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CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【ドラマ】藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3 その2

2025-09-09 21:05:45 | ドラマ映画テレビ感想
ちょっと前に一部だけやってて、残りを先日放映して終わったのでありました
正直、その時に「のん」の活躍で燃え尽きたくらいしっかり見入ったので
第3シーズンとしてはそれでよかったかなとも思ったのだが、
その後、やっぱり見続けてみると面白いというか
だいぶ見る側としてもこなれてきて、こういうドラマだと思うと
漫画的なそれも巧みに実写に落とし込もうとしているところが
わかったりして、なんか楽しく見てしまったのでありました

しかし、相変わらず豪華すぎる俳優陣をそろえての内容で、
なんだかんだ、どれも面白かったなと、
相当にSFなので、結構CGをやっつけて作ったようなのもあったけど、
それがまた、なんか味になってきたようにも思えて
序盤の、みどりの守り神とか、だいぶ適当だなと思いつつも話に引き込まれてしまったのである
意知が蘇ったと感激しながら見ていたんだが、いかにも嫌な奴というか、
ああ、こんなキャラ、絶対に藤子F世界には存在するなという
あまりにも漫画からそのまま出てきたみたいな立ち居振る舞いとセリフに慄いたんだが、
最終的に気が狂ったように笑うあたりとか、まさに漫画のままなのに
完全に実写だと、漫画の方読んでないのに思うほどだったので凄い楽しかったのである

そのほかもそれぞれ面白かったのだが、
なんとなし、基本的な話しの流れというか、一種のルーティン的に
似た話しが多いんだなとも感じつつ、まぁ、それはそれで味付けがそれぞれ異なれば
楽しいものだとほのぼの見たのである
オヤジロックと異人アンドロ氏あたりの、ばかばかしいSF与太話しみたいなのが
やっぱり好きだなぁとにやにやしながら見ていたんだが
あれを大の大人、それも、有名俳優が全力でやってるというのが最高によくて
バカバカしいものを見せられて、楽しいという
これはもう最高だなというドラマを見たようにも感じたのでありました

まだいくつかストックがあるだろうけど、
はたして続きがあるのか、ミノタウロスの皿やら、ある日...とか、是非見たいと思っているんだが
名作だからこそ難しいとみるべきか、ともかく
今回も知らない話しばっかりだけど、それでも楽しかったので
これと星新一シリーズは定期的に続けてほしいなと思ってしまうのであった

【ドラマ】舟を編む 〜私、辞書つくります

2025-08-27 21:05:36 | ドラマ映画テレビ感想
もう、感想書く必要なくない?
そう思うくらい、凄いよかった
原作読んでないけど、まったくの別物というか、
そこからのリブートになってるんだそうだが、
非常に完成度の高い、そして、専門性の高さが嫌味ではない見事なドラマ化で
大変面白く見終えたのでありました

辞書を作るという大プロジェクトを描いた作品だったわけだが、
今の要素もふんだんに入れているので、
紙の辞書の意義であることを具象のテーマとしつつも、
もっと広大に、言葉というものの力、その本質というのを説明してて
このまめやかさが素晴らしかったと思うのである
演者もみんな抜群によかったし、コメディのようでもあるが、
ユーモラスという範疇でとどまっているような楽しさで
話しとしてはシリアスなはずなのに、
ほのぼのと、でもしっかりと仕事の物語として完成してて
いやー、ただただ感動して見入ってしまったのである

主役の女優さん、凄い可愛いなと思いつつ見ていたんだが
その可愛さを抜群に引き出させるキャラクタ造詣になってるのも見事で、
結局、付き合うことになるという結末も、
淡い恋物語調で描いておきながら、さらっと、のろけている図が
まぁ可愛らしいというか、面白おかしいといった感じに写るというのがまた
演出もうまいんだなと感激したのでありました
おりしも、相手の役者が、先日切腹してたなとか思いつつ見ていたのも思いで深いところだが
それはそれとして、出てくる役者全員が凄くよかったと思うのである

改めて書くまでもなくといった感じだが、
柴田恭兵が本当に上手くて、味わいが深すぎてよかった、
正直死ぬなと覚悟しながら見ていたんだが
なんとかそうならなかったところも、このドラマが今作られたものなんだなと
このあたりは感覚というか、俺の好みの問題だけのようにも思うが、
柔らかく、芯の強い物語になってて、安易に生死で泣き笑いさせないというのが
硬派に見えてよかったのである

また、その相方をやってた先生の役者も、何度かみかける役者さんだけど好きで、
今回もいい味わいだったなと思いつつ
「俺のいる内は頼むよ、紙でだしてくれよ」という切なる願いのセリフが
同じ調子で喋っているというのに、胸に迫るものがあって感動した
キャラクタと物語がぴたっとはまっている
完成された物語を堪能できたと、凄く楽しんだのであった

いいドラマだった

【ドラマ】アガサ・クリスティー 殺人は容易だ

2025-08-19 20:55:07 | ドラマ映画テレビ感想
定期的に新作がBBCあたりで作られて、
NHKが仕入れてきて放映する
そういうパターンがあるよなと、NHK大好きアガサクリスティーでありました
当然のように原作読んでないので、楽しみにして見たんだが
前の蒼ざめた馬を超えて、よくわからん
そんな気分になりつつも、なんか、気づいたら見入っていて、
そして解決というか、終了していた
そんな印象でありました、長いドラマだったのに、
結構ゆっくりやってるように見える内容だったのに、終わってみるとあっという間だった

