CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【テレビ】絶景 巨大石柱林~中国・張家界を鳥観する

2017-06-30 22:25:49 | ドラマ映画テレビ感想
NHKスペシャルではないようですが、
実にNHKらしいというか、ネイチャー系の素晴らしい番組だったと
喝采なのであります
中国は本当、スケールが大きいといったらいいのか、
こんな謎の景色というか、何か地球そのものといった
凄いものが、山ほどあるんだろうなと
改めて思い知らされたのであります
日本でも、長野や岐阜の山のほうはあんなもんかもと
ちょっとだけ思いましたが、やっぱりスケールが違うように思うのである

張家界なる、絶景を有する不思議な場所の紹介番組だったわけでありますが、
山とは異なる、形容しがたい、水墨画の世界そのままといってもよいような
実に不思議な景色を紹介していました
張家界の名前の由来が、張良が逃げ込んだ山だからとかいうんだから
なんというか、凄いな本当にもうと
思わざるを得ないのであります
実際そうだったんじゃないかと、信じたくなるような凄さがあるのでした

この場所でとやかく説明を書いているよりも、
とっとと番組を見てもらわないと、伝わらないと
それくらい、映像に価値があると思えた番組でありまして
ドローンを使って、そびえたつ石柱というのか、
山のような、崖のような、不思議な景色を
まさに縦横無尽に撮影して見せてくれるというものでありました
一度、本当に見てみたいものだと
そう思わされる凄さがあったのであります

また、あんなとんでもない絶壁に、人が住んでいるというのも
かなりの衝撃的事実だったわけでありますが、
今でも、中国の山間には、宋の時代くらいと変わらないような暮らしをしている
ああいう世界観が転がってるんじゃないかと
そう思わされるような内容に驚いたのでありました
凄いわ中国、文明が培われているが、現代とは隔絶しているという
あの感じが素晴らしいとしか言いようがない

観光地として、年間5000万人が訪れるとかいうあたりも
スケールの違いを感じたわけでありますが、
あれは実際、本当に見てみたい凄いところだと
中国を惚れ直したというか、本当、もっと自由にあれこれできるところだったら
行って見たいと思わされる迫力だったと思うのでありました

おっさんが、テレビ見て、凄いというだけの話なんだけど
本当に凄かったんだよう

100分 de 名著  維摩経

2017-06-29 21:37:25 | ドラマ映画テレビ感想
先日最終回を迎えて、果たして理解できただろうかと
自問自答しているわけでありますけども
非常に面白い番組でありました

維摩経という仏教経典を100分で紹介するという
まぁ、名前のまんまの番組だったわけですが、
これを聞くことで、大乗仏教とは何かという話から
空、慈悲、不二といった仏教用語、ないし、教えというのが
なんとなし理解できたように思えたから
入門篇としては、大変ありがたい番組だったと思うのでありました

別段、取り立ててどの宗教をと思うこともなく
どちらかといえば、無宗教なのでありますけども
ありがたい教えであるとか、
哲学的な問答だとかは、人間として非常に興味を持つところでありまして
そこに仏教の経典というのは、なかなか
スパイシーに響いてくるというわけでありまして
大変楽しいと思ったわけであります

維摩という居士がいて、この人が在家のまま悟りを得ようとするというか、
きわめて正しい人といっていいのか、よく修行をした人だというお話で、
この人の存在が、様々な釈迦の高弟や、菩薩たちをとっちめるでもないけど
論破していくというのが筋なんだそうで、
それぞれ、ひとつの道を見出したような立派な人や仏を
それが本当に正しいかと揺さぶっていき、
また、ばらばらにして、新たな思想を作ろうとする
その切欠であり、源泉であるという
維摩という人の教えというか、その物語が綴られていたと
まぁそういうお話でありました

言葉遊びの極地といってしまうとあきませんが、
何かの理論、法が立ったときに、それを片っ端から壊していくというか
根幹の問いかけをしていくというのが、深めていくのだけども
なんといっていいか、大変なことだなと
頭のいい人ならではのあれこれじゃないかなどと
思ったりしたのであります

それはそれとして、思うところというか
執着から離れること、そこにまた執着があるという話や
空という状態というか、イメージがなんとなし理解というか
いいなと思えるようになったりしたので
非常に面白かったなと感じ入ったというわけでありました

年齢も年齢なので、自分の生き方を考えたとき
出家は現実味のある話かもしれないなどと
思ったりしていたわけでありますが、
在家のままでも、そうなのであるかというあたり
出家という言葉に逃げていたのではないかと
反省したりなんだったり
仏教は深いと思い知ったような気分でありました

