CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

夏の台湾北海岸を行く 03 西門町を夜歩き

2018-08-31 21:44:16 | 夏の台湾北海岸を行く(2018)
腹ごしらえも済んだのでというわけで
台北の原宿と呼ばれてるのか呼ばれてないのか
若者の街「西門町」をぶらぶら食べ歩きであります


相変わらずの賑わいと喧騒
ここのビジョンを見てると台湾で流行してるゲームが一目瞭然にわかってしまう
若者の街というか、ヲタクの街というか、いや、
既にそういうものが一般化している、進んだ国と見るべきであろうか


相変わらず中に入ったことのない西門紅楼
リニューアルというか、外壁工事が無事終了していたようで
今回、遅い時間だけども、少しだけ内装を見ることができてみてきた
食べるスペースとおみやげ物屋さんが入っているようでありましたが
既に閉店準備していたので、ちょっとだけ顔だしてすぐに退散


そぞろ歩きながら、台湾素人の父親のために
ランドマーク狩というわけで、阿宗麺線に到着


ついさっき、たらふく鴨肉食べたばかりだけども、
名物は別腹というわけで無理やり食べさせる
麺線小杯 55元


相変わらずカツオ出汁の効いたほどよい食べ物である
薬味コーナーがあったので、なんか辛くなりそうなものを入れて
味を変えたりして楽しんだのでありました
時期のせいなのかわかりませんが、今回は大好きパクチー(香菜)ではなくて、
ミントみたいな葉っぱが入ってたんだが、なんでだろう


続いて、口直しにというわけで西門町芒菓冰
我が家は、一族揃って酒が飲めないので無類の甘いもの好き
とりわけ、マンゴーが大好きというわけなので
こいつは本当の意味で別腹と、父親も喜んで入ったのでありました
夜も23時になろうかという時間なのに相変わらずの満席っぷりで
品切れもいくつか出ていたものの、無事かき氷とご対面


マンゴーかき氷 200元
二人で食べるに十分なというか、すげぇサイズだな相変わらずと
衝撃を受けながらも、今年はマンゴーが豊作とうかがっていたので
その甘さを堪能したのでありました
すげぇ、物凄く甘い、そして旨い、氷も旨い
あっという間でありましたが、大変ご満悦
暑さも吹き飛んだという感じで、あとは夜の街をうろうろと歩くことに


映画館やら

ヲタクビルやら

ともかく、どこを歩いても凄い人だかりで驚くばかりでありました
到着した日が土曜日ということもあって
まだまだ夜はこれからという喧騒でありましたけども、
裏露地なんかも歩いたりしつつ、明るいところから暗いところまで
楽しく散策して、腹ごなしも済ませてホテルへと戻ったのであります

翌日、朝早くから北海岸線を行く長い旅が始まるのである

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滋賀県立陶芸の森 「世界の形象土器」展

2018-08-30 20:42:41 | 陶磁器を探す旅と名物
というわけで、先日のMIHOミュージアムめぐりのあとに
俺って文化的だぜといわぬばかりに、
美術館のはしごを敢行したのでありました
陶芸の森の山頂にあります陶芸館にて開催中だった
世界の形象土器展であります

最近、土器が流行との話があるから
その流れであろうと想像しながら見てきたのだけども
これが意外なというか、
世界中の現代焼き物、だけど土器という、
大変不思議なジャンルの展覧会でありました
世の中、こんなにまだまだ土器が作られていたのか

土器と呼ぶから可笑しいだけなのかもと思いもするけど、
まさに埴輪、あるいは、土偶といった様相のものが
数多く展示されていまして、
これは、日本における縄文土器がモチーフになってんだろうか
あるいは、世界的に人類というものは
気付くとこういうものを作ってしまうんだろうかしらと
悩みながら見てきたのでありました

釉薬を使わず、まさに「かわらけ」という内容なんだけども、
結構な大きさのものも多くて、赤茶けたレンガめいたそれから、
彩色して、置物として、いや、みやげ物として完成しているものまで
幅広いそれこれが楽しめて面白かったのであります

特に、メキシコのほうで作られているという
猫のとぼけた置物が抜群でありまして、
言ってみれば、凄い無造作、テケトーきわまりない
そんな風にも思えるのに、不思議と味わい深い
こういうのは、こういうので、
なんか一個あるといいかもねと思わされてしまう
妙な説得力というか、魅力があって楽しいのでありました

