CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

行列24時間

2009-12-31 13:30:22 | ドラマ映画テレビ感想
NHKのドラマであります
油断しておりました、本放送時に
まったくチェックできておらず
この年末特番で、ようやっと見たのでありますが

なんだこの面白いドラマ、なぜ知らずに過ごした私

そんな後悔を覚えるほど
なかなかどうして、相当面白いドラマでありました
脚本というか、話の筋が本当によくできていて
それでいて、その話をうまく盛り上げる俳優人が素晴らしくて
コメディタッチのドラマで
久し振りに大当たりしたと、感激したのであります
というか、笑い通し笑ってしまったではないか

人情話とはまったく別ものでありますが、
様々な人間模様が、ごくささやかなことで織り交ざって
最終的に大事件に巻き込まれてしまうというお話
途中で、振り回されていく警察が面白く
そこの親分を渡辺いっけいにやらすあたりも
非常によくわかっている、すげー、いい配役だ

それでいて、あとは胡散臭い人たちが山ほどでてきたり
なんだかんだと面白い一般庶民と、悪い人が出てきて
とんとんと話が進む、怪しげな小娘と
さえないおっさんが、ちょっとした夢を見たりと
そのいじましい姿がまた、えらく笑いを誘うというか
その、微笑ましいという具合の笑いが素敵
なんとも、ほんわかとした気分になれたのでありました

あれこれ、重苦しいドラマばっかみてきてたなと
改めて思い返したのでありますが、
こういうのもちゃんとチェックしておかねばなるまいなど
いつの間にやら、ドラマ観察ブログみたいになってしまって
色々いけないとも思うのでありますが
面白い話を見るってのは
なるほど、楽しいものだななんて、すっかり
テレビっ子になって過ごしているのでありましたとさ

タイムスクープハンターの特番も面白かったけど
それはまた、別の機会に

仁 JIN

2009-12-30 19:36:20 | ドラマ映画テレビ感想
TBSの大当たりドラマ「仁 JIN」も
実は見ておりました、
正直、今期というのか2009年は後半戦がびっくり面白かった
いや、前半というか中盤でも、白洲次郎とかあったし
良作だったと思うのですが
久し振りに、民放ドラマでみっちり見たのであります
これと不毛地帯があれば、もうしばらく戦えるなんて
わかりやすい感想を覚えたのも懐かしいかぎり
ともあれ、ほどよい歴史観というか、なんか、
人情話にも似たところが素敵と
そんなドラマでありました

もう、いたるところで語りつくされているらしいので
下手なことを書くのにも勇気がいるようなこのごろですが、
演者の全てが大当たりしてて、しかも、
話の内容も、まずまず分かりやすいし、盛り上げどころもよろしいと
かなり揃っていたドラマだと感嘆したのであります
期待してなかったからという、ありがちなパターンで
すっかりはまってしまっていたのですが、
非常に面白いドラマでありました

誰も彼もよかったんですが、
やはり、内野さんの龍馬が、なんと言ったらいいのか、
漫画から出てきたのかお前わ、と
そんな戦慄すら覚えるような演技で面白すぎた
やっぱり勘助はすげぇなんて、懐かしいことも思いつつ
ぐっと、引き込まれてしまっていた次第

さらに、野風花魁役の中谷美紀も、よくよく考えると
花魁にしてはトウが立ちすぎているという
ちょっと、いただけない表現を当ててしまうんだが
だけども、あのハスっぱとは違うんだが、
斜に構えるでもない、ケレン味と呼ぶんだか知らないが
切れ味鋭い女の役どころが実に見事でありました
最初から、ああいう話の展開にするつもりだったのかわからんが
見事に話の中心で生きていたと思うところ

さらにと、あげていけば、たぶん
全員の名前を挙げてしまうのですが、
大沢たかおの押さえすぎていつつ、絶妙な南方先生像が
本当、はまりすぎていて涙がでそうなぐらいでありまして
全てが集まってこその出来だよなと天晴れに思ったのでした