NHKスペシャル 人工知能 天使か悪魔か 2017

2017-06-28 21:43:33 | ドラマ映画テレビ感想
前回のも楽しかったけども、
さらに続きがという感じでわくわくしながら見守ったのでありましたが
今回も将棋に絡めつつ、羽生先生が語りながらの
非常に面白い番組でありました
将棋とAIという、いわゆる電王戦の話の側面と、
AIを使った実業の話の二つの面があったわけで、
このどちらもが凄く面白かったので
今回も、満点の満足だったのでありました

まずは将棋方面について、
名人が負けたというのは衝撃というか、
やっぱりなぁという感じだったので、
見ていたときはあんまり感じなかったのでありますが、
今回みたいにまとめてもらったり、
実際の棋譜に関する反省というか、狙いとかの説明を受けると
なるほどなぁというか、やっぱり名人は凄いなぁと
思わされたのでありました
ただ、そんなのは無理筋だなと、冷静に咎めたのがポナンザだったので
まぁ、こればっかりはもう仕方ないのだと
思うわけであります

以前に友人と話をして、AIを使ってもっと面白くなるだろうといわれたんだが、
個人的には、81マスを使ったゲームなんだから、遅かれ早かれ
全パターンが網羅されてしまって、ゲームが本当の意味で終わるんだろうと
わかってしまうからこそ、AIに解かせるんじゃなくて
人間がこつこつ考えて、棋譜を作ってくというのが
楽しいと思っていたりしたわけでありますが、
もう、そういうこともいってられないことになったのだと
改めて思い知ったわけであります
とはいえ、今回ので、将棋からほぼ撤退みたいな感じになっているので
若干将棋の解明が緩やかになるだろうから、
今を生きている私としては、将棋が明かされる瞬間を
楽しみに待ちながら生きていけるかもやもとか
わけのわからんことを思ったのであるが、これは余談

羽生先生も言っていた通り、将棋指しが捨てている駒に
可能性が生まれるという内容が面白い、
そういうものだよなと思わされたわけでありますけども、
救いというと偉そうながら、
ポナンザとやったことで、棋風に若干の変化が見られたらしい
名人の指しまわしが、なんともかっこいいと感じたのでありました
囲碁のときにも同じことを言われていたけども、
名人が、より強い人に教えてもらって強くなると
そういうことなんだなぁと思えば、なんというかな
やっぱり凄いよいことなのかもしれない、AIという先生の存在わ

さて、一方で実業のほうもなかなか衝撃的でありました
タクシーの話は正直、ビックデータを使った亜流だろうと
ちゃんと理解もしていないのに、思ったわけでありますが、
AIに政治をやらせようという試みがある、
それがちょっとだけ進んでいるようにも見えるというのが
なかなか衝撃的でありました
さらにいえば、裁判の結果に使われているという事実は
それでいいんじゃないと思ったりもするんだが、
そもそも公平とはなんだということに
早い段階で気付いてしまうというか、
人間という矛盾を克服できるのか、現在優位にたっている人間集団が
より利するようになるだけじゃないのかとか
不安が不安がという感じでたまんないんだけども
なんとも、凄い時代だなと感じたのでありました

政治も、一瞬凄いよいのかなと思ったりしたんだが
人間の歴史を学ばせた場合、それはより大きな間違いを生む何かを
凄い勢いで生み出すだけじゃないかと
人間自身を信頼できないのにというお話になったり
なんだか、哲学めいてきて楽しそうだなと
とりあえず人事のように考えて見たりしたのでありました

好奇心を随分くすぐられて、凄いよい番組だったと
個人的に興奮とともに満足を得たのでありました

台灣駅弁の旅情報の話

2017-06-27 20:54:22 | 台湾
あるテレビシリーズ番組のレビウであります
そのタイトルでいつものように紹介しようと思ったわけでありますが、
レポーターが、アイドルグループでありまして、
うっかり、そういうファンの人たちがこのブログを見て
台灣のことしか書いてないじゃんと怒られるのが怖いので
濁しておくのでありますが、
何に、気を使ってんだろうか私…

さておき、台灣を鉄道にのって一周しながら、
各地の駅弁を紹介するという番組でありました
番組としては、アイドルグループがヒントを貰って、
それにまつわる駅弁を探して食べるというものなわけでありますが
これがなかなか、台灣のさほどに有名でもない駅に降りたりしながら
その土地土地の紹介もしつつ楽しそうに
というか、美味しそうに過ごしているのが衝撃的というか
いいなぁ、超うらやましいなぁと感激して
見続けてしまったのであります

