券。スロー映像で見ても全く分からないくらいの差だったので、これは同着もあるのではないかと思ったのですが、結果はサクセスエナジーの勝ち。12万馬券は泡と消えました。

 本当に残念です。キタサンミカヅキは外を回っていたし、斤量差も1kgあったので、それが微妙に応えたところもあるでしょう。しかし、内枠でも無理して前に行かず、冷静にさばいた松山騎手と、それに応えたサクセスエナジーを素直にほめるべきでしょう。そもそも、サクセスエナジーが潰れていれば当たっていないので、そういう悔しさはあまりありません。今後のダート短距離界を賑わせる存在になってほしいと思います。

(中央競馬)福永先行は読めない

2018-05-28 14:46:26 | 中央競馬
 ウマ娘のブースが安田記念当日の東京競馬場に出現するということ。ブースと言っても限定品が発売されるわけではなく、単なる宣伝用のブースのようです(ターフィーショップでのグッズの販売はあります)。ウマ娘はJRA公認ではないと思いますが、出店を許した以上無視を決め込むつもりもないということで、いずれ正式にタイアップする可能性もありそうです。ダービーが当たったら見に行こうかと思ったりしていたのですが・・・。

 馬場状態が良く、条件戦でも好時計連発。メンバー的にはスローの前残りの可能性が高いが、これはエイシンフラッシュが勝った時のような、上がりの切れ味勝負になるかも。上がりの切れ味勝負になった時は、実力勝負になると予想。33秒台の上がりの脚を繰り出せているか、上がり最速タイムを出せているかに重点を置き、ダノンプレミアム、ブラストワンピース、キタノコマンドール、ステルヴィオの4頭の3連複ボックスで。
 スローの前残りの方は、先行馬のダノンプレミアムは素直に買い、他では前に行きそうなジェネラーレウーノ、ステイフーリッシュあたりから、手広く流した。

 結果。
 皐月賞馬エポカドーロがまさかの逃げ。ジェネラーレウーノは無理せず2番手。1000m通過は60.8秒と決して遅くはなかったが、後ろの馬は勝負所でもなかなか上がっていけず。
 直線に入っても逃げたエポカドーロは脚色衰えず(ジェネラーレウーノは失速)、しかしそれを外から交わしたのが、まさかの先行策に出た17番枠のワグネリアンでした。好位置に付けていたダノンプレミアムも伸びず、他の人気馬は概ね後方のまま。3着に先行集団にいた16番人気のコズミックフォースが入り、ダービー史上最大級の大波乱となったのでした。

 スローの上がり勝負は想定内も、ワグネリアンの先行策が何より想定外。これまで後方待機で結果を出してきた馬を先行させて伸びきれなければ少なからず批判され、下手すれば次から下ろされる可能性があるのに、それをあえて実行し結果を出したのは、鞍上が上手く乗ったと言うしかありません。
 鞍上の福永祐一は、あのキングヘイローの暴走からちょうど20年目にダービー制覇。ツイッターのリアルタイムランキングでも、ワグネリアンや福永祐一とともにキングヘイローが上位に入りました。そして、今年たまたまそのキングヘイローの暴走ダービーを取り上げたウマ娘も注目されたのでした(笑)。しかも、当日の夜放送されたウマ娘第10話のサブタイトルが「何度負けても」。もちろんスぺちゃんのことを言っているのですが、実は福永騎手のことを言っていたのでしょうか、或いは、第10話でも天皇賞に出てまた負けたキングヘイローのことでしょうか?

