く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<アンビリバボー> 室内の窓際に羽化直後(?)のアゲハチョウ!

2016年03月25日 | アンビリバボー

【キアゲハ? 昨年9月庭のミツバの葉に大量の幼虫がいたけど……】

 居間のガラス戸の外側に吊り下げた餌入れにヒマワリの種を放り込む。これが朝の日課。ヒマワリの種は野鳥のシジュウカラやヤマガラの大好物だ。25日朝もいつものように一握りの種を入れてすぐに戸を閉めた。そこで床の上の色鮮やかなものが目に入った。ガラス戸から50cmほど内側。作り物のようなアゲハチョウだ。えっ?どういうこと。開閉の一瞬に入ってきたのか、それとも――。

 

 キアゲハか。発見直後に撮ったのが左側の写真。じっとして動かないが、羽はどこも傷んでいない様子。羽化してあまり時間が経っていないのか。指を近づけると、ゆっくりと乗ってきた。そして手のひらに移動。しばし観察した後、窓際外側のノースポールの花の上に乗せてやった。そこでもじっとしたまま(下の写真)。大丈夫だろうか。見守っていると、急に2mほど離れたミモザの小枝に飛び移った。そして一呼吸置いて空中高く舞い上がった。それまでの緩慢な動きがまるでうそのような素早さ。一瞬あっけにとられるほどだった。

  

 そこで頭に浮かんだのが昨年9月の出来事。庭のミツバにアゲハが卵を産み、鳥の糞のような黒い幼虫がたくさん姿を見せたことがあった(下の写真)。驚いたのはその大食漢ぶり。葉という葉は茎を残して全て食べ尽くした。幼虫を他の場所のミツバに移してやったことも度々。ミカンの葉も与えたが、それにはほとんど見向きもしなかった。それでも多くが体長3~4cmの緑色の5齢幼虫まで育った。ところがその後、みんな姿を消してしまった。蛹になった形跡もない。多分スズメなどの餌食になったのだろう。

  

 アゲハの羽化率は1%に満たないともいう。100個の卵があっても、その中で天敵に襲われることもなく無事羽化できるのは1匹以下というわけだ。この日現れたアゲハは幸いにもその1匹に選ばれた。もしかしたら、あのアゲハ、幼虫が昨秋室内に紛れ込んで蛹として越冬し羽化したのかも――。アゲハが飛んでいった直後、蛹の痕跡があるかもしれないと天井などをつい見回した。 

コメント
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