CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

功名が辻 一城の主

2006-07-31 08:35:48 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
今週は、ほのぼのな回でありました

先週の劇的な城主指名に続いて
いよいよ一城の主となった一豊を
じりっと追った展開、また、生き別れになった(違う)弟
康豊とも再会を果たして、順風満帆な具合がステキ
なんたる平和かと思うのでありますが
城主って本当、偉いのだなとあの描写でつくづく思いました

というか、あれだ、前々回で出世脱落したのに
すぐ出世街道復帰しているとしか見えないじゃないか
これに若干どころか、ずいぶんと不安があるのですが
はてさて、どうなっていくことかであります
どうもこの流れだと、いくつか戦を飛ばしてしまい
清正とかが、なんかわからない内に出世とか
平気でやりそうだなと不安なのでありますが
ともあれ、主人公の栄達は見ていて感激するものでありました

物語は、一部余計なとか
まさか、そんな絡め方するのかよと
ガラシャと康豊の出会いとか、また、余計なことしやがるなと
ちょっと思ったのですが、よしなに
個人的に細川の殿様好きなので、ああいう
余計なことせずと、二人のというか夫の偏った愛と
なんか疲れたから宗教に入信してしまった嫁(違う)の
そういったものを描いてほしかったのでありますが
まぁ、いいか、今後に期待であります
というか、六平太どこいったんだ

しかして、秀次の後見人として、三人が選ばれるあたり
ドラマになりすぎてて気持ち悪かったのですが
三人とも、歴史においても羽柴の家にずいぶんと
貢献してたんだろうなと思うところであります
まぁ、信長に仕えていた頃からなんだから
当たり前かとも思うが、蜂須賀とか官兵衛とかでないところが
どうかなぁと、ちょっと不審に思ってしまいました
でも、だんだん、秀吉が天下人というか
傍若無人になっていく姿が、少しずつ描写されてて
すげぇ楽しい
色ボケではなくて、権力ボケしているかのような振る舞いながらも
決して、手を緩めない様がよく出てて
実によかったのであります、あそこからは転落人生というのが
お決まりのパターンでありますが、最後まで
策略家としての秀吉を見たいとせつせつ願うところです

んで、その秀吉の嫁である北の政所様も
大変よかった
あの夫婦は、関白になろうと関係ないなと
細川幽斎の件で思いました、しかし光秀の怨念とは
うまいこと言ったもので、ああいっておくと
ガラシャには手を出すまいと思ったのかどうか
幽斎の生き様は、戦国大名の中で一、二を争う
ステキなものだとつくづく思うのです
教養人はいいなぁ、織田有楽斎とかどうしてんだろうか
利休とかいつ出てくるのか
茶人関係も目が離せないと思ったのであります

で、まぁ、本編とまったく関係ない
一場面ずつが気になった今回でありましたが
なにわともあれ、出世をかなえて安心してしまう一豊を
若干叩くため、国主という「一国一城」の本来の意味を
ちらつかせるステキな嫁ちゃんと
かわいすぎる娘の「こっくしゅさま」が
べらぼうによかったというか、娘がいてあんなんされたら
お父さんそりゃ、大喜びだべなと
この年齢に到達してわかる境地が
とてもステキであります

戦国武将を戦場だけで語るでなく
ああいう、自然なところにも共感して
サラリーマン時代劇として秀逸な功名が辻が
描かれていくのね、そうなのねと思うのであります

おしむらくは、城主が意外とというか
すげぇ立派な具合だったから、順風満帆すぎる街道にしか見えなくて
こう、出世したときのカタルシスが小さいのが残念
まぁ、仕方ないんだけども
どんどんグレードアップしていく千代の着物もステキだなと
思うのです

しかし、康豊はいい男だな
兄弟で出会った節は、ちょっと涙腺をやられた心持がしましたとさ
もう一人の兄弟(ある意味な)六平太の出番が待ちどおしいですね

信長の野望 武将風雲録

2006-07-27 08:32:12 | 読書感想文とか読み物レビウー
というわけで、ドラクエ3は
ゾーマがかつてないほど強いことにげんなりして
やるのを停止させたのでありますが(へたれだな)
代わりに、信長の野望に手を出しました

説明するまでもなく
功名が辻の影響でありますが、なかなかどうして
伊右衛門が出てきません
あれはいつごろ仲間になるんだろうか・・・
思ったりしつつ、現在、織田信長で
一番弱いモードの、一番最初のやつからスタートしております

はてさて、歴史ゲームはけっこう好きだったりするのですが
信長の野望シリーズについては、実のところ
ほとんど初めてでして、他にやったことがあるのは
ゲームボーイ版の中部地区くらいしかないやつでありました
全国版では無いやつでありますね
で、それくらいですので、当然、さっぱりやり方がわからなかったのですが
やってみると面白い
そしてなによりも、茶器が出てくるのがとてもステキ

戦国武将の話というか
太閤記や国盗りなんかを読んで
やっと歴史知識がまがりなりにも備わったおかげでありますが
もう、秀吉とか光秀とか幸村とか
メジャーなところしかわからないところと違います
佐久間や森も重宝しておる昨今、
先日、浪人から召し上げた前田利家に感動したり
かなり面白くすごしております

で、すごしてはおるのでありますが
このゲーム、古いせいなのか
なかなか大変です、事実っぽいといえばよいのかどうか
わかりませんが、移動をするには隣の国にしかいけず
輸送も隣の国しかいけず、他国の情報を見るだけでターンが終わったり
なんというか、シビアだ
結局孫子曰くの彼を知り己を知ればどころか
彼を知らずして百戦しないといけないのでありますが
これはやり方が悪いんだろうか

ともあれ、昨日は、平蜘蛛の爺をおいかけまわして
あと一歩のところで逃げられたのでありますが
大変面白いのをすごしております
細川とかも仲間になったのはいいんだが、
忠誠心が低くて難儀しておる昨今
もったりのっぺりと楽しんでおるしだいでありましたとさ
茶器が全然手に入らないんだが
はたしてどうしたものか、名物は出てくるのか
考えつつ、現在、相場に手を出してというか
米を売って買ってを繰り返しているだけで
金が増えて、増強、出兵といったことばかりを
ルーチンで繰り返しておりますが
なんだろうかね、調略とかせんでもいいのか、秀吉がいるのに

と、妙なところを史実にこだわりたがったりしつつ
しこしこ進めております
三国志とだいぶ勝手が違いますねと
古いせいだからか、なんだかわかりませんが
懐かしみながらSFC三昧です、夏はPCが熱暴走するから
コンシューマ機で遊ぶのがよいですね

7月25日のテレビ番組

2006-07-26 08:40:04 | ドラマ映画テレビ感想
昨日、久しぶりにのんびりと
テレビを見られたというか
ぶっちゃけサラリーマンNEOを見たくて
ずっとスタンバってただけなのでありますが
この日から始まったのか、
終わり際だけ見ることができた、桃太郎侍とか
プライスの謎とか、そんなお話

