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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

We Taiwan & Taiwan Plus+

2025-08-13 21:06:53 | 台湾
大阪で開催していた台湾のイベント「We Taiwan」と「Taiwan Plus+」を見てきたので
写真いっぱい撮ったしまとめておこうの巻

おそらくは、万博に「台湾」として出展できない(TWという謎の企業はおいとく)ため、
その近所で似たようなことやっておくかという
頓智がきいたイベントだったと認識しているんだが、
これが無料であれこれ楽しめるのが驚くほどの内容でとてもよかった





まずは大阪駅近く、グラングリーンの施設の一部になるのだろうか、VS.という建物にて、
大阪行くの久しぶりだったのだがこんなに綺麗になってるとは、
台湾行く度に、台湾変わっていくなーなどと思っていたが、
大阪も途中下車しなかったから気づいてないだけで
無茶苦茶発展していたのだなと感慨深く思う

さておいて、まずは、その建物内にて台湾の文化を
新しいストリームの美術工芸というべきか、台湾文化を芸術で発露した内容で構築していて、
いわゆる文創といっていいんだろう、新しいけど懐かしいみたいな
そういう映像芸術と、染付などの伝統工芸で彩っていた
現代美術館のテーマ館のようでとてもよかった





さらに、伝統と新しさを融合させようという試みだという
神の電子化というこれらの作品が、まぁ凄いよかった
日本で、何も知らないまま見ていると、こういう現代芸術かなと思うけど
現地いっても、ここまで現代ナイズされてないけど、電飾のありようとかは一緒だしと、
千里眼と順風耳、交通安全の神という新しいものまで創造されていて、凄くよかった
バナナタワーとかもあったんだが、それも古風な旗で織ってあって凄い

と、これともう一つアトラクション的な、前衛芸術みたいなのもあったんだが
暗すぎて写真撮れなかったので割愛
架空の台北駅の模型の上をLED電球が行ったり来たりするという作品だったんだけど
何を顕しているかよくわからんのだが、まぁ楽しかったからいいやと思ったのである



さて、続いて中之島に移動すると、こちらではTaiwanPlus+の屋台街みたいなのができていて
そこで、布袋劇のリハやってたので撮影




テナントの方は、様々な台湾グッズとか売ってて、こっちは限定グッズが長蛇の列で
思った以上に人気高いんだなと驚いたのである
台湾グッズだから、転売ヤー的なのはいないんだろうと思うと
よりその人気がよいものに見えたのである
あまりの暑さに、マンゴーのアイスキャンディーを買ったのである200円、安い、
屋台に思いっきり元表示であれこれ書いてあって買えるのかと期待したんだが
ただのコンセプト屋台で、物販以外で飲食はあまりなかったのが残念でありました
まぁ、仕方ないよな
ルーローハンのよい店が出ていたし、試食もやってたようなんだが、
レトルトを販売してて、それを買う予定もないのに試食するのはいかんなとパスしたのである
ちょっともったいなかった、でも重そうだったしなぁ






続いて、いよいよショーの方に
まずは、巨大人形のアイラというパフォーマンス
見てわかる通りでかい、思った以上にでかいが、凄い可愛い
中に人が入っているのが見えるけど、その眼と口だけをわずかに動かせるだけなのに
左右の大きな手を補助の人が動かしているんだが、
それがまったく気にならないというか、まるで生き物いや、女の子としての仕草、動きが凄く、
人形で、巨大で、操っている人が見えているというのに、
動いている人形「アイラ」の生きている姿が素晴らしかった


その後、布袋劇の方とコラボのようになって、
なんかいいもん見たなーという気分になりつつ、いい感じで観客を引き取って
続いて、最後の催しである布袋劇がスタート




新勝景掌中劇団というのだそうで、
とりあえずは自己紹介的な内容であれこれを披露、
いわゆる人形劇なわけだが、日本における文楽に近いくらいのサイズの大きな人形を使って
新芸術らしく、プロジェクションマッピングと音響光線で派手に見せるものになってて面白かった





カメラが薄明りではまったく役に立たないので、全然撮影できてないんだが
超絶かっこよかったし、話しも相当面白かった
露天で地べたに座って聞くという日本とも思えないような状況も含めて、
凄く異種独特な感じがあって(台湾ぽいともおそらく違う)、ここだけの特別なショーを見られたように思うのである
基本台湾語で演じられていたんだが、プロジェクションマッピングで、
セリフの翻訳が舞台に映し出されるので、字幕映画見ているような感じで楽しめたのもよかった
こういう見せ方なら、国境とか関係なく楽しめるなと感心したのである



終わってからは、もう光量が全然足らないので、お化け屋敷みたいな写真しかないのだが
精巧な人形も見ることができて、凄く楽しんだのでありました
なんだかんだ、半日くらいどっぷり遊んだんだが
とてもよいイベントだったとメモっておくのである

