貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

東北・関東太平洋海岸

2011年03月24日 | Weblog
3月11日の東北・関東太平洋沖地震から、2週間が経ちました。 二週間で何が出来たというよりも、被害地の方々は夢中で過ごした日々でしょう、これからが考えられないような問題に1つ1つ立ち向かうことになるんですね。

人間はDNAにより、一つにつながるお守りを持っているようです。     生かされている意味を改めて感じています。


ある方のブログに松島の朱塗りの福浦橋は被害にあったが、五大堂は無事 とあったのをみました。 信じられませんが嬉しかったです。

7年前芭蕉の「奥の細道」の旅を計画して・・3年がかりで全工程を回った、とき通った太平洋側の海岸線は 今回の震災・津波で

町が壊滅つすほどの被害になったのです。


     松尾芭蕉「奥の細道」 の太平洋側・往工程は 江戸~平泉です。

深川(隅田川)(荒川)(江戸川)-(綾瀬川)草加-(大谷川)日光-黒羽(那珂川)-(奈良川)白河関(ここから奥の細道です)-(釈迦堂川)須賀川-(阿武隈川)-郡山-福島-飯坂(摺上川)-仙台-多賀(砂押川)-松島-(北上川・今回の津波北上川60Kのぼったのですってね。)登米が津波の被害に会うとはおもいませんでした。昔の面影をもつ素朴な町でした。-平泉-出羽(最上川)ー・・・

車・電車が無かった時代、 川を渡り・川に沿っての旅なのだと、つくずく感じさせられたのを思いだします。

今回の地震・津波被害の地方名が出る度にあの旅の景色や親切にして頂いた地もとの人々の温かい人情が浮かんきます。

又訪れたいと思うところも多くありましたので、復興成し得ることを願っています。

               被害地の原風景や彼岸寒

    

このあと芭蕉翁は、当時 松島に匹敵するほどの景観をもつ象潟に行っています。

ここは芭蕉来遊から115年後の1804年6月4日台地が一夜にして2.4mもち上がるほどの地震が起き水が涸れて、 今では一面田んぼです。 

               面影は小丘の松の曲線美

      今の象潟は人々に多様な世界観をあたえる、 大好きな美しい原風景です。