ぐるっと一周ということで、台中、台南、高雄あたりの
メジャー都市でそれぞれの美味しそうな食べ物と名所を紹介するのもよかったんだが
台東についての情報がかなり詳しくてよかったのであります
米どころの紹介だったり、花蓮周辺を初めとした原住民族の料理紹介とかが
これまた、凄い旨そうで旨そうで、物凄く行って見たいと
思わされた内容だったのであります

特によかったというか、気になったところでは、
台東側では、ローゼルという食用の花がかなりうまく使われているということらしく
ローゼルとか食ったことないというのもあいまって
凄い食べてみたい、しかもえらい旨そうに食べてると、
なかなかに楽しげだったのであります

このほかも、予約しないと買えない特製弁当の存在やら、
よく聞く、台鐵弁当以外のご当地弁当シリーズが
まぁ、どれもこれも旨そうで素晴らしかったのでありました
一方で、現地夜市とかの食べ歩きなんかも充実紹介していて
やっぱりフルーツジュースはあれこれ飲み歩くべきだよなぁと
次回があったら生かしたい情報がてんこ盛りだったりしたので
大変楽しんだわけでありますが

本当にもう、いかにも個人のブログという感じだが
台灣のこと扱っているテレビ番組見て
台灣行きたいと思いましたと
まぁ、そういうお話なのでありましたとさ
田舎のほうというとアレですが、単線関係の名所は
やっぱり巡ってみたいなぁと台灣への渇望がつのるのであります

【読書】喧嘩

2017-06-26 20:40:11 | 読書感想文とか読み物レビウー
喧嘩  作:黒川 博行

喧嘩と書いてすてごろと読ませる
いわゆるヤクザモノ小説でありました
大阪を舞台に、任侠とは違ういわゆるヤクザというのを
昭和もかくやという感じに描きつつ、
それでいて、どっかコミカルで、だけども怖いという
凄いバランスだなと読んで感心してしまったのでありますが
面白かった

実に危なっかしいといっていいのか、
主人公が、ヤクザではないけども、建設関係のヤクザとの交渉だとか
なんだとかを商っているという男で、その男のところに
これまた胡散臭い政治秘書から、ヤクザとの始末を頼み込むという話で
そこに助っ人で読んだ男が、まぁ、なかなかどうして
大変酷いというか、ヤクザなのである
実際はヤクザを破門になってんだそうだから
違うんだろうけども、この二人の漫才みたいなやりとりから
唐突に、ヤクザってこういう感じだろうなと
怖気を呼ぶような「交渉」が出てきたりして
ブラックユーモアとは違うんだが
怖いやら面白いやらと
なかなか考えさせられた小説なのでありました

主人公が、そんなに頭がよくないというのが
非常に好感触でありまして、それでいて、
元ヤクザをバカにしつつ、その男が実は凄い頭がいいわけなんだけども
それは認めないというか、そうと感じることもないという
この読者とのバランスが崩壊した感じが
普通だと、読むときにストレスになるのに
なんか面白くなってしまって、見事なのでありました

ともかく危なっかしい二人組の
計画的なのか、そうでもないのかわからない
きわめてはらはらする内容のまま
結局うまいこと落ち着いたのか、そうでもなかったのか
なかなか大変なままに事件が終わるというお話で
いくつか伏線が捨てられたままのようにも感じたんだけども
おおむね満足して終わったのでありました

やり方も、案件も、何もかもヤクザの話なんだが、
仕事として見たときに、これだけ豆に働くということは
やっぱり凄いことだなと
ひとつの仕事をやり遂げるという意味において
感心というか、考えさせられたのでありましたとさ
仕事が速いということは
何よりも素晴らしいと肝に銘じたくなるのである

おんな城主 直虎  材木を抱いて飛べ

2017-06-25 21:22:48 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
視聴完了しました
今回は今川との陰鬱なというか、嫌なやり取りが主眼で
なかなか面白く見られたのでありました

唐突といっていも差し支えないほど、
いきなり聡明というか、がんばるようになった直虎に
若干違和感がないこともないわけでありますが、
それはそれとして、あの手この手で、なんとかして
納期に間に合わせるという、方法と内容はおいておき、
この姿勢は見習うべきものが多いのではないかと
最近、仕事に思い悩む身分としては
しっくりと心を捉えられたのでありました
そうだよなぁ