【ドラマ】ひとりでしにたい

2025-08-12 21:00:54 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマ枠でありました
社会派といえば社会派なテーマだったけども、
だいぶというか、相当に気の抜けた内容で、
なのに俳優陣が豪華すぎて、真面目にふざけている感じが
独特の魅力となって襲い掛かってくる感じのドラマだった
面白かったんだが、大笑いとも異なる、さりとてコメディなんだが
総じて楽しかった

これを引き受けた綾瀬はるかが凄いなと感心してしまったくらい、
彼女によっかかりすぎな作りだったと、
ワタサバ並みに、女優に負担かけすぎじゃないかと思うような演出と内容に
驚きを隠せない感じで見てしまったんだが、
アラフォーで、もはや未来への希望を見失ったOLというのをやらせるには、
どう考えても美人すぎるだろうとか色々ツッコミどころはあるけど、
まぁ、そういうのはおいといて、ほんわかと抜けた女を演じ切っていて、
実際、バラエティとか見てると、素はあんな感じなんだろうかしらと
思わなくもないところが凄いところで、
かつ、凄い女優になったというのに、こんな体当たりといっても差し支えない役どころを
かなり無茶ぶりの最中でやってしまえるというところに、
女優魂というか、すごみを見たようにすら思ったのである
アイドルヲタ演技も見事だったが、無理やりHIPHOPについていくところとか、
あのあたりは、松坂慶子もあわせて、二人だからこそ成立したとすら思える、
異空間みたいなのを見せてもらって、よかったなと
素直にそう思ってしまうくらいだったのでありました
凄い話しというか、絵面というか、本当、
大女優に何させてんだ

また、その間をさらっとコメディで華麗に埋めていく國村準さんも渋いというか、
NHKは、本当國村さんの使い方をよくわかっているなと、
こういう感じのコメディが、抜群に上手いよなぁと
しみじみ感心して見入ってしまったのでありました

そのほかも豪華すぎる俳優がちょっとだけ出てきたりとか
予算配分どうなってんだという感じであったものの、
話しの方も、暗いのか明るいのかというのをいったりきたりしながら、
なんか、まぁいい感じでまとまるかと思いきやという、どんでん返し的なところもあり、
物語全体がおすだけど、細かいオチは続いていくのに
決して大落ちにたどり着かないという、やきもきというか、
だらっと、ずらっと、ただただ漫然と続いていくような物語が
なかなか特殊だけど、癖になってみてしまうものだなと感心したのである

まさか、カレー沢薫作品だと夢にも思ってなかったんだが、
なるほどと感心というか、ほれぼれと見終えたと
そんな感想を書いておこうと思うのである
元が漫画なのかエッセーなのかわからんが、
ドラマにしようと思ったNHKはどうかしとるなと、大変褒めたい気分になったのである

【読書】少女には向かない完全犯罪

2025-08-11 21:04:13 | 読書感想文とか読み物レビウー
少女には向かない完全犯罪  作:方丈貴恵

がっつりとミステリー小説だった
このタイプのは読むとしんどいというか、
もう考えるのを放棄して流れで読んでしまっているので、
どんでん返しが、そういうことだったの!?というよりも、
まだ続くの、というか、このパターンだと
今やってる推理も実は間違ってるパターンなんじゃないのと
もう、楽しむ前に推理に疲れてしまうというのに陥ってしまうのだが、
素人がそう思うほど、あれこれと推理が披露されるので
本当、好きな人にはたまらん小説なんだろうなと思う

と、そんながっつりミステリで推理小説なんだが、
設定はなかなかずるいというかSFめいたもので、
主人公の一人が幽霊というのが斬新
そのため、それこそゲームのように俯瞰であれこれ見れてしまったりと
こういう推理小説も、多分ゲームの影響が大きいから
むしろ、こういう設定も違和感なく楽しめる世の中になったと
そういうことなんじゃないかと、ミステリの歴史に詳しくもないが
思ってしまったのである
読んでいる分には楽しいし、先に書いた通り解く気がないので
あまりそこは気にならないというか、推理にずるいとか思わないのである

そんなわけで、幽霊だからということが
犯人に対してトリックを形成しているようでもあったりして
やっぱり反則ではと思うのだが、
メインの犯行については、結局誰がなんのためにというのが
随分遠回りして、そこに戻ってくるのかという感じで
でも、そこに至るまでに色々とあって
その間の感情の縺れとか物語としてすごくよかったのに
それが、台無しなのではと思ってしまうような感じなんだが
推理小説って、えてしてそうしたものだよなと
犯人が誰なのかということによって、一種被害者が増えているような
いや、容疑者が増えているが正しいのか
ともかく、そういうのを味わい尽くすといった具合で
読み終えたのでありました

面白かったし、よいコンビだなと思いながら読めたのだけども
最後の方は、展開に疲れてしまって、
まさかこのまま、最後はとてつもなく味が悪くなるんじゃないかと
不安に思ったりしたんだが、ちゃんと、すっきり終わるので
読後感も悪くなく、楽しく読書を終えられたと
そんなメモを残しておくのである

