く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<枚岡神社秋郷祭> 宮入3年ぶり! 太鼓台勇壮に次々と

2022年10月15日 | 祭り

【14日宵宮で20台余、15日の本宮には神幸行列も】

 河内国一之宮の古社、枚岡神社(東大阪市)で秋の実りに感謝する秋郷祭(枚岡まつり)が始まった。14日が宵宮で15日が本宮。両日とも9地区の太鼓台23台(うち大太鼓9台)が担がれて市内を巡り、地車(だんじり)3台も曳き回される。太鼓台の宮入は3年ぶり。宵宮の境内はその勇壮な姿を一目見ようと観客で溢れかえった。本宮15日には宮入の前に神幸行列・神輿渡御、還幸祭なども行われる。

 枚岡神社の一の鳥居(上の写真)は二の鳥居から800mほど下った鳥居町にある。建立されたのは220年前の1802年。14日午後2時「出雲井・鳥居」の太鼓台がその鳥居を潜って参道を進み始めた。秋郷祭の宮入はこの太鼓台がいつも一番乗りを務める。神社の鎮座地が出雲井町で、宮元に当たるためだ。二の鳥居に至る参道は長い上りの坂道が続く。途中小休止を挟んで午後3時すぎ「がんばれー」の声援に励まされて太鼓台が上ってきた。(写真は近鉄奈良線の踏切を渡り、最後の胸突き八丁の坂道を上る「出雲井・鳥居」の太鼓台)

 宮入は午後3時半から。「出雲井・鳥居」の後に「額田」「宝箱」「豊浦」「喜里川」……と続いた。各太鼓台は二の鳥居から入って「チョーサ」の威勢のいい掛け声とともに緩やかな参道を上っていく。突き当たりの広場に達するとUターン、参道を埋め尽くした観客を掻き分けるように二の鳥居と広場の間を往復した。太鼓台が無事、広場の所定位置に納まると、観客からどっと拍手と歓声が沸いた。

 この後も「五條」「客坊」「河内」の太鼓台が次々と宮入。しんがりを務める「四條」の大太鼓が入ってきたのは午後5時半すぎ、宮入開始から約2時間が経っていた。四條には9地区で最も多い4台の小太鼓がある。最後の小太鼓が二の鳥居を潜ったのは5時50分だった。先に宮入した太鼓台は夜の“中垣(なかがき)”と宮出に備え提灯に火を灯す準備に取り掛かっていた。

 この日の宮入では担ぎ手が重さに耐え切れなかったのか、小太鼓台の前方が突然ガクンと落ちる場面を2度ほど目にした。「怪我してない?」と心配するほどの衝撃。そばで見ていた熟年の男女は「こんなの見たの、初めて。びっくり。練習不足かなあ?」「2年間のブランクが大きいのかも」などと話していた。大太鼓台のバランスが崩れることもしばしばで、参道脇の幼児の上に倒れ込んだ法被姿の男性に、母親とみられる女性が激しく食って掛かる一幕もあった。また宮入する太鼓台を紹介するマイクの音が割れることが多くて聞き取れなかったことも残念だった。


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