途中、藤田まこと大先生が急遽降板でどうなるかと思ったけども
無事、木枯らし紋次郎がやってきて、むしろ、
これくらい悪そうというか、親分臭がしてて
よかったんじゃねぇかななんて、思うほど立派、
最近、ちょっと渡世人ものにはまりつつあるので
かなりやられてしまったんだが
ああいう江戸風俗ものってのは、本当、
どこまでも見ていたくなる不思議な魅力があるなと
感嘆したのでありました

内容は、また、医療という素敵な観点からで
今見ると、本当、医療ってのはすげー進んだんだなぁと
感心させられたり、ヤマサって偉いんだなぁと
なんか、ヤマサがスポンサーじゃないのに
その広告塔みたいになってて、どうかしらと思ったり
ステキすぎてたまりませんでした

ただ、方々で騒がれている、投げっぱなしジャーマン状態の
終わり方というのについては、個人的に
すげー綺麗にまとまったし、確かに
序盤から、ずっと龍馬がどうなるかを匂わせていたうえに、
あの龍馬が目立ちすぎていると、色々不幸とよぶのか
何かが重なって、肩透かし状態となりましたが
十二分に話ができあがっていたし
面白くてよろしかった
ぜんぜん問題なかっただろう、後につづきそうな具合で終わるってのは
むしろ、原作が進んでから、二期をじっくり作れるとすりゃ
そりゃ、満足じゃねぇかなんて思うところでありました

あえてというでもないんだが、当然のように
言葉遣いとかが、あまりにも現代すぎるというところ
気にならなくもなかったんだが、まぁ、
そういう時代考証したから話が面白くなるもんでもないしと
そんなあれこれをちょっと上から目線で見たり
なんだかんだ、語りつくせない感じになったので
凄く良作だったと、満足して今年を終えられる
そんなことを思ったのでありました

これと外事警察と不毛地帯と坂の上と
忙しくて目が回る後半でありました
来年もこんなのがいくつか見られるといいなぁと
願いつつ、とどめておきます

坂の上の雲 留学生

2009-12-27 21:33:32 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルドラマ坂の上の雲
今年最終回を無事見終えました

駆け足であっという間すぎたと思うのですが
それにしたって、あれこれと重厚でありました
ただ、ばたばたしすぎた感というのは
ちょっと気になりまして
子規パートとそのほかパートとをいったりきたりするのが
なんともかんともというところであります
実際は、どちらも相当に面白いドラマでありまして
たまらんと思うのですが、戦パートが重厚に
外交まで交えてやっているとき、子規は少し弱いかしらなんて
思ったりしてしまった次第
浮いているとはいわないんだが
そのころの民意みたいなイメージでもないしなぁと
思ったりなんだったり

しかし、今の情勢に対する
とてつもない直球意見投下と個人的には感じてしまった
伊藤閣下のくだりとかは、ふるえてしまいましたところ
なんというかな、色々と怖いな
これをNHKが映像化してしまうということが怖いなと
誰かが思ったんじゃないかしらと
ちとちと残念に思うところ
ずいぶんと面白い内容だし、あの部分、
あの正気を失ったようにして軍備を増強するあたり
あれは、当時としてもおかしいし、
今となって正しいといえるのは、それこそ
最期のくだりである、数々の幸運の一つの結果であるなとか
なんか、政治的なそれこれを思わされたのでありました

そうかと思うと、餅食い合戦をしこたまやってみたり
軍神広瀬をやたらめっぽうクローズアップしてて
個人的にステキすぎると感心したりと
あれこれ大忙しでありました
もちょっと、調練風景みたいなのも見たいなぁと
思ったりもするんだが、考えてみると
留学できる士官なんだから、もう、そんなレベルじゃねぇんだなと
よくわからないままに、どんどん出世していく
天才どもを見送ってしまったのでありました

テレビだから、身近とは言わないにせよ
あれこれと見ることができるけど
実際は、ああいう頭のいい人がごろごろいた、という過去と
現在もどっかにいるんだろうなという恐怖に
おののいたりしたのでありました

しかし、海外ロケ、舞踏会風景には圧倒されたし
もう、ぎゅうぎゅうと詰まりすぎた内容、
序列をどうつけたらいいか全くわからないほど
立派な俳優人と、楽しすぎて涙がでそうでありますが
次回が来年12月ということで
どっかで、来年2月にちょっと見られるとかいう嘘情報を聞いてたんだが
これが簡潔するまでは、なんとか生きていたい
そして、テレビを見られる環境で生きていたいと思うのでありました

