イランで選手が待っている、レバノンで開催されるアジア選手権の為の強化合宿だ。
しかし、現在イランが置かれている世界的な状況ではアジア選手権にも参加できないかもしれないのだ。
今年のレバノンは乾燥台地、イランの選手にとっては又とないチャンスで、湿地路面では見ることが出来ない強烈な強さを発揮するチャンスでもあった。
昨年、中国での結果は出発であった。俺はレバノンこそイラン勢の強さを発揮できると準備を進めてきたのだ。
その成果を出すチャンスが無くなるのは大きい、一応選手は現在集められ準備に入っている、トレーニングメニューを淡々とこなし俺が来るのを待っているのだ。
一応俺は来週イランに行く準備は進めるが無くなる可能性のほうが大きい。
今日の電話だと選手たちは非常に落ち込んでいるそうだ、平和な日本からは考えられない、昨年もロードレースで日本に来ないイランチームを非難したジャーナリストがいたが、そんなに簡単に海外に出ることを許されないのだ、平和ボケした人達には理解不可能だろうがそれが現実だ。
しかし今が旬の選手が力を発揮できないで終わるのは残念でならない。