 でも、ダービーに加え、目黒記念も、ボートのSGも外れたので、来週の安田記念には行きません・・・。

(中央競馬)グラス最強

2018-05-25 19:26:24 | 中央競馬
 ウマ娘プリティーダービーは、テレビでは先日第9話が放送されましたが、ニコニコ動画では土曜日の昼に更新となっており、現在はまだ第8話が無料公開されています。第8話は、宝塚記念でグラスワンダーがスペシャルウィークを一気に突き放し優勝する様子が描かれました。そのため、ニコ動のコメントには「グラス最強」という言葉が何度も流れました。

 「グラス最強」という言葉は、当時からネットの掲示板を賑わせていました。
 先日も書きましたが、当時は外国産馬にいろいろ制限がありました。ダービーやオークスなどのクラシックや、天皇賞には外国産馬が出走できませんでした。単純に、外国産馬は内国産馬よりも強いので、国内の馬産地を守るための措置でした。このことについて、私も何も疑問に思いませんでした。それどころか、何となく外国産馬は悪役的なイメージがあり、スペシャルウィークのような内国産馬の方が応援されやすい雰囲気があったように思います。余談ですが当時は父が内国産の馬しか出られないレースもあり、JRA賞にも最優秀父内国産馬という表彰があるくらい、父も内国産馬の馬は更に劣るというイメージがあったので、スペシャルウィークの父が外国馬(サンデーサイレンス)であることは、誰も気にしませんでした。一線級の馬の多くが父内国産である現在では考えられないことです(チームスピカのメンバーではスぺとスズカ以外父内国産馬です)。

 一方、エルコンドルパサーについては、グラスと同じ外国産馬ですが、4歳(当時の年齢表記は5歳)になると渡欧し、凱旋門賞では海外の強豪を相手に惜しい2着という結果を残したこともあり、他の外国産馬のような悪役臭が薄かったように思います。ですから、99年の年度代表馬争いが、スぺ、グラス、エルの3頭でもめた時に、最終的に記者投票で一番票数が少なかったエルが年度代表馬に選ばれた時も、特に不満に思いませんでした。

 こんな感じで、グラスは残した結果の割に評価が低かったのですが、グラスが正当に評価されないこと不満に思う競馬ファンが増えてきたのです。彼らが合言葉のように叫んでいた言葉が「グラス最強」でした。そして、スぺファンとの間で大喧嘩が勃発するのです。
 今回のウマ娘第8話でも、グラス最強を叫ぶだけでなく、リアルのグラスもスぺを圧倒していたとコメントする人が多くいました。どちらかと言えばスぺ派だった私ですが、当時を思い出して、むしろ懐かしさすら感じました。

 改めて個人的に検証してみます。
 確かにグラスはスぺに対し2戦2勝です。結果だけで判断すると、グラス>スぺは揺るぎません。
 しかし、スぺは東京でGIを3つ勝っているように、一番得意なコースは東京だと思われます。その東京で、グラスが走る機会がなかったのなら仕方ないですが、1回だけ機会がありました。99年のジャパンカップです。しかし、グラスは出走態勢が整わず回避してしまいました。スぺはこのレースで優勝して、有馬記念でグラスと2度目の対決をしたわけですが、結果は体勢こそスぺが差し切ったように見えましたが、写真判定の結果わずかにグラスが残していたという結果でした。結果は尊重しますが、強さの評価としては互角とする以外ないと思います。
 一方、グラスは1400mの京王杯スプリングカップでも勝ち鞍があることから、どちらかと言えば長すぎない距離の方が良いように思います。ですから、おそらく東京2400mならスぺの方が強いと思いますが、東京2000mなら、もしかしたらグラスの方が上かもしれません。

 ついでに、スぺのエルの比較についても・・・。
 リアルでの直接対決は、98年のジャパンカップのみです。結果はエルが1着、スぺが3着、着差は0.5秒差でした。とはいえ、エルは毎日王冠から1か月半の間じっくり調整できたのに対し、スぺは菊花賞から中2週の強行軍でした。スぺはその後疲れが取れず、有馬記念を回避しています。私は、この1戦だけでエル>スぺと決めつけるのは早計だと思います。
 しかし、エルは(凱旋門賞で)モンジューに負けた、しかしスぺは(ジャパンカップで)モンジューに勝ったという理由で、スぺ>(モンジュー>)エルと評価するのはさすがに乱暴すぎます。ホームとアウェイでは全く話が違います。

 こんな感じで、当時は競馬ファンの間で激論が交わされていました。本当に懐かしいです。これらを検証することはもう不可能ですから、一生激論を続けることができます(笑)。今後の競馬でも、20年後に当時を懐かしんで語り合えるようなドラマを見せてほしいと思います。