まぁ、いくつかというか、散見された
急に二次大戦の陸軍人みたいなのが出てきたり、
ミンピの件を断定しちゃったりとか、
しょーもないところもありましたが、
なんとか完遂してほしいと思うのであります
これは、国内に向けたものとして作ってほしいんだがな
プロパガンダでなくて、なんというかな
ドラマとして、面白くなるだろうに
国内向けにつくるという意味でなんて
考えたりしつつ

というか、そろそろ地デジに移行しないと
見られなくなるんだろうかと、不安を抱えつつ
今年のNHKも面白かったと感激をここにしたためておくのです

外事警察

2009-12-23 22:41:27 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマ「外事警察」
これが、久しぶりの個人的大ヒット作品でありました
これと坂の上を見ているだけで
あっと言う間に週末が過ぎていくという
至福の時を過ごしたのでありまして、
終了した感想をしたためておくのであります

サスペンスでもないんだが、
公安のようなお話でありました
外国籍の悪党をばったばったと
なんという内容ではないんだが、テロ組織が日本でなんかするから
それを止めるために働いていくというお話
警察の中でも裏と呼ばれているとかという
もう、そんなの本当にあるのかよと思ったりもするんだが
そういう設定が、鼻で笑えないような
演技者達の異様なとけ込み具合が秀逸
俳優の誰をとっても、凄まじい迫力というのか、
そういう臭いがたまらない作品でありました

役者のデキがハンパじゃねぇというのも
大きな感動の一つでありました
主役というか、準主役というのか、
渡部篤郎の住本という役がまたとんでもなくよくできてて
本当、悪い顔させたら天才だなと
しみじみ感激するような内容、独特の色気というのか
なんか、得体の知れない感じがすごく滲み出てて
当たっていると感激したのであります

他のメンバーもなかなか優れておりまして、
最近お気に入りであります、白洲次郎のときの
農民役やってた人とか(名前覚えろよ)
どれもこれも、一般人の役をスムースにやれるんだけど
それらが、一癖というのか、裏っぽい何かをもっていると
雰囲気醸し出しながらやってるところが
たまらない内容でありました

もちろん、役者だけでもなく
話のほうも相当面白くて、正直、1話、2話の内容が
素晴らしすぎて、手が着けられないという印象でありました
全体のとっかかりとなる事件もおきつつ
わずかな時間で、どういう組織のどういう問題があって、
どのような具合で進んでいくのかが、
全部物語で説明されてたというのがステキ
至れり尽くせりというのか、素晴らしいことだなと
呆気にとられてしまったのでありました

扱っている問題も、大がかりな本筋以外のところが
結構というか、すげーリアルというのか
手身近な感じでたまらんとにやにやしてしまった次第
ハゲタカ以来のステキドラマじゃないかと
大変感服したのでありましたとさ

続編がありそうな具合でおわったと思うんですが
最終回も、最後の部分がなかなか
ハゲタカの映画版を彷彿とさせるような具合で
あれもけっこう好きだなぁと感じ入ったり
余さんが扮した、官房長官だったかの役が
どっかの会合で発言しているシーン
その内容が、痛烈な社会批判みたいになってて
溜飲を下げたというか、NHKすげーこと言わせるなと
感心してしまったりとか

NHKも色々あるんだろうなと
様々なことを思わされつつ
最高に躍らされて、楽しんだドラマでありましたとさ
面白かった、再放送やんないかなぁ
でも、重いなぁ

図解入門業界研究 最新 農業の動向とカラクリがよーくわかる本

2009-12-21 21:13:22 | 読書感想文とか読み物レビウー
図解入門業界研究 最新 農業の動向とカラクリがよーくわかる本
著:筑波 君枝

珍しい本を読みました
参考書といったらいいのか
業界本という奴でありましょう
わたしも農学をかじった学士でありますので
なるほどと意気込んだわけでありますが

少し古いのかしら

そういう内容でありました
初版が2006年だと思われますので
若干データが古いのかもやもと思ったり
当時の予想と今のブレみたいなものもみれて
それはそれで面白い本でありました