それ以外にも、物凄く精緻な陶人形があったりして、
呪われてしまいそうな恐怖にかられながら見るのも
なかなかおもむき深くて面白かったのであります

今とか昔とか、そういう感覚も
デザインから入って、勝手にそう思っているだけで
製法や、やってることそのものが変わらない限り
陶器は土器でもあるし、埴輪でもあるのかもと
学術的に別物であることはないがしろにして
人間の営みにある土を焼いたそれというジャンルに
収束してみたくなる、そんな展示でありました
興味深い展示だった

【読書】科学のミカタ

2018-08-29 21:12:14 | 読書感想文とか読み物レビウー
科学のミカタ  著:元村 有希子

科学トピックを中心に書いたエッセー集でした
様々な科学に関する内容を説明しつつ、
それにまつわる、どきどきする気持ちというのを
素直に書いたといったような内容で
読んでいて、興味深いことも多いし
わくわくするような気持ちにもなれてと
なかなかステキな一冊だったと思うのでありました
中学生の課題図書とかにいいんじゃないかと
無粋なことを思ってしまったんだが、
とても楽しかったのであります

あえて古典を素材に使って紹介していまして
枕草子の有名な文言からインスピレーションを得てといった内容で、
面白さと、不気味さと、不思議さと、なんともいえない何かと
説明できそうでできない、できているけどわからない
そういう科学を解説していくのでありまして
序盤である、こころときめきするもの、のシリーズが特に面白くて
ABC予想の話や、ダークマター、重力波等々の
発見や研究最先端の話にまつわる部分が多くて
科学の楽しい醍醐味が詰まっているようで
ここだけで読む価値があると感じたのでありました

やがて、難しい内容も包含して
経済もサイエンスしながら説明をと
政治なんかの話も交えたりしながら、グローバルとは何か、
そこで議論となっている温暖化がどうしたとか
このあたりも、誰かの都合である部分も解説しつつ
はたしてどうなのかというところに
疑問をぶつけるようで面白いのでありました

やがて医療の話なんかになって
当然のように気になる、癌治療の最先端
そして、著者自身が関わった、自身も罹患した
それこれと治療について、そしてそのときの気持ちというものが
経験したからこそという解釈が、
どうやっても、壁というか、乗り越えるべきなにかがあったと
そういう体験が語られていて興味深いのでありました

今後どのように世界が広がって、あるいは、変わっていくのか
それに科学がどう影響を与えるか、受けるかと
様々な不安と楽しみを語る内容が
とかく楽しく読める一冊であったと思うのであります

【読書】探してるものはそう遠くはないのかもしれない

2018-08-28 21:39:39 | 読書感想文とか読み物レビウー
探してるものはそう遠くはないのかもしれない  著:新井 見枝香

好き放題なエッセー集といった内容でした
書店員でもあり、なかなかあれこれと活躍している37歳独身女性である著者が
日頃思ったり、募ったりしていることをつらりつらりと
駄文重ねるかのように、考えたり、考えないままにつづった内容で、
散文めいたところも含めて、面白く読めるものでした

そういう年齢の女性として困ることや
考えることなんかを軸にして、どっかおかしいだろうかと
悩んだりしつつ、ものすごく脱線しては、
エッセーがなんとかぎりぎり紡がれていくようで、
内容がないといえばそうなんだが、
面白いからいいかと許せてしまうような
肩の力が抜けた、読みやすい一冊でした

書店員でもあり、企画屋でもあるような
結構な生き様のなかで、お金に困り続けていることやら、
バンギャとして培ったというか、誤ったような生き方なんかが
ある意味励まされるように楽しく、
あんまり難しいこと考えずに
とりあえず生きていこうという気分にさせてくれるのが素敵

ともかく、かなりとっちらかった内容なので、
これで大丈夫なんだろうかと
心配になるような、本人が目指している
独特のグルーブ感がはたして、出ているのか、どうなんだと
本と対話というか、つっこみいれながら読めて
まずまずに楽しめたと思うのでありました
こういうのは、考えてはだめだな