(追記)
昨年制作されたJRAのCMの1つに、「夢の第11レース」というものがあります。
これまでのJRAの名馬が一堂につどいレースをするのですが、全く時代が違うのに、本当にレースをしているように上手く編集してあり、競馬ファンを驚かせました。
改めて、このレースにゲートインするメンバーを見ると、チームスピカのメンバーはゴールドシップ以外全員(全馬)エントリーしているのですが、スぺに加えエルもいるのにグラスの名前がなく、グラスファンの感情を逆なでしたのでした・・・。
でも、第9話でトレーナーが「お前らが全員走っているレースを見たい」と言っていたので、第8話で出てきた架空レースのウインタードリームトロフィーに、チームスピカのメンバー(ゴルシ含む)とエル、グラスらが全員出て、直線の途中で終了という、CMと同じパターンもあるのではないかと思います。

(追記2)
スぺとグラスの有馬記念と同様に、天皇賞で数センチ差の勝負を繰り広げたウオッカとダイワスカーレットですが、この2頭を比較すると、スぺ、グラスと同じような感じになります。
まず、直接対決を見てみると、ダスカの3勝に対しウオッカは2勝。内容についても、ウオッカの勝利時のダスカはいずれも2着(しかもタイム差なし)だったのに対し、ダスカの勝利時にウオッカは2着、3着、(ダスカ2着に対し)11着となっており、どう贔屓目に見てもダスカの方が上と言わざるを得ません。
しかし、ウオッカがダスカに間違いなく勝っているのが「順調さ」。ダスカが引退までに12戦しかできなかったのに対し、ウオッカは倍の24戦を消化。勝ったGIの数も、ダスカの4つに対しウオッカは7つで、更に牝馬限定戦を除くと、ダスカの1つに対しウオッカは5つに上ります。総合成績で言えば、ウオッカの方がダスカより上と言わざるを得ません。
ただ、ウオッカの勝ったGIの内容を見ると、なんと7つ中6つのレースが東京競馬場です。悪く言えば東京以外はサッパリと言うこともできるウオッカに対し、阪神、京都、中山でGIを制し、東京でもGIでほぼ同着の結果を残したダスカの方が、色々なコースに対する適応力は高そうです。
そう考えると、当時のブログでも書きましたが、ダスカがフェブラリーステークスに出走し(2回出走計画があったが、2回とも故障し回避することになった)、更にドバイで走っていたらどうなっていたかを見たかったと改めて思います。

(中央競馬)自信あったのに

2018-05-22 12:24:23 | 中央競馬
 ヴィクトリアマイル

 難解なレース。
 昨年NHKマイルでお世話になったアエロリット。乗り変わりはマイナス材料も先行脚質は有利。崩れる確率も低いと見て本命に。相手も先行できそうな馬を中心に手広く流した。同じくNHKマイルで2着に来たリエノテソーロは、3走前、2走前などはそれほど負けておらず、人気薄なら狙い目はあるかと思ったが、パドック診断(昨年のNHKマイルの時と同じ日刊競馬の久保木記者)の評価はかなり低く、3連複で一応押さえるにとどめました。

 結果。
 当日は途中から雨になり、馬場もパドックの頃にはやや重に悪化。レースは、アエロリットは予想どおり先行し、かなりのスローペースに持ち込むも、叩き合いでは分が悪かったようで伸びきれずという内容。落鉄もしていたようです。
 1着馬も3着馬も買っていましたが、2着は本命の中では低く見ていたリスグラシューで、アエロリットを疑っていてもちょっと買えなかったと思います。
 反省点としては、馬場状態が急変した時は、賭け金を減らすべきだったということです。