というか、わざわざここでレビウするほどのこともないというか
ふつうに参考書として読むべき本でありまして
いつものように、何か、ここがすごく面白かったとか
そういうものがまったくなかったのでありますが
ともかく、農業について成り立ちから現在にいたるまでが
非常にわかるやすく書かれておりました
個人的には、こういう本を在学中に
ちゃんと読んでおったら、もっと違う人生を歩んだのでないかと
思ったりなんだったりしつつ
今になってやっと、GATTウルグアイラウンドとか
90年代の米騒動の話とかがよくわかったのでありました

農地について、また、歴史とからんでの
農政への言及が大変面白くて
小作人が開放されたり、農業を推進するために
ごりごりと押し通した、戦後の様が見事でありまして
これをもって、現在をかんがみると
まぁ、お年を召した政治家の方々が
実際は壮年の頃にもっとすごかったのかもしれないとか
思ったり思わなかったりもするところ

そういうきな臭い話はさておき
昨今の取り組みとして、色々な企業が
農業分野に進出しているという部分が面白くて
カゴメやワタミあたりの自社農場の話は当たり前ながら
すげーうまい豚を作った話とか、
クローン技術の衰退とかの部分が
現代農学史というのか、けっこう重要なことだよなと
まざまざと感じるところ

つい10年くらいまえに常識だったことが
現在はずいぶんかわってきていて
当時流行っていた内容は、今、どうだろかと
思い至るとまた、面白い
こういう古い学術本というのか、ちょっと前のものというのは
違う意味で面白いと本の読み方を覚えたのでありました

坂の上の雲 日清開戦

2009-12-20 21:53:32 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルドラマ坂の上の雲
すげーのをまた、見てしまった

興奮がおさまらない具合になってしまった
このなんというか、すげー感動
いや、映像から伝わってくる気迫というか
ともかくすげー

が、しかし、話はわかりづらくないか?

そんな悲しいことも覚えたのでありましたところ
映像に対するこだわりというか、圧倒的な豪華さには
もう何一つ文句のつけようもないし
美術品一個にしたって、どんだけ気合いいれてんだと
頭抱えたくなるような内容
徴発してた酒瓶もそうだけども、好古のところに納品された
あの酒瓶のえもいわれぬ味わいというのか
すげー、まさに、酒瓶じゃないかとほれぼれしてしまった
たぶん、当地で美術品として調達したんだろうけど
すげー、驚いた

今回は、大好き好古兄さんが大活躍で
すさまじい激闘ぶり、というか、あの
地上戦の圧倒的スケールには度肝を抜かれたのであります
なんだあの火薬の量、すげー爆発
本当に死んだんじゃないかと心配するような
とんでもない大砲とのやりとり、そして、
わーわー戦争じゃない、あの、しっかりとした進軍風景
寒気を覚えるようなすさまじい内容で
圧倒されてしまいましたところ

騎兵交錯シーンとかは、もう
どんだけ馬囲ってんだと驚くような場面でありましたが
惜しいのは、少々スピード感がなかったところでありましょうか
実際はあれくらいのスピードでぶつかるものなのかなと
騎兵突撃を再現するにあたり思わされたのでありました
そんなすごいスピードでかけまわるものでもないのかもなんて

しかし、陸隊のあのとんでもないやりとりがすごくて
秋山隊が撤退していくという話、なのに、
あっさり旅順が落ちてしまう、当たり前なんだけども
なんというか、その前の苦戦というか、あの前哨戦はなんだったんだ
あれが作戦間違いだったとか、そういう話に
なんとか説明つけないと、混乱するじゃないかと思った次第
顔見せ程度でしたが、乃木と伊地知が出てきており
なんというか、日露前哨戦だよなぁと
旅順を感慨深く見てしまうのでありました

しかし、権兵衛にしろ、森鴎外にしろ
いい役者もってきすぎてて、あと、
もっとすごい人とかいなかったかと不安になってしまうのですが
豪華すぎる俳優人にくらくらしてしまうのであります
大山さんとかどうしたらいいんだ、本当もう