【読書】決定版 ビットコイン&ブロックチェーン

2018-08-27 21:44:49 | 読書感想文とか読み物レビウー
決定版 ビットコイン&ブロックチェーン  著:岡田 仁志

随分難しい本を読んでしまった
決定版と銘打っているだけあって、
ビットコイン(仮想通過)とは何か、
それを支えているブロックチェーンという技術は何か、
そもそも、その二つは違うものなのかと
そういった疑問を呈しては、論証していくという
いささか論文めいた内容なのだけども
非常に面白いものでありました
そうか、ビットコインとはそういう仕組みで出来ているのかと
仮想通過という世界といえばいいか、
大きく蠢く謎の物体(物体ですらないのだけども)について
あれこれと語られていたのでありました

発行主体を持たないという仕組み、
ボランティアと、それなりの恩恵が得られるということによって
自立する仕組みとしてビットコインというものが作られている
そのシステムが、なかなかステキというか
実に人間の性質に促されて作られていると
そんなお話でありました
システム上、どこか不備がありそうなのに
人間という、最も裏切りそうなそれらが、システムを監視することを
積極的に、あるいは、自発的に行うという
そんな仕組みによって、ビットコインの信用が担保されている
そう読めたのでありました

その担保と呼ぶものか、ともかく、
信頼を高めるための手法がブロックチェーンであって、
ハッシュタグを使って、そして、その信用を確定させるために
相当数の人がマイニング(発掘)ということを行っていると
そんな世界なのだということが
知ったからといって、それをどうとする知識でもないのだけど
面白いことだなと読み取ったのでありました

不思議といったらいいか、興味深いところが
このマイニングという行為がないと崩壊する仕組みなのだけど
これを行うのに、相当のコストがかかるというところが
ある種問題であるというのが衝撃でありまして
電子上のそれを発生させるために
莫大な電気を使用していて、そのために資源が凄まじく浪費されている
価値創造が、そのコストにおいて破綻しているというのが
なかなか凄いことだと思わされたのであります
そんな紐解き方をすると
金銭というか、現代流通している貨幣ないし、通貨というものは
優れているなと改めて思い知らされるのでありました

仮想であるということも含めて、
この通貨という概念すらもが、
システムによって支えられていて、定義されているという
考えてみれば当たり前だけども、ちゃんと考えると
大変難しいものであることが
法であったり、存在意義であったりといったところから
担保されているかどうかが考察されていて
大変面白かったのでありました

ゆくゆくは、これらがより通貨という
今わかりやすい形というか、流通方式とは異なる
もっと便利で、恐ろしい何かに変わっていきそうな
素晴らしい予感をはらんでいるのがわかって
ともかく、大変面白かったのでありました
でも、これを理解できるほど頭よくないから
頭いい人たちが納得して、それによって信用が確定すると
みんな使えるようになるんだろうなと
そんな、他人任せなことを思ったりしながら
随分勉強した気分になったとさ

西郷どん  薩長同盟

2018-08-26 21:16:07 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「西郷どん」
視聴完了であります
幕末屈指の名シーン薩長同盟締結の場、
御花畑会談の巻でありました、かなり面白かった

すっかり落ち着きを手に入れてしまって、
どっしりと構えすぎじゃないかという西郷どんでありますが、
その代わりでもないが、やたら熱量が高まっている一蔵どんが
まぁいい按配でありまして、さらっと京都に女かこっているのはともかく、
胃痛に悩まされながらも、あれやこれやと頑張って、
最終的には逆切れめいてしまうというあたりが
人間臭いというか、ある種の幕末的狂気、熱病にかかっている感じが
最高に素晴らしいと思えてならんのでありました
実際、あんなに熱かったんだろうか
そうだとしたら、史実のようにはならなかったんじゃないか
あれこれ、想像するだけで楽しいのであります
ああいう時期があってから、あの晩年とすれば
それもまた、凄いことだと思えてならん、面白い

さて、長州とのわだかまりがいかに凄いかというのを
桂、西郷の両名と、ええ加減にせぇよといいながら付き合う竜馬という
この三人だけで描いていたのが見事でありまして
それぞれが、まさにその立場を代表していて
もっとも、薩摩については、かたくなに反対する閥も見せて
これでもかという困難さがあったのが素晴らしいところ
最終的に、薩摩が先に折れたというのは、
これが史実なのかしらんが、
子どもの頃に読んだ歴史漫画でも、だいたいそういうイメージだったのだけど
長州は、やっぱり、折れられないという感じだったんだろうかなと
思わされたのであります、
立場が違うというのは、まさにその通りであるな
ああいう代表をするというのは
並の仕事ではない、胃痛は、やっぱり一蔵よりも桂に合うものである