 オークス・・・の前日の平安ステークス
 6連勝中のグレイトパールが圧倒的1番人気。しかし、パドック診断では本命視しながらも「若干太く見える」の評価。2番人気のテイエムジンソクも前走の惨敗からの巻き返しは少し疑問があったので狙うことに。交流重賞で実績があり先行できそうなサンライズソアとミツバ、牝馬交流重賞路線で強い競馬を見せているクイーンマンボあたりから狙ってみました。
 結果。無事出遅れずハナを切ったサンライズソアが楽勝。追い込んで来たクイーンマンボが2着で、3着は5番人気のクインズサターン。ミツバが4着で、グレイトパールは5着、テイエムジンソクは6着と敗退という、まさに予想どおりの結果。3連複で買っていましたが、思ったほど付かず。でも、ほぼ予想どおりだし、交流重賞組が意地を見せてくれたし、回収率600%越えも含めて満足の結果。

 そしてオークス。
 上位人気馬の状態は問題なさそうも、サトノワルキューレの評価はどこを見ても「好調持続」という雰囲気。スローで差しきった前走の内容は確かにインパクトがあったが、今回もスロー必至だし、メンバー強化を考えると物足りない。この馬名も、サトノクロニクルやサトノファンタシーのように、セガのゲーム「戦場のヴァルキュリア」から取ったのかな(サトノヴァルキュリアにすると10文字になるのでワルキューレになった?)と思うと応援したくもなりましたが、今回はご遠慮いただきました。
 1番人気のアーモンドアイは、オークスはそれほど血統を気にしなくて良いと考えて買いましたが、オッズ的においしいラッキーライラックの方を評価し、3歳重賞の馬連+5%もあるので馬連でこの2頭で1点勝負。あと、3着もリリーノーブルとマウレアで堅いと思い、上位2頭からの3連単も買いました。

 結果。
 まさかの前付けのアーモンドアイは、直線に入ると前走同様に伸びて完勝。それは良いのですが、ラッキーライラックは外からアーモンドアイに並ばれると、それを嫌がったのか急に内側によれ、結局前を行くリリーノーブルを交わせず3着に終わってしまいました。まっすぐ走っていれば2着はあったと思いますが、もしかしたら距離が長すぎたことが影響したのかもしれません。
 サトノワルキューレが来なかったのに外れたのはショックでした。正直、最近のレースの中ではかなり自信のあったレースなので、これを取れなかったのは本当に痛いです。ダービーはどうすれば良いのでしょうか。アーモンドアイがダービーに出ていればあっさり勝ったのではないかとさえ思います。

(アキバ系・中央競馬)ウマ娘 第7話

2018-05-08 22:19:06 | アキバ系
 日曜日の深夜、いろんな意味で注目のウマ娘プリティーダービー第7話が放送されました。

 このアニメは(最近の深夜アニメでは結構多いですが)次回予告がなく、公式ホームページに載せられた予告も詳細が書かれていなかったのですが、第6話でサイレンススズカがエルコンドルパサーに影も踏ませず逃げ切った毎日王冠の様子が描かれたため、第7話はあの天皇賞秋の様子が描かれるのではないかと予想されました。
 ネットなどでも、サイレンススズカは史実通り死んでしまうのか、故障はするけど死なないのか、或いは故障自体しないのかと、色々な意見が飛び交っていました。私は、さすがに死なせはしないのではないか、しかし故障は不可避だろうと予想していました。

 この作品は本当に練られてると思います。
 4話くらいまでは、ほぼ史実通りに話が進んでいたのですが、5話で描かれた日本ダービーでは大きな「if」がありました。史実ではダービーに出走していないエルコンドルパサーがダービーに出走したのです。
 史実のエルコンドルパサーがダービーに出走しなかった理由は「外国産馬だったから」です。しかし、現在は撤廃されているルールであり、もし当時も撤廃されていれば、おそらくエルコンドルパサーもダービーに出走していたと思います。この話で、史実と違うこともあるということを視聴者に意識させたのは、天皇賞秋への伏線だったのではないかと思います。なお、ダービーは同着という少し安易な決着となったのですが、スペシャルウィークにダービーを取らせないのもおかしいし、史実では日本で唯一負けた相手がサイレンススズカだったというエルコンドルパサーにそれ以外の黒星を付けたくなかったということで、同着という結果を選んだのではないかと思います。その結果、6話の毎日王冠で初の敗北を喫して涙を流すエルコンドルパサーの演出が生えました。
 一方、粉砕骨折などの回復不能な骨折をしてしまった馬が予後不良となる理由が、馬は自分の足で立たないといずれ病気になり死んでしまうという理由を考えると、人の形をしているウマ娘はそんな骨折をしても死なないのではないかとも思ったのですが、6話ではトレーナーの会話で、時速70kmで走るウマ娘が転倒すると大事故につながることがあるような会話をしており、やはり悲劇の展開は避けられないという雰囲気を作り出していました。