で、次は海軍編
唐突というか、不思議なもので、日清戦争の全貌が
この物語では理解できない作りになってんじゃないかと
それが不安で仕方ないのでありました
仕方ないというか、そこは
自分で勉強しろということでもあるんだが
最期のパーティー風景で、真之と平八郎が語り合うシーンが
印象的な台詞で、説明し尽くされておったようにも思うんだが
まぁ、ともかく
ごちゃごちゃしておあったんだなと、そんな具合でありました

海戦シーンもすさまじいやりとりというか
あの激震と、爆裂した瞬間の映像
あれはすごすぎただろう
たぶん、一個か二個、壊れたカメラがあるんじゃないかな
画像のゆがみ方が、もう、本当に
従軍のそれのようなすさまじい揺れ方していたのが恐怖であります
NHKやりすぎだよ、最高だよ、すげー

最小限のシーンだけを文字から再現していたと
思うのでありますが、それにしたって
すごいものだなと、真剣に全部やってしまったら
とんでもないことになるのだなと
この物語が、もう、二度とリメイクされることはない
そういう気迫みたいなものを感じたりしながら
手に汗を握って見つめたのでありました

おなかいっぱいすぎる面白さが
たまらんと感激しつつ
今年最期の放送も楽しみにしようと思うのであります

坂の上の雲 国家鳴動

2009-12-13 22:04:19 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルドラマ坂の上の雲
今週も正座してとまではいわないが
テレビの前で、姿勢正して見ておりました
いや、相変わらず面白すぎた

しかし、個人的には前週よりは少し
テンションが落ちたかしらと思ってしまうところ
人間、こういうのに慣れてしまうのは早いみたいで
もっとすげぇのを見たいとか
限りない欲求に呵まれてしまいます
なんだろうか、激動すぎたというか
鳴動する日本というものを、かなり強引に切り貼りされてて
今までより、もっと、綿密というか
細かに描写して欲しいなぁという部分も
今までと同じように、印象的なシーンで叩ききって
あとは、ちょっと、ナレーション的スルーになってしまうところ
これが、残念というのかなんというのか
ああ、駆け足過ぎると、惜しいと感じたのでありました

とはいえ、その印象的シーンについては
かなり細かく作られておるというか、編まれておりまして
あの、八十九さんとの風呂シーンについて
最初は、あくまで、八十九さん側からの映像だけでやっといて
死んだ後、見舞う際には真之側からの方向で撮影
いや、同時にカメラまわしておいて
まったく同じシーンなのに、別角度から写すとか
お前、どんだけ手の凝ったというか、
すげー印象的なことしてくれるんだと感激

子規のシーンとかも相当重要なんだが
ちょっと、ぶつ切りすぎて、血を吐いて戻ってから
また東京出ていったあたりが、はしょられすぎてて
どこでどうなってたか、全然わからなんだのが残念
これは、好古兄さんのところにお母さんが移住してた件もそうだけど
いかないといってた、数分後(放映的に)には引っ越してたりして
なんというか、戸惑ってしまったのでありました

まぁ、ばたばた慌ててどうしても描かないといけないのが
とても残念だと感じつつも
やはりそれなりに面白いというのか、すげー面白いというのか
あの、昭和の映画のような雰囲気で結婚式やるところも
先週の全滅騒動をうまいこと引っ張って、いかにもやりそうな
ああ、すげーわかる、その余興すげーわかるよと
思わず喝采してしまいそうな具合のところ
たまらんたまらんと、なんだか、兄さんの周辺事変が
すこぶる楽しいと見ておる次第であります

ちょっと不思議かなと思ったというか
なんか違和感みたいなのを覚えたのは
東郷平八郎でありましたが、今後慣れるのでありましょう
無理して薩摩言葉を喋られているようなイメージになってしまい
そこはもう、そうじゃなくていいんじゃと
命令口調のときと同様の標準語を使って欲しいなぁと
ちょっとだけ願ってしまうのでありました