さらっと、狂輔も出てきたので
いよいよ幕末から新政府まで見えてくるようになったと
これまた楽しみになってきたのでありまして
こっから、大政奉還、竜馬遭難と楽しみなところが続くかと思うと
まだまだ今年の大河は楽しめると
今後を待つ気持ちが高まるのでありました

【読書】アマゾンの料理人

2018-08-25 21:06:25 | 読書感想文とか読み物レビウー
アマゾンの料理人  著:太田 哲雄

料理人になろうと、あっちこっちで修行していたら
南米に吸い寄せられて、さらにはアマゾンに導かれて
その魅力に取り付かれた、ある種冒険野郎的な料理人の本でした

著者の反省を辿っていく話なのだけども、
料理という世界の面白さがわかりやすく伝わってきて、
一流の店での修行風景だとか、
それぞれの国の流儀だとか、そこの馴染むために、
また馴染めていないときにどんな酷い目にあったのかなど、
冒険旅行記に近い内容なのが面白いところ
イタリア、スペイン、ペルーと、
それぞれの土地で出会った人からスカウトされたり、
紹介されたりして、酷い目にもあうけども
その間が修行だったと振り返れるような
やわらかい描き方で、人生を振り返っているのがステキであります

南米からの移民料理人が、ヨーロッパの料理界で
大変な力となっている、下支えは彼らがしているかのような
物凄いタフさと、ガッツを見て唖然とする様なんかが
非常に興味深くて、日本人がちまちま細かく頑張るのとは
違う力強さというのがあって、ステキだと
著者が南米にひかれていくというのが面白い
その縁あって、アマゾンまで行き着くわけなんだが
なかなか、料理人という職業も大変であります

料理といえばマフィアという感じで
さらっとしか触れていなかったけども、
どうやら、いくつかの危なそうな人たちとも交流があった様子で
そのあたりは大変柔らかく書かれているので
どうだったのかよくわかりませんが、
日本でも料理人やろうとすると、こういう問題は
切っても切れないんだろうなと思わされたりしたのであります

前半のヨーロッパ、主にイタリアでの修行生活が
出てくるものもおいしそうだし、過酷だけども
いかにも料理修行という感じで面白いのだけども
後半にというか、だんだんと南米に惹かれていくようになってきてから
急に野生冒険物語に変貌していく

アマゾンの市場で、虫を食べたり、
水銀まみれのなまず食べたりとか、料理人というよりも
サバイバー的な何かじゃないのかと思うようなことになって
それが当たり前になってきているのが
この人の凄いところだなと感じるところ
さらには、カカオビジネスにも興味をもって取り組もうとして
このあたり、ビジネスには感じるところもあるようで
料理人と一口にいっても、ちゃんと商売を考える人でもあるというのが
ポイントであろうと思うのでありました
だからこそ、文章が面白いと思えるのかもしれない

ともあれ、アマゾンでの圧倒的な自然との付き合いというのが
これでもかと出てくるし、仕舞いにはガリンペイロまで出てきたりして
この人の本業はなんだったかしらとなるようなところまで
面白く読めた、料理人本という皮を被った
冒険本であったと思うのであります

夏の台湾北海岸を行く 02 西門町鴨肉扁

2018-08-24 21:25:46 | 夏の台湾北海岸を行く(2018)

MRT空港線で移動であります

桃園空港にて、両替を無事済ませて、
ついでにカードにチャージを行う
遊悠カードと一通カードとそれぞれ持っていますので
今回の旅で必要であろう額を加値(ヂャーチー)
機械でさくさくと登録完了してあっという間のことである
ちなみにレートは、1万円で2616元
まずまずと見るべきでありましょうか


あっという間に台北站に到着、空港線の台北站は少し離れておりまして
北門站に近いのである

初めてのMRT移動を敢行
前回台北に来たときは、まだ開通していなかったので
バスを乗り継いだりあれこれ楽しかったけども
今回のMRTは、まぁ便利すぎるとその一言に尽きたのであります
また、途中で快速というか、特急に乗り換えをしたりと
臨機応変に対応できたのがよかったのでありますけども
京都から大阪まで新快速に乗るようなイメージでありました