結局、どういう話しだったのかと
いまいちよくわからないまま終わってしまったので
感想を非常に書きにくいというか、見所がいまいちよくわからん、
古い車を相変わらず豪華に使ってるなという
そんな些末なところにばかり目を奪われてしまっていたんだが
1950年代のイギリスというのは、おおよそああいう空気感だったんだろうか
古き良き貴族めいた人と、資本家に目覚めつつある悪い地域の出のものといった
そういうヒエラルキーのそれという問題を見せておきつつ
終わってみれば、ごく間近にあった、実に人間らしいいざこざの結果と
まぁそういうお話だったと思ったわけだが、
あの時代を描くというのが、この物語ではなくドラマのテーマであったように思うので、
どこか古めかしいと思いつつも、その実がわからないというのが
ちょっと残念であったと感じるのである
なにせ、そういう時代の西洋にまったく知識や教養がない
小道具に傘が使われたり、聖書を持って歩くということが自然なように見えていたりと
どことなく不思議な雰囲気が、
それを楽しめないのがもったいなかったと、自身を顧みるのである

トリックというか、使われた毒の数々については
まさにアガサの真骨頂といえるような
ご存じストリキニーネに始まり、あらゆる毒が出てきて楽しかったわけだけども
あんな簡単に使ってしまって、怪しまれないものだろうかとちょっと感じたのだが
案外田舎というのは、そういうもんだと押し切れてしまうようなことだったんだろうかと
思いつつ見ていたのでありました

主人公の表情というか、顔つきがなんか特徴的だなと
見ていて、半目をあけているような不思議な相貌で、
それが愛着を覚えるようでもあり、憎めない表情に見えて、
不思議な魅力だなとちょっと感心して見たのでありました
もっと、いかにもイギリスといった、ダウントンアビー的な感じに仕上がっていてくれたらとか
ちょっと思ったんだが、俳優の何人かはそこらで見た人もいて
なかなか楽しく見終えたのだが
もしかすると、原作の探偵は、もっと頼りない感じだったのが持前の正義感がやがて男気に変わっていくという
アガサが好きそうなキャラだったんじゃないかとか
勘繰ってしまったんだが、しょーもない感想を書いてしまった

【ドラマ】あおぞらビール

2025-08-16 21:05:35 | ドラマ映画テレビ感想
NHK夜ドラ枠でありました
相変わらずとんでもないドラマ作るなと
衝撃を受けた内容だったわけだが、
流行のキャンプ飯を題材にしていた内容だが、
まぁ、大学生がキャンプして楽しんで、
その間に自分の進路もなんとかしなきゃという
ありそうな現代劇で、こういう小説あるよなーと思ったりしながら
がっつり見入るではなく、なんとなく流しておいて見る
そんな感じで楽しんだのでありました

まぁ、語るところがあるかといわれたら、
楽しそうだなーと思いつつも、あんなに騒がしくないだろうといぶかりつつ
さりとて、コントと見まがうような変わった人がいっぱいでてきて、
それがまた、割といい話しに落ちていくというのが
まぁ、半笑いで見ながらもなんだかんだ楽しいと思えるツボだったようにも思え
味わい深く楽しんだと思うのでありました

ちょっと調べてみたら、原作ありきなのは知っていたけども、
ほとんどをiPhoneで撮影するという試みだったのだそうで、
映像ジャンル的には革命的な作品だったかもしれんと
見ている限り、そんな風に感じなかったというか、
テレビで見て、違和感なく映像作品になるんだなということに感心したわけだが
これも、ドラマそのものの意義とは異なるから、どうなんだという話しである
けど、安く撮れるようになるなら、面白いものがいっぱい出てくるかもしれないし
新しいドラマの撮り方によって、新作品が生まれてくれればなどと
思ったりしたのでありましたとさ

キャンプをやらない人なので、
出てくる料理が、本格的というか、そんな簡単にできるものなのかと
判定できぬまま、どう見ても撮影用に用意した魚だよなという釣れ方してるのは
流石に演出としてもうちょっと頑張った方がいいんじゃとか思ったのだけど、
素材を生かしてあれこれと焚火で作るというのは
大変美味しそうだなと感心したのである
でも、あんなに山菜あれこれ使ってて、体大丈夫なんだろうかと思ったりしたんだが
高度化してきたキャンパーとかは、もはや野宿と変わらないそれになるのかもなと
勝手に納得して見ていたのでありました
事あるごとに、やま採りの許可について触れているのはよかったと思うのだが
そんなの関係なしなのが増えてんだろうなとも思ってしまったのでありました

でも、この枠はこれくらい気が抜けてる方がいいよなと
楽しそうな大学生の雰囲気を味わうという楽しみ方ができたとメモっておく

【ドラマ】ひとりでしにたい

2025-08-12 21:00:54 | ドラマ映画テレビ感想
NHK土曜ドラマ枠でありました
社会派といえば社会派なテーマだったけども、
だいぶというか、相当に気の抜けた内容で、
なのに俳優陣が豪華すぎて、真面目にふざけている感じが
独特の魅力となって襲い掛かってくる感じのドラマだった
面白かったんだが、大笑いとも異なる、さりとてコメディなんだが
総じて楽しかった

