【きょう3日には祇園甲部と祇園東が登場】
京都市の八坂神社で2日、今後1年の災厄を祓う節分奉納行事が始まった。3日までの2日間の日程。2日には京都5花街のうち先斗町と宮川町の芸妓(げいこ)・舞妓(まいこ)さんが境内中央の舞殿で日本舞踊を奉納、その後、大勢の参拝客や観光客に向かって豆まきを行った。3日には祇園甲部と祇園東の両歌舞会が踊りを奉納する。
宮川町の舞踊奉納は午後3時に始まった。立方5人はいずれも豪華な黒紋付姿。唄・三味線の地方6人の演奏に合わせ「姫三社」を舞った。左手に扇子、右手には鈴。「シャンシャン」と鈴を打ち振りながら優美な踊りを披露した。豆まきには普段の芸舞妓姿と異なる様々な扮装をした〝お化け〟も登場し、節分の行事を盛り上げた。
境内では福豆を買い求める人たちが列を成した。授与料300円で、空クジなしの景品抽選券付き。中には豪華な家電製品が当たって大喜びの外国人観光客の姿も見られた。5花街のうち上七軒歌舞会は3日、地元の北野天満宮の節分祭に参加し日本舞踊と豆まきを行う。