べらぼう  人まね歌麿

2025-08-10 21:14:22 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
視聴完了しました
いよいよ田沼の仕舞いがやってくるようだが、
それと並行して、蔦重の方でも、歌麿がいったん離れるというイベントで
なんともしんみりして見たのである
歌麿の部分だけ、8月を意識しすぎたかのような
ホラー演出満載で、面白かったけど、
いったいなんのドラマだったかと思わされたんだが
最初からそんなのばっかだったな
これでこそ、べらぼう
そう思いつつも、錯乱して石で人殴るとか、事案としてやばすぎるだろうと
思ったりするのだが、かつての師匠が来て
心を取り戻すというのは、少年漫画っぽいストーリーで素敵でありました
これで一皮むけて帰ってくるという寸法なわけだな
まぁ、その頃には仲たがいしてしまうんだろうが

江戸城側も、新しい敵としていよいよ白河公が凱旋したわけだけども、
それを上回る一ツ橋の楽しそうな姿というのが
嫌すぎて凄いなと感心してしまった
まるで雨を降らせたかのようなといっていいような、
まぁ、でも、天下を自分のものだと
信じて叶わなかったという人物としては、それでいい
その傲慢さが、あの結果を生んでいくと思うと
楽しみでならんわけだけども、なかなか大変である

蝦夷地の皮算用が凄い分だけ
その後が悲惨になろうというものと思いつつ
田沼の没落とともに、三浦さんもいなくなってしまうのか
なんか江戸文化に無茶苦茶精通しだして楽しそうだなと思っているんだが
はたして、実はスパイだったという感じで没落時に
人知れず片付けられてしまうような
そんな最期が用意されてんだろうかと
思ったりしたのである

ともあれ、歌麿のホラーだけものすごく邦画っぽい内容だなと陰鬱さも楽しみつつ
次回は待っていた鬼平の復活のようで
それがまた楽しみである

【読書】ブレイクショットの軌跡

2025-08-09 21:05:32 | 読書感想文とか読み物レビウー
ブレイクショットの軌跡  作:逢坂冬馬

現代劇
いくつかの場面が、「ブレイクショット」という単語あるいは、車がかかわることで繋がっていく
そんな群像劇でありました
自動車期間工という生き方が出てくるのだけども
その詳細が、なかなか興味深いところで、
この独特の生活習慣と生活者という人種、あるいは職種といってもいいのかもしれない
それが、克明に描かれているというのがまず新鮮で、
読んでいてとても面白いというか、興味深かったのでありました

この生き方も含めて、様々な経済状況みたいなのが、誰のどこの、どれのといった感じで
絡み合ってくるわけなんだが、そういうのも含めて、ある種時代を描いているなと思ったのだけど
まぁ、そこが主題じゃないといわれてしまう内容ながら、
でも、ここに描かれていることが揃っていた時代って、
結構限定されてるんじゃないかしらと、そんな風に思ったのである
だからこその、この連続の軌跡というのが素敵というか
物語として面白いと思ったのでありました

一言で現代劇としたけども、
案外、現代というのもきわめて流動的なので、
これはもはや、陳腐化した世界を書いているのかもとか
そんな、かつてのパソコン市場みたいなことを思わされたんだが
実際、そういうものなのかもなと、感じたりするのであった
それでも、その状況の中で正義というべきものがあって、
その正義もまた、色々な色合いで語られていくことになるという
変化と違いみたいなのが、うまく言い表せない色合いで描かれてるのがよくて、
そのテーマもまた、普遍とはいいがたいなんて思ったりしてしまうところが
凄くよかったと感動したのでありました
何書いているか、感覚的すぎて自分でもよくわからんが、
タイトルの通り、この瞬間みたいなのを感じたのと同時に、
それって、生きている今もまさにそうなんだろうなとか
まぁ、そういう運命めいたものも含めた奇跡というのを
意識させられたという感想であります

わずかな過去と未来の行き来が巧妙に隠されているので、
終わってみると綺麗にまとまったというか、
落ち着くところに落ちている話しだなと思わされるのだが、
すべてに何か因果があって、時代や、タイミングがこの物語を作ったと
そう思える内容になっていたのだけど、
最後まで、ホワイトハウスの謎が解けなかったのが残念だった、
いや、わかるわけがないかとも思うのだが、
そのあたりも、案外示唆されていたようにも思ったりしつつ
なんだかんだ、楽しく読んだのでありました

【読書】富士山

2025-08-06 20:55:56 | 読書感想文とか読み物レビウー
富士山  作:平野啓一郎

短編集なのだが、通底するものを感じる
他作品を読んでも同じテーマを扱おうとしていると
そんな風に感じながら、
存在と意識、自分という認識について問う内容で
非常に面白いけど、読んでいて怖くなるような
不気味な不安が横たわっていてよかった