 そして第7話。
 いきなり、スペシャルウィークが生八つ橋を持って帰ってきて「負けました~」の一言。菊花賞はあっさり終わってしまいました。実は、現在は菊花賞が天皇賞より先に行われていますが、当時は菊花賞の方が後だったので、「いつもゴール前で応援してくれるサイレンススズカがいなくて、力を出し切れず負ける」みたいな演出あるのではないかと思ったのですが、その予想は外れました。
 その後、合宿に行くような展開もありましたが、これもそれほど引っ張らず、いつもより早い時間にAパートが終了すると、Bパートではいきなり天皇賞秋当日になりました。
 天皇賞も、当時は外国産馬に門戸が開かれていませんでしたが、やはりエルコンドルパサーが出走してきました。エルコンドルパサーをはじめとするチームリギルのメンバーはサイレンススズカに付いていく作戦でしたが、それを許さないペースでスズカは逃げます。1000mの通過は57秒4(史実どおり)。盛り上がる観客。スズカ自身もこれ以上ない手ごたえを感じていて、もう1段ギアを上げようとした時・・・。
 史実通り、故障発症となりました。
 大欅の影に全速で飛び込んだサイレンススズカがその影から出てきた時には誰の目に見ても分かるほどバランスを崩しており、その後スズカの異変に驚きながら横を通り抜けていくウマ娘たち。チームスピカはもちろん、ライバルのチームリギルのメンバーも驚きで目を見開き、実況の声がぼやけていくのに合わせて画面もブラックアウトしていきました。

 この時点では、まだスズカの生死が不明でしたが、お通夜のような表彰式の様子が映り、病院のシーンに切り替わり、待合室にいるチームスピカのメンバーが映った後、スズカは病室で目を覚ましました。史実では、馬運車の中で即安楽死ですから、とりあえず死亡ルートは回避したようです。それでも、競争能力喪失くらいはあるかと思いましたが、回復すれば再び走れるということです。ただし、全力で走れるようになるかどうかについてはトレーナーも言葉を濁しており、まだまだ鬱ルートが続く可能性も残しています。
 実は、スズカが故障した後の様子もその後紹介されました。コーナーの外ラチ付近で倒れこみそうになったスズカ(史実でも、サイレンススズカは粉砕骨折にも関わらずすぐに倒れなかったことで、鞍上の武豊を事故から守ったと言われている)に対し、馬場に飛び込んでスズカに駆け寄ったスぺちゃん(実際の競馬でレース中に馬場内に飛び込んだら大問題になるが、これまでもゴール後に外で見ていたウマ娘が駆け寄ったり、レース前にメンバーと会話したりしているので、ウマ娘レースの世界ではきっと問題ないんだろう(笑))がとっさにスズカを抱きかかえ、トレーナーの指示で骨折した足を地面に付けないようにしたために、大事故につながらなかったということでした(アニメのプロデューサーによると、このシーンは、アメリカ競馬でカリスマティックという馬に起きた事故を参考にしたということです)。最後は、スズカのシングル曲に載せて、他のチームスピカのメンバーはもちろん、チームリギルのメンバーもお見舞いに駆けつけ、スズカが笑顔を見せるという、少しホッとさせられる様子が描かれて第7話が終了しました。