陸奥のヒゲがあってねぇというところはともかく、
伊藤さんを加藤剛がやるのはちょっと
反則すぎるだろうと、感激してしまった次第
加藤さんを使うなら、いっそ、明治天皇でよかったんじゃないかと
ちょっとだけ思ったのでありますが
乃木を誰がやるのか、楽しみというか、ちょっと
心配になってきたこのごろであります

しかし、維新から続くそれこれなんだなと
高杉の名前が出たあたりでぼんやり思いましたが
若くして実力を発揮し、牛耳ったというそれこれは
やはり、セカイでもすげー働くことができる
自信とはったりになるのかなとも、伊藤陸奥の会話で思ったのでした
次回も楽しみなんだが
あっと言う間に日清戦争がオワってしまいそうで
なんだか勿体ない気がしてしまうのでありました

水戸黄門

2009-12-08 22:03:12 | ドラマ映画テレビ感想
極最近というか、つい、昨日のことであります

珍しく仕事も早いところはけたので
たったと帰ってきて、めかぶうどんを食べながら
テレビを見ておったのでありますが
そのチャンネル、あわさっていたのが水戸黄門
最初から見ていたわけじゃなくて
もう、解決する寸前くらいのところだったのであります

なんの気なしに見ておりまして
まぁ、お銀さんはやっぱり凄いなぁというのと
殺陣がもう、芸術とはいわないが、
芸としてきわまってるよなぁとか
そういう他愛のないことを思いながら見ておりました

さて

その途中、違和感を覚える
なんだろうか、このシリーズを見るのは
何回目になるのかわからないが、正直
今の黄門様が助さんだったかをしていた頃から
どれくらい経っているのかさっぱりわかりません

やたら滅法強い黄門様が
杖で、敵を蛸殴りにしていくあたりは凄いなと
知っている黄門様と何か違うと思ってしまうんだが
今回、もっと驚いたことがありました

助さんが、殴ってる

いやいやいやいやいやいや、殴るのは格さんの専売だろうよ
というか、切らない助さんなんてどういうことだおい
殺陣をずっと見ておりました
結構長い殺陣でありまして、途中で、全員集合とばかりに
弥七まで出てくる、しかも、お前も殴るのか
ちょっと焦ってしまったのでありますが
ともかく、黄門様をはじめ、殴りまくる一行
なんとバイオレンス
一部、お銀さんだけが小太刀を使っておりましたが
蹴っ飛ばすとかのほうが多かったようにも思うところ
撲殺一行であります

この変更、いや、たまたま今回だけだったのか
全くわかりませんが、刀を使わない助さんに驚愕いたしまして
ちょっと、動転したというお話
どうというわけでもない、それで何かあるわけじゃないんだが
なんというか、悲しいというのか
切るということに、何か検閲でも入ったんだろうかと
残念至極に思ってしまったのでありました

殺すでなくて、懲らしめるだけだから
殴るに終始したんだろうか
わからない、わからないけども
多くのお年寄りが、殺陣シーンになると格さんしか居ないと
勘違いしていないだろうかと
いらぬ心配をして、過ごすのでありました

めかぶ

2009-12-07 22:08:31 | 食べ物飲み物
めかぶ

なんてことはない、ただの海藻であります(多分)
なんとも潮臭い、そしてぬめぬめ
そういった食べ物で、栄養価とかは正直
さっぱり知らないんですが

こいつが美味い

今更かよという具合ですが
なかなか、一人で食卓にめかぶ並べようと思うことがなく
ぬるぬるというか、ぬめぬめ系としては
納豆という不動の王がいたので、なかなか
手を出していなかったのであります
しかも、海藻なら、どちらかというと
もずくのほうがステキだしと、一時期もずくばっか喰ってたことも
手伝いまして、なかなか

しかし、最近便利になったもので、
パックで小分けになっているめかぶを発見
しかも「納豆とあわせて美味しい」という
とんでもない提案まで携えており、思わず購入
そして、言われるままに、納豆に混ぜてくったわけですが

ああ、美味しい

と、感激ひとしおだったわけであります
今まで、なぜこの組み合わせを試さなかったんだ
俺は30年も何をしていたんだ
まぁ、毎回、うまいものを喰うと思うことでありますが
なんてことのない組み合わせで
ハンパなく美味いものと錯覚するのでありました

