貴美華が巡る奥の細道

芭蕉の「奥の細道」を巡り終え、新たな旅を計画中、間日常の出来事を十七文字で遊びます。

錦秋の奈良

2005年12月05日 | Weblog
   2005/12月1~3日

師走入りお礼お参り古都の旅

12月2日6時26分JR奈良駅に着く、桜井線に乗り室生口大野駅へ向かう、車窓から薄らと夜明けを感じ里から朝霧が立ち登る。

今回の旅は11月16日~30日ファンケルギャラリーで行った「貴美華とアートフラワーの仲間」展が無事終わったお礼の御参りですが、もう一つ、いつも私の展示会を楽しみにしていた母の一周忌なので報告したかったのです。

1999年 母姉私の古都奈良が親子三人旅の最後になりました。
この時 室生寺が計画に入っていたのですが、前年の台風で被害に会った五重塔が修復のため入山禁止になってしまい、長谷観音止まりの旅でした。
あれから6年その時のことが昨日の様に思いだされます、 今日の導きに感謝いたし お祈りいたします。
室生寺
   朝冷えの女人高野や紅葉掃く     (女人を受け入れた寺)

   冬日和手に載せみたし室生塔     (積み木を積んだ様な可愛い塔)

   朱の楓拾いつ一歩奥の院        (石楠花の寺


                    
長谷寺 
   冬紅葉初瀬の渓谷錦なり       (初瀬川沿いにあります)

   登廊沿いし牡丹は手入れされ     (花の寺として名高い)

   堂舞台立てば錦繍秋景色       (入母屋造りです)        



談山神社 
    多武峯行く秋紅き十三の塔     (檜皮葺十三重塔です)

    受け継がれ百味捧げし山の神    (百味の御食という神饌を奉献)

    親思い談山霊地に癒されし     (鎌足の長子が建立)