まず、桃太郎侍でありますが
わたくし、以前のものを見たことがない
ヘタレ時代劇好きなものでありますから
比べるようなことはできないのであります
それでも、幼いころより、うちの親父が
「ッパッパ!」などと言いながら
向こう傷の話をしてたようなしてなかったような
今思えば、あれは、父会心の物まねだったのかもしれないと
なんとなく目じりや涙腺がしっとりするこのごろでありますが
ともあれ、その桃太郎侍が放送されておりました、
新番組の様子、で、もう40分も過ぎていたところで
水戸黄門で言うところの、御老公が立ち上がるその瞬間の
場面だったわけでありますが
怒りに顔面を真っ赤に染めて、鬼の形相となる桃太郎、いや

荒木又衛門

すわっ、柳生十兵衛再来と一人で盛り上がってしまったのでありますが
高島兄様の怒り狂う演技というかスタイルというか
かつて又衛門だった頃に刀を素手で叩き折っていたあれと
かぶるようなすげぇ怖い顔、あれでは子供が泣く、泣いてしまう
そう戦慄したのでありますが
この時代劇、むちゃくちゃ感というか
実に爽快?違うな、ともかく、パワーがすげぇ時代劇でありました

昨今流行でもないですが、裏を取って
いろいろな悪と正義がせめぎあって、難しい陰謀だとか
策略だとかの応酬というのが多い中
俺は怒った!!だからてめぇ死ねぇええ
言わぬばかりの構成に感服いたしました

残念ながら冒頭から見ていなかったので
どうして、あそこまで怒ったのかわからなかったのですが
たぶん、そういう理由は枝葉なのでありましょう
あの鬼の形相と、何しゃべってるかわからないほどの
もぐもぐ、そして地獄の底をなでたような低音での呟き
あれで、刀は滅法に振り回す、まさにチャンバラ
剣戟とかではなくて、ただ、喧嘩腰に叩き斬りまくるところが
秀逸きわまりない一品でありました

ただ、とどめのところの横なぎというか
横に抜けながらのとどめの抜きについては
刀の刃が立ってなかったなぁと、少々残念なところが
私程度で目についたんだから
うるさい人はみんな言ってんだろうなと思いつつも
艶やかというよりは、派手な
すごい喧嘩殺陣が見られたので満足でありましたとさ

シリーズ化したら怖いものであります

そして、NHKでプライスの謎という番組もやっておったのですが
こちらは時代劇とかでもなんでもなく
ただ、世の中の経済について、ちょっとだけ掘り下げて
わからない人に説明してくれる番組であります
しかし、その説明があっているかどうかは
やはり経済がわからないと、理解できないという
切ないものでありますが
もう、そういうのはいいや、昨日のは
ボージョレヌーボー
という単語の発音が、発音が、発音が面白かった(ぉぃ

正式にはボージョレヌーボというワインに
ある種の価値をつけることで、人は満足感を得られる
その味のよしあしなんざわからないけど
とりあえずお金出してもいいかと思われる
そこがプライスの謎であり、ブランディングでありますという
大変わかりやすい寸劇だったのでありますが
これは、大変面白かった
初心者サラリーマンであるわたくし、いたく感動したので
今後も継続して拝見したいところでありました

で、前述のボージョレヌーボの発音についてでありますが
当初はボジョレーヌーボーと発音されていたものだと
個人的に理解してんだが、流石はNHK、チェコのコラーをコレルと
呼んじゃうくらいの発音マニアであります
ボーの部分を延ばしてかつ、発音を強くして
抜けるようにジョレーヌーボと発音する
これは、もう、言わないとわからないと思うのですが
とてもステキでした
耳に残った、しかも爽やかに、いいなぁ

と、マニアにしかわからない楽しみかたをしていたのでありますが
あとは、サラリーマンNEOも面白かったのだけども
これは、いつものとおりなので
このまま流しておきます、580円で寿司が食べられる
KDDIという会社をいいなぁと思いましたとさ

功名が辻 家康恐るべし!

2006-07-25 08:43:17 | NHK大河ドラマ感想
ブログメンテナンスのおかげで
一日レビウが遅れてしまいましたが
素敵に放送されておりました
というか、今週、いや、先週か
この回、異常に面白かったと思ったのですが
世間の評判はどうなんでしょう

さて、個人的にもっとも面白いと思われる
小牧長久手の戦いでありましたが
ステキ、ステキすぎる
今までにないほど、合戦という風景もよくわかったし
なんかそれらしいドラマが展開された気が

今回というか、あの、見晴台から
お互いがお互いを見守ってケツたたいたりしてるさまの
あの場面が個人的にとてもツボでありました
以前の一豊ががんばってた話の時も思ったのですが
やっぱり役者さんのお芝居はすごいんだなと痛感
ちゃんとお互いが眺めている同士みたく見えるんだからすばらしい
というか、あれだ
西田家康、柄本秀吉、いずれも役者が見事でありました
面白かった、あそこに舘信長を加えて
なんかもうちょっと面白い風景を見たかった気がせんでもないが
本当、すばらしい芝居でありました

もう、全編にわたって面白かったので
逐一あれもステキこれもステキといわねばならないのですが
今回は演出も面白くて
信長の馬鹿息子がやってきたところのくだり
まず、あそこの家康の演技も面白かったんだが
なんだ、障子じゃない、ふすまがスクリーンみたくなる
あのCGはなんでござろうかと思ったのですが
意図はわからずとも面白かったし
なによりも、三河武士団の腹黒さが際立ってて面白かった
あの場面だけで、なんというかこの大河ドラマ面白いなぁと
しみじみ思うのであります

一豊が全然目立ちませんでしたが、それはそれ
完全に天下人二人にもってかれた回ですので
仕方ないにせよ、ステキ、面白い、楽しい
見所満載の週でありました

戦上手ぶりというか、評定の緊張感と
官兵衛がいうとおり、柴田勢と同じ形になった戦ぶりが
とても面白かった、下手な合戦見せられるより
よっぽどステキだわと思ったんだがどうなんだろうか
茂助の武者姿もかっこよかったんだが
一豊の陣羽織もなにげに渋いなぁと
意外と衣装がすごいのかもしれんと思うこのごろであります

しかし、秀吉の猿顔については
メイクというか、隈取でもないですが
眉から目じりにかけて、眉墨を引いたような化粧がすばらしく
猿顔を演出しながら、実際猿メイクしてんだなと
感激して、その猿顔を猿とののしる
狸側こと、家康も
なにおうっ、といわぬばかりの顔芸が見事
ぷくりとふくらませて、目を見開いたあれは
コミカルながら見事でありました
いいなぁ、ああいう戦場とてもいいなぁ

と、まぁ、とりとめもなく褒めまくってしまいましたが
もう、俄然西田家康のよさに惚れた回であります
木曜時代劇の撮影メンバーが入ってんじゃないかという
突然の画面三分割にて三河武士団がかっこいいこと言ったりとか
今後も楽しみであります

どこかでいわれておりましたが
大阪城のCGが毎年よくなっていく(毎年はちょち違うな)
すばらしいとのことでありました
確かに、今回のも本物ちゃうかと思うくらいになってましたが
やがて、あの架空の城の中で演技までできるほど
技術は進むのかもなぁと思いつつ

