きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

壊される民主主義② 求められる野党像は

2023-08-20 07:11:16 | 政治・社会問題について
壊される民主主義② 求められる野党像は
支配勢力に対する有効な対抗勢力が広範に存在してこそ、政権の暴走に歯止めをかけ、多様な民意を国政に反映させ、健全な民主主義をはぐくむことができます。「翼賛国会」では、社会の多様性、弱者への目配りがまったく行き届かず、分断社会がますます跋扈(ばっこ)します。国民世論を背景に、政権与党への対決姿勢を示すことこそ野党の役割です。

維新や国民の与党補完ぶり
先の通常国会では、国民を犠牲にして大軍拡に突き進む2023年度予算や日本の進路を左右する重大法案が「数の力」で次々に成立しました。
日本維新の会や国民民主党が悪法成立に手を貸し、政府・与党の補完勢力ぶりを発揮するなか、立憲民主党も国内軍需産業の基盤を強化する財政支援措置を盛り込んだ「軍需産業支援法」では賛成に回るなど、大軍拡そのものに反対することができません。
野党の対決姿勢が乏しい中で、日本共産党は、予算委員会で岸田政権の大軍拡の本質を暴く論戦を行い、「敵基地攻撃能力の正体とは何か」「何のために持とうとしているのか」「その結果はどうなるか」を次々に明らかにしました。



高等教育無償化へと署名を呼びかける日本共産党の街頭宣伝=7月13日、東京都千代田区

暮らしと平和の行方を左右する重大法案については、政権・与党と正面から対峙(たいじ)する論戦で争点を国民の前に浮き彫りにすることが野党には求められています。また、草の根で大衆と結びつき、その組織化をすすめ、これらの人々の切実な要求を掲げることも野党の重要な役割です。
先の通常国会で、衆参両院で出された請願署名のうち、日本共産党議員の紹介による署名は合わせて約769万人分で、署名全体の54・8%と過半数に上りました。そのほとんどが、平和と憲法、国民の権利と暮らしを守る政治の実現を願うものです。野党が全国各地、各分野での国民運動と結び、要求実現に取り組む姿勢を見せてこそ、民主主義はより成熟したものになります。

間違った政治きちんと対峙
さらに、間違った政治に対して、きちんと対峙し、政権交代の姿勢を示す野党こそ必要です。
日本共産党は、野党連合政権の実現を掲げ、国民的利益に立った一致点を大切にした共闘に力を尽くしてきました。政治を変えるためには野党共闘が絶対に必要です。排除型でなく、包摂型の野党共闘による政権交代こそ、進むべき道です。(おわり)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2023年8月13日付掲載


国民世論を背景に、政権与党への対決姿勢を示すことこそ野党の役割。
日本共産党は、予算委員会で岸田政権の大軍拡の本質を暴く論戦を行い、「敵基地攻撃能力の正体とは何か」「何のために持とうとしているのか」「その結果はどうなるか」を次々に明らかに。
草の根で大衆と結びつき、その組織化をすすめ、これらの人々の切実な要求を掲げることも野党の重要な役割。

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