それよりも、直政養育が面白くて、
負けず嫌いな感じが、着実に育っていつつ
そしてああいうのが強くなるそれだと
思わされたかと思うと、
やっぱり子供っぽく、一番というフレーズに反応して
見事に操られたりとか、可愛らしいところもあって
なかなか楽しかったのでありました
あのやりとりが、いかにも大人と子供でありながら、
成長と、人間の器みたいなのが
どれもこれも綺麗に描かれていたように感じて
感心しきりだったのでありました
あのシーン、実に素晴らしかったと思うんだがな

それを受けてでもないけども、
離れたまま、二人での囲碁が続くという
印象的なシーンなわけでありましたけども、
ちょっとああいうシーン多様しすぎじゃないかと
思わなくもないんだが、それはそれ
毒をあおったりと、なかなか衝撃的な内容でありましたけども
なんとかして、政次の裏をというか
上をいこうともがいているあたりとか
ステキだと感じたのでありました

あの二人によって育てられることで
直政は、おとわ、かめ、つるの
三人の子供であるかのようになっていくんだろうなと
なんとなし、頼もしくというか
物語として面白く思えたのでありました

【読書】指輪物語 二つの塔

2017-06-24 20:40:08 | 読書感想文とか読み物レビウー
指輪物語 二つの塔  作:J.R.R.トールキン

シリーズ2つ目であります
前回仲間と出会い、それぞれの冒険へと繋がっていた話から、
そのそれぞれの仲間たちの行程が描かれていた
冒険譚であります
アラゴルン隊とピピン&メリーチーム、
そしてフロドとサム
大きくは三手に分かれて、それぞれの活躍が
なかなかかっこよく描かれていたわけでありまして、
ファンタジー戦記というか、なかなか
そういう物語を堪能できたと満足なのであります

劣勢を強いられていた状況から、
各地の王たちとの連携を深めたりして、攻勢に出ていく
そんな感じの流れなので、この逆転しだしたあたりが
なかなかに爽快で、面白く読めたのでありました
特に、エント族なる巨大な樹木種族の快進撃が素晴らしく
それを受けてからの、白のサルマンとの対決が
なかなか白熱といっていいのか、ほぼ一方的に勝ってた内容だけども
やりとりも含めて面白かったのであります

相変わらずといっていいか、重要なのは指輪のような
強い力ではなく、ホビットたちの真剣さというか、
勇気と真面目さ、強靭な精神力というそれに尽きていまして
これが主人公のフロドだけじゃなく、サムにも、ピピンにもメリーにも
4人のホビットそれぞれに、同じ資質が備わっているかのような描かれ方が
ことの大小は別にして感動を覚える内容だったと
思うのでありました、純粋に素晴らしいというか
かっこいいな、ステキだわと思わされるのは
古典ならではの楽しさなのかもしれないと感じたのでありました

フロドとサムの行程がもっとも難関で、さらには、
苦境のまま次の章へと紡がれていくという内容なので
早いところ次のを読まないといけないと思うのでありますが
ともかく、二つの塔までを読み終えたので
メモっておくのでありました

龍眼

2017-06-23 00:02:17 | 台湾
食い物の話であります
台湾に何回か遊びにいっているわけですが、
なかなか手に入っていないというか、食べたいと思いながら
どこでどうしたら手に入るかわかっていない食べ物
それが、龍眼(ロンガン)であります

以前の台南旅行で、ロンガンと発音して通じなかったことにショックを受けたわけですが、
ご当地ではロンユェンと発音するようで、
さっきネットで調べてみてもそういう発音だったので間違いなさそうと
あれこれ調べていたのであります

ところが
先日、知り合いから台湾土産として龍眼チョコレートなるものを貰って狂喜
なんて素晴らしいものをと感激ひとしおに食べ散らかしているのでありますけども
この食べ物については、ドライロンガンをチョコレートでコーティングしてあるというもので、
なんだろう、そんなに美味しいものでもない
というか、ちょっと食感の変わったチョコレートという感想になってしまい
この幻のというか、恋焦がれてやまない食べ物の味が
さっぱりわからないままなのでありました

そう考えてみると、台南で食べたのも
ドライロンガンをお湯で戻したものだったし、
なんだろうか、生で食べるということは難しいものなんだろうかと
手に入らないだけに、もだえているのであります

さて、ロンガンとはなんなのか、
聞いた話だけで、語っておくと、ムクロジ科の果物というか果樹だそうで、
この科から判別しても、ライチとよく似たそれなんじゃないかと推察される
そして、このライチよりも旨いんじゃなかろうかと
期待してしまうのであります
ライチもまた、大好きな食べ物なんだが
こいつもまた台湾で食べてないなと気付いたので
二つあわせて、どっかで食い散らかせないかと
夢見たりするということをメモっておくわけだが
ともかく、熱帯果樹に首っ丈なのであると
唐突に、書き連ねたくなったので、殴り書いておくのでありました

