マレーシア

成田に集合した若者は引き締まった面構えで頼もしい限りだ。
今回は飯島誠以外は明日を背負う若いメンバーで構成されている。１９歳１８歳メンバーは福田、内間、伊藤、窪木、吉田だ。
この中でも初陣は窪木、吉田、共にラビテビ優勝経験者でアジア選手権を一緒に戦った若き戦士エリートの初舞台だ。
伊藤、内間はタイでも戦ったし一緒に練習もしたことがある選手でその特性はわかる。福田は初めてだが俺の右腕柿沼に仕込まれているから心配は無い。
飯島もアジアの牙で戦った男、若き戦士をまとめ上げるのに十分の力量で精神力も強い。
明日から厳しい戦いが始まり、どのような結果になろうとも後には下がらない戦いを展開する、それが選ばれし男の道だ。
ここマレーシアに到着して、タイのときとは大違いのホテルに食事で出迎えられた。でもそれも今日までだで昼も夜も同じ食事メニューで早くも食欲減退。この食事を取りながらメタボ監督連中は話題は尽きない、シマノ、マトリックスの後輩監督達とメタボ話題で花が咲き、時代を感じさせた。
さらに周りの役員も以前戦った戦友が多い事にも気がつき時代を感じさせられる。

午前中にライセンスコントロールを済ませ買い物に出撃。
普段買い物をしない俺は、スーパーマーケットが苦手だ、何処に何が売っているのかわからない、値段も関係ねー、必要なものを一気にかごに入れて退散だ。いくらでしたかと聞かれるが、そんなのカードに聞いてくれ。
値段など見てたら時間がすぎるだけだ。
どんだけ買おうが若き選手の食欲は無限。
そうこうしているとあたりは真っ黒になり雷雨、雨季のマレーシアは豪雨と共に前が見えなくなった。
気温は３０度ほどあ、り冬の日本から来ると良い感じだが選手はあすから厳しそうだ。
準備も色々と終わり補給食の準備、これも若き選手が手伝い一気に終了、そして雑談も心構えが主で、後はチャレンジのみ、ここで食欲旺盛な内間の腹が？何食った、解りません？下痢気味です。ほんの少し不安だが他の選手が大丈夫だから大丈夫だろう、もし急変したら夜中でも起こせと危機管理Ｘで部屋に戻す。