これを引き受けた綾瀬はるかが凄いなと感心してしまったくらい、
彼女によっかかりすぎな作りだったと、
ワタサバ並みに、女優に負担かけすぎじゃないかと思うような演出と内容に
驚きを隠せない感じで見てしまったんだが、
アラフォーで、もはや未来への希望を見失ったOLというのをやらせるには、
どう考えても美人すぎるだろうとか色々ツッコミどころはあるけど、
まぁ、そういうのはおいといて、ほんわかと抜けた女を演じ切っていて、
実際、バラエティとか見てると、素はあんな感じなんだろうかしらと
思わなくもないところが凄いところで、
かつ、凄い女優になったというのに、こんな体当たりといっても差し支えない役どころを
かなり無茶ぶりの最中でやってしまえるというところに、
女優魂というか、すごみを見たようにすら思ったのである
アイドルヲタ演技も見事だったが、無理やりHIPHOPについていくところとか、
あのあたりは、松坂慶子もあわせて、二人だからこそ成立したとすら思える、
異空間みたいなのを見せてもらって、よかったなと
素直にそう思ってしまうくらいだったのでありました
凄い話しというか、絵面というか、本当、
大女優に何させてんだ

また、その間をさらっとコメディで華麗に埋めていく國村準さんも渋いというか、
NHKは、本当國村さんの使い方をよくわかっているなと、
こういう感じのコメディが、抜群に上手いよなぁと
しみじみ感心して見入ってしまったのでありました

そのほかも豪華すぎる俳優がちょっとだけ出てきたりとか
予算配分どうなってんだという感じであったものの、
話しの方も、暗いのか明るいのかというのをいったりきたりしながら、
なんか、まぁいい感じでまとまるかと思いきやという、どんでん返し的なところもあり、
物語全体がおすだけど、細かいオチは続いていくのに
決して大落ちにたどり着かないという、やきもきというか、
だらっと、ずらっと、ただただ漫然と続いていくような物語が
なかなか特殊だけど、癖になってみてしまうものだなと感心したのである

まさか、カレー沢薫作品だと夢にも思ってなかったんだが、
なるほどと感心というか、ほれぼれと見終えたと
そんな感想を書いておこうと思うのである
元が漫画なのかエッセーなのかわからんが、
ドラマにしようと思ったNHKはどうかしとるなと、大変褒めたい気分になったのである

【映画】「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来

2025-08-05 20:56:51 | ドラマ映画テレビ感想
もう流石に大丈夫だろうと思いつつも、
念を入れて朝7時半からとかいう人気なさそうな時間で見てきたんだが
いや、凄い、とんでもない人気だわと
朝からあんなに人でごった返している映画館見たの初めてかもしれんと
衝撃だったわけでありますが、ともかく、ようやっと見たのである
正直、人がいっぱいだと、泣いたら恥ずかしいとか思ってしまっていたんだが
割とそのあたりは大丈夫で、もしかすると、人が多いから没入感少なかったのかと
少々残念に思いつつも、熱気にあおられて、面白く見終えたのでありました
もう、映像が凄すぎる
無限城をあんな風にしたのは、見に行くファンのせいでもあるんじゃないかと
メタなことを思うほどすごかった
どんだけ予算組んだんだ、あれ、どっかで再利用するんだろうな、もったいない(どうでもいい)

原作通りだったかどうか、
もはや覚えていないくらい年月が過ぎ去ってしまったのだけども、
上弦との戦闘が次々と消化されていくのだが、
その合間合間に隊士というか、柱と鬼たちの過去が挟まれてと
いわゆる、鬼滅の刃の真骨頂ともいうべき安定した展開で話しは進む
でも、その箸休めがないと見続けられないくらいすさまじい戦闘シーンの数々が
まぁ、本当、映画館で見てよかった
俺の家のテレビないし、PC画面では耐えられない、間違いなくディレイがおきて
より何が起きているかわからなかっただろうというくらい
凄まじい動画でとんでもなかったのでありました

今回は、正直そんなに泣かなかった(泣いてないとはいわない)わけで、
どうも感動ポイントが俺の場合ずれているのかもしれんと
改めて思い知ったのであるところ、
多分次の話しで、不死川兄弟のあたりで号泣してしまう気がする
吉原編が一番泣けたと思っている自分には、肉親への愛を自己犠牲めいたもので見せるという健気さが
いたく突き刺さるようでと、書いてて、まるで、上弦の弐みたいなこと言い出したなと
自分でも驚いてしまったんだが、上弦の弐も実に素晴らしかった
あの感じで、次の話しで死んでしまえばいいなと思ったのである
声優さんの演技がうさん臭さと嘲弄とがないまぜになった感じが本当に上手すぎる
多分、ああいうやつで、ああいう喋り方だったんだろうなと思わされたのでありました
とっととくたばれくそ野郎(お約束)

戦闘シーンが盛りに盛られていると、もはや何を見ているかも
認識できないくらいすごかったわけだが、それでも、水柱がアザが出て強くなったところとか、
岩柱が強いところがはっきり知覚できる描き方が素晴らしく
とりあえず全柱にちょっとだけは見所を作るという心配りもありながら、
メイン戦闘の水柱にすさまじい動画の執念みたいなのを見たのである
もはや、何が起きているかわからんくらいだった
むしろ、戦闘の動きとしては、蟲柱の方が目で追えるようでよかったとか思ったりもしたけど、
そういう自分が理解できたかどうかという問題ではないな
個人的には、あの激しさの中で、凪の見せ方がもっと静かな感じの方が
より漫画の雰囲気っぽかったようなと、わかったようなわからんような感想をちょっと抱いたが
もう一回みたら多分、違うこというような気がする
もはや、そのあたりで俺の脳みそでは処理しきれないくらい動き回っていたようである