オチもなにもないのであるが、
ともかく、龍眼という、一種漫画的というか中学生男子が喜びそうな
かっこいい名前の果物を捜し歩いていると
そんなお話でありました
生だとやっぱり、凄い旨いんだろうなぁ
冷凍じゃないライチとともに食べたいのである

熱演!競演!歌舞伎のにぎわい ~第38回 俳優祭~

2017-06-20 22:44:26 | ドラマ映画テレビ感想
先日再放送で見ました
とんでもなく面白いと思ったので
メモっておくのであります

興味がないというと失礼にあたってしまうが、
興味はあるけども、見る機会がないというのが適切か
歌舞伎の世界について、そのお祭り的なイベントを
NHKEテレが全面的に放送といっていいのか
凄い楽しそうなそれこれを紹介してくれていて
ちょっと見ていたら、もう釘付けになってしまったのでありました

歌舞伎というのは演目もわからなければ、役者もわからないから
どうにもなぁなんて思っていたのでありますけども、
この俳優祭なる、ファン感謝祭めいたイベントは
そのイベントを取り仕切る部分の面白さというか、
裏方に俳優さんたちがいて、ファンとの距離が近くてという
一種独特の世界が見られて興奮したのであります
あれは凄いことだな、
超絶大掛かりな学園祭みたいな楽しさがあるんだなと
ファンだったら、絶対行きたいと思うであろう
楽しさが詰まったイベントだと伝わってきたのでありました

模擬店やら、準備やらの部分も
凄い面白くて、歌舞伎という世界を支えるために
色々な人が、あれこれとがんばって考えているんだなと
それにも感激をしたわけでありますけども
石橋の連獅子が、これまた凄い凄い、あれが芸というものかと
あっけにとられたりしたり
相撲でいうところのしょっきりみたいな演舞が見事で、
『月光姫恋暫』-かぐやひめこいのしばらく-が、まぁ面白かった
歌舞伎調の舞台喜劇といっていいのか、ややもすると新喜劇みたいな雰囲気すら感じる
大変面白い舞台でありました
出てる俳優さんも、凄い豪華だし、どうしたものかしらというくらい面白い

わかりやすいネタを拾いつつ、それでいて
古い演目と、新しい話題をごたまぜにして見せるというあたりが
斬新というか、新鮮に写って、あれだったら見に行きたいと
凄い興味がわいてしまったのでありました
なんだかんだ、舞台というのは面白いんだろうなと思わされて仕方ないのであります

歌舞伎って難しそうだなというイメージはあるものの
そういうのを打破するかのようなこの演目については
本当にもう、練習したのかしてないのかもわからない具合も含めて
なんか、勢いと熱気が素晴らしいと
感動したのでありました
見てるほうも、やってるほうも楽しそうというのがいいですね
と、まぁ、ミーハーに楽しませてもらうのには
申し訳ないけど、凄いよかったと
感激ひとしおで、歌舞伎に興味がわいたと
まぁそういうお話なのでありましたとさ

ちょっと調べたけども、1階席は2万円か、そうか、そうだよな

【読書】指輪物語 旅の仲間

2017-06-19 22:10:57 | 読書感想文とか読み物レビウー
指輪物語 旅の仲間  作:J.R.R.トールキン

最近、名作長編シリーズに手をつけているわけですが
もうかれこれ10年くらい、読もうかどうしようかと
悩んで先送りにしていたシリーズであります
と、ちょっと気になって映画の初出を見てみたら2001年とかあるから
17年とか経ってるのか…、なんたることだ…

さて、それはさておいて、超有名、古典といっても差し支えない
ファンタジー小説の金字塔であります
読み出して、初めて知ったのでありますが、これには
前身の物語があって、ホビットの冒険というそうで
それを受けてからの指輪物語なんだそうだ
そうか、真ん中だけくりぬいて読むというのは
どうも居心地が悪いけども仕方ないなと
前置きはさておきであります

全部読んでからのレビウにすると半年後とかになりそうだと
えらい進みが遅いのでありますけども
童話とは異なる調子ながら、丁寧に異界とはどういうものか描写細かくされていて、、
今現在、そこそこに漫画やファンタジー小説を知っているから
簡単に思い浮かべられる、エルフ、ドワーフ、ゴブリン、オークといった
様々な異形たち、その世界観をなんとなし知っているから
読んでいても、比較的すらすら読めると思うんだが
それにしても、なかなか骨が折れるというか
割と読むのに難儀しているのであります
何がというと、ひょっとするとそもそもの文体が古いのかもしれないと
物語の進み方に感じるところもあるのですが、
オペラやミュージカルとは異なるけども、
台詞が詩になっていて、それを解していたりだとか、
なんとも不思議な語りなのであります

