く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

〈奈良県立図書情報館〉 切り取り⋅書き込み「絶対にやめて」と警告

2024年07月02日 | メモ

【日経新聞に「書き込み多発」はなぜ?】

 奈良県内で公共図書館としては最大の蔵書量を誇る奈良県立図書情報館(奈良市大安寺西)。その館内に「困っています!」と題した、ひときわ目立つ立て看が置かれている。設置からかなり経つが、一向になくならない雑誌や新聞などへの書き込み⋅切り抜き。その文面には図書館側の怒りや苦悩ぶりが詰まっている。

 看板が置かれているのは2階メインエントランスから入館してすぐ右側。新聞コーナーと3階に上がるエレベーターとの間に立つ。3階には開架式で膨大な蔵書が並ぶ。

 

 濃い黄色地に大文字で「困っています!」とあるので、遠くからも入館者の目に留まる。赤い手のひらには「NO」。下の「絶対におやめください」の間には書き込みなど破損⋅汚損があった事例が掲載されている。

 新聞では日経新聞の被害が目立つようだ。新聞の閲覧台には「日本経済新聞に、書き込みが多発しています」として、絶対にやめるよう注意喚起。はて、書き込みが多いページとは? 株価欄? この警告文を見るたび疑問符が頭を巡っていた。

 エレベーターで3階に上がって雑誌コーナーへ。かなり以前、週刊誌の「数独」などの部分に、書き込み防止用の透明シートが貼られていたのを思い出したからだ。「週刊文春」や「週刊新潮」をめくると、今も透明シートが貼られ「書き込み禁止!」の文字も添えられていた。(写真㊤は「週刊文春」と「週刊新潮」、写真㊦は「サンデー毎日」)

 多くの雑誌類は表紙が見えるように最新号が置かれ、それ以前の10冊ほどはボックス内に収納。ただ週刊誌の「サンデー毎日」は最新号がなく、ボックスの表に「書き込みが多いためカウンター内においています」との貼り紙があった。

 なぜ? 過去の「サンデー毎日」のページをめくって疑問が解けた。そこには「懸賞応募のはがきには、下の応募券が必要です」とあった。その応募券の部分には黒いシールが貼られ図書館印も。相次ぐ応募券の切り取りに業を煮やし、貸出カウンターで管理しているのだろう。

 これらの週刊誌を見るうち、日経新聞に書き込みが多い理由も「クイズ?」と閃いた。改めて新聞をめくって確信。クイズの種類と掲載頻度が他紙を圧倒していることが分かったのだ。

 「解けるかな? 漢字クイズ」や「Challenge ! CROSSWORD 」、それにイラストの「間違いさがし」や「今日のナンプレ」などの日経脳活クイズ┄┄。土曜版と日曜版を中心に様々なクイズが掲載されていた。

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