く~にゃん雑記帳

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<女子ハンドボール>世界最終予選25日開幕 めざせ36年ぶり五輪出場!

2012年05月22日 | スポーツ

【参加12カ国、3組4チーム総当たり上位2チームが五輪切符】

 女子バレーボール「火の鳥NIPPON」がロンドン五輪世界最終予選で2連勝と順調な立ち上がりを見せる中、女子ハンドボールの「レインボージャパン」も25日から始まる世界最終予選に挑む。五輪に最後に出場したのが1976年のモントリオール五輪。この最終予選に36年ぶりの五輪出場をかける。

 女子ハンドボールのロンドン五輪出場枠は全部で12。そのうち半数の6つが確定ずみ。英国(開催国)、ノルウェー(世界選手権優勝)、韓国(アジア予選優勝)、ブラジル(米大陸予選優勝)、アンゴラ(アフリカ予選優勝)、スウェーデン(欧州予選2位。欧州予選1位のノルウェーが世界選手権でも優勝したため繰り上げ出場)の6カ国だ。残りの枠は6つ。最終予選には12カ国が参加、4カ国ずつ3グループに分かれ、グループごとに1回戦総当たりで上位2カ国が出場権を得る。

【世界選手権2大会連続2位のフランスは別格】

 日本は昨年10月のアジア予選(参加6カ国)で韓国に22―27で敗れ4勝1敗の2位に終わって最終予選に回った。第1グループに入った日本(世界選手権14位)は25日モンテネグロ(10位)、26日フランス(2位)、27日ルーマニア(13位)と戦う。グループごとにヨーロッパ各地で行うが、第1グループの開催地はフランスのリヨン。フランスチームにとっては地の利もある。

 日本の対戦相手は世界選手権の順位でみるといずれも上位に位置し手ごわいが、中でもフランスは別格。昨年12月の世界選手権の予選ラウンドでも日本はフランスに22―41と大敗を喫した。ルーマニアもフランスに20―39で敗れている。ハンドボールは日本ではまだマイナー競技だが、フランスでは非常に人気が高い。世界選手権(2年に1回)2大会連続準優勝という最近の実績からみても、フランスが3位以下になることはまず考えにくい。このためフランスを除く3カ国が残りの出場切符1枚をかけて争うことになりそうだ。

【実力は接近 日本、モンテネグロ、ルーマニア】

 日本は世界選手権予選ラウンドでルーマニアとは28―28で引き分けている。モンテネグロとは対戦したことがないが、世界選手権で優勝したノルウェーを相手に27―28と善戦しておりレベルはかなり高い。日本は世界選手権の決勝トーナメント1回戦で準決勝に進出したデンマークに22―23と善戦したものの敗れた。ただ決勝トーナメントに進出したモンテネグロ、ルーマニアの2カ国も同じく1回戦で敗退しており、実力的にはかなり接近しているだけに日本にもチャンスはある。

 順位は勝ち点(勝利2点、引き分け1点)で決まる。勝敗数が同じで勝ち点が並ぶと得失点差の勝負になる。それだけに初戦のモンテネグロ戦が五輪出場を大きく左右しそうだ。勝つか、悪くてもせめて引き分けて勝ち点を獲得できれば先が見えてくる。2戦目のフランス戦は世界選手権での大敗を教訓に失点をできるだけ抑えたい。そのうえで3戦目のルーマニア戦に全力を投入し勝つと2位の可能性も出て「36年ぶり」に大きく近づく。欧州勢に比べると体格的に劣るだけに、どれだけ攻守切り替えの機動力を発揮できるか、イージーミスを少なくして最後まで粘れるかがカギを握りそうだ。


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