内容は、旅の仲間が集まり、そして別れをいくつも描くといった感じで、
正直なところ、最初の冒険に出るまでのくだりが随分長いので、
前半がちっとも進まなかったのでありますが、
ゴールドベリや、ボンバディルといった不思議きわまりない人との出会いなんかが
面白いといえば面白いんだが、どういう話なのか
どうもうまく頭に描ききれないまま進んでしまったので
そのあたりは合わなかったというか、
自分の記憶にある映画版と照らし合わせてじゃないと
うまく物語を消化できないように感じたのでありました
ファンタジーは、なれた人じゃないと難しいというのは
こういうことなんだろうかなんて思うのである

さておいて、そこを済んでしまえば、エルフと出会いというあたりから
わけもなく面白く感じてきまして、
特にこのエルフとの出会い、エルフそのものの描写が秀逸きわまりないというか
まさに夢の国であるなと読んでいて感激したのでありました
高位の存在というものを描いていて、それを感じている
あるいは読み手も感じるというのは、感受性の問題とも考えられるけども
非常に楽しいものでありまして
大変面白く読めたのでありました
裂け谷なる場所もよかったんだが、幻の秘境といっても相違ない
エルフの国であるロスロリアンの描写が本当にもう
たまらんのでありました
そこまでの冒険が苦難であったこともあってか、
オアシスのように現れたこの国での平穏が、読み手にもしみこむようで
そして、ここでのエルフの描写がまた美しくて
大変面白く読めたと思うのでありました

冒険としても、ロスロリアンに到着する前に、
かつてのドワーフの炭鉱町を進むあたりとかが
非常に冒険劇として面白くて、わくわくしながら読めるのであります

続いて二つの塔に入っていくわけでありますが
まずは、仲間たちの描写のよさ、
特にサムの忠義と、アラゴルンのかっこよさ、ボロミアの弱さ
このあたりの人間臭いところが見事だなと感激しつつ
一番は、何も力をもたないホビットであるフロドの勇気、
この勇気というものが
一番大切だと唄う小説として、大いに感激したのでありました
面白いのである

おんな城主 直虎  さよならだけが人生か?

2017-06-18 20:48:35 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」
視聴完了であります
アレだな、このドラマに関しては
こういう話題のときのほうが、箸休めという感じでありますね
個人的には、大変満足な回でありましたが
あれこれと、新しい動きが出たと
そういうだけの話でもあったように思います

さて、とりあえず触れておかないといけないのが
大河名物といっていいのか、女大河の常連である
乳母との別れが、今回も堂々披露されまして
そこまで思いいれがなかったけども、
急に今回年老いたなという演技からの、いい別れのシーンで
じんわり感動させられたのでありました
あの別れの台詞のよさ、あれはなんといっていいか、
自分の母を思うようにも感じられて
なんとも、しんみり感動させられたのであります

と、思ったら、同じ顔の違うのが出てくるとか
あれ台無しじゃないかと思ったんだが
まぁ、物語上、ああいうキャラクタが必要という話なんだろうな
いいんだけどもさ

それ以外のところでは、姻戚外交について
結構まめに描写されていてとても楽しかったのであります
信長が出てきて、さらに築山殿がさらにクローズアップされるという
大変悪い予感ばかりのそれでありましたが
まずまず、こっち方面も楽しみにしつつ
北条が出てきたり、にわかに戦国づいてきて
楽しみが湧き上がってくるようでありました

珍しく政次と話もあったりしながら
頼もしい回であったので、気持ちよく眠れそうだと思ったりしながら
いいことが続くと、悪いことの前触れと思えてならないのだが
人生そういうもんだよねと斜に構えつつ
見守りは続くのであります
あれよあれよと半分過ぎたのかしらね

ブラタモリ 名古屋・熱田

2017-06-17 21:28:56 | 読書感想文とか読み物レビウー
先週に引き続いての視聴であります
名古屋の今度は熱田周辺をうろうろと紹介というわけで、
七里の渡しやら、熱田神宮やらをそぞろ歩いて見せてくれました
物凄く、個人的に思いいれのある土地なので
固唾を呑んで見守ってしまったんだが、
紹介を聞いていて、自分が住んでいた場所というのが
熱田という呼び方ではない地域だなぁと改めて思い知るというか
川を隔てると様々なことが外地となるのだと
改めて思い知ったのであります
堀川よりも東にいないと熱田と呼べないということなんじゃねぇかな

