貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

大聖寺町/全昌寺

2008年05月17日 | Weblog
      残されしげんげ田畑や加賀の町

那谷寺は加賀キャンバスの山まわりにあり、大聖寺は海まわりです、加賀温泉駅が分岐点で乗り換えです。大聖寺山の下寺院郡11:41着。

      彩色の五百羅漢や春の笑み
     
「奥の細道」より-大聖寺の城外 全昌寺という寺にとまる、なお加賀の地なり、曽良も前の夜この寺に泊まりて、
  ー夜宵秋風聞くや裏の山ー曽良ー と残す。


  
一夜の隔て千里に同じ・・・あけぼのの空近う読経声澄むままに、鐘板鳴つて食堂に入る。・・・以上奥の細道の一節です。

     庭履いて出でばや寺に散る柳 -芭蕉ー  

大聖寺には他に、深田久弥・北前船資料館等があります。私は全昌寺前の九谷焼美術館に入りましたが、美術館前の水庭公園が気に入りました。

         葉桜やしだれし堤水の音



大聖寺を後に山中温泉へ行くのですが、其の前に寄り道をして、山代温泉にある北大路魯山人ゆかりの「いろは草庵」を訪ねます。

     柳ふる栄えし加賀を抱きながら