しかし、この「めかぶ」
単体で食べても十分うまい
最近は、もずくとか、納豆とか
もう、面倒だからそのまま、酒のあてとかにしてるわけでして
一人暮らしも窮まってきたような具合なのですが
このバリエーションの中に、当然のように
「めかぶ」も入ってくるわけであります
海藻系でありながら、ぬめぬめ
そして、独特のこりこり感
素晴らしい、こういう食感こそが、食事の楽しみだ
うきうきしながら、むさぼってしまいます

そして、酒にあうということは
当然のように、白いご飯にもあうのでありまして
ちょっと、人を選ぶだろうかとも思いつつ
めかぶ単体をご飯にかけて食べるのも素晴らしい
ぬめぬめ感が少し減退してしまうけども
あの磯の匂いが、たまらずステキで
また、適度にぬめぬめが米粒を包むと、歯触りというか
舌触りが素晴らしいことになる
ともかくうまい、なめことか喰うのにも似ている、素晴らしい

そんなわけで、この冬は
めかぶをもりもり食べながら過ごしておるというわけでありまして
健康に過ごせるだろうと、安心しているというか
油断しているというか

祈って過ごしておりますところ
「めかぶ」食べるべし

坂の上の雲 青雲

2009-12-06 21:35:57 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルドラマ坂の上の雲
第二話を視聴完了であります

なんだよ、面白すぎるじゃないか…

ちょっと、あまりにも面白すぎて
手がつけられないというか
感激に、感想を書くことすらかなわないくらい
すげー、すげー楽しい時間を満喫しておるのであります
あっという間の一時間半、こりゃもう、映画見てるのと
まったく変わらない感激だ
っていうか、むしろ、映画館で見たい、見たいよぅ
そんなことを14インチのブラウン管で見ている身分としては
悲しく思うのであります

圧倒的な迫力と、臨場感というのか
ともかく、すごすぎて手がつけられない画面に圧倒されつつ
それでいて、木訥と続けられる、渡辺謙の朗読と
たんたんと繰り広げられるようで、要点なんて
ぞんざいな言葉で語りたくないんだが
濃厚に学生時代の楽しかった頃が語られ
その裏、というか、同時に陸軍士官学校の様子が
まさかの、ドイツ語同時翻訳での場面とか
この、一見冗長というか、長く感じて飽きてしまいそうなあれも
テンポよく片づけられて驚きでありました

どれもこれも面白すぎる
あっという間に、予備門に受かり、退学してしまったあたりは
ちょっと悲しいというか、もそっと詳しくやってほしかったと思うんだが
前回同様、これはそういうスピードが必要なのでありましょう
海見に行く珍道中だけで十分だったかとも思うのでありました
というか、なんか、いくつも泣かされてしまった

特に、りんさんがよろしすぎてびっくり
最初の上京の際、真之の背中を見守るときの
あの泣きそうで泣かない顔とか、すごすぎてびっくり
なんだあの表現力というか、悲しさ
また、そのなんとも言い難い感じを
兄貴として、のぼさんが見守って
ちゃんと言わんとわからん、なんて言うあたりがかっこいい
よくできてるというか、すげーなー
あの場面だけでドラマだよなぁーなんて
日頃、絶対見ても見なかったふりするような場面で
感動してしまったのであります

また、このりんさんにはもう一度泣かされまして
今度は真之が訪ねた後のあのやりとり
まぁあそこにいたるまでの逡巡というのか
たまらんなぁ

この帰省エピソードについては、巡査どのとのやりとりも
感激しきりだったし、なんというか
立派になった真之の感じがたまらんと思うところ

ほかにも山ほど面白い部分があったんだが
とりあえず、この程度にとどめておこうと思うのでありますが
これは大当たりすぎるので、正月にもう一度
連続放送してくれねぇかなと
速くも願ってしまうくらいなのであります
ああ、面白すぎる
ありがたい映像だ、ドラマだ

リーマン予想

2009-12-02 22:37:10 | ドラマ映画テレビ感想
先日、NHKスペシャルでやっておったのですが
あの、ポワンカレ予想再びといわぬばかりの命題
リーマン予想という数学の問題に惹き付けられて
人格が破綻したり、人生が瓦解したりした人たちの
ひきこもごもと、その予想の凄さについて
いたく感激したので書いておくのであります

