アキバ系ギャンブラーの賭け

ギャンブルで儲けてアニメに貢ぐという崇高(?)な目的のため、ありとあらゆるギャンブルに手を出すギャンブラーの日記

(中央競馬)残念な人たちの話

2023-06-29 17:33:04 | 中央競馬
この記事に内容には、不法行為が含まれます。ご注意ください。

今から30年ほど前、ある少年は競馬に興味を持ちましたが、馬券を買う手段がありませんでした。近所に住んでいたMさんとは家族ぐるみの付き合いがあり、夕食を一緒にしていた時に、Mさんに、競馬に興味があるという話をしたところ、「知り合いのノミ屋さんで代わりに買ってあげるよ」と言われたので、何度か馬券を買ってもらいました。買ってもらったと言っても、自分の買い目をMさんに伝えてお金を渡すだけです。
4回目くらいにお願いした時、予想が当たりました。払戻は数千円でした。ということで、Mさんに当たったことを伝えると、払戻金をもらえたのですが、その金額は実際の払戻金から1割程度少ない金額でした。Mさんによると、ノミ屋に対する手数料がかかるからということでした。
当時の少年は知りませんでしたが、冷静に考えると、合法のJRAの窓口で買わず、わざわざ違法のノミ屋で買うのはなぜかと言うと、ノミ屋は割引してくれるのです。漫画「ナニワ金融道」でも描かれていましたが、1割引きで売るのが一般的なようです。もちろん、当たったからと言って手数料を取ることはありません。
にも拘わらず、Mさんが割引してくれないどころか手数料まで取ったのはなぜか。推測でしかないので真相は分かりませんが、おそらくMさんは馬券を買わず、自分でのんでいたからだと思います。しかし、たまたま当たってしまったため、言い訳をして自分の負担額を減らしたかったということでしょう。
Mさんはサッパリした性格で、いいお父さんのように見えましたが、実はあまりにも不誠実な男だったということが判明してしまいました。そもそも、手数料を取るのなら、最初に受けた時にその話をしておくべきです。また、仮に本当にのんでいたとしても、1万円にも満たない額です。普通のの大人なら自腹を切ってもほとんどダメージはないはずです。誤魔化した額にしても千円程度です。そんな金額をごまかさないといけないほど、金に困っていたのでしょうか。

続いて、その少年が大学生だった時の話。
あるレースで、応援している馬が出走した日、同じゼミの友達Kがウインズに行くということで、その馬の単勝馬券を買ってきてほしいとお願いして5千円渡しました。その時、外れても馬券を持って帰ってほしいとお願いしました。外れても、記念としてとっておきたいと思ったからです。
レースは、残念ながらその馬は負けてしまいました。後日、Kに会って、外れた馬券をもらおうとしましたが、Kの返事は「外れたから捨てた」というものでした。
そのゼミは人数が少なく、そんな中の1人と関係が悪化すると非常にやりづらくなるので、彼はそれ以上は追及しませんでしたが、「はずれ馬券がないなら金を返せ」が本心でした。実際、約束を果たしていないのですから、これは返すべきだと思います。というか、おそらくそのKは馬券すら買っていないのではないでしょうか。そして、もし当たったとしても、「実は買えなかった」とか言ってごまかしていたのではないかと思います。当時は携帯を持っている人も少なく、緊急時には連絡を取るのが難しいので、こういう言い訳も可能でした。今なら、買えない場合はすぐに連絡できるのですから、連絡なしで「買えなかった」は通用しません。
もちろん、彼は二度と他人に馬券を頼むものではないと誓ったのでした。

今は、馬券はネットで気軽に買えるし、仮に記念馬券を他人に頼むとしても100円、200円のレベルでしょうから、こんなトラブルは起きにくいかもしれませんが、お金は人の裏側をまざまざと見せつける事案だと思います。

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