自転車に乗り出して数日もすると、少しは感覚が戻りだしたが、坂道はきついというか、鉛のように重い、時速10kmバランスを取るのが難しい。
そんな状態で奄美大島に行く事になったのだが、到着する機内から島の光景を見て後悔、39T-25Tしかギヤが付いていないというか、大きなギヤは持ってない。
到着後に、一応走り始めるとすぐに後悔し始めた。リアス式海岸の断崖絶壁がどこまでも続く、坂が始まると25Tでひたすら我慢、少ししか走っていないのに、腰は痛いしダンシングすると物凄く苦しい、だが心臓はそこまで心拍が上がらないから何とか走れる状態だ。
100kmで標高2000m以上、今の俺達にはきつすぎると自問自答しながらの先を目ざす、景色なんか見てられない、良かったのは天気が少し雨模様で助かった事だ。これが晴れていれば体力を奪われ、坂が更にきつく感じるところだった。
ホテルに帰ると動きたくない、全身を襲う倦怠感と闘い、ひどい筋肉痛もあるが、尻が痛い、ハンドルを支える肩が痛い、そして夜は疲労感がピーㇰで寝れない。
これで2日間完全に打ちのめされた。
帰ってきてからはバリバリに張った全身を田上に揉んでもらい一応回復、その後はロードでは坂がきついからMTBで走ることにした。
するとここ数日で徐々に身体も動き出し、体重も約3kg軽くなった。