というわけで、名古屋でも悪名高いといってはアレでありますが
あんなに活躍していた河川だとは、
よく考えてみると小学校のときに習った気がせんでもない堀川の躍動と
神宮周辺の台地の終わりやら、七里の渡しの痕跡なんかが
非常に楽しく見られて満足でありました

地形図についても、名古屋というか、尾張という観点になってて
木曽三川が西に寄っているということの図解なんかが
割と衝撃的だったわけでありまして、
尾西のあたりでは、川は必ず西側に切れるという、
名古屋を守るために周辺地域が害を被るようになっているとか
名古屋人の陰謀として伝えられてきたのが
地形的な問題であったのかと納得したのでありました
考えてみればそりゃそうだという話なんだが
なるほどなぁと思うのである

前回に続いて、よその地域の人にとって
面白い内容だったのだろうかと心配でたまらないのでありますが
個人的には、そういうことだったのかと
地元なのに目がひらいたかのようで、楽しくて仕方なかった回でありまして
今度帰省したときに、ちょっと周辺歩いてきてみようかなと
思わされたりしたのでありました
凄い楽しかった、いい番組だった
グッドジョブNHK

【Eテレ】香川照之の昆虫すごいぜ!

2017-06-15 21:44:35 | ドラマ映画テレビ感想
どうしようかな、どうしたものかなと
迷いながらも結局見てしまった番組であります
どうしたって面白いに決まっていると
そういいたくなるようなフレーズというか、
もう、何か、得体の知れないものがほとばしった感じが
番組全体からとめどなくと
そんな按配に思えて、ついつい見入ってしまったのでありました
凄い面白かった

題名の通り、俳優の香川照之さんが、
いかに昆虫が凄いかということを
カマキリに扮装して解説するという、ツッコミどころが多い番組でありました
なんといっていいのか、全面的に香川照之の番組であります
この人のボクシング講座と同じくらい、
ただただ、自分が好きなことを懸命に語り続けているだけで
なんか番組になってしまうというずるいそれであった
凄い楽しい、こういうの大好きだよ

そんなわけで、扱ったのはトノサマバッタとモンシロチョウだったわけでありまして、
個人的には、モンシロチョウが秀逸きわまりなかったと思うところであります
なんだろう、第一弾の好評を受けて、カマキリコスプレのレベルが
無駄にあがっているあたりとかが、まず楽しそうで、
顔の模様とか、カマの内側のブラシとか
本当、あの仕事楽しそうだなぁとしみじみ思わされたのであります

内容は、ちょっと香川照之感が過ぎるというか、
昆虫捕まえたときの楽しみ方というか、マニアックが過ぎる
むしろ変態に近いといったところがあったりして、
Eテレだけど、教育に悪いんじゃないかと
心配になるほどで、捕まえたチョウがばたばたというか
ひくひくするところに命を感じるとか
怖いよ、先生怖いよと思うようなあたりが
なんとも楽しかったのでありました

あとは、番組の端々から、これを作るのに
とんでもなく苦労したんだろうなというのが見え隠れしているというか
いや、香川照之が語りすぎてて、どう映像を繋いだものだろうかと
そんな風だったんじゃないかと、タガメを語りつくしているシーンで
思わされたりしたのであります
思いつくままに好きなことを喋る人は、なんだろう
見ていると楽しいけど、番組というひとつ理屈が通らないとというか
理解が必要なそれとなったら不利だよなと
改めて思い知らされたのでありました
好きなことになると早口になるという生態でありますね
こわいこわい

と、まぁ、そんなことを思ったりしたのですが
とても楽しく、また、無謀にもアルミフレームでチョウの翅を作ったりしたあたりに
NHKらしさを久しぶりに見たと満足できたので
とりあえずメモっておこうと思ったのでありましたとさ

こういう番組がいいんだよNHKわ

サバサンド

2017-06-14 21:40:02 | 食べ物飲み物
サバ サンド

どっかの国の挨拶ですといわれたら、そうかも…とか思ってしまいそうですが
サバをパンにサンドした物体を示しております
なんという話でもなく、先日試してみたら思いのほか旨かったと
そういうメモを少々なのである

