現在、競輪の投票システムであるウインチケットについて、最低限次の特典が受けられます。
・LINEカードで入金すれば、3%がLINEポイントで還元(クレジットカードは月最高10万円までしか使えないが、LINE PAYを経由して使えば限度額まで可能。ただし、3%還元となるのはLINEポイントクラブがプラチナランクの場合)
・月に1回だけ、入金額に対し投票ポイントを3%上乗せ
・紐づけられているTポイントに入金額の0.5%分還元
・月10万円以上投票すれば、10万円に到達した日から翌月末まで投票額の2%が投票ポイントとして還元(30万円以上なら3%)
他にも不定期イベントが実施されることもあり、2月は初回チャージが3%から5%にアップしたり、LINE PAYでの支払いが3%割引されたりしました(初回のみ)。こうなると還元率は更にアップし、全て使えば10%を超えています。
※10万円チャージの場合
3%引きで9.7万円。
9.7万円に対するLINEポイント2910ポイント。Tポイント485ポイント。
実際チャージされるポイントは10.5万ポイント。
投票で2%還元される場合、10.5万ポイントに対し2100ポイント還元(もちろん還元されたポイントを賭けると更に還元される)。
単純計算で、もらえるポイントの合計は110,495ポイントとなり、使う金額(9.7万円)に対する還元率は13.9%に上る。
ポイントを全て1ポイント1円で計算。
つまり、もし回収率100%を達成できれば、10万円で1.3万円くらい儲かるということです。回収率90%でもプラスです。
更に、不定期で購入額に応じたポイント付与も最近しばしば行われています。これまでは、例えば3000円以上車券を買えば抽選に参加できるというものでした(私は3カ月で1度も当たったことがありません)が、最近は3000円以上買えば必ず100ポイントもらえるという企画が行われています。いくら買っても100ポイントなので、買えば買うほど還元率は減ってしまいますが、3000円に抑えれば還元率は3.3%と決して無視できない率になります。
回収率100%を目指すとなると、今までのように、1レースの回収率で500%を目指す必要はありません。堅そうなレースに絞ってベットし、とにかく的中を稼ぐことで十分に目指すことができます。
競輪には、それなりに堅いレースが存在します。連複、連単で狙うこともできますが、競輪は競馬と違い還元率が一律75%なので、売り上げの大きい3連単でも問題ありません。むしろ、3連単の方がまず必要のない組み合わせを削ることができるので、僅かながら期待値を増やすことができます(もちろん裏目に出ることもあります)。配分も自動で計算してくれます。3着混戦等の時は、2連単や2連複を買うこともあります。
ということで、1月に実践してみたのですが、約12万円投票し、回収は約10.5万円でした。回収率86%です。
これでも色々失敗がありました。連単を買ったら(合計期待値で)連複の方が高くなったり、3連単の人気の組み合わせは締切直前に売れて安くなることを考慮しなかったために、配当が連単を買った時より安くなったりと、反省すべき点が多くなったにも関わらず、平均を遥かに上回る結果を得ることができました。
それでも現時点では赤字ですが、それでももう一工夫すれば、黒字に持っていけるのではないかと期待できる結果だと思います。
それともう一つ気づいたことがあります。
当たる競輪は、とにかく面白いのです。
昨年も、基本的にGI以上のレースの決勝戦しか買わず、ことごとく外してきましたが、このド本命狙いはとにかく当たるので、的中の喜びを何度も味わうことができます。自分の買っている2人が、ある時は突っ張って逃げ、ある時は豪快に捲くって突き抜けた時は、体に稲妻が走るような快感を得られます。それが、例え回収率130%程度だったとしてもです。
更に、ウインチケットではオートレースも買えます。
オートレースでは、連勝式クラスで言えば競輪ほどの鉄板レースはほとんどありません。しかし、連勝式以外で狙える車券があります。それは「複勝」です。
特に一般開催クラスのレースとなると、1着もほぼ確実というクラスの選手が時々出てきます。3連複オッズを見ると、その選手が絡まない最低のオッズが100倍近いというケースもあります。
複勝式は、投票額に対する還元の対象外ですが、ウインチケットなら、例え1.0倍だったとしても、2月のキャンペーンを考慮すれば実質10%程度の還元が受けられます。そのため、鉄板選手を見つけては2千円~1万円を複勝に投票し続けました。最終的に合計12万円くらい賭けて、全て当たりました。ほとんどは1着でしたが、1度だけ何とか3着に滑り込んだケースもありました。(競馬と一緒で7車立て以下のレースは2着払いになるので注意)
ところが、ウインチケットでは2月18日から、1つのレースに対する複勝式車券の購入限度額が99,900円から900円に減らされてしまいました。
正直、これは当然の対応だと思います。むしろ遅すぎたくらいです。同様のケースは地方競馬でもあり、楽天競馬が10%の還元をしていたレースで、頭鉄板の馬の複勝式に1千万円クラスの大金が投じられたことがあったそうです。その後、楽天競馬では単勝と複勝(一部の競馬場ではワイドも)は還元の対象外にされています。
しかし、ウインチケットは入金の時点でポイントが入るシステムのため、対象外にできるのは還元分だけなのが弱点です。そこで、苦肉の策を打ったというところでしょう。
個人的には、単複は廃止すればいいのではないかと思います。競輪の方は、単複は買うことができません(そもそも発売されていない?)。
とりあえず、900円になったとしてもお得なのは変わりないですから、鉄板の複勝は今後も買い続けたいと思います。ただ、規制開始後初めて、1度だけその複勝が外れました。900円で済んで良かったです。一方、単勝は引き続き普通に買うことができますが、やはり単勝となると敷居が上がります。慎重に判断して、行けそうと確信したら単勝にも挑戦したいです。
もちろん、還元率が75%(オートレースは70%)の競輪で、回収率90%以上を目指すのがそんなに簡単な話ではないことは理解しています。しかし、仮に75%に終わったとしても10万円投入の場合でも1万円少々の負けで済むのですから、ダメージはそれほど大きくないです。無理のない範囲で、良い方法がないか探ってみたいと思います。
(3.6追記)
2月の成績は、投資346,900 回収261,550 回収率75%でした。
上の特典を全て利用したとして計算すると
入金330,381円(これに5%を乗せるとほぼ346,900になる)
LINE PAY割引 9,911円(実際の入金額320,470円)
LINEポイント9,614
Tポイント1,602
投資ポイントに対する還元(3%で計算) 10,407
回収総額 283,173
入金額に対する差額 -37,297円
オートレースの結果は一切含まれていない
マイナスに終わりましたが、決して悪くない成績だったと思います。あと、全日本選抜競輪の決勝戦を1万円買って外しましたが、これは私の方針外の買い方だったので、それを除くと-27,297円となります。回収率は約77%です。
また、2月は序盤が非常に悪く、1日から10日の合計回収率は66.3%という成績でしたが、その後は盛り返し、11日以降の合計回収率は82.1%でした。
1日1万円買えば1月で30万円になり、還元率が3%になるわけですが、狙えそうな鉄板レースを全部買っていたら余裕で超えてしまいます。また、そのようなレースがなかなか無かった場合には、ついつい危ないレースを買ってしまうこともあるので、どこまで自重できるかも重要ではないかと思います。
3月は5日までの成績で回収率88%になっていて、おそらくプラス圏にいると思います。この調子で頑張ってみたいです。