九州の風来坊

今は自由人で風来坊、何処までも突っ走る男は何処に行くのやら

熊本バイ

2012年02月20日 07時24分40秒 | Weblog
意外とラクチンな阪急フェリーに乗り込み明石大橋を眺めながら食事を取った。早朝門司港に着いた雪が舞う寒空だった。
門司から九州道を南下して、基山サービスエリアで朝っぱらからラーメンを食す、ここは俺の庭である、やはり落ち着くのだがまるで東北に来たようだ。
激寒の鳥栖を後にして久留米をすぎると太陽が差し込み始めた。この頃になると今日の練習を車で見るのか、自走で見るのか迷いながら、あんずの丘に到着、そこは風が強く雪が時折舞う寒さだ。
高校生は準備を淡々とこなしていく、それを見ながら一瞬寒さで心が折れかけたが走ることにする。
2012年のコースは昨年と違い本格的なロードコースに設定されている、今日は実際のレースと同じ周回数の10周を走る事にした。
走り始めは寒いが、高校生の練習は平均速度が速く、今の自分には大きな仕事量となる、その証拠に100kmで2000kjを越え、いつもより400kj高い数値を出した。
御陰で練習後は全身がだるい。
ホテルえの帰り道で大阪たこ焼きを買おうと先生が言い出して食べる意外と美味い、日本が生み出した食文化に感謝しながら阿蘇の麓に移動してベットに倒れ込んだ。
ホテルの食事はバイキング、高校生が何を食べるか観察すると炭水化物や兎が食べるようなものばかり、タンパク質、食べんかいと言うとタンパク質の意味を知らない選手が居た。
ここでもしかしてと思って乳酸の事聞いたら、足にヨーグルトが溜まって走れなくなると思っている選手がいる、その乳酸菌じゃ無くてと説明。実に高校生は面白い。
こんな会話が終了して解散、部屋に戻ろうとすると一つの部屋で小さくなっている選手達、何してるんだと聞くとコースを覚えているかテストするぞと言ったからその予習をしていた。よろしい。
ここで又又想像を絶する答えを出す生徒達、(全員では無い) イエーーース、大学行きたいんか?興味ありますと答えるから何処の大学と行きたいと聞くと言葉に詰まる、何と和歌山大学と東京大学しか知らない?よし学校に帰ったら先生に東大に行きますと言ってみろ。
アームカバーとレッグカバーも知らない、当然強い選手の名前も知らないし、海外のレースの事も知らない。よろしい、足を早く回す事のみ考えなさい。
他の学校より早く練習が終わり九州自動車道に一路大阪に向かう、鳥栖まで来ると通行止。
何で雪で、たった3kmを2時間、動かない。中々家に帰らないばちが当たったか?俺の家は目の前なのに車は道路の真ん中に止まったまま。
このまま動かなければ陸走をやめてフェリーで大阪に戻ることを考えたが、何とか動き出して大阪を目指し夜10時に無事帰宅。
帰りの運転は先生と二人だから意外と楽、生徒は後ろでイビキを豪快にかきながら睡眠でした。