 感想ですが、素直に良かったと思います。
 復活できるという展開は予想外でしたが、故障発症直後の様子は十分すぎるほどショッキングで、馬とウマ娘で姿が全く違うのに、あの日テレビの前で受けた衝撃の瞬間を思い出してしまうほどの、見事な演出でした。現在放送から丸2日経過しましたが、当時のトラウマを思い出したせいで、まだ心がシクシクと痛むような感覚があります。
 ネットを見ると、一部には史実を変えたことに対する否定的な意見もありましたが、概ね評価する意見が大勢を占めていたと思います。私はむしろ、怪我をせずに優勝することの方を心配していた(さすがにサイレンススズカの名前を使いながら、史実を完全に無視するのは許されないと思います)し、十分ショッキングな場面に重ねて死んでしまうような展開はあまりにも重すぎるので、今回の展開は最もバランスの取れたものだったと思います。

 このアニメが始まった時は、私もよくあるガールズコメディーの一つくらいにしか考えておらず、馬名使用の許可をよく出したなと思ったくらいでした。しかし、ふたを開ければ私がこれまで見てきたどんなアニメ作品よりも熱いアニメだったと言っても過言ではありません。この後どのような展開に持っていくか予想も付きませんが、現在は期待が不安を圧倒しています。

(おまけ)
 この作品は、17年秋アニメ個人的ナンバー1の「干物妹うまるちゃんR」18年冬アニメ個人的ナンバー1の「ポプテピピック」に続き、「最速放送が首都圏と同時に見られる」アニメです(うまるちゃんは、本当はAT-Xが最速ですが)。昔は、深夜アニメは首都圏より遅いのが当たり前でしたが、最近はBS11が首都圏と同時に放送してくれる作品が増えてきました。
 以前の私なら録画で見るのですからどちらでも良かったのですが、最近になってツイッター等を見ながらアニメを見る楽しみを覚えたので、今は本当にありがたいと思っています。

(競輪)オッズを見ていれば

2018-05-07 16:13:46 | その他のギャンブル
 日曜日は競輪の全日本選手権もありました。

 初めてメンバーを見たのが16時を過ぎてから(発走は16時半)。手元にスポーツ新聞もなく、突貫で予想しました。
 実力No.1の新田は単騎。一番長いのは近畿ラインで、村上兄弟が三谷に番手を譲っていることを考えてもこれは盤石のラインに見えました。ということで、これなら三谷が番手から押し切ると予想し、三谷から村上兄弟への3連単が中心。浅井の捲りが決まるケースの車券も買いました。

 結果。
 残り2周を切ったところで近畿ラインが飛び出すとあとはマイペース。絶好の展開だと思ったのですが、最終バックを見ている時に、これは逃げた脇本も残るんじゃないかと思っていたら案の定。1着三谷、2着村上兄で、3着は逃げた脇本。村上弟は4着でした。

 オッズ的には、無理して絞る必要は全くなく、脇本の残り目を押さえても十分な配当になっていました。点数が少ないのですから、オッズを見ていれば買えたのではないかと思います。

(中央競馬)見せ場なし

2018-05-07 16:06:41 | 中央競馬
 続いて中央。まずは土曜日の京都新聞杯。
 1番人気はフランツでしたが、競馬ブックは無印(動きが重いという評価)、パドック診断も無印(個別コメントもかなりネガティブだった)、データマイニングも着外ということで、どうして一番人気なのかよく分からない馬。ウオッカの仔というだけで人気しているタニノフランケルも合わせてバッサリ切って、3連複で手広く流したのですが・・・。
 1着のステイフーリッシュは競馬ブック本命でパドック診断も良かったのでいいのですが、2,3着をどちらも買っておらずハズレ。なおフランツは行き足が付かずに最後方からの競馬となり、4コーナーでも外にふくれて競馬になっておらず惨敗。タニノフランケルに至っては最下位に終わりました。
 こういうレースをきっちり取りたい・・・。

 日曜日はNHKマイルカップ

 タワーオブロンドンは、データマイニングの評価が2着と1秒差のダントツトップ。ポイントも90ポイント超えという見たことない評価が付いていました。ダノンプレミアムに負けている馬を本命にするのは少し抵抗がありましたが、状態面も特に不安がなく、軸とすることに。一方、前残りも多いレースで、競馬ブックで逃げ先行とされている馬が4頭しかおらず、前残り馬券も買いました。

