貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

当尾

2011年03月06日 | Weblog
2日早朝の高田市は霰が降りました。 奈良に向かうほど天気が回復し、岩船寺口でバスを下りた時には青空です。

当尾は京都府木津川市加茂町で、奈良からは不便です。   バスは午前中9:27分発1本で、バス停から25分歩きます。

   竹の秋触れ合う音の響きあり

 

               
                 里尽きて当尾石仏春浅し

       


       藪の中の三尊                     あたご灯篭                       

    

 
 
       石室不動明                      からすの壺二尊

                 
       

                   坊舎跡石積にそう藪椿

下り30分の石仏めぐりの後 浄瑠璃寺につきました。

當麻寺

2011年03月05日 | Weblog
憧れの当麻です・・・なぜ・・・私は絵をよくみにいきますが、「當麻寺の桜」を描いた絵はなぜか私をひきつけます。

ひきつける理由を探すため、あの地方の書かれた本を読みます・・「死者の書」「古寺巡礼」「街道をゆく」「役行者・・」他

そして今日この地に下りたち、ひかれる分けが解ったような気がしました。 やはり旅っていいですよね・・・


                 雨上がり霞む当麻の峰峰よ

 

     春雷や古刹を守る仁王門                 たいま路の蹴速の塚よ冴返る

 

蹴速塚とは「日本書紀」に書かれている伝説かな?  当麻蹴速(たぎまのけはや)と言う相撲取りの塚で、相撲のルーツです。

仁王門は東門で三重の塔は境内から見ます。    東西の塔を控える本来の南門は見当たりません。       

           東塔                       西塔

 

 中将姫さまが感得された、「當麻曼荼羅」の複製写の一部です、私の部屋に飾るため求めました。

    

            春きざす當麻曼荼羅釈迦かこみ


當麻寺に着いたのは4時40分でした、今日最後の拝観者となりましたが、ご親切に案内していただきまして、感謝いたします。

 ありがとうございました。     雨上がり靄立つ山並み二上山を、後ろ髪ひかれる思いで後にしました。          


 

   山覚めり神とも暮らす供えあり                   踏切や当麻の駅の春灯り        

余寒

2011年03月04日 | Weblog
一日の奈良の旅は雨の降る寒い日になりました。一週間前に4月の陽気になったので、寒さがこたえるのでしょうか。

京都まで雛友二人と一緒でしたが、雛友は姫路の香呂へ行くといって別れました。

私は法華寺にお参りし、 お雛様を見て~夕方當麻寺ヘ行く予定です。               

                      法華寺の玉砂利おもく春霙

         

     雨ふくみふくらむ蕾迎春花              春浅しからふろの戸の開かぬまま

 

     

     辻にたつ道祖地蔵に供養花              料峭や崩れ落ちそうな泥の壁(海竜王寺)

キョロキョロして 道草してしまいました、 予定のバスに乗れず30分遅れ、 雨は本降りです。

急がないと當麻寺閉まってしまう。 15:12発大和西大寺ー橿原神宮前ー尺度ー当麻寺駅(約1時間) ー歩15分 當麻寺

雛まつり

2011年03月03日 | Weblog
3月3日は雛まつりです、家では3月3日生まれの孫がいますが、 男の子です・・・・
  将来、どうなるのでしようか? チョッピリ不安です?

3月1日 大阪・藤井寺の雛飾りを見学する計画になっていたのですが、手違いがあり藤井寺にはいかず、奈良一人旅になりました。

藤井寺の雛飾りを お見せできないので、ふじやま公園と家のテレビの上の飾りをのせます。

          古民家の七段雛の並ぶ部屋

   

          古今雛障子の明り背に受けて


   

          桃節句集めし女夫リビングに

     


奈良の旅では 光明皇后ゆかりの「法華寺」で皇室より拝領された古代雛や御所人形など見せていただきました。

     

        法華寺の江戸紅梅の濃いくれし