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日本共産党兵庫県委員会で働いています。

北陸新幹線 延伸を問う(下) 見直しへ運動広がる 選挙で自民党政治に審判を

2024-09-03 07:08:12 | 公共交通・安全について
北陸新幹線 延伸を問う(下) 見直しへ運動広がる 選挙で自民党政治に審判を

北陸新幹線延伸計画をめぐり見直しを求める住民運動が広がっています。この3年間ほどでも、京都市内はもとより南丹市美山から亀岡市、京田辺市などで18以上のグループが結成され、「小浜ルート」に反対・見直しを求めています。
知事選挙や市長選挙でも一大争点に浮上させ、2月の京都市長選では主要4候補の誰もが現行計画「推進」を表明できない事態にまで追い込みました。
8月7日に国交省が発表した計画に対し松井孝治市長は会見で「現時点では極めて慎重な判断にならざるをえない」と述べるなど、推進派の間でも、動揺・慎重姿勢への転換が相次いでいます。



記者会見する(左から)倉林明子参院議員、渡辺和俊京都府委員長、堀川あきこ衆院近畿比例候補

延伸自体中止を
日本共産党京都府委員会は7月26日に声明を発表。「小浜ルート」について「ただちに断念」を求めるとともに、「延伸計画(敦賀~大阪間)」そのものを中止するよう求めました。
提言では、地下水・残土などの環境破壊を引き起こし、在来線の切り捨てと、ばく大な建設費を伴う「高速・大量輸送鉄道」ではなく、在来線の強化・耐震化をはじめ、地域公共交通の整備・充実を求めています。
能登半島地震で被災地復旧の見通しが立たない深刻な状況の中「大型開発より災害復旧こそ優先すべき」と呼びかける提言に共感が広がっています。

党と住民で阻止
府・市議会では日本共産党以外のオール与党が延伸計画推進の立場をとるなか、きっぱり中止を求める共産党の値打ちが光ります。
これまでもオール与党が推進した計画を共産党と住民運動の力で押し返し、計画を断念させた事例は枚挙にいとまがありません。
京都高速道路3路線市内乗り入れ計画もその一つ。巨額の税金を投入し、市内に巨大な高架道路を建設する計画に、京都の景観を守れと運動が広がり、断念に追い込みました。
京都府民を対象にした世論調査でも「北陸新幹線に否定的」な回答が6割を超える(京都新聞)など、世論と運動が延伸計画を着実に追い詰めています。
来年夏の参議院選挙では、与党整備委員会の西田昌司委員長(参院議員・京都選挙区)が改選になります。総選挙・参院選で自民党政治に審判を下し、北陸新幹線延伸計画を断念させるべく、奮闘が始まっています。
(この連載は、京都府・小林孝宏が担当)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2024年8月27日付掲載


8月7日に国交省が発表した計画に対し松井孝治市長は会見で「現時点では極めて慎重な判断にならざるをえない」と述べるなど、推進派の間でも、動揺・慎重姿勢への転換が相次いで。
日本共産党京都府委員会は7月26日に声明を発表。「小浜ルート」について「ただちに断念」を求めるとともに、「延伸計画(敦賀~大阪間)」そのものを中止するよう求めました。
提言では、地下水・残土などの環境破壊を引き起こし、在来線の切り捨てと、ばく大な建設費を伴う「高速・大量輸送鉄道」ではなく、在来線の強化・耐震化をはじめ、地域公共交通の整備・充実を。
来年夏の参議院選挙では、与党整備委員会の西田昌司委員長(参院議員・京都選挙区)が改選。総選挙・参院選で自民党政治に審判を下し、北陸新幹線延伸計画を断念させるべく、奮闘が。

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