サバサンドといえば、トルコ名物で有名なそれであります
知人のトルコ旅行者に聞いてみたところ
「確かに旨かったが、サバをパンにはさんだ食べ物だった」と
見も蓋もないというか、そのまんまの感想しか貰えなかったのだけども、
この知人に限らず、たいがいの人が、
おおよそこのように言うのだそうで、
不思議でならない、というか、サバをパンに挟んだ食べ物という味が
まったく思いつかないともんもんと過ごしていたのであります

ところが、先日パン屋さんで試食用にと
食パンを一枚だけサービスされたので、
特に日ごろからパン食するわけでもないから、
マーガリンもなければ、ジャムも蜂蜜もないという体たらくに
そういえば、サバ缶があったなと思い出して、
せっかくだからと、冗談半分くらいでやってみたのでありました

いや、これが、本当に美味しい

材料
・食パン     1枚
・サバ缶(水煮) 1缶

以上なのであります
本当に、食パンに缶詰から取り出したサバをそのまま乗せて
半分に折りたたんで完成とかいう感じにしてみたんだが
なんと形容したらいいのか、まったく伝える言葉が見つからないんだが
「サバをパンに挟んだ味」が、もう滅法美味しいのであります

なぜだかわかりませんが、サバ缶にも多少はある
魚臭さみたいなのが、ほとんど感じられなくなって、
残るのはほどよい油分と、サバの味わいといった具合
これが、パンに沁みているとなかなか、えもいわれぬ旨さがありまして
正直驚いたのでありました
ご飯に乗せて食うより、これは美味しいのではなかろうかしら
だいたい食べやすいし

そんなわけで、ちょっとはまってしまいそうだと
つと思い知らされるような具合だったわけでありますけども
思いもよらぬ組み合わせというか、
パンに魚介をあわせるという試みが、思った以上に素晴らしいと
先入観というか、あれこれは邪魔なものだなと
改めて人生に対しての何かを含めて思い知った次第なのでありましたとさ

【読書】ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士

2017-06-13 21:22:14 | 読書感想文とか読み物レビウー
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士  作:スティーグ・ラーソン

怒涛の連続読書、ミレニアム3であります
作者が亡くなっているそうで、事実上これが最終回となるわけでありますが、
どうやら、プロットが残されていたらしく
それをもとに4も書かれているらしいのだけども
私が手に入ったのはここまでなので、最終回である

さて、独り言はこれくらいにして
2の直後から物語はスタート、敵同士が同じ病院に入院して動けないというのが
なかなか面白い舞台設定だと、読んでいて感心してしまったのでありますが
この入院中の緊迫感と、これまでを読んでいて、
すっかりこういうことをするキャラだと植えつけられてしまっている読者としては、
リスペットが、よからぬことをしないとよいがと
はらはらしながら見守ることになったのであります
まぁ、物語は、それ以上に急降下というか、まったく別の展開になって
これはこれで物凄く衝撃的だったわけでありますけども

前作よりもさらにスリリングに読めて物凄く面白かったのであります
今回も謎ときを行っていくのでありますが、相手が不穏な秘密結社めいていたり、
最終的な舞台は、裁判になったりして、
エンターテイメント性十分というか、すっごい楽しめたのでありました
そうか、ああやって事実を積み重ねて、論証、そして論破していくものなのか、
このカタルシスは、なかなかたまらんものがあります

この論拠というか、証拠を様々に集めていく過程の面白さと
その途中で起こる事件や、相手が間抜けだと思ったら自分も間抜けだったような部分、
ともかく、どこをとっても楽しんで読めたのでありました
ただ、秘密結社側が、あまりにお粗末だったようにも読めてしまい
そこだけ凄い残念だったわけでありますが、
物語としては、あんなもんでよいのかもなぁと感じるのであります
ちょっと間抜けすぎるというか、最終的に墓穴を掘ったという感じが
どうにも、凄そうな相手なのに、ずっこけたでもないが、
えらい片手落ちだなと感じるオチだったのであります

とはいえ、むかつく奴らが、完膚なきまでに論破されるというのが
非常に心地よくて、読み終わって胸がすくようだったのでありまして、
そうかと思うと、そういえば、あれはどうなったんだろうと
序盤からなりを潜めていた最後の謎が、
まさにクライマックスで無事決着するというあたりもよろしくて、
この後のラストシーンといい、素晴らしいまとまり方だなと
感心しきりだったのでありました

あとがき解説にも書いてありましたが、
リスペットの双子の妹なる人物がまったく出てこなかったので
このあたりが、シリーズ4とかに続いていくんだろうなと思うと
それも読みたかったなぁと思ったりしつつ
でも、ここまででも十分楽しめたと納得もできたりして
大変、楽しく読み終えたのでありましたとさ

映画見ようか迷うところである