く~にゃん雑記帳

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<リオ・パラリンピック> パラトライアスリート・秦由加子選手〝夢舞台〟へ!

2016年07月14日 | スポーツ

【女子パラトライアスロンの日本代表に内定】

 パラトライアスリートの秦由加子さん(35)=マーズフラッグ・稲毛インター=が、9月に開催されるリオネジャネイロ・パラリンピックのパラトライアスロン女子の日本代表に内定した。日本トライアスロン連合が13日に発表した、水泳からトライアスロン競技に転向して約3年。昨年からパラリンピック出場を目指し積極的に内外の大会に出場してきたが、その努力が報われ大きな夢がかなうことになった。昨年後援会に入会し密かに応援してきた一人としてもうれしい限りだ。

       

 秦さんは13歳だった中学1年のとき、骨肉腫のために右大腿部を切断した。長くスポーツとは無縁の生活だったが、24歳の2007年、一念発起して水泳を始めた。さらに5年後の2013年にはトライアスロンに転向し、翌年には日本トライアスロン連合の強化指定選手に。パラトライアスロン女子はスイム0.75キロ、バイク(自転車)20キロ、ラン5キロの3種目合計25.75キロで競う。障がい度に応じてPT1~5のカテゴリーがあり、秦さんは高度下肢障がいクラスのPT2に属す。

 リオパラリンピックに出場するには国際トライアスロン連合(ITU)主催の国際大会などに数多く出場しポイントを積み上げる必要があった。今年は3月の南アフリカ大会で4位、4月のオーストラリア大会で2位と健闘し、4月末に広島県廿日市市で開かれたアジア選手権では優勝を飾った。5月のITU横浜大会では世界ランキング1位のアリサ・シーリー(米国)に最後のランで抜かれ2位に終わったが、そのときのタイム1時間26分56秒は国際大会でのベスト記録だった。

 秦さんの強みは最初のスイムにある。横浜大会でもスイムでシーリーに約2分半もの大差をつけており、続くバイクでも1位をキープした。先月6月に開かれた関東身体障がい者水泳選手権では100m自由形と400m自由形の2レースを制している。うち100mは大会新記録だった。課題は最後のランをどう粘るかだろう。ランの出来によってはメダル争いも決して夢ではない。パラトライアスロン女子は9月11日、リオ南部のコバカバーナ地区で開かれる。 


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