SFめいた内容もありながら、
現在自分と認識しているものが、実は夢ではないかという
ありていなことを完璧な物語として、
実在する人が悩むそれを描きながら、本当に幻として完成するという
素晴らしい構成で、読んでいて、オチの瞬間に解き放たれたというか
こういう感じ好きだなーと思いつつ読んだのでありました

また、ギャグでもないけど、一種滑稽なコメディと呼べるかもしれない
ストレス、イライラが伝播していくというだけの話しで、
これもまた、どこにでも、誰でも思いつきそうな話しなんだけど
短く、よどみなく伝播していくそれら、でも傍目でみるとさしたることではないような、
そして、それぞれのストレスが発火すると、
その怒りもわかるが、しょーもないなとも思う
けれども、それが伝播していくというのは実際だろうし、なんというかやだなと思っていたら
最後に救いというか、どうってことないと言ってくれるようなオチにもなってて
大変よかったと、読んでほのぼのしたのでありました

今漠然と生きていることについて、不安を覚える内容でもありながら、
ただ漫然と生きる姿も、気づいていない背景ともいうべき
別の何かがあるのじゃないか
今が本当なのか嘘なのかと、ずっと問われる、あるいは
問われている作者の吐露なのかもと思ったりするのであった

【映画】「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

2025-08-05 20:56:51 | ドラマ映画テレビ感想
もう流石に大丈夫だろうと思いつつも、
念を入れて朝7時半からとかいう人気なさそうな時間で見てきたんだが
いや、凄い、とんでもない人気だわと
朝からあんなに人でごった返している映画館見たの初めてかもしれんと
衝撃だったわけでありますが、ともかく、ようやっと見たのである
正直、人がいっぱいだと、泣いたら恥ずかしいとか思ってしまっていたんだが
割とそのあたりは大丈夫で、もしかすると、人が多いから没入感少なかったのかと
少々残念に思いつつも、熱気にあおられて、面白く見終えたのでありました
もう、映像が凄すぎる
無限城をあんな風にしたのは、見に行くファンのせいでもあるんじゃないかと
メタなことを思うほどすごかった
どんだけ予算組んだんだ、あれ、どっかで再利用するんだろうな、もったいない(どうでもいい)

原作通りだったかどうか、
もはや覚えていないくらい年月が過ぎ去ってしまったのだけども、
上弦との戦闘が次々と消化されていくのだが、
その合間合間に隊士というか、柱と鬼たちの過去が挟まれてと
いわゆる、鬼滅の刃の真骨頂ともいうべき安定した展開で話しは進む
でも、その箸休めがないと見続けられないくらいすさまじい戦闘シーンの数々が
まぁ、本当、映画館で見てよかった
俺の家のテレビないし、PC画面では耐えられない、間違いなくディレイがおきて
より何が起きているかわからなかっただろうというくらい
凄まじい動画でとんでもなかったのでありました

今回は、正直そんなに泣かなかった(泣いてないとはいわない)わけで、
どうも感動ポイントが俺の場合ずれているのかもしれんと
改めて思い知ったのであるところ、
多分次の話しで、不死川兄弟のあたりで号泣してしまう気がする
吉原編が一番泣けたと思っている自分には、肉親への愛を自己犠牲めいたもので見せるという健気さが
いたく突き刺さるようでと、書いてて、まるで、上弦の弐みたいなこと言い出したなと
自分でも驚いてしまったんだが、上弦の弐も実に素晴らしかった
あの感じで、次の話しで死んでしまえばいいなと思ったのである
声優さんの演技がうさん臭さと嘲弄とがないまぜになった感じが本当に上手すぎる
多分、ああいうやつで、ああいう喋り方だったんだろうなと思わされたのでありました
とっととくたばれくそ野郎(お約束)

戦闘シーンが盛りに盛られていると、もはや何を見ているかも
認識できないくらいすごかったわけだが、それでも、水柱がアザが出て強くなったところとか、
岩柱が強いところがはっきり知覚できる描き方が素晴らしく
とりあえず全柱にちょっとだけは見所を作るという心配りもありながら、
メイン戦闘の水柱にすさまじい動画の執念みたいなのを見たのである
もはや、何が起きているかわからんくらいだった
むしろ、戦闘の動きとしては、蟲柱の方が目で追えるようでよかったとか思ったりもしたけど、
そういう自分が理解できたかどうかという問題ではないな
個人的には、あの激しさの中で、凪の見せ方がもっと静かな感じの方が
より漫画の雰囲気っぽかったようなと、わかったようなわからんような感想をちょっと抱いたが
もう一回みたら多分、違うこというような気がする
もはや、そのあたりで俺の脳みそでは処理しきれないくらい動き回っていたようである