殺陣としては、蟲柱が型ではない、通常の斬り合いをしているところの
軽やかな刀の取り回しが実にすばらしく、アニメならではという曲芸めいた動きが
派手だけど、本当に切れ味鋭そうで、そのやりとりが、もはや刀が見えないけど、
本人の対捌きは見える速度でというギャップで見せていたように思ったんだが
ああいう表現好きすぎる、いいわ、素敵だわ
蟲柱ならではのエフェクトがアニメ映えが素晴らしくて、
あのまとめだけもう十回くらいみたいとか思ってしまったのである

それはさておき、ギャラリーが多いおかげで、いささか冷静に見られたこともあってか、
原作通りだと映画とはちょっと相性が悪いのかもというか、
これはやっぱり、連載という形で追うべきなんだろうなという
とてもわかりやすいテンポの繰り返しで作られていたので
一本の映画を見たというよりは、やっぱり、連載を何本分か追ったという印象で
とはいいながらも、大変楽しく見られて3時間なんぞあっという間だったと思ったのである
このペースなら、本当に3部作で終わるんだろうか、
無惨だけ残って、もう一度テレビサイズかなとか思ってたが、はたして
次がいつなのかも含めて、早く見たいと思うばかりである

上弦壱と岩柱とか、今から楽しみすぎて身震いするわ

【ドラマ】マキシマ オランダ・プリンセス物語

2025-07-25 20:53:38 | ドラマ映画テレビ感想
NHK海外ドラマ枠、半実話だったそうで
それにしたって、王妃をなかなか蓮っ葉な女というか、
おおよそ日本では許されない感じの描き方するなと衝撃を受けたんだが
おおらかというか、なんというか、
ちょっとドラマの成立がわかってないんだが、オランダで作られたというから
まぁ、王室御用達というか、OKということか
なんか、色々わからんのだけど、ともかく、ドラマチックだけど
割と地に足の着いたお話でありました
まぁ実話なんだからそうだよな

マキシマというアルゼンチンの娘さんと、
オランダの王子が恋に落ちたというお話で、
ところが、マキシマのお父さんが軍事政権時代の大臣だったとか
そのあたりが問題になって、オランダのパパラッチがたかるたかる、
そして、そのせいで、マキシマもよく知らなかった父親のことを知り
また、父親がオランダ国民からの強い怨嗟というか、
まぁ誹謗中傷を受けるようになってと、ものすごく大変なことになったけど
最終的にはちゃんと結婚しましたと
まぁそういう史実だったわけだけども、
このあたり、かなりオブラートに包んだ感じの描き方だったんだろうなと思ったりする
もっとひどい中傷があっただろうし、オランダにおける王室のありようがよくわからないので
国民世論がどんな感じだったか気になるところであるが
障害を乗り越えて、ちゃんと王妃として迎え入れられたというところに
めでたしを感じるばかりでありました

正直背景がさっぱりわからんままなので、
見ているだけだと、どの程度どうだったのかまったくわからんのだが
だいぶ大変な目にあったんだろうなという感じもありながら、
途中破談寸前になって、マキシマが奔放にしていたという事実は
それはそれでいいんだろうかと、そういうスキャンダル的なのは扱わず
ただ軍事政権とのどうのこうのの方にというは、
ある意味正しいジャーナリズムのようにも思うけど、なんか、もやっとせんでもなかったのである
いや、ゴシップについて認識が下世話なだけなんだろうかしら
反省しつつ、そういう問題じゃねぇよということだなと
うすうす感じつつも、ドラマとして楽しんだのでありました

結局軍事政権時代に何が行われたか
このあたりが印象イメージみたいなのだけだったから、
いまいちよくわからんままだよなと無責任に思ったわけだが
このあたりは相当にセンシティブだから、ドラマで描くにしても
色々難しかったということなんだろうなと思ったりもしたのである
ある種現代史の話しでありながら、プリンセスのドラマでもあるという
不思議な作品だったと書いておく
ちゃんとわかってみてないと、感想が浅いわ、あかんな

【ドラマ】慶次郎縁側日記3

2025-07-10 21:05:44 | ドラマ映画テレビ感想
NHK時代劇枠であります
慶次郎縁側日記3をぼけっと追っかけて観ていたんだが、
いやー、出てる演者がみんな若い、凄い若い
エンケンさんとか、柄本兄の方とか、何より、現在べらぼうで怪演中の安達祐実が
まぁみんなすさまじく若い
無論、主役の高橋英樹さんもすさまじく若いんだが、
やはり空気が違うなと、その迫力がすばらしく、ドラマ全体を支えていて
結構暗い物語だけど、楽しく見て過ごせたのでありました