内容は、素数というアレが、どういう順番で出てくるのか
ひょっとしたら意味や、規則があるんじゃね?と
誰かが思って、それを証明しようと頑張っている最中
なんか、それっぽいものが見つかったから
それを証明シテ欲しい、ていうか、多分規則性あるよ
というのがリーマン予想であります(違う)

どういうことで、その規則性が生まれたのかは
さっぱり意味がわからなかったのですが
まぁ、それってこじつけというかなんというかと
思わないでもないような内容
しかし、数学者たちは、なるほどと思ったらしく
それを証明しようと、数学にのめりこんでいくわけであります

前回のポワンカレ予想と違って
今回のこれはまだ解かれていない、ペレルマンも
ひきこもっている暇があるなら、これ解けよと
思わないでもないところですが
それに匹敵するくらいなんでありましょう
凄い天才達が、ことごとくこれに破れ
しまいには、こんなもの無ければいいのにと
逆ギレする天才まで出たとかなんとか
かなり面白いお話であります

そして、突然、この話に面白エピソードが追加されたのであります

ポワンカレ予想のときと同じく
またくも物理学が役に立ってしまう
これまた、意味わかりませんでしたが、なんか
物理にすごく似たような公式があるというか、なんだとか

陽子だったか、電子だったか、原子核のなんかだったか
ともかく、そういう物理の基礎というべきところで
またも、ランダムな数字があるらしいんだが
それが、どうも、素数と同じような動きというか
規則があるらしいということになって
これが驚き、素数を解き明かすことは
そのまま、万物のことわりと解き明かすことに近づいているっぽくね?

大盛り上がりであります
そうして、今も、果敢に挑まれているらしく
そのほか、円というか、円周率にもなんらかの関係がとか
面白い話もあるらしく、ここまでくると
オカルトとかわらない気がせんでもないですが
数学できない、頭悪い身分からすると
随分と面白そうというのか
浪漫だなぁと感じて、楽しかったのでありました

しかし、世の中、なんでも数字であらわせるようになってしまうかもと
真剣に危惧してしまえるこの難問
解かれてしまうと、世界中のセキュリティが崩壊するんだそうでして
素数をためたデータベースが世界的に凄い価値があるとか
初めてしることも多くてステキな時間を過ごしたのであります

ぼうず丸もうけのカラクリ

2009-12-01 21:47:40 | 読書感想文とか読み物レビウー
ぼうず丸もうけのカラクリ  著:ショーエンK

知り合いに会社辞めて坊主になって、
現在インドで修行している強者がいるのですが
そいつも経理出身だった…

そんなことを思い出させてくれた
経理のできるお坊さんが書いた
坊主世界のお話を記した本であります
別に、説教になっていたり、悟りがどうしたとか
そういうものではないのですが、
わかりやすく、お坊さんがどうやって過ごしていて
お金もらってるのかという話が書かれております
生々しい話、坊主がどうして儲かるというか
実際儲かってるかどうかを書いてあるのであります

さらさらと読めてしまい
また、語り口が柔らかいというか、優しいので
とても読後感もよくて、読みやすかったのであります
書いてある内容もそんなに重いわけじゃなくて
兼業坊主というのがいるんですよーとか、
税金はこういうときにはかかってるんですよーとか
意外とお寺も会社みたいなんですよーとか
そういうことがつらつらと描かれているのであります

まぁ、総括というかやっぱり
坊主は儲かるんだなぁという感想に落ち着いてしまうのでありますが
それとは別に、しっかりと修行もしているし
また坊主というものがそもそも、儲かるとかそういうことでなくて
何を仕事としているのか、それは救いを与えることだと
まぁ、そういうことが記されております
お金がなんぼかかるとかそういうことじゃなくて、
その支払うという、いや、お布施という行為が
功徳をためるそれなのであると
気持ちのお話になっていくわけであります

なるほど、そう思ったのですが
とりたてて面白すぎたとか
そういう感想ではなくて、雑学をためる一本として
読んでよろしかったと思う本でありましたとさ