殺陣としては、蟲柱が型ではない、通常の斬り合いをしているところの
軽やかな刀の取り回しが実にすばらしく、アニメならではという曲芸めいた動きが
派手だけど、本当に切れ味鋭そうで、そのやりとりが、もはや刀が見えないけど、
本人の対捌きは見える速度でというギャップで見せていたように思ったんだが
ああいう表現好きすぎる、いいわ、素敵だわ
蟲柱ならではのエフェクトがアニメ映えが素晴らしくて、
あのまとめだけもう十回くらいみたいとか思ってしまったのである

それはさておき、ギャラリーが多いおかげで、いささか冷静に見られたこともあってか、
原作通りだと映画とはちょっと相性が悪いのかもというか、
これはやっぱり、連載という形で追うべきなんだろうなという
とてもわかりやすいテンポの繰り返しで作られていたので
一本の映画を見たというよりは、やっぱり、連載を何本分か追ったという印象で
とはいいながらも、大変楽しく見られて3時間なんぞあっという間だったと思ったのである
このペースなら、本当に3部作で終わるんだろうか、
無惨だけ残って、もう一度テレビサイズかなとか思ってたが、はたして
次がいつなのかも含めて、早く見たいと思うばかりである

上弦壱と岩柱とか、今から楽しみすぎて身震いするわ

【読書】僕には鳥の言葉がわかる

2025-08-04 20:55:55 | 読書感想文とか読み物レビウー
僕には鳥の言葉がわかる  著:鈴木俊貴

いたって真面目な研究者の研究とは何かという日常を描いた本
著者が専門としているシジュウカラの様々な生態について、
どう思って、それが何であるかを確かめるという方法と思考、
解き明かすということについての
物凄く丁寧な解説なんだが、語りかけるような文章なので
説明臭さが一切ないのが素晴らしい

鳥類に言語と呼べるものがあると
それを証明するための日々を綴っているのが
さらっとしてるけど凄いところで、
かなりわかりやすく、簡単に書いてしまっているので
そんなに凄いことしているかと疑ってしまいそうなくらいなんだが、
フィールドワークの、しかも成功というか、
目的がはっきりとして、そこに邁進している姿というのは
退屈とまではいわないけどシンプルなそれになってて、
誰でもできそうと思えるほどにそぎ落とされているところが素晴らしいと思うのでありました

研究者がテーマを見つけること、
そして研究すること、ついでにその研究の一端というのを
ライブよろしく日記のように読ませてくれるので
中学生とかがこれを読んで、研究者になってみよう
あるいは、そういう素質のある子が、
自分がしていたことは研究だったのかと
気づいてくれるようなら、最高でなかろうかと
著者でもないのに、妙なことを考えるくらい
気持ちよく、自分の研究について語りつくしている本で、とてもよかった

ほのぼのしながら、シジュウカラの生態もわかるし
なにより、フィールドワーク研究の姿が見えて楽しい
ともかく、凄い発見が続いたので、最終的には動物の言語学という
新たな学問の扉も開いたというところなんだが、
まぁ、そこにいたるまでの数々の出来事がさらっとしていたのがよかったんだが、
なんとか広める活動をしようとした一端で、
NHKの取材を受けていた部分に、さらっと4年間撮影してたという驚愕の事実が書かれていて
ダーウィンが来た以外にも、ワイルドライフとか、NHKスペシャル的なのとか
色々と使われる素材にはなっていたらしいけども、
合計して1時間分にもなってないだろうと推測するのだが
そのために4年間というのは途方もないなと思わされたのである
改めて、動画作るということの凄さ、そして、研究という分野の息の長さというのを感じるのである
予算つかないよなそりゃ

と、思ったりするが、そういうひもじい話しは一切ないで、
ただ研究が楽しいとすらも言わず
シジュウカラを礼賛する本であったけど
気持ちよく学問を志す姿を見る本であった

べらぼう  江戸生蔦屋仇討

2025-08-03 20:50:57 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
視聴完了しました
はたして、敵討ちがどうなるかと見ていたら、
そうか、寸劇は物語の再現Vだったかと
ちょっと残念にというか、いや、でも、
あんな感じの橋本愛が見られて眼福といった具合で
大変よかったのでありました
ほどよく下手くそに演じるというのが気持ちよいというか
ああいうの好きだなぁと、やってる方もノリノリであってほしいと思いつつ
それはそれとして、蔦重がまるで経験あるかのように(わざとらしい)、
女形っぽい艶を見せてみたりとか、なかなか面白かったのでありました
敵討ち自体も、実にほのぼのしてて、
現代ドラマとして、こういう落としどころが一等だなと思える内容で
よかったと思うものの、
実際は、あの辺のメンバーもしっかり、田沼こき下ろしの本を書いてたらしいので
そのあたりも正直やってほしかったんだが
まぁいいや

一ツ橋の動きもいまいちよくわからんのだが、
田沼が、だいたいああいう感じで、まぁ終わったんだといったやつは
だいぶよろしくない伏線であることが毎回なので、
これもまた、次回に何か繋がってくるのか、
あるいは、田沼がいった通り、自分の息子に利することだからで割り切ったのか
わくわくというか、ひやひやするのである