3と銘打ってるから、当然1と2があるんだろうが
もちろん見たことがないので、今回のメイン話しであった
かつての火事で明暗を分けた罪人二人の行く末について
その事件自体を知らないのだが、まぁそれはそれとして
そこに至るまでに、近隣の様々な人情劇を見つつ
いかにも、江戸時代といった感じの、兄妹話し、夫婦話し、
料亭の下女たちの話しというそれぞれが、
結構暗いんだけど見ていられるというか、真面目な人情話しを久しぶりに見たと
じっと見入ってしまう良さが満載でありました
何がと言いえないんだが、最近こういうの見てないよなと
このベタな町民時代劇というのがすごくよかったのである

ろくでもない兄貴がいる妹という設定も、
よくよく考えてみると、別に時代劇特有でもないけど
だからこそという感じのベタさが、とてもいいなと
まむしこと奥田瑛二さんのヤクザっぷりとか、いかにも江戸時代の町人といった感じだけど、
それに困る普通の妹という関係性が丁寧に描かれていて
実に素晴らしいというか、なんか、見たかったものを見られたという感激に包まれたのでありました

演技がどうしたというところでは、高橋英樹さんの独り勝ちというか
もう、その迫力だけで絵になるから、何がということもなかったように思ったけど
コミカルもやれてしまうのが魅力だよなぁと、石橋蓮司さんとのやりとりが
これもまた、時代劇然とした安定した演技で
こういうのを昔はいっぱい見たよなぁなどと思ったりしつつ、
新作でこういうの見たいと思ったりしたのである

殺陣はないけど、人情話しというだけで時代劇の価値があると
しみじみかみしめたのである

【アニメ】機動戦士Gundam GQuuuuuuX

2025-07-03 21:03:47 | ドラマ映画テレビ感想
見ました
思うままに散文にしておこう

見ていて感激したMSは、ギャンぽいやつだったのだけども、
どうやらギャンの名称を引き継いでいたんだそうで、
かっこいいなーと感動していたのである
小学生の頃、再放送で見てたギャンも、マクベは気持ち悪いけどMSはかっこいいなと、
ゲルググとともに大変好きだったんだが、
今回のはより西洋甲冑っぽさとMSっぽさが増している感じが実によくて
初登場シーンがまるで騎士といった感じが素晴らしかったとつくづく思う

連邦の魔女なるパイロットとの闘いの回がよかったと思うのだが、
あれの序盤、魔女と闘う前にマチュが敵を次々落としていたシーンの
テクノっぽい音楽と映像が物凄いよかった
あのシーンだけショートでどっか落ちてないかと彷徨い歩いているくらい好きだった
もしかしたら幻覚だったかもしれないが、なんというか、めちゃくちゃかっこよかった印象が残っている
ただ、あの回に出てきたゲルググが、どう見てもジムなのだけいただけない
なんだあのダサいMSは、だから連邦は負けんだよ、ゲルググを名乗るな
とか思ってたんだが、魔女のワイヤーアクションがかっこよかったので、見た目が問題ではないと悟る

とはいえ、シャリアブルが乗ってたブラウブロは、変なロボット形態いらないと思った
オールレンジ攻撃だけでかっこいいんだから、あのままでよかったんじゃないかと思ってしまった
現代版でかっこいいオジサマになったというのにパイロットスーツがダサいまんまなのが可哀そうだった

サイコガンダムが脆すぎるのはさておき、ロボットっぽくないのがいただけなかった
だからといって、赤いガンダムと白いガンダムがかっこよかったかというとそうでもなくて
なんかMS全般がガンダムっぽくないなと思ってしまったのである
そう考えると原型をとどめていた、ギャンとハンムラビが凄いよかったなと
この年齢にして、初めてロボットのデザイン良し悪しについて、自分の好みを発見できた
ビグザムが量産されている世界線というのもすごい光景だと感動したのである

リックドムが、スペースハリヤーのあいつに見えて仕方なかったんだが
それでもかっこよく見えるのは、ただ元のMSが好きなだけなんだろうか
マッシュが戻ってきそうで戻ってこないのが残念だった

ララァが幸せそうでよかったなと思いましたとさ

【映画】F1

2025-06-28 20:23:11 | ドラマ映画テレビ感想
3時間近いけど、飽きることなく見ていられた映画でありました
モータースポーツの映画って撮るの大変だけど
見てる分にはあっという間で、凄い面白いなと感じ入ってしまうのである
年に一本くらい作られてるし、相性いいんだろうか
あるいは、おっさんが好きだからという、ただそれだけなのだろうかと
映画みていて感じたのも確かなのである、
ブラッドピットがもう還暦超えてるんだもんなと思いつつも
若々しいとはいわないが、まだまだ現役の雰囲気も強く、
かっこいいレーサーとして出てくるわけだが、
アップになるとやっぱり、年齢を重ねているなとわかるというのに
話しの展開上ハリウッド的なラブシーンもあって、
まぁ、61と42だったら、あり得る展開なのかと思ったり思わなかったりしつつも
その部分だけが、トップガンマーヴェリックと似た感じなだけで、
宣材にそのタイトル使うのはどうなんだとか思ってしまったところである

話しはわかりやすく、過去を取り戻そうとおっさんというか、
もはや爺さんといってもいいんだろうが、そういうのが頑張る、
そしてルーキーを指導するかっこいい師匠みたいだけど、
結局最終的にはいいところをかっさらってしまうくらいかっこいいって、
そうか、この話しの筋だけだと、マーヴェリックと一緒だわと
まぁ書いていて思うほどの内容だったわけだけども
そういう流れは正直、どうでもよくて
ただただ、カーアクションと呼ぶのは違うように思う
レースシーンのかっこよさにほれぼれとして見入ったのである