光る台北站、ホテルは駅近くにしたのでここから歩いたのである

でもって、今回のホテル
メルヘンチックな内容で、シャワー付
どう考えてもラブホじゃないかと疑ってしまったけども
まぁ、こんなもんかしらと諦めたりもする
いつぞの南機場あたりに泊まったときよりはビジネスホテルっぽい雰囲気でありました
とりあえず夕方便なので到着して現地時間で21時とかいう残念極まりない時間
急いで夕飯だけは食べてこようと、有名店「點水樓」に向かう


點水樓 今台北で一番旨い小籠包を食べさせる店なんだそうだ

今回、一回くらいはちゃんとしたレストランでしっかりした食べ物をと
意気込んで入店したのでありますが、ウエイターが連れなくNOとの由
どうも、ラストオーダー時間を過ぎていたんだそうで、
台北なら24時くらいまで空いてるもんだろうと勝手に思っていたんだけども
そういう意味でも、高級レストランは融通がきかないと
これまた勝手に落胆するのでありました


仕方ないので、ちょっと歩いて西門町まで移動
萌え看板の林默娘が大活躍、台湾は未来に生きてんな

過去台北では、西門町で泊まることが多かったので
勝手知ったるというわけでもないが、
どこでも食べる店なんざあるだろうと突入
そういえば、名店とうわさ高いのに行ってない店があったと
一目散に向かったのであります


西門町 鴨肉扁(ヤーローピェン)
林默娘門の隣にありました
鴨肉といえばここだよと、
色々な人から教えてもらっていたのですが、
一人だと入りにくいと敬遠していたのを幸いに、
父親と一緒になだれ込んだのであります



店内が22時近いというのに満員という状況で
二階に通されてオーダー待機
メニューの数もほとんどないに等しく、
選べるとすれば、鴨肉の大きさくらいだったような感じでありました


でもって、頼んだのがこれら
鴨肉麺のビーフンと普通の麺(それぞれ60元)、
そして、鴨の腿肉(300元)であります

おなかが空いていたせいか、ほどよい塩味と
肉の味が沁みるようで大変旨かった
鴨肉は小骨が多くて、食べるのに少し手間取るのでありますが、
このあたりはあまり気にしないで、がしがしと食べるべしという感じ

麺についても、鴨肉がほどよいアクセントながら、
ビーフン、普通の麺ともにそれぞれのよさがあって甲乙付けがたい
個人的にはビーフン好きだったけども
ここの麺なら、どっちで食べても旨いと大変満足だったのであります
途中で味を変えられるように、辛いものやら、にんにくやらありまして
これらのトッピングでさらに箸が進むといった感じで
アクシデントから始まったものの、非常に満足な食事であった

父親も、まずまず楽しそうだったのでよしとして
せっかくだからと、ぶらり西門町を歩くことにする

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MIHOミュージアム 赤と青のひみつ

2018-08-23 21:24:19 | 陶磁器を探す旅と名物
何年ぶりだろうかしら、信楽にあります
MIHOミュージアムに行ってまいりました
特にこの名物がというわけでもなかったのだけども
夏休み特別展をやっていたので
そちらを見てきたのでありました
思ったよりも楽しめて満足なのであります

タイトルの通り、赤いものと青いものを
それぞれお宝として集めて、
考古学的な視点も交えて解説していて
なかなか興味深いのでありました

赤いほうでは、辰砂の作り方や
赤というものに人がどれほど願いや期待をかけたか
そのあたりが丁寧に解説されていまして
子供向けの内容ながらも、なるほどなと
思わず見入ってしまうところでありました

一方青いほうでも、ラピスラズリに始まって
青の顔料、染料の元となるものがあって
鉱石だとか、美術館のそれというよりも
やっぱり科学館めいた楽しさがあって
新鮮でありました、考古学と鉱物化学とで
理系的な楽しみがある展覧会でありました

名物としても、若冲のダルマ絵が出ていて
こちらの赤がまた見事であり、
そうかと思えば、しれっと乾山の器が並べられていたりと
興味深いものも多くて見ごたえたっぷりでありました

まぁ、何せ美術館であるし、
美術品も並べられているけども
その内容については、やっぱり、考古学的な趣向が強くて
美術館というよりも、科学館という感じ、
子供さんが居たら、さぞ楽しかろうと
勝手に感じ入ったりしたのでありました

個人的には、現地ラスター彩陶が
いくつも展示されていたところがよくて、
眺めて、にやにやしていたのでありました
もっと発色のいいのが見たいけども
これはこれで満足である