花魁の笑顔が戻るとか、
まぁ、あのあたりはできすぎだなという話しなんだが、
この鬱屈とした物語を反転させるには十分で、
これがこのドラマのいいところだなと、毎回ほれぼれする内容だと思いつつ、
それでいて、その裏側というほどでもないが、
知恵を絞ってなんとか本を書こうという作家と編集者サイドのそれこれも面白くて、
久し振りの春町先生登場もよかったし、
なんか、潮騒みたいな展開で抱きしめてるシーンとか、
何してんだこの人たちというおかしみが、実に素晴らしく
寸劇の方とあわせて、喜劇の見せ方の面白さが
いくつもあって、いいなぁとしみじみ感じたのでありました

とりあえずひと段落した感じで、
次はいよいよ、田沼おろしの先鋒がやってくるようで、
こっから出版不況というか、言論弾圧めいたそれが
どう描かれるか楽しみである

【読書】読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全

2025-08-02 20:55:54 | 読書感想文とか読み物レビウー
読むだけでグングン頭が良くなる下ネタ大全  著:堀元見

タイトルの割りに頭よくなる要素が少ないように思う
と、まぁ、そんなことを考えるような頭の悪い読み手なので
その深淵を覗けなかったと思うのだけど、
下ネタを扱って、その背景にちょっと学説的なものがありそうな
そういう話をしているというだけの
よもやま話し本でありました
雑学本の亜流といった感じといいたいが、
その割に、下ネタの数が案外少ないと思ってしまったんだが
なかなかアプローチが難しい内容である
いっそ、がっつりと学術っぽくなってたら面白かったのだろうかと
内容よりも演出の問題とか思ってしまったりである

恐竜の大腿骨が、巨人のキンタマではないかという
壮大なロマンの話しとかが、個人的にはよくできている法螺というか
辻褄あわせがうまくできてて好みだったのである
こういう本の要諦として、その嘘理論がいかに嘘だけどそれっぽいかと
そういう感じになった時、どうしても感情に訴えるところだろうと思うのだが
巨人というロマンが、恐竜という男子がすべて大好きなそれとリンクするという奇跡みたいな
まぁ、適当に並べただけで、いい話しだと思えるところがよくて
凄くニコニコと読んだのであります

あとは、それなりに「へー」と思うようなところもあるけど、
あんまり下ネタと学術との間にギャップがないというか
そこまでパンチがないなと思ってしまったのが
俺の教養の足らなさのような気もしてしまうところながら
読んでいて、昭和の頃だったら酒の席で大爆笑の鉄板ネタだったかもしれんと
コンプライアンスによって、そもそも教養という嘘を入れないと
下ネタも語れないという事象の具現なんではないかなどと
思ったりしながら読んだのでありました
確かに、こういう機会がないと、出てこない単語がいっぱいふるまわれているのは
元男児であった頃を思い返しても、楽しいものでありました

最終的に、オチとして用意されていた話しがだいぶよろしくないというか、
目的と内容はよく理解できるけど、そんなに繰り返すほど面白いかというと
これは飲み会で滑ってしまう下ネタだと驚愕しながら読んだのだが
そこの強引さとしつこさが、むしろ記憶に残る有様で
はたして、教養を高めるに至ったのか、何かいらぬ知識を得ただけなのか
知識がすなわち教養であるというだけの話しなのか
わからんが、まぁ、なんだかんだ読んだのである
下ネタとしても割とおとなしかったのがよかったようにも思う

【読書】ルポ 秀和幡ヶ谷レジデンス

2025-07-30 21:06:24 | 読書感想文とか読み物レビウー
ルポ 秀和幡ヶ谷レジデンス  著:栗田 シメイ

渋谷の一等地にある地価の割りにものすごく割安なマンション
その原因ともいうべき自治会の存在と、
レジスタンスの日々をつづった実録本だった
大変面白い内容だった

マンションの自治体という、町内会のようなものが存在するわけだが
そこの理事を務める人間が長期政権を築いたことによって、
いつからか、日本の北朝鮮とか呼ばれるほど厳しい自治、あるいは独裁がはびこるようになった
悲惨なマンションのお話だったのだが、
読んでいると割とぼかしてあるのか、罪状めいたものとしては
やたら厳しすぎる管理として、住人の出入り監査があること、他人を泊めるには自治会に金はらう必要があること、
持ち込み禁止物が自治会の手心で決まること、などなど自由がないという息苦しさがあるのも確かだったのだが、
それを少しでも批判しようものなら、ずいぶんな目にあうとか、
そもそもマンション自治会と政権闘争を行うという
住居上に存在してほしくない面倒臭さが極まっているというのが
重いところでありました
本当の意味での、生存生活に関わる政治闘争というのがあるところが
きわめて興味深い内容でありました