今は、人間の芸を楽しんでおります
城持ちになった一豊も馬鹿っぽいというか
あの夫婦らしくていいなぁと思うところであります

徳川美術館

2006-07-20 08:49:48 | 陶磁器を探す旅と名物
先日のお休みに徳川美術館まで行ってきたのであります
名古屋が地味に誇るステキな美術館でありますが
名前の如く、徳川家、とりわけ、尾張徳川家ゆかりの
様々なあれこれが飾ってあるのであります

と、当方、この年齢にして
初めて行ったのでありますが、いやはや
これが大変面白かったのでありました

へうげものが面白いわと
モーニングを読みながら、隔週しみじみと思っておるのですが
そのおかげで、数奇について少しだけ知識が増え
展示してあるものも、刀でなくて茶器なんかにも
ちゃんと目がいくようになっていた次第
今回目玉は、大名秘蔵の刀展だったので
男の子らしい目的で見にいっておったのですが
茶器もよかった

さて

茶器というと、先日のNHKでも徳川殿が
唐物茶入「初花」肩衝
を貰っていて、へうげものでも持っていたはず
これは天下の徳川美術館においてあるに違いないとか
勝手に盛り上がっておったのでありますが
結果としては、茄子茶入とか、なんか微妙な
参考資料を見ても「名物」とは書いてない、なんだこれ
と、素人特有の名前だけでしか判断できない
それではありましたが、ともかく
あの美術館に初花はなかったのであります
楢柴とか、なんとかは、どこの誰が持ってるんだろう
というか初花はどこにいったんだ

ちょっと調べましたら、あのあと
初花は誰か別の人所蔵になって、挙句投げ捨てられて割れたとか
最悪だなと思ったのでありますが
私のようなインチキ数奇者が嘆いたことでありましょう
ともあれ、徳川美術館に初花は無かったのであります
それでも、なんか、様々な天目茶碗だとか
茶入、茶杓他、茶器数点セットはしっかり展示
これが凄いものなんだろうと、目を皿のようにしてみておりました
そして思うのであります

茶杓の価値なんかわかるのか

どうやってあれ鑑定してんだろうか・・・
へうげもので左介が大名物と入れ替えておりましたが
そりゃわかるわけなかろうと思った次第
また、徳川美術館に関しては
すげぇ遠くに展示してあるの
茶室の再現されてるところがあって、その茶室の
1番奥においてあるの、視力が2.0でも無理だと思うの
ひょっとしたら偽者だから、見えないようにしてんじゃなかろうか
そんな不穏なことを考えるほどでありました

さておき、茶器のほかも能の衣装や面などもあり
また、当時流行った、なんでも名物番付とか
面白い歴史的な資料もあったのでありますが
やはり男子としてはこれがもう
日本刀と太刀
最高でした
もう、全然わかんねぇんだけど、感動した
あんだけ刀見る機会めったにねぇもん
すげぇんだよ、菊一文字も村政も置いてあったの
あの妖刀が目の前にあったのよ
曇りが広がると悪いことがと昔から、中日新聞で騒ぎになっておりましたが
今回はどうだったのだろうか、しかし
改めてまじまじと刀を見てみると
あの曇りというか、薬の入った刃の文様は
本当表情があるんだなと痛感
なんというか、煙や雲をつぃ、と引いたような
薄くそれでいて輝きと透明感を失わない
冷たい霧がかかっているのでありました

日本刀マニアというか、ただ
日本刀という存在とかフレーズが好きな自分としては
感動でありました、あと拵もかっこよかった
すげぇ、超おしゃれ、鍔とか目貫の部分とか
凝ってると聞いてはいたが、まさかあんなに凝ってたとわ
やはり装飾については、江戸時代が群を抜いてるなと
しみじみ感動したのでありました
凄い細かい細工、最高です、まさに職人技であります
ロストテクノロジーだねあれわ

で、その数ある日本刀も結局
名前だけで見てしまい、本当の良さとかはわからず
切っ先の形がかなり違うもんだなと思ったり
大したことは汲み取れなかったのでありますが

尾張柳生秘蔵の大太刀

という、3m以上あるんじゃねぇかという
とてつもない大刀に圧倒されました
かの正当柳生秘蔵ってことは、お前、これっ
とにわか柳生好きの私としてはもう
興奮を抑えられない
うぉおおぉぉぉぉおおお、思わずうなってしまうほど凄い
とてつもない、大きさ
あれどうやって振り回すんだろうかと
本気で考えましたが、飾りとしても圧倒的だ
圧倒すぎる、圧巻だよ
呆けて見守ってしまいました

具体的に描写するまでもないというぐらいなんだが
3mの大業物なんざ、見ただけで鳥肌が立つちゅうの
吸い寄せられるようにして
ぼんやりと見つづけてしまいましたとさ

その他も鞘、刀掛けなどにまたまた
渋いというかおしゃれなのもあって
眼福だったのであります
また、日本刀展どっかでやらねぇかなと鼻息荒くなるような
素晴らしいことでありましたとさ

というわけで、もう、徳川美術館だからどうしたというわけでなく
日本刀と陶器に見初められた日でありましたとさ
先日の世田谷美術館の日本刀展もいきたかったなぁと
NHKの美術館情報をチェックする日々であります
ねんねん

えびおろし

2006-07-19 08:40:37 | 雑感
先週末の三連休にぼやぼやと実家に帰省しておりましたが
その際、お昼ごろうろうろとしていると
夏の名物「えびおろし」の旗が見えて
ああ、食べたいわね
などとそば屋にひきずりこまれたのでありました

と、まぁ、ごくありふれた
夏の風景を描いてしまうのでありますが
この後、地元ではない方に言われて気づいたのでありますが
「えびおろし」というのが、愛知ないし東海限定の
食べ物だとかなんだとか・・・
そんなばかな
じゃぁ地方の方々は夏に何を食うんだ
どうやってそばやうどんを食うつもりだ

驚愕これほどかと驚きに至ったわけでありますが
この「えびおろし」という食べ物
大変秀逸かつ、非情に美味しいものであります
名古屋名物にうまいものなしと
酷いことを言われ続けてはや、300年ほどでありますが(ぉぃ
えびおろしが名古屋名物だとすれば
これは起死回生の一手であります

簡単に説明しますと
冷たいぶっかけうどん(そば、きしめん)に
えびのてんぷらとおろし大根が乗ってる
そんな食べ物であります
有名な「きしころ」だとか「ころ」の上位食物だと
個人的には思っておるのでありますが
ともかくこれが大変うまい
なにが美味いって、本当においしい店だと
乗ってるエビが異常に美味いのであります

私が食べたのは比較的有名なそば屋であります
更科本店、瑞穂区は新瑞橋にひっそりとある小さなお店でありますが
ここのえび天の美味さは筆舌に尽くしがたい
えびおろしのポイントとしては、冷めてもうまいてんぷらが乗ってる
これにつきるのでありますが
まさにここのえび天は冷めようが熱かろうが美味い
みっちりとした身にうすくぱりっとした衣が絶品で
しかもでかい、そして綺麗に揚がってるから
尻尾まで美味しく食べられる(品が無いぞ)
また、そばも実にうまく、夏の暑い中
ずぞぞっと食べると、それだけで涼と
至福のひとときを味わえるのでありました