桜の時期は混雑が酷くて近寄れないけども、
展示品そのものがよいものだと思えたのでありました
いくつかは怪しいといううわさもあるけど
それはそれとして、これだけ楽しめれば
十分だとも思ったりするのであった

【読書】筋トレは必ず人生を成功に導く

2018-08-22 21:17:36 | 読書感想文とか読み物レビウー
筋トレは必ず人生を成功に導く  著:Testosterone

筋トレがいかに素晴らしいか、
それがどれほど人生に役立つか、
筋トレでライフハックだと
いきまいた一冊でありました

なるほど、確かに筋トレ凄い、筋トレしたくなってきた
とそういう気分になったのでありますけども、
ちょっと冷めた見方をすると
よくある人生の大切なことをとりあえず全部筋トレに絡めてみました
という感じにも読めてしまうのであります
まぁ、どっちにしろよいことが書いてあったので
よしとしようと思うのであります

筋トレをすれば、時間を守るし、
計画性もあがるし、自信もつくし、いいこと尽くめだと
まぁそういうことが、手を変え品を変えといった感じで
あれこれ書かれていたわけでありまして
ちょっと残念だなと思ったところは、
その話半分くらいにして、
実際に筋トレの話を書いてもらったほうが
よりやってみようとなったんじゃないかと
ちょっと思ったりしたのでありますが、
まぁ、そこはジムに通えという話になるんだろうが
健康増進と人間関係構築のために
ジム通いというのは、ひとつの回答なのかもなと
感じたりもしたのでありました

字が大きくて、内容も簡潔で
大変読みやすかったのでありますが、
とりあえず、読み終わって腕立てをしたくなったり
一定効果を得たように思うのであります

【読書】鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

2018-08-21 21:02:43 | 読書感想文とか読み物レビウー
鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。  著:川上 和人

題名の割りには、多分、凄い鳥好きなんだろうなと
思ったりしたんだが、まぁ、そういうことではない、
理系というか、学者というか、研究者というものが
研究室であれこれやっている人ばかりではない
フィールドワークがある分野は
こんなに広大で、途方もなくて、そして大変なんだと
まぁそれを明るく、とても楽しそうに描いていて
大変よい一冊でありました
ただ、これを読んで、多感な小学生男子が
学者になろうとか言い出すと大変なことになるかもしれないから
よく考えてからにしようねと
言いたくなるくらい、大変だけど、楽しそうな毎日が描かれていました

大人だからでもないが、
この年齢で読んでいて、その楽しそうな裏側というか
書いていない部分に、とんでもなく大変なことがあって
それが相当のことなんだろうなと
うっすらと気付きつつというか、端々から読み取れるように愚痴られていて
でも、それはそれとして、わかりやすい大変さ
サバイバル様相が、まぁ、これを楽しめているからOKと
思えなくもない、あるいは、思いたいというような
ある種悲鳴のような文章が綴られていて
読んでいて、かくあるべしと思わされたのでありました
自分も、どちらかというと
フィールド系の分野であったはずなのに
気付けば、そんなこともしなくなって
もちもちとデータと格闘しているとか
つまらんことになったな、データは外でとってきて
それでこそだろうになと
思わされたりしたのでありました

鳥に関することは、流石に素晴らしくというか
よく知らないことばかりで、細かな種類の違いだとか、
骨格から推定できることだとか
著者が発見してきた、あるいは、研究してきたことも
大変わかりやすく描かれていたし
カラスが吸血するとか、カタツムリが食べられても消化されないことを実験したり、
なんというか、こういうのが研究の醍醐味だなというところも
たくさんあって、やっぱり、少年に読んで欲しいような気分にも
なったのでありました

こんなすったもんだやってるけど、
凄い優秀なというか、とても凄い人なんだろうなと
思ったりもしたのである

【読書】キネマトグラフィカ

2018-08-20 20:59:38 | 読書感想文とか読み物レビウー
キネマトグラフィカ  作:古内 一絵

映画がフィルムで配給されていたころの
業界、それも配給配信の業界について
思い出語りとともに紡がれる人間ドラマでありました
バブルの頃に映画会社に入社し働いた男女の20年後ともいえる
今を描いた物語、そういう世界なんだなと
知らない商売の面白さを読みながら
青春と、それを懐かしむこと
その両方を楽しめて、中年とはそれなりに
楽しい時代なのかもなと思わされたのでありました