セナとかプロストとか、懐かしい名前がレジェンドとしてあげられているわけだが、
その時代の一人だったというブラッドピット演じるソニーという男が
まぁ、ただのレースジャンキーみたいに生きているという前日譚から始まって、
このあたりも、慾張りなことにルマンレースで、さらっとポルシェ乗って勝ったり
F1以外のレースシーンもあって、まぁ贅沢だわと思ったのである
いずれにせよ、車が走ってるだけでかっこいいから
ずるい映画ではある

まぁ、すったもんだがあってF1に乗ることになって、
ここがなかなか最下位チームらしくヘボでろくでもないし、
ドライバーは若くて実力はあるけど人間ができていないとか
わかりやすいそれなわけで、そこをどうしていこうという話しなんだが、
実力で黙らせる系といったらいいか、
老獪な手段で、あれこれやっていくし、
昔ながらのトレーニングと方法でチームも掌握していくしとか
そういう感じで、今、あえて古いので活躍という
これまた古くからあるテンプレ展開なんだが
だからこそよいというか、こういうのとモーターシーンは
凄く合うんだなと、年齢と世代と、色々なものに納得して見入ったのである
まぁ、ようは、見ている俺もそっち側なので
異論なく楽しく見たというお話である

とはいえ、実際のF1だったら、あんな作戦取られたら流石にファンも黙ってねぇだろと
思わなくもないような展開というか手段で、ひどいなと思ってしまったんだが
でもF1でチームの2パイロットが走るというのは、大小あるにせよ
ああいうことをしているし、そういう作戦を楽しむというのも確かなのかと
F1のちゃんとした見方を知らなかったのは俺の方ではないかとも思ったのである

まぁ、そういうことはおいといて、
映画館で爆音とでかいスクリーンを浴びるように見る映画という点において
実に清々しい映画であったと、楽しく見てきたのでありましたとさ

【ドラマ】 藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3

2025-06-26 21:05:56 | ドラマ映画テレビ感想
NHKの短編集シリーズであります
星新一よりも、あえて藤子不二雄を掘っていく方を選んだんだと
でも、一番見たいやつがまだやってくれないと、
ずっと待ってるんだが、今回はとりあえず第3シーズンの前編だけをさらっとと
そんな感じで地上波で見せてもらったのである
まぁ、後半やるまで何か書くのやめておこうかとも思ったが
一発目から、のんが出てるというだけで書く気になったのである
というか、そこしか書かないくらいである

先日の土曜ドラマで、のんがいよいよNHKにじわじわ帰ってきたと思ってたら、
BSの方ではすっかり浸透が進んでいたようで
今回、ようやく動く、いや、演技するのんをドラマとして見られたと
感激しすぎて倒れそうになるほど嬉しかったわけだが、
これに関しては、本当に配役が良すぎたというべきなのか、
のんの演技の方向性が、ドラマと完璧にマッチしてたのに驚いたと思ったのである

何がといわれると、正直このシリーズ、ちょっと漫画っぽすぎて
ドラマとして今一だななどと思っていたのであるけども
これに関しては、漫画っぽいのをちゃんと実写にできてしまうんだと
まぁ、のん以外の全員が、完璧に藤子不二雄のコメディタッチを理解した演技と
勝手にこっちが解釈してしまうくらい、大仰でもあるし、ばかげているでもあるし、
なんというか、ふざけているとちゃんとしているの境目をぬってきた感じで
大変よかったと思うのである
これがまた、俳優四人が完璧に漫画の登場人物で、
なのにちゃんとドラマとして成立してて、なおかつ、コントではないというのが
本当奇跡にしか思えなかったのだけども、凄くよかった

のんのあの浮世離れした感じが、むしろ、こういうのにものすごく合うという
ただそれだけだったようにも思うのだが、佐野史郎がふざけているような狂気を振りまいたり、
コテコテの女子演技を六平さんがやってたりとか、
このあたりを真面目にやって、コントではない喜劇にしているのが
凄いなと感心しきりだったのである
話としても結構面白かったし、とはいえ、ドラマでみるとちょっと冗長に見えるのが
これがまた、このシリーズの不思議というか、漫画の間をドラマで表現するのが難しいと
藤子不二雄についてはそういうことなんだろうと思わされるばかりだったわけだけども
凄くよかった、のんの男演技がまた似合ってるというか、
そういうのもできてしまうし、なんかふわっとマッチしてるのがいいなと思い知ったのでありました
本当良かったわ

それ以外も、タイムマシンの話とか、今回選択が凄くよかったというか
ばかばかしさの加減が、実に藤子不二雄っぽいそれで、かつ
ちゃんと見てられるというか、漫画のままドラマにしましたというのが許容できるように見えて
とてもよかったなと思えたので、早い所続きを見せて欲しいと
じっと願いながら、とりあえず、ここまでの分をメモっておくのである
このシリーズで、何を目指しているかわからんが
とても好きだ、もっと続けて欲しいのだが
そんなにストックがないのかもしれんな