その自治会にレジストをしかけるために結集する人たちもまた、
自由だらこそという、なんか、銀英伝みたいな感じでもあるなと思ったりしつつ
いざこざがあって、最終的には多数決を勝ち取ってという政治劇でいったん終わったのであるが、
大変興味深い、非常に面白い事例だと思ったのである

一方的な内容にはなっておらず、自治会側の言い分も掲載されていて、
その実は結局どっちがどこまでなのかは、折り合いがつかない状況からわからないのだが、
厳しい自治会によって、マンションの管理は極めて上質に保たれていたようだし、
かつてヤクザが入居しそうになったという事案からの反省で起こったこともであるだとか、
原因も対応も、理解できる範疇であるのが難しいところで、
どこで折り合いをつけるか、つけかたというものに正解がないジャンルだけに
一方的な悪ではない秩序体系を崩したということが
どういうこととなるのか、その後のことも気になる内容だったけども

生きる、住む、生活するというそれには
自分で勝ち取らないといけない部分と、
他人と共有融通できる関係を構築しないといけないんだと
改めて思い知らされる内容で、大変よかったと思うのである

【読書】ミス・パーフェクトの憂鬱

2025-07-28 21:03:07 | 読書感想文とか読み物レビウー
ミス・パーフェクトの憂鬱  作:横関大

シリーズなんだが、ちょこちょこ読んでるから
展開に驚いてしまったんだが、どうも
ミスパーフェクトと内縁関係になっているという事実に衝撃を受けたんだが
そこは、まぁそういうもんですからみたいな感じで、
あとはいつも通りに展開していくのが凄いなと思いつつも
結構強引に解決するなと楽しんだのである

いずれも、どっかで聞いたような事件を解決していて、
ちょっとした世直しっぽい要素もあるなぁと、
あんまり世相への皮肉みたいなのが露骨なのは好きじゃないと
個人的な嗜好をついつい出してしまうところながら、
雑誌の買収提案に対して、いっそ新しい事業に鞍替えしてみたらというのが
かなり斬新で面白かったと思ったのである
まぁ、それ以外が、なんかミステリ小説風になってしまっていたり
もはやなんでもありで、問題解決案件、
あるいは、おじさん達との楽しい麻雀のお話から離れてしまっているからかとも
思ったりしたのであるわけだが、
そんなのは些末なところで、やっぱり問題解決というテーマの扱いが
しっかり楽しいと好きなんだと改めて思い知ったのである
そういう意味で、ワイナリー会社設立が面白かった

実際の解決方法として、というか、
ワイナリーの件は、問題論点をずらしたというか、問題の捉え方が
そもそも間違っていたという話にも読めて、
こういうテンプレ的な内容は嫌いじゃないなぁと
凄く納得して読めたというのがよかったところなんだが
まぁ、色々と考えてみると、昨今歌われているやりがいがどうしたと
それを自身で見つけるという解決策というあたりが
気に入ったところだなと、ファンタジーなりに楽しめたところを
自身でかみしめるのであった
なかなか、そううまい話はないだろうけど、これでうまくいって欲しいと
願いたくなるような展開だったのがとてもよかった

他の話も、ちゃんと解決していくというか
問題そのものを破壊するといった感じの解決だったりするのだが
それ以上に本人の人生がかかわってくる展開になっているから、
なんというか、案件そのものにクローズできないのが
ちょっともやっとしてしまったんだが
それでもやっぱり、話が転がっていくのは楽しいなと思いつつも、
流石にあれこれ盛りすぎだろうという展開になってきたんだが
まだまだ、この絶妙なバランスを残しながら続いていくようで
続きが出れば、読んでしまうかもと思うのであった

べらぼう  佐野世直大明神

2025-07-27 22:50:46 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「べらぼう」
視聴完了していました
思ったよりは大丈夫だったとか思いつつ見てたんだが
花魁の姿が可哀そうすぎたけど、また、気がふれるほどのそれが
来週には蔦重が解決してくれそうで、ちょっと安心である
悲惨なことにならなければ、それでいいんだが
ちゃんと綺麗なオチというか、たくましく生きていってほしいと
凄い願ってしまうのであった

さて、佐野大明神として崇め奉る世間の中で、
脱出していた新さんたちが戻ってきてしまって
とはいえ、結構年月も経ってるからバレてもおとがめなしなんだろうか
案外ばれないものなんだろうか
わからんけど、今後、あの夫婦が悲惨な目にあわないこともまた祈りつつ
でも、戻ってきたからには、何か役目があるのかなとも思ったりするのであった
来週の花魁遊びみたいなので、ちらっとしか見えなかったけど
おていさんが、いわゆる花街におけるお化け的なことやってたように見えたが
その役目、足抜けの花魁がバレる前振りとかにならないことを祈るのである