ともかくステキにすぎるのでありますが
このえびおろし、たまたま今回は
私そばでのチョイスでありましたが
皆様知ってのとおり、名古屋でそば屋といえば
「そば、うどん、きしめん」が標準装備で当たり前の
ステキな場所
当然、えびおろしも、その各バリエーションで楽しむことができます
「えびおろしきし」「えびおろしそば」「えびおろしうどん」とまぁ
そういう具合であります
で、名古屋だから標準はきしめんであろうと
えびおろしきしを頼むかたも多かろうが
個人的にはそばが美味いと思っているところであります

本当にうまいそばを食ったことがないから
そんなことを言うのかもしれませんが
ぶっかけそばというジャンルについては
どこの地方よりも名古屋がうまいのではないかと
昨今の「ころ」への注目ぶりや
「えびおろし」の台頭を見て思うところ
是非是非、名古屋出張にでる旦那衆は昼飯に
どこのそば屋でもいいから入って

「えびおろし、そばで」

とさらっと頼んで欲しいものであります
かっこいい、粋だ
とんかつを味噌で頼むくらい当たり前のことでありますが
なかなかどうして、大人になったなと
先日思った次第であります
なんとなく大人なんだよ、一人でそば屋に入って
メニューも見ずに食べたいなという気分だけで
「えびおろし」食べるなんてのがさ

と、そんな具合で僕たちは
大人になっていくのであります
えびおろしの夏
きしころの夏
両口屋是清の水羊羹の夏

功名が辻 出世脱落

2006-07-18 08:36:20 | NHK大河ドラマ感想
ちうわけで、功名が辻
個人的に今、1番面白いところでないか
そう思う素晴らしい回でありました

私事ではありますが
実家に帰省しておりまして、その最中
親とともに見ておったのでありますが
いやはや、大変面白かったのであります

出世脱落具合がすげぇなと
あの脱落っぷりはちょっと驚きだったのでありますが
あの苦悩する一豊の様、いや、その前の
千代に城持ちになるとか言っちゃうあたりとか
うわぁ、うわぁ
全国何十万人のサラリーマンが泣いたことか
大変なことでありました
あの衝撃を受けた様も、非情によくて
おたおたするとかしないとかじゃなく
ただ、小物っぽいというか、なんでじゃーというのが
とてもよく出てて、そうだよ
一豊ってこんな感じだよなと
うじうじするあたりとかも見てて、感激いたした次第であります

それから無為に過ごすようになったあの場面から
千代の困りっぷりがまた、けなげで大変
そのけなげっぷりの逆手というか
違う場所で、淀殿こと茶々が三成をたぶらかしててステキ
すっかり若手の台頭というのが目に見えて面白かった回でもあります
若手は若手同士で、あいつより俺が俺がって
ああいうのもステキであります
なんというか羽柴勢も大所帯になったんだなと
せつせつ感じたのでありました
個人的に、ねねのところに何か言いにきた若い連中が
さもありなんというか、可愛がられている若手という具合で
ああ、羽柴の本流はここにあるなぁと
感じ入った次第であります

また、その場面で、おだて上手の話をしてて
おだてられて喜んでる内はかわいいものだとか
ねねが言った後にまた、一豊に話が移るところとか
秀逸だわねと
あの一豊の朴訥さというか、凡庸さに打たれました
今までがよすぎたんだよな

ちなみに、うちの両親からしてみると
あんなに可愛がられていたのに、なんで急に冷たくされたんだと
一豊をかわいそうだと見ておった様子で
そもそも史実では、一豊あんなに重宝されてないからと
説明した次第、こういうところで
考えてみるとドラマによって史実というか
実際とは異なる物語がつむがれていくのかとも
思ったのでありますが、それは余談

ともあれ、面白い中
同僚二人のやりとりもよしと思えて素敵
中村の「それは我らの言い分だ」みたいなセリフは
考えてみると、前々からそうやって言ってたが
それこそお前だけの論理でないかと
思わないでもなかったですが、個人的に
中村一氏は好きなので、あのまま生きていって欲しいです
来週の予告で、着物がかわった二人とそれまでと一緒の一豊が
談笑というか、なんかしてる様は
ほほえましいというか、いいなぁああいう同僚と
少しばかり悲しくなったのでありますが
サラリーマンドラマとして秀逸でありますな

そしてクライマックスというか
今回もっとも素晴らしかったのが
母、一豊を叱りつける
の場面でありました、千代の表情の変化も面白かったのですが
あれは、もともと千代が剃髪をさせると見せかけて
はっぱをかけるという策略のつもりが
母は殺す気になって驚いた
そういった場面だったんだろうか
そう思うほど、夫婦二人の狼狽ぶりが面白かったのであります
また、一豊の愚痴も大変よくて
言っちゃいけないことまで、いくつか吼えるとか
あの微妙な表情と情けない内容がとてもよかった
ああいうときあるよなぁと
一サラリーマンとして感動しました

そして、母迫真の演技というか
鬼気迫る物言いで、殺しかかる場面の素晴らしいこと
ああやって母にきちんとしかりつけてもらってこそ
一豊も大人になれるのねと
もはや本題と大きくずれてはおりましたが
大河ドラマとして、親と一緒に見るには
大変素晴らしい内容だったように思われたのでありました

来週からも、しばらくは不遇となるのでありましょう
一豊の活躍しない様をみゃくみゃく見ていきたいです

あとは三河殿が出てきた場面が
あんなに短いのに凄い迫力だと西田先生に驚いたのと
初花の登場にちょっと興奮したのが
思い出であります、へうげもののおかげで
数奇にも少々含蓄ができて面白い大河生活を送っておりまする

セミ来襲

2006-07-13 08:30:13 | 昆虫学
今年もきました
とうとう聞いたぜ三日前くらいだけど

そんなわけで、セミの鳴き声を聞きました
夏ですね、夏だわ、夏だがね

そんなわけでありますが
わたくしすっかり耳が腐ってしまったのか
それが何セミだったのか
全然わかんなかったのでありますが
なんだろう、クマとアブラではなかったと
思ったんだが、1番早いのってどれになるんだ?
チッチゼミ?(それは遅い)

と、一人でうきうきの夏であります
全国でぎゃんぎゃん時雨れる日がすぐそこまで来たのですね
だんだん空も夏ぽくなってきて
梅雨あけすぐそこなこのごろでありましたとさって
なんかボケなさい私

FIFAワールドカップ2006ドイツ その6

2006-07-12 08:50:52 | スポーツ
試合は終わったのでありますが
全体的な感想というか
かっこよかった選手とか書いておこうと
思ったりするところであります
今回、ダーヴィッツがいないという
個人的に致命的な欠損をともなった大会だったのですが
それに代わる個人的ニューヒーローを探す旅でもあったのであります
今大会個人的に印象的だったプレイヤーにつきまして