【映画】国宝

2025-06-20 20:55:43 | ドラマ映画テレビ感想
なんか、ずいぶん力が入っている話題作との触れ込みに
ついつい見てきたのでありました
原作は読んだけど、難しい話しというか観念的な描写が多いやつだった気がするんだが
映像化でどうなるんだと、まぁ男前を見る映画なんだろうなどと
嘗めた気持ちで見に行ってしまったわけだけど、
事実、男前を眺める映画でもあったわけだが、3時間という長い映画にも関わらず
飽きるというか、集中が切れる瞬間もなく、ただずっと見ていられた
そして、面白いといっていいのか、映画から離れてしまう時間がない
そんな風に過ごせる映像作品だったと思うのである

歌舞伎の世界を描いている、そのため、やたら歌舞伎の演目が出てくるんだが
そっちの素養がないので、もうちょっと読み取れるメッセージがいっぱいちりばめられていたように思うが、
それはわからないまま、でも、短いやりとりで関係性と、物語の方向、あゆみというのは見てとれるのだと
感心して見入ったのでありました
歌舞伎シーンが結構長いので、それはそれで観賞価値というか
わからないけど、なんか見入ってしまう魅力もあったわけだけど、
そこを離れて、物語と呼ぶべき部分の演技と会話が
これが短いのに詰まっているというか、やはり観念的で説明がないといっても差し支えないところがよくて
じっと、見ていて、物語が進んでいくのを眺めていられるのでありました

正直、原作がこんな話だったかしらと、記憶におぼろげとなっていることもあって、
はたしてどの程度どうであったかまったくわからなかったけども、
安易に血筋がどうしたとか、そういうことを訴える内容ではなく、
でもそれは強いキーとして描写もされていて、芸とは何か、
それが極まった国宝とはということが、描こうとしていた何かだったんだろうかしらねと
思ったり感じたりしたのである
喜久雄が見た景色がというわかりやすい観念ではなく、
この物語を通して繰り広げられた、酸いも甘いもが結集して、芸となって発現している
これを国宝と呼ぶという崇高さが見えるようでもあったし、
見る側にそれを強要してくるすごみもあったようなと
何書いてるかだんだんわからなくなってきたんだが、
何かと、説明してしまうと霧消してしまうものを見たんじゃないかと
感じたままに書き連ねておこうと思うのである

しかし、今回歌舞伎の白塗りを普通の俳優さんがやっていたわけだけど、
白塗りにしていても、結構顔というのはわかるものなんだなと初めて気づいて
そして、渡辺謙と吉沢亮と横浜流星と、それぞれの顔というものが
白塗りにしたときに不思議な魅力というのか、造詣に見えるようになって驚いたのでありました
そうなった時に、吉沢亮が一等整っていたというのもこれまた
見ている事実としてあったなというのも大きな感想だったんだが
色気や芸というものの見せ方として、器としての顔というものを見たようでもあり
凄く面白かったのでありました

田中泯さんが、元気に動いていただけでも嬉しいと思ってしまったんだが
あの人のすごみと舞踏は、歌舞伎とはまったく違う方向性のものだから迫力は凄いけどどうなんだとか思いつつも
そういうチャレンジもまた面白い映画だったと思うのである

【ドラマ】エンジェルフライト

2025-06-19 20:55:01 | ドラマ映画テレビ感想
土曜ドラマ枠でありました
BSで人気だったというだけあって、海外ロケばりばりの豪華なドラマ、
話しもほどよくコメディが入って、内容からして暗くなりがちなそれを
うまく調理しているようで、非常に面白かったのでありました
まぁ、当たり前のように続編を匂わせて終わってしまったのが
なんというか、釈然としないとまではいわないが、
続きはいつなんだと思わせられたところだけども
とにかくよかったとメモっておく

実際こういう仕事があるんだろうなと思うのだが、
ヤクザっぽいというステレオなキャラ付けで、
まぁハードな仕事ではあるなというところの説得力は抜群なわけだが、
案外テケトーにやっているようで筋を通すという話しが気持ちよい
メッセージ性も強いのだけど、それに始終というわけじゃなく
人間ドラマとして、ほどよいところで終わるのがよいなと
説教ぽさがほどほどで、基本はどたばたしながら、
根っこで大切にしたいことというのが守られている
そういうルーティーンの数回がとてもよかったなと感じたのでありました

海外で死ぬということについて、
色々な事情があるものだなと思わされたわけだが、
その理由も様々で、なかなか会うことができなかったり、
会える姿ではない死体というものと向き合うこととか
そもそも、死とどう向き合うかというお話であったので、
結局、一番重要と思われる、米倉涼子の旦那の話しが匂わせだけで終わったのが
甚だ残念だと思ってしまったのだが、
松本穂香の話しでとりあえずひとつ決着ついた感じなのでよかったけども、
死ぬということについて、迷惑をかけるとか、色々しがらみみたいなものがあって、
それを整理するためにも、死体と対面するというのはよいことだなと思い知った次第でありました

6話しあったわけだが、いいなと思ったのが
いかにも物語というたてつけだった、親分と子分の話しで、
まぁ韓国で複上死するという昭和の社長っぽい最期について、
わかりやすいミスリードもあわせつつ、いい話しだったなと感動してしまったわけで
あれこれこねくり回すよりも、一ひねりだけしてある
この話しみたいなの、そして、子供のころの友情というのが続いて死を迎えるというのが
男子における一種の憧れの死ともいえるのではないかと
思わされたりしたのである
家族に看取られるというのも一つだけど、
子供のころの無二の親友との別れというのもまた、死というイベントにおいて重要だなと
思い知ったのでありました
あれがまた、入れ違いにするはずだった親子の方の話しもよくできていたから
本当いい回だったとしみじみ思ったのである

