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きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

人と自然がおりなす 美しき棚田⑦ 世界編

2010-07-23 23:17:36 | 赤旗記事特集
人と自然がおりなす
美しき棚田⑦ 世界編


マダガスカル
世界でも有数の棚田地帯


 「棚田には黄金色の稲穂がたなびき、赤とんぼが飛んでいる。コスモスが咲き、柿の実が真っ赤に熟している」
 これだけ読んで「マダガスカル」をイメージする人はいないだろう。もちろん、日本と共通する部分だけ描写したからだから決して嘘ではない。


◇3月に稲刈り
 マダガスカルに行こうと思い立ったのは、「棚田がある」と聞いたからだった。「棚田病」を自覚するほどになっているが、ホームページ、新聞、雑誌で情報を発信していると、ここにもある、あそこにもあると、棚田情報が入ってくる。それで私の性格上、聞いてしまえば行かないと気がすまなくなってしまうのだ。
 調べてみると、コメの生産量が世界第19位(2007年)で、1人当たりの年間のコメ消費量にいたっては、世界でもトップレベルであることがわかった。それだけコメを食べる国に、猛烈に興味が出てきた。
 アフリカ大陸の東海岸に浮かぶマダガスカル島は、南半球にあるため、3月は日本で言うところの「秋」で、標高1300メートル前後の中央高地では、稲刈りの季節だった。
 中央高地は、どこへいっても棚田だらけだった。イランのように、棚田を探す必要もなかった。ある意味、世界でも有数の棚田地帯といってもいいだろう。というのも、今回は首都アンタナナリボから700キロメートル離れたイサル公園まで車で南下したが、アンバラヴァウまでずっと棚田地帯なのだ。途中、町があったり、山林があったり、畑が多くなったりするが、水田が主、しかも棚田が主であると言ってもいい。2日半、棚田地帯を走り続けるかっこうになった。
 目の前に広がる、日本の秋のような風景は、どこか懐かしさを覚える。稲刈りをしている人たちの顔つきも、どちらかとういうと、東南アジア的だ。それもそのはず、マダガスカル人は、もともとアジア方面から渡ってきたマレー系民族の末窩だという(もちろんアフリカ大陸から渡ってきた人もいる)。



◆米粉のパンも
 町の市場を訪ねると、粥の「バリスス」、米粉で作ったパン「ムフガシ」、ういろう風の「クバ」など、米食品も多かった。コメを食べる文化は日本人にもなじみやすく、アフリカにあってアジアを感じさせる雰囲気がマダガスカルの魅力のひとつと言えるのではないだろうか。(金曜掲載)
「しんぶん赤旗」日刊紙 2010年7月16日付より


南半球なので、日本と季節が逆なのですね。

子どものころ世界地図を見て・・・
大陸の沖に浮かぶ島国、マダガスカル。
なぜか日本に身近なものを感じたものです・・・
コメント
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