ジズー
現在渦中の人でありますが、やっぱりジダンは凄かった
今回で引退なのでいまさら応援とかそういうのは違うのですが
うめぇ、強ぇ、すげぇ、と感嘆さめやらぬ
ステキなフットボールを見せてくれたのがステキ
また、ああ見えて意外とケンカっぱやいと
聞いてはいたけども、素晴らしい頭突きを見せて退場
背景はともあれ残念でありますが
ああいうところもフットボールなんでしょう
生の情報では知らないですが、カントナやガスコインから比べると
まだまだ可愛いんじゃなかろうか(比べるな)
さて、ジズーの何が凄かったって
360度視界があるんじゃないかという素晴らしいセンスでありました
敵が近づいてきても、どの方向からこようと、ひょいひょいかわすし
何より受身が巧い、これはネドベド見てても思ったのですが
巧いプレイヤーは転び方もうまいんだなと痛感であります
柔らかいというか、ショックを吸収してから
ころりと転ぶような、決して怪我をしない
そんな受身の仕方がうまかった、くるのがわかってんだろうな
そう思えたのであります、日本の選手でも
ああいう転び方を覚えたら、もっと怪我もしなくなるし
活躍できんじゃないだろうか、どうだろうか

ビエリ
同じくフランス代表でありますが、昨日も書いたとおり
日焼けしすぎた坪井にそっくりで、もう
そう思った瞬間から坪井にしか見えませんでした
終わり際の物凄い切ない顔が印象的
悲しい顔をさせると外人さんは心底悲しそうだなぁと
せつせつ感じたのです(プレイ関係ない)

シュバインシュタイガー
ドイツ代表、個人的に大好き加地選手に怪我負わせた奴
というわけで、物凄い嫌いになってたのですが
あのミドルはすげぇなと感心してしまいました
くやしいけどもあれは凄い、ドイツはみんなミドルが凄かったですね
シュバインシュタイガーについては名前がかっこいいと
しれしれ思っていたのでありますが
ドイツ語で養豚場の人みたいな由来になるのか
意外とかっこよくなくて残念でしたが、ステキでありましたね
三決でイエロー貰った時の顔が中村獅童に似てるなと
思ったのでありますが、どうだろうか

テベス
アルゼンチン代表、アテネの時いや
その前のトヨタカップあたりからすげぇなこいつと見ていたのですが
ちょっと見てない間に巨大化してるは、より人間から離れていったわと
ステキ加減が増しておりました、アイマールより、メッシよりテベスであります

スタンジョン
トリニダードトバゴ代表、だったと思う(調べろ俺)
前線でたった一人で戦い続ける男
かっこいい、かっこよすぎる、決してつぶれない
そして物凄い突破しようという気合と力
何よりもいつまでも走りつづける強靭な体力としつこい精神
感動しました、ありがとうスタンジョン、今後も
楽しみなプレイヤーだと思ったのですが、年齢どれくらいなんでしょう

マルケス
メキシコ代表、ステキすぎるハレーカットの男(古いな)
メキシコは全員がかっこよすぎたと思うのですが
とりわけキャップでDFの要で、MFのあたりまでやっちゃう
便利すぎてステキな男でありました
もっと活躍が見たかったんだが、アルゼンチン戦は
素晴らしい試合だったと今でも思うのであります
また、顔の作りもかっこいいなぁとしみじみ惚れたのでありました
足元うまいし、なによりインターセプトが素晴らしかったですね

ツェフ
チェコ代表、ポルトガルのリカルドと並んで
今大会ステキGKの一人に数えられると思いました
チェコはネドベド、コラーといった往年の名選手もいたし
たくさん試合が見たかったですが、コラーがいないだけで
あんなにも弱くなるだなんて・・・
その弱くなった中で奮闘していた姿が印象的でした
ブッフォンより凄かったと思うんだがなぁ

フレッジ
ブラジル代表、FWであります
ごっつぁんすぎるゴールをとった瞬間の喜び方が
心を掴んで離しません、ナンバーワン笑顔でありました
フットボールって楽しいのね

と、だんだん適当に書きすぎてきたので
このあたりにしますが、次世代を担う
アクの強いプレイヤーの台頭を楽しみにしています
2008はドイツのダイスラーかなぁとか思う

FIFAワールドカップ2006ドイツ その5

2006-07-11 08:53:12 | スポーツ
とうとう終わりましたね
1ヶ月がステキに過ぎていきました
ここで燃え尽きている人たちも何十万人と
世界に存在することでありましょう
わたしもそれにかこつけて、燃え尽きたふりをしようとか
馬鹿なことを考えつつ

ドイツvsイタリア
とても面白くない試合だった(ぉぃ
いや、なんというか、デルピエロとか
要所要所で活躍する人がステキだったようにも思えますが
なんでかわかりませんが、イタリアの試合は面白くない
そう感じてしまったのであります
わたし、イタリア嫌いなんだろうかね
ドイツの残念ぷりが切ないわねぇと思ったのでもありますが
このおかげで、三決でカーン見られることになったので
よいということにしておきます

ポルトガルvsフランス
なんかしらんが、Cロナウドが持つ度にすげぇブーイングだなと
前の試合くらいから思ってましたが、どうやら
ルーニー陥れたことで大変な受難となったことがようやくわかりました
自業自得とはいえ、切ないことでありますね
刺されないで生きて母国の土を踏んで欲しいのであります
さておき、結果はPKの1点のみという
あんまり数字が動かない試合でありましたが
俄然面白かった、なんだろう、動きが凄いというか
やっぱジズーがピッチで指揮を執ってる、そして
テュラムやマケレレ、ビエリが縦横無尽に走り回る
それだけで凄く面白く見えるのだから不思議であります
また、大舞台で弱いといわれていたアンリも
なんというか、点は決めてないけど凄いと思われました
足長いしなぁ、足長いのにクラウチみたいにハリガネでは
ないところもまたステキだわ
足元も巧いし、やっぱトップレベルのFWはすげぇんだなと
一人で感心しておりました
そのアンリがPKゲットで、PKハンターというか
個人的に今大会最高のキーパーだったリカルドから
ジズーが決めるというステキな具合
最後、フィーゴとユニフォーム交換していたジズーの2ショットが
なんというか、ステキな試合だったわという気分を
増幅させてくれたのであります
まぁ、ポルトガルは汚い試合しやがるなというのが
下馬評というか、評判だったのでありますが、フランスがんばりました

ドイツvsポルトガル
そして、3位決定戦
通常盛り下がるというか、人気のない試合でありますが
今回はドイツがカーン使うというだけで
見る価値があったと勝手に思うところです
しかし、ぽっと出てきたカーンもすげぇ鉄壁ぶりで
やっぱすげぇんだなと改めて感激
Cロナウドのフリーキックはともかく、デコのシュート止めたのは
本当すげぇなと思ったのであります
この戦いはキーパー対決だわと
勝手に思っていたのですが、意外にもあのリカルドが3失点
ありえねぇと思ったんだが
シュバインシュタイガーのミドルも凄かったのであります
なんだあれ、誰が止められるというのだあれを
打った方を誉めるべきというステキなシュートでありました

なんだかんだで、ドイツが絡んだ試合は面白かったと
今回思ったのでありますが
そのミドルの応酬で趨勢が決まったところで
フィーゴが見せる、あのどんぴしゃのクロス
決めたのはヌーノゴメスだったか誰だったか忘れましたが
身体を投げ出すだけで、ぴったり合うんだから
すげぇなと身震いしたほどであります
かっこよかった、ありがとうフィーゴ
どうして胸毛剃ってしまったんだ