 結果。
 タワーオブロンドンはインから突き抜けようとするも上手く捌けず惨敗。ただ、見た感じ開けば突き抜けそうな雰囲気もありませんでした。そもそも、1着馬、2着馬を3着でしか受けていなかったので、仮にタワーオブロンドンが突き抜けなくても当たっていません。

(地方競馬)やっぱり船橋

2018-05-07 16:01:12 | 地方競馬
 ゴールデンウィークの地方交流重賞3連戦。

 最初は名古屋のかきつばた記念。
 地方馬にもチャンスがありそうな組み合わせ。しかし、地元のカツゲキキトキトは距離があまり向きそうになく、兵庫のトウケイタイガーも状態面に問題がありそう。一方、黒船賞では今回1番人気のキングスガードに勝ちながら人気がない兵庫のエイシンヴァラーに妙味を感じ、この馬から流すことに。

 結果。
 2番人気のサクセスエナジーは2番手に付けてマイペース。エイシンヴァラーも良い位置にいるものの、最後は伸びきれず。外をキングスガードが追い込むも、サクセスエナジーが逃げ粘り1着。2着キングスガード。3着には内を伸びた9歳のサンライズメジャーが入り、エイシンヴァラーは4着でした。
 サクセスエナジーと言えば、私の初万馬券の立役者で、その後地方交流重賞に興味を向かせるきっかけとなったキソジゴールドの全弟で、嵐山ステークスを勝ち、菊花賞では穴人気をするも着外に終わった馬が同じ名前でした。馬主も同じ人ですが、なぜ全く同じ名前を付けたのか、小一時間問い詰めたいです(笑)。

 続いて船橋のかしわ記念。
 豪華メンバーも、人気馬はことごとく不安材料があり、ノンコノユメは追い込み脚質、ゴールドドリームは地方への適性、インカンテーション勝ちきるまでの決め手など、いずれも軸とするのは抵抗がありました。
 そこで、思い切って穴狙いをすることに。まずはベストウォーリア。昨年は状態に問題があったのが敗因。状態万全なら勝負になると思いました。もう1頭はオールブラッシュ。実績は他のJRA馬と比べて劣りますが、枠順と相手を考えると逃げられそうな感じで、これまで地方では特に人気薄の逃げ馬が残ってしまい波乱となるケースを見てきた(直近では昨年の南部杯)ので、逃げさえすれば残り目はあると思いました。馬券はその2頭から3連単マルチで総流し。3連複にしなかったのは、1着、2着もあり得ると思ったので、そうなった時に配当が大きくなるようにしたかったからです。

 結果。
 無事ハナを切ったオールブラッシュは、後続から常に2馬身程度のリードを保つ理想的な逃げ。直線も先頭で迎え、そのまま粘りこんでほしかったですが、好発を決めて伸びてきたゴールドドリームには一気に交わされてしまいました。更にインカンテーションも迫ってきましたが、こちらは僅差でしのぎ2着。これが抜かれるかどうかで倍以上配当が違ったので、本当によく粘ってくれたと思います。
 これでかしわ記念は3年連続的中。相性は最高です。船橋は現地に行った時も儲けさせてもらったし、本当に相性がいいです。

 最後は兵庫チャンピオンシップ。
 JRA所属馬が初の地方の小回りダートで戸惑うことも多いので、地方馬の通用の目を探しましたが、筆頭格のアゼツライトは、前走時計がとてもここでは通用しないレベルだったので断念。本命は1番人気のテーオーエナジーですが、ここ2走捲りの競馬で勝っているキャベンディッシュに注目。園田にはうってつけのように思います。

 結果。
 キャベンディッシュは逃げた2番人気ビッグスモーキーを追いかけて行ってしまい、最後は失速して3着。前を見る形でレースを進めていたテーオーエナジーは、直線であっという間に突き抜けて圧勝でした。3連単一桁の人気決着でした。
 なんでこの戦法を取ったのか分かりませんが、捲ればどうなったかを見てみたかったです。まあ、ビッグスモーキーが楽逃げになるだけかもしれませんが・・・。