若い頃がなんとなく気に入らないというか、
思い出したくないという出だしから、
それでも、その頃のひとつの出来事を追っていき
それぞれの同期がちがどのように生きて
どう考えていたか、あずかり知らないまま過ぎて
最終的に、今にまた戻り
その頃の輝かしさと、それを懐かしみながらも
今まだもって生きているということ
その楽しさそれを映画とともに追っていくかのようで
なんだろう、自分のようなミーハーにもわかりやすい
映画で描かれる人生というのが
まさに詰まっている、そんな物語に読めたのであります
なんとも楽しかったといえる

様々な思いと過去をもって
男も女も就職し働いて、
それぞれのスタイルも思想もちがうなかで、
同じ仕事という義務的なかかわりのなか、
さらにたまたま同期だからというだけなんだけども、
不思議と仲間といえばいいか、連帯があり
日本の文化なのかもしれないと思える
この不思議な共同体が、それぞれにその時々を生きていたんだなと
まぁ、なんともはや、自分よりはちょっと上の世代の話なのに
随分わかるような気分になってしまって
年老いたとか、よくわからん自覚を持ってしまった

映画に関する薀蓄もそこそこ出てくるけども
それほど、映画好きじゃないと楽しめないわけでなく、
独特な懐かしさを味わいながら
そっと読み終えたのでありました
どんぴしゃの世代の人には
また違う感激があるんだろうかしらと感じるところ

西郷どん  龍馬との約束

2018-08-19 21:34:12 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「西郷どん」
視聴完了であります
ながら見になってしまったので、
ちゃんと頭の入ってないんだが、とりあえず見たと
書いておかねばという気持ちであります
何に対してこんなに書いてんだろうかね

心情吐露はさておき、
薩長同盟、一回目失敗の巻というところで
西郷さんが悪いんじゃなくて、おつきがいわゆる忖度したと
そういうお話に落ちたのでありました
まぁ、そういうおとしどころになるわなと
思ったりしながら見たので、さほどに驚きもないのですが
竜馬の働きっぷりが凄すぎて、考えてみると
このスピード感で、あの大仕事をやってたのかと
思うほどに、やっぱりすごいなと惚れ惚れするのでありました
まぁ、桂さんが思いのほか弱っているというか、
もう一度信じてみようなんて思っていたのに
それを裏切った形になったという
これもまた、よく、あんな状態からもう一度結ぶことになったな
歴史のなんたるかを考えさせられる回でありました
あんだけ、理不尽というか、ダメフラグが立ちながらも
やっぱりやり遂げてしまうのだから
維新という一大事業は、凄まじいものであったと
改めて思い知るのでありました

そうかと思うと、ヒー様がヒステリーを起こし始めていたり、
ようやっと、久光が周回遅れという様相で
幕府見限りを画策したりとか
なかなか面白い政治動向だったわけでありますが、
西郷家で、浪人が物凄い大きい顔して居座っているというか
本当に、あの人が嫁なんじゃないかと思うほど
立派な家人として居ついてるのが楽しかったのでありました
あの人、西郷さんが死んだときに
号泣するんだろうな、きっとたぶん、そういうシーンを凄い見たい

そんなことを思いつつ、いよいよ来週薩長同盟でありますな
高杉でてきたっけ?

【読書】樽とタタン

2018-08-18 21:43:28 | 読書感想文とか読み物レビウー
樽とタタン  作:中島 京子

あいかわらず不思議な物語でありました
連作短編で、少女が喫茶店の樽に入って過ごす
そんなお話なのでありますけども、
小説家崩れやら、男色の気がある神主やら、売れない役者やら
様々な変わった人たちが出てきて、
なんとも事件ともいえないような出来事について
つらつらと、少女の思い出語りで描かれる
不思議な物語だったのであります
終わったあとに、ひょっとしてこれって…なんて思わされたりして、
実際どうだったのだろうか、
誰かと語り合いたい気分になったんだが、
ともかく、少し寂しいような終わりがまた
いい塩梅できいている
そう思いながら読んだのであります

