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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

COP26 成功を左右

2021-11-03 07:11:38 | 環境問題・気候変動・地球温暖化について
COP26 成功を左右


気温上昇1.5度以内 グレタさん「合意は可能」
【グラスゴー=時事】10月31日開幕した国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に合わせて英北部グラスゴー入りしたスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(18)は、気温上昇を1・5度以内に抑える目標について「合意成立は理論的に可能だ」と述べ、目標達成へ各国が取り組みを強化することに期待を示しました。


スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん=10月30日、英北部グラスゴー(AFP時事)

グレタさんは同日放映のBBC放送とのインタビューで「変化を生み出すことはできる。歴史を振り返れば、それ以前には考えられなかった社会の大きな変革が起きている」と指摘。「希望がなければ私たちは活動家にならない」とも述べました。
今後政治家になることを目指すかどうか問われ、「可能性は考慮するが、少なくとも今はノーだ」と回答。「変化を求める多くの人々に近づかなければならず、そうするには(政界の)内側より街頭からの方が効率的だ」とし、デモや抗議活動を通じて圧力をかけ続ける考えを示しました。


平均気温1度上昇も 「22年までに」WMO警鐘
【グラスゴー=桑野白馬】世界気象機関(WMO)は10月31日、2002年から22年にかけての世界の平均気温の上昇が、産業革命前と比べて、初めて1度を超える勢いだとする報告書を発表しました。作成に関わった英国気象庁のステファーン・ベルチャー氏は「この事実は、世界の気温上昇を1・5度未満に抑えようと志すCOP参加者たちの心を引き締めるだろう」と話しました。


記者会見するWMOのターラス事務局長(壇上左)=10月31日、グラスゴー市内(桑野自馬撮影)

報告書は、複数の国連機関や各国の気象・水文学機関と科学の専門家の知見をとりまとめたもの。食料の安全保障問題や生態系への悪影響についても言及しています。
温暖化による海面上昇も深刻で、13年から21年までの上昇幅は、1993~2002年から倍加しました。20年には、大気中の主要な温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)やメタン、一酸化二窒素の値も過去最高となり、今年もその傾向が続いています。
今年の世界の平均気温(1~9月)は、1850~1900年の平均値よりも1・09度高かったとしています。年初に、気温低下をもたらすラニーニャ現象が発生した影響で、史上5~7番目の温暖な年にとどまっています。
WMOのターラス事務局長は現在のペースで温室効果ガス排出が続けば、今世紀末までに世界の気温が2度をはるかに超えて上昇すると警告し「COP26は、わたしたちが軌道に乗れるかどうか成功を左右する会議となる」と語りました。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2021年11月2日付掲載


スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(18)は、気温上昇を1・5度以内に抑える目標について「合意成立は理論的に可能だ」と述べ、目標達成へ各国が取り組みを強化することに期待を。
政治家になるより、変化を求める人と共に行動するために街頭から。
平均気温1度上昇も 「22年までに」WMO警鐘。COP26は、わたしたちが軌道に乗れるかどうか成功を左右する会議となる。
ロシヤや中国の参加拒否、コロナ禍や経済的問題で参加できない国々がありますが、2年ぶりの会議開催の意義は重いと思います。

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