まぁ、それ以外もみんな面白い話しだったので
続編に相当期待してしまうといったところであるけども
こういう豪華なドラマを作る力が、NHKにはあるというのがなんとなし嬉しいと思ったのである

【ドラマ】ワタシってサバサバしてるから2

2025-06-12 20:52:56 | ドラマ映画テレビ感想
NHKよるドラ枠でありました
まさかの第2シーズンかよと、驚きのまま見ていたんだが
相変わらずのドラマというよりはコント、長尺のLIFEみたいな感じで
主演に負担かけすぎじゃないかという作りで見事でありました
おなかよじれるほど笑うというのではなく、
なんというか、半笑いで見続けてしまう
そんなドラマだったと思うのである

NHKとしても、おそらくは低予算で結構稼げたという
いいコンテンツになってんだろうと推測してしまうのだが、
そのせいなのか、キャスティングに冒険しているような節が見られてよかった
今回は子役をがっつり使ってという中で、
べらぼうに続いて、寺田心くんが登場というのがよかったというか、
年相応の役で、しかもできるだけ力を抜かないといけないという
難しいといえば難しい役どころをわからないままやっているという
ウブい感じがすごくいいなと、若い俳優さんたちが、きゃっきゃしてるのを見て和む
そんな感じで視聴したのである
おじさんはね、若い子が楽しそうにしてるだけで喜ばしいのだよと
しみじみ思ったのである

たてつけというか、登場人物たちは色々変わっているようにも見えるけど、
役柄の配置というか、ジャイアンがブタゴリラになってみたいな転換だけで
網浜と相方、そして茶化す2人の女子という鉄板フォーメーションは引き継いだまま
どうでもいい話しで、ぐだぐだとまわしていくというのが
もう、大半がアドリブなんだろうなと思いつつ
役者さんが楽しそうにやってる姿がいいなと思うだけの番組でありました

話しの筋なんてものも存在していたようで
ほぼ意味なかったので、なんとも語りようもないのだが、
このシリーズで一番光ってるのは、秒で万稼ぐ男だよなと
改めて、彼のアドリブの面白さにくぎ付けとなったのである
多分、丸山礼と相性がいいんだろう、絶妙な間と面白さがたゆたってる感じがする

割と強引というか、無茶苦茶な作りを隠そうともせず
唐突にダンス動画を撮ってくれといわぬばかりの半ば強制的な時間があったりとか
支離滅裂であったものの、まぁあれこれ考える必要もないなと
やはり半笑いで見守るというのが正しい視聴スタイルだったろうと感じつつ
なんだかんだ、しっかりと見終えたのでありました

これまたシリーズ3までやりそうな感じだな

【ドラマ】しあわせは食べて寝て待て

2025-06-07 21:04:53 | ドラマ映画テレビ感想
NHKドラマ10でありました
ゆったりした日々の物語で、俳優さんは朝ドラで見たメンツを幾人か数えつつ、
実力派をそろえていたので、ものすごく安心して見られたというか、
独特のテンポと雰囲気が、最高にうまいこと作られていて
見ていて、何か凄いことが起こったり、感激や感動があったりと
起伏はほとんどないのに、なんとも、楽しかったのである

まぁ、何よりも、加賀まりこという配役というか、
このおばあさん役がそうなのかと、それが一等驚きだったのだけど
ちょっと変わったお婆さんという役柄だけど、
これもまた、個性はあるのに刺激が少ない、全員がそうなんだけど、
ほんわかとも違う、のほほんでもない、でもなんか安穏とできる
毒はないようだけど、少しだけ頑固といったらいいか、
ともかく、ただただ安心して見ていられるドラマを見事に演出していて
彼女を中心に、ちょっとずつ変わった隣人たちが、みんな基本的にいい人で
よき団地世界を作っていてよかった

最終話の夢に見るカフェの姿とかが、
まさにこのドラマの描いていたもののようでもあり、
でも、あんな夢物語ではなく、働く場所に困っていたり、
修繕費用の捻出に頭を痛めていたり、なんだかんだと、普通に暮らしている人ばかりの中で、
でも、その生活風景が当たり前で許容できるような
そんな風に見えてとてもよかったのでありました

薬膳もひとつのテーマのようであったけど、
あれもまた、ほんわかした雰囲気を出すエッセンスの一つだったようにも思えて、
素人がなんとなしやって、なんかいいなと思える
その程度でよいと言ってしまえるくらいの緩さがよかったと
見ていてしみじみ感じ入ったのでありました

今回は、田畑智子もドラマ内のちゃんとほんわかした役でよかったと思いつつ
(透明なゆりかごの印象が強すぎる)
都会から離れて、ただ温泉につかりにいくとか、
ちょっと山に登ってみるとか、少しだけの非日常によって、
毎日を工夫して生きているという姿もまた、羨ましいとも違う
いいなぁと思える内容に終始してて、「しあわせ」を見たような気分になれた
とてもよいドラマだったと思うのである

最後に「つかさ」が帰ってくるというシーンが、
なんでもないのに、凄く特別に見えるというのが
演出でもあるが、この物語ならではの盛り上がり、フィナーレだったなと感じたのでありました