思い返してみて、一話目というか
最初の短編における小説化と「はくいなを」なる人物の話しが、
そもそも、この短編集すべてを言い表しているんじゃないかと
いつぞに読んだリドルストーリーなるものを
ちょっと思わされるようなところが
粋でステキだったわと思っているのでありますが、
男女の機微でもないが、様々な人情
人間模様が出てきて、不思議と傍観させられるような
なんとも形容しがたい気持ちになるのでありました
というか、感想を書くにつれて、
そもそも登場人物の誰が、どこまで本当に居たのかということが
だいたいにおいて、明かされていない
今、私が個人的に想像しているよりも
深すぎるオチを内包してんじゃないかと気付いて
なんともおろおろしてしまってんだが
ともあれ、ネタバレとならぬようにと思えば
面白く読んだし、なんかあれこれ考えさせられて
オチはどうなのか
読んだ人に聞きたいと
そういう感想しか書けないなと思ったのでありました

そう考えると、もう一回読みたいと思うような
味のある、不思議な小説であったと
この作家さんの魅力を
遺憾なく堪能できたと思うのでありました
この不条理ではない不思議さと、小さなずれみたいなのが
たまらなく好きだな

夏の台湾北海岸を行く 01 中部国際空港より出発

2018-08-17 22:53:31 | 夏の台湾北海岸を行く(2018)
7月に台湾へ行ってまいりました
実に久しぶりの台北行き、しかも、初のセントレア(中部国際空港)出発と、
いつもと違うことをすると、何事も楽しいなと満喫したのであります
そのレポートに少々お付き合いいただければと思うのであります


名鉄 中部国際空港駅
すっかり赤い電車もかっこよくなったものだと、
感慨深く名鉄に乗ってやってきたのがセントレア
実家から父親を連れての出発というわけで、
出発時間が凄い遅いというのが難点ながらも、まずまず
無事到着したのでありました


凄まじい天気、そして暑い

近々、スターフライヤーの新便が就航するようで
台湾と名古屋の交流がますます盛んになるようである


今回はキャセイパシフィック航空でありまして、
ちょっと飛行機代を奮発したと鼻息荒げてしまうところ
実際は、そんな大したグレードでもないんだが
価格が違う、飯がついていると、それだけで楽しみになっていたのであります

PCからのチェックインを済ませていたので、
繁雑な手続きもなく、さくさくと進めたというか
予想以上に時間が余ってしまったので、困惑していたのでありました
夕方便というのは本当にもったいない、昼便でもうちょっと何本か増やして欲しいな


仕方ないので、デッキでしばらく飛行機を眺めていると
うちの父親いわく、比較的珍しい飛行機だというドリームリフター(747LCF)を発見
日本ではセントレアにしかいないのだそうで、
アメリカとの間で車の部品だか、なんだかを運ぶという大変なお仕事をしている
凄まじくでかい飛行機であります、鯨のようであった


しかも飛んでいった
この飛ぶ姿は、なかなか見る機会がないんだそうで
特に何も始まっていない状態ながら、幸先のよいことでありました
重そうだったけど、ちゃんと飛ぶもんだね

さて、そうこうしている内に無事、自分たちの飛行機もセットアップが完了して
いざ出発というところ、少し進んでから、お待ちかねの機内食が登場
機内食を食べるなんて、いつぶりだと感慨深く思ったのであります


ビーフカレー

チキンの何か

せっかくだからと、父親と違うのを注文してシェアするという
女子旅みたいなことをしていたのでありますが、
旅で複数人だと、食い物の種類を増やせるというのは素晴らしいことだとしみじみ思う
どちらも、そつない味というか、まずいわけではなく
満足の一品でありました
デザートにハーゲンダッツがついてくるというのが豪華だなと思ったんだが
今日日、ハーゲンダッツもそんなに高いものでもないんだろうかね
あとは、転寝したり、機内にゲーム機がついていたので
マージャンゲームに精を出して楽しんだりと3時間を過ごしたのでありました


マージャンゲームのクリア画面、勝ってしまった
これまた幸先がよいな


桃園空港
そして到着、あっという間に台湾入りであります
ここで、入国審査が凄まじい混雑っぷりで、1時間近く浪費したのが
大変痛手であったのだけども、自動ゲート登録の必要性を改めて感じ取ったのでありました
父親がしてなかったので、付き合って並んでいたらとんでもないことになったのだ
さっきまでの運はどこに行ったんだ

と、まぁあれこれ思いつつも、まずは台湾に到着
ホテルへ移動のため、台北市内へと向かいます
当然、初のMRT空港線である

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