田沼が、一ツ橋とという感じになるかとも思ったが
あれを引き金にして、もっとひどい目にあうということになりそうだなとも思ったりして
色々怖いことが多いと身構えつつ、この物語がどういう方向に落ちていくのか
そろそろ蔦重の先行きも不安になってきたのだけども
また、楽しく見ていきたいと思うのでありました

【読書】死んだ山田と教室

2025-07-26 21:05:58 | 読書感想文とか読み物レビウー
死んだ山田と教室  作:金子玲介

見事なまでに男子の世界を描き切った作品だと思った
設定はSFといっても差し支えない感じだけども、
多分そこはどうでもよくて、ただただ、中身がない会話が続いていく
高校生男子の世界ともいうべき空気が鮮やかにといっていいと思うのだが
刻みつけられた文章で、とてもよかった

話しの筋もあって、最後はしんみりというか、
いかにもな終わり方で、結構好きというか、
徹頭徹尾男子高校生の世界観で終わったという感じがして
凄くよかったなと読み終えたのでありました
完結が収束じゃなくて拡散、爆散みたいな感じというのが男子っぽくていい
そんな風に感じたのである

高校生男子という空気が、やがてどうなっていくか、
それを死んだ山田という軸というか、止まったものがあることによって
それでもまた変化していく姿みたいなのもわかるし、
その間にぐるぐるする感情、友情と、まだ名づけられてない男同士の絆のような何かが
色濃く存在する内容で、ものすごく身に覚えがあるというか
こういう感じわかるなーというシーンばっかりで、
なんとも楽しかったのである
別に明るい男子生徒ばかりでなく、様々な男子生徒の集まりがクラスを編成してて、
その中で色々なことがあるという感じが、
青春小説のようでもあったなと思いつつ、
どいつもこいつも、変に器用ではないというのが男子高校生っぽくてよかった

謎のテンションと、そこから醒めていくという姿の
この生々しさもまた、身に覚えがあるといっていいのか、
男子校あるあるっぽい感じだよなと思うのである
楽しかった日々のようでいて、楽しんでいた日々というのが
正しい認識なのかもなと思ったりしたのであった

そういうものが詰まっている
陽気なようで、決してそうではない
どことなくぎこちなさのある陽のような雰囲気がよい小説だったと思う

【ドラマ】マキシマ オランダ・プリンセス物語

2025-07-25 20:53:38 | ドラマ映画テレビ感想
NHK海外ドラマ枠、半実話だったそうで
それにしたって、王妃をなかなか蓮っ葉な女というか、
おおよそ日本では許されない感じの描き方するなと衝撃を受けたんだが
おおらかというか、なんというか、
ちょっとドラマの成立がわかってないんだが、オランダで作られたというから
まぁ、王室御用達というか、OKということか
なんか、色々わからんのだけど、ともかく、ドラマチックだけど
割と地に足の着いたお話でありました
まぁ実話なんだからそうだよな

マキシマというアルゼンチンの娘さんと、
オランダの王子が恋に落ちたというお話で、
ところが、マキシマのお父さんが軍事政権時代の大臣だったとか
そのあたりが問題になって、オランダのパパラッチがたかるたかる、
そして、そのせいで、マキシマもよく知らなかった父親のことを知り
また、父親がオランダ国民からの強い怨嗟というか、
まぁ誹謗中傷を受けるようになってと、ものすごく大変なことになったけど
最終的にはちゃんと結婚しましたと
まぁそういう史実だったわけだけども、
このあたり、かなりオブラートに包んだ感じの描き方だったんだろうなと思ったりする
もっとひどい中傷があっただろうし、オランダにおける王室のありようがよくわからないので
国民世論がどんな感じだったか気になるところであるが
障害を乗り越えて、ちゃんと王妃として迎え入れられたというところに
めでたしを感じるばかりでありました

正直背景がさっぱりわからんままなので、
見ているだけだと、どの程度どうだったのかまったくわからんのだが
だいぶ大変な目にあったんだろうなという感じもありながら、
途中破談寸前になって、マキシマが奔放にしていたという事実は
それはそれでいいんだろうかと、そういうスキャンダル的なのは扱わず
ただ軍事政権とのどうのこうのの方にというは、
ある意味正しいジャーナリズムのようにも思うけど、なんか、もやっとせんでもなかったのである
いや、ゴシップについて認識が下世話なだけなんだろうかしら
反省しつつ、そういう問題じゃねぇよということだなと
うすうす感じつつも、ドラマとして楽しんだのでありました

結局軍事政権時代に何が行われたか
このあたりが印象イメージみたいなのだけだったから、
いまいちよくわからんままだよなと無責任に思ったわけだが
このあたりは相当にセンシティブだから、ドラマで描くにしても
色々難しかったということなんだろうなと思ったりもしたのである
ある種現代史の話しでありながら、プリンセスのドラマでもあるという
不思議な作品だったと書いておく
ちゃんとわかってみてないと、感想が浅いわ、あかんな