Cロナウドは最初から最後まで悪役で
ブーイングはすげぇは、もう、ダイブしても
二度ととってもらえないわと、一部、本当のファウルが
混じってた気がしますが、自業自得でありますね
審判を見つめながらスローで倒れる画像は
とても面白かったです、せつねぇ、若いからなぁ
ドイツはバラックいなくてもなんとかなるんだなぁと
しみじみ思ったのであります
しかし、カーンが結局英雄だったみたいな論調で
それまですげぇ頑張ってたレーマンがすっかりなりをひそめたように
見えてしまうのは贔屓目なのか、カーンの策略だったのか
陰謀は疑い出したらきりがないですが
この両キーパーは本気で凄かったのであります
無論、ポルトガルのリカルドも凄かった
ループを片手で弾いたシーンは、屈指の名シーンだったと思う
カメラマンGJ、思わず吼えました
関係ないけども、アンゴラのリカルドも凄かったですね
この大会のキーパーはみんな凄かったんだろう
そりゃ世界で、国を背負うキーパーだもんな

イタリアvsフランス
面白かったようなそうでもないような
やっぱりわたくし、イタリアが絡むと面白くないらしい
おかしい、元にわかインテリスタなのに
マテラッツィが悪鬼の如く活躍したというのに(まさに)
欧州で、フランスとイタリアにどれくらい遺恨が残ってるか
フランスが革命起こしたわけだから
それ以前は帳消しになってるのか、私には
国民感情がわかりませんが、トリノ、ミラノ、ローマの
精鋭を集めた半島領主連合と
将軍率いる王朝の戦いと、一人で盛り上がっていたのですが
結果は、まぁ、そんなもんでしょう
ジズーの頭突きは痛そうだなぁと思ったくらいで
あとは、ビエラの悲しそうな顔がレッズDFの坪井にそっくりだなと
まったく関係ないこと思ったとか
フランスて移民多いんだなといまさら感じたとか

そんなところでありました
やはりシセがいなかったから、アンリとヴィルトールでは
そういうことだったのかなと思いつつ
イタリアにおめでとうという具合でした
しかし、マテラッツィはチンピラみたいでしたね
そこがステキなんですが

そんな具合で、この1ヶ月が過ぎたのであります

功名が辻 落城の母娘

2006-07-10 08:53:35 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
今週も無事放映されておりました
ステキ

まずは、黒田官兵衛のかっこよさ
だんだんと合ってきたというか
ああ、ああいう人だったのかもと
わたくし既に斎藤洋介さんのカンベエ以外は
よくわからないというくらい
しっくりときております
あの錯乱気味の秀吉に対して、まさに喝を入れるところとか
かっこよくてかっこよくて
前回かその前かの、「山内どのは誉めたら伸びるほうでござる」と
なんか苦労人のような声で近づいてきたときも
かっこいい、渋いなぁと感激しておりましたが
今回がいよいよ本領であったように思われます
なんとかっこいい武将であろうか

そしてその影でもないですが、すらっと現れたのが
三成と七本槍
いかにもな若造がどかっと出てきて
ささっと手柄をあげてしまう
この素晴らしいところ、かっこいいかっこよすぎるぜ
特に三成の橋之助さんについては、なんだろうね
あれ、光秀が蘇ったっ、しかも若くなって
とか思ってしまうくらいの美男子ぶりでありましたが
なんというか、地金が違うと申しましょうか
声の通りとかが、他の人たちと全然違うのがかっこよかったです
ステキね、今後ひっぱっていって貰えますね

さて、その若造の働きっぷりと対比されるように
日に日に扱いが悪くなっていく一豊と
坂道で一人で転んで、一人で活躍できなくなっていく
ダメな一豊
槍さばきなら負けんとか抜かしてしまうところが
もう、本当、役に立たない昔の栄光にすがったオヤジ風で
最高によかった、このダメっぷりこそが一豊ぞ
今後、この冷や飯具合が続くので
多分視聴者が逃げていくのでしょうが
これを見続けることで、今後の逆転が楽しくなるはずと
今後が早くも見たいのであります
いましばらくというか、1ヶ月から2ヶ月くらいは
酷い扱いが続くのかもしれないわね
その間の堀尾や中村の接し方も見物でありますわい

で、この人たちとはちょっと関係ないところで
北ノ庄の風景も大変よかった
柴田とともにあるお市様が雪とあいまって
すげぇ美しくて感激いたしました
こちらも素晴らしかった、最期お互いが刺し違えるような死に様は
ちょっと違うよなと思ったんだが、それでも
あの最期のシーンは逆光もあわせてかっこよかった
光秀の死に様が酷かったところを考えると
凄いよかったように思われるのです

そして、淀殿こと茶々の登場
いきなり千代と話があわないあたり
夫婦揃って転げおちるようでアレですが
これはこれで面白かったのでありました
どちらも今後楽しみ
二人で支え合って生きていって欲しいですね

と、こんなくらいで
個人的に気になったというか
とてもほほえましいと思えたのが
茶々の侍女でありました
お市様にも仕えてたよなと、あの太めの侍女
はきはき喋る様といい
なんていいんだろうと、ちょっと感激であります

細川ふみえが自害したあたりで
なんとなし、いい役所で、見事だったなと思ったのですが
様々な生き死にが面白い今回でした

今後の一豊のダメサラリーマンぶりを目に焼き付けます

パピプソフトとかアゲハエンターテイメントとか

2006-07-06 08:40:27 | 星里もちる
星里もちるの話題をさっぱりしてない間に
リンク貼ってた、ルナハイツホームページも閉鎖と
自分の不甲斐なさを痛感しているこのごろでありますが
(自分を誇大評価しすぎ)

先日会社の都合で、東京のIT関係のイベントに参加しました
なんと華々しい、そして、凄いことなんだろうと
あっけにとられてしまったのでありますが
まず、なんだ、お姉ちゃんがいっぱいいるのだ
当初この状況について、モーターショーなのか
いかにも田舎ものらしいことを思ったのであります
きらびやかなブースで、いかにもなおっさんが
営業というかなんというかな具合に加えて
ひたすらノルマをこなすことだけを念頭においた
きれいなおねえちゃんたちが、あれやこれやと資料を配りまくる

こういうのに初めて参加したのでありまして
わたくしも、大学や実家の稼業の都合上
こういった、メーカーが一堂に会する見本市みたいなのは
いくつか見たことがあるのですが
いわゆる静岡のおもちゃ見本市とも、
京都や神奈川の農業見本市とはまったく違うのであります
なんだろう、この圧倒的な都会っぽさわ

と、感じたりなんだったりしてたのでありますが
既視感を拭い切れない、なんでだのあとに
ようやく、ああ、もちる漫画で見なれた景色だからか
と、夢かもしんないの一場面を思い出したのでありました
いや、気になるヨメさんのほうでもいいんだけど

あの企業ブースの盛況っぷりとか
お姉ちゃんがあれこれとか、ああいう空気と
あの会場の背景について
すげぇ、本当にあのまんまだと
虚構から事実を確認した次第でありました
ステキ、もちる先生はこういうのもおっかけてたのかしら
主にお姉ちゃん目当てで(違う)

と、まぁそんなことを考えながら
ぼけらったと会場をうろついていたとき
なぜか、広島から出稼ぎにきていた男と遭遇するという
アクシデントに見まわれたのでありました

この男との邂逅については、本当
運命以外の言葉では結び付けられない
不可思議な因果があるのでありますが
それは余談ですので、あまり触れず
世の中には、奇縁という、説明がつかないほど強固な
運命をともにする仲というものがあります
ただ、それは
かつてのアイドルとニョーボコドモ持ちの営業マンという関係ではなく

田舎のヲタ男同士というものなのでありますが

ドラゴンクエスト2

2006-07-05 09:13:08 | 読書感想文とか読み物レビウー
いわゆるドラクエ2であります
スーパーファミコン版で本物ではないのかもしれませんが
わたくしこの年齢で初めてクリアしました

半年くらい前だったかに、ドラクエ1・2という
ステキなSFCソフトを貰ったので、なんというか
社会人にかかればこんなゲーム、一瞬でクリアだろうとか
馬鹿なこと思いながら、へらへらと1をクリア
一瞬というわけもなく、なんだ
洞窟でたいまつがなくなるとか酷いアクシデントに見舞われながらも
なんとかクリアして、その勢いのままに
ドラクエ2へと飛びこんだのですが
これが思いのほか難しかったのであります

で、その後飽きてしまったのでしばらく封印というか
ハーゴンの城に行く前の長い洞窟で
フレイムに焼き殺されたところで
頭にきてやめていたのでありますが
このたび、なんとなく再開してみたら、あれよあれよと
クリアしてしまったのであります

というわけで、ゲームレビウ
というか、感想文でありますが
噂通り、今までドラクエ2の話題といえば
サマルトリアは要らない子という論調でありましたが
本当に役に立たねぇ
まさに痛感でありました
最終戦も、サマルトリアだけ死にまくる
お前は正直スクルトだけかけられれば
死んだまんまでもいいんだがと、ちょっと思ったのですが
彼が生きていると、ムーンブルクの王女に攻撃が向かないという
ステキなことに気づいたので、サンドバックというか
身代わり地蔵にしてへろへろと戦ったのでありました

しかしこのゲームの特徴なのかなんなのか
わかりませんが、油断してるとザコにも
すぐやられてしまうのがシビアだわとせつせつ感じたところ
先だってのフレイムもそうですが
キラーマシンとか、でっかりピンク色の牛みたいな奴とか
あと、激しい炎を吐くタイプが3匹も出てくると
ちょっと操作間違えると、すぐに、ほら
サマルトリアが死ぬ(限定)
王女は水の羽衣が、王子はロトの鎧がと
なんか炎耐性がありそうな装備だから
なんとかなるんだが、サマルトリアだけは
こっちの思い入れがないのも手伝って、いやー弱い弱い

と、そんなけちょんけちょんなこのごろですが
とりあえずこのゲームを落ち着いて考えてみると
サマルトリアがいなければ、ムーンブルクと結ばれて
またロトの血が濃くなってめでたしというEDかと
思わないでもなかったりします

ここからは妄想でありますが
あのハーゴンを倒した世界において
さて、どうなっていくかと考えると
よくある話としては、ムーンブルク再興のため
王女は旗印を上げることとなるが
再興というのはなみなみならぬことではない
ならばどうするか

サマルトリアと婚姻を結ぶのだ

なぜローレシアの王子ではないのか
そう考えるだろうが、少し考えたらわかるのだ
先の戦いでも、ローレシアの戦ぶり
そしてロトの装備をできるということは
今後、アレフガルドの覇者(注:古代中国の覇者と同意)になりかねない
そこにムーンブルクの王女が嫁いでしまえば
正当なロト後継者はローレシアになってしまう
となれば、世界のバランスは崩れ、ローレシア一国主義となってしまう
そうなった後では、ムーンブルクを再興しようにも
属国としての復興しか望めなくなる
王女の願いは復興ではある、ではあるが
ローレシア国ムーンブルク領という立場は望んでいないのだ

ここで、あえてサマルトリアに目をつける
地勢的にもローレシアより若干近いし
何より王子が弱い、頭が悪い(言いすぎ)
あれなら利用できるかもしれない
犬にまでなって生き続けた王女はそんなしたたかさを身につけたのだ

かくしてサマルトリアと婚姻関係となり
積極的に政治に身を投げ
ムーンブルク再興に着手するのである

しかし、そういった小娘の陰謀を
既に隠居状態とはいえ、ローレシア地方を治めた
先代王が見過ごすはずもない
ローレシアの王子は正直者だから
その陰謀に気づかないだろうが、先代は違う
あのハーゴンと政局をともにした男なのだ
彼はすぐにムーンブルクのたくらみに気づく
何か手を打たなくてはならない

そしてもう一人、陰謀に気づいたものがいる
サマルトリアの妹だ
兄を盲信するあまり、そのヨメは仇のようなもの
そこに愛憎が生れることになんら不審はない
そして、その関係にローレシア先代王は目をつける

かくして、サマルトリアの妹とローレシア王子の婚姻が叶うこととなる

これには流石のムーンブルクも驚いた
サマルトリア内には、この事件によって
王子派と王女(妹)派ができてしまう
これに弱る、しかも、王権は未だ
サマルトリアの父にある
この人が沈黙を守り続ける以上、不穏な空気ばかりが増幅される

サマルトリアの父は大きな岐路に立ったわけだ
もともとローレシアとは友好関係を保ちつつ
ムーンブルクともよい関係を続ける必要があった
この選択にも理由があったのだろう
山合に位置するため、国力において
両国より劣っていたのだ、それゆえ対等を維持するためには
両国を利用する立場をとらなくてはならなかった
先にムーンブルクの王女を受け入れたのも
復興後、親国となれる魅力と
ムーンブルク地方に若干の権勢を伸ばすチャンスだと考えたからだ

息子が頼りないから、せめて
息子の代にムーンブルクが独立しようとも
ローレシアに併合されることだけは避けたい
その一念があった様子である

均衡状態となったかと思われたこの争い
しかし、事態は思わぬ方向へと転がることとなる
サマルトリアの父崩御
アレフガルドが激震する事件だ
この機会に乗じて、いよいよローレシアが動くのは必至

しかし、そのローレシアの動きよりも先に
サマルトリアの王子が立ちあがった
正当後継者を名乗り、妹をローレシアへと追い出して
サマルトリア領に覇を唱えたのである
その鋭敏さと勇敢さは、それまでの愚鈍さから考えられない
これについては、ムーンブルク自身も驚きを隠せない
その妻でもある王女に
サマルトリアは告げるのだ

私の力ではおそらく、サマルトリアを維持することが難しいでしょう
それでも、今の国力ならば、ムーンブルクを復興させることはできます

どうして、王女は戸惑う
しかし、サマルトリアの細い澄んだ瞳は続けるのだ

役立たずだとは自分が1番わかっていた、でも、
それでも役立とうとすれば、己の全てを投げ出す気概がある
それが、サマルトリアの魂、メガンテ(自己犠牲)を継ぐ
血統なのです

ムーンブルクは涙する
初めて凛々しさと雄雄しさを夫に見たのである
そしてこの後、ムーンブルクの復興をかなえるが
決してサマルトリアを軽んじることは無かったという
持ち前の政治力と犬時代に培った忍耐力により
ハーゴン領を手に入れることで
現状のサマルトリアを手放しても、決して
ローレシアに劣らない勢力を維持し、続けたのである

ムーンブルクとローレシアの2国体制になるかと思われたが
サマルトリアはムーンブルクの智恵によって生き長らえたのである
最も賢かったのは、迂遠な道をたどりながらも
確実に目的を達成したサマルトリアではなかろうか

と、そんなわけで
ドラクエ2の後の物語は発売されないのであります
まさかこんなことになるなんて
FEのハーディンの話より小学生にはきついからねぇ(違う)

FIFAワールドカップ2006ドイツ その4

2006-07-04 08:47:09 | スポーツ
というわけで、佳境に入ってまいりました
サッカーワールドカップ、ステキな試合が続いておりますが
個人的に応援していたチームがことごとく敗退していくのが
すげぇしのびないというか、なんというか
俺が応援すると負けるんじゃないかと弱気になるこのごろ
だから、優勝予想とか、そういうことしない
黙ってよいサッカーが見られたらそれで満足

そんなことを考えつつ生きていくのであります
はてさて

ブラジルvsガーナ
チェコを破ったガーナの底力が見られるか
やっぱりブラジル強いという試合になるか
見ておりまして、スコアはブラジル圧勝でありますが
内容からするとガーナすげぇ頑張ってたように思われます
同じ3点差でも、サムライブルーとは内容が異なっておりました
ガーナの身体能力の高さは目を見張るものがあると
せつせつ感じ入ったところ
何度も決定機を迎えていたし、攻撃の早さというか
運動量の豊富さはステキすぎると思ったのです
次回のワールドカップはあんな国が山ほど出てくるのでありますね
怖いのであります
ブラジルはのらりくらりとしながら、不安定な守備かなと
ちょっと思いましたが、ゼロベルトとかかっこいいわぁと
ステキ内容で終了、この時もまだ本調子じゃねぇなとか思ってました

ドイツvsアルゼンチン
驚きの一戦でありました、どっちもすげぇ
まさかドイツが勝つとは夢にも思いませんでしたが
これはもう、リネカーの言うとおりになるかもしれんと
せつせつ感じ入るところ
試合内容は白熱というか、アルゼンチンにキーパー故障のアクシデントが
なければなかなか面白いことになったと思われるのですが
4年前と同じく、馬鹿の一つ覚えのようにして
サイド攻撃、サイドから攻撃、ともかくサイドから
と徹底したドイツの攻撃がステキでありました
中央突破も見せるけど基本的にサイドでありましたね
クローゼの一発は本気で凄かったです
あいつのヘディングはどうなってんでしょうか、首に
バネでも仕込んでんじゃねぇかという弾丸ぶりでした
アイマール、メッシといった次世代ステキ選手が見れなかったのが
残念な試合でしたが、仕方ありません
というか、PK戦ではドイツが既に勝つ気になってたというか
あの自信がすげぇと思われました
あいつらどういう神経してんだろうか、ホームだからなのか
わかりませんが、PK戦のドイツは強いと最も感じた瞬間であります

イングランドvsポルトガル
個人的にイングランドを応援していたのでありますが
よもやの事態でありました、ルーニーワントップは
やっぱ無理があったのか、それとも、ルーニーが馬鹿だからダメだったのか
わかりませんが、大変残念な結果
ベッカムもかわいそうだねぇと思うのでありました
まぁ、レノンとかが台頭してる姿が見られたから
よかったのですけどね
ポルトガルもコマが少ないのにがんばったというか
狡猾な試合運びで驚きました、相手を挑発する
汚いプレーとかそういうのを巧妙に仕込むことができんだなぁと
ポルトガルのいかがわしさに驚いた次第
でもあれがサッカーなのかもしれません
PK戦ではどちも頼りねぇなぁと思いましたが
ポルトガルのリカルドを誉めるよりも、イングランドのキッカーを
責めるべきでないかという体たらくでありました
一本目外れたときのジェラードとかランパードの顔がもう
既に敗者だったのでありました、英国人は精神が弱いのかもしれません
ドイツとバトルオブブリテンの再戦を楽しみにしてましたが
また次回ということであります
しかしルーニーは今後、ガスコインやカントナみたいになるんだろうか
違う意味で楽しみであります
クラウチのダンスも見たかったんだがなぁ

ブラジルvsフランス
フランスが強かったとも思うが
なんか今大会のブラジルは最後まで頼りなかったという印象であります
なんか勝ってる、そういう調子であがってきた気がして
ラインを作ってたはずなのにその統制がまったくとれてなかった
その瞬間にアンリがどんっ、という結果
個人的にはルーレットを披露するジズーが見られただけで
この試合を見てよかったと思われたのですが
ブラジルも戦犯探しが大変な様子でありますね
ロナウジーニョもあんだけ囲まれてるとダメなんだなぁとか
カカーもあんまりだったなぁと、今となっては
ちょっと褪せて見えてしまいます
まぁ、アドリアーノとかロビーニョとか次世代も楽しみなので
よしとしたいところであります
噂では、黄金の中盤がいたころの再来だとか言われている様子で
選手がよいだけでは勝てないという典型だったのかもしれませんね
DFがやっぱり弱かった、そう見えたのでありました
いや、これまでの試合はDF二枚が凄い働きぶりだったんだがなぁ
将軍一人にやられてしまったのかもしれません
まぁ、それはそれとしてフランスも有色人種ばっかだなぁ
ちょっと目を離したらアフリカ勢とかわらんのうと思ったとかどうとか

と、ありふれた感想ばかりでありますが
昨日はラジオで速報が流れた中田ヒデ引退が
割りとショックだったのですが、今後は
東鳩の新しい商品開発に携わっていただきたいと思うのです

功名が辻 功名の旗

2006-07-03 08:47:18 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ功名が辻
吉兵衛、憤死の回でありました(憤死ではない)

もう、何を言うまでもなく
主役の一人が退場といった具合で
豪華な死に様、天晴れでありました
あの遺言のあたりからして、既にもう
涙腺にハンパないダメージを負っていたのでありますが
死ぬ寸前の演技には、文句無く拍手でありました
すげぇよ武田鉄也、ありがとう吉兵衛

新右衛門があえて同行しての死に様というのは
かっこよすぎると思われた
あの二人が、そちこちで戦談義していたときの横顔とかが
歴戦の勇を思わせて、かっこいいのなんの
やっぱりあの二人が揃ってこそ山内家は
面白いんだなぁと、新一郎では若干の迫力の無さを
二人揃った最後の戦にて感じたのであります

もっとも、戦自体は今回のが最後になるかもしれませんが

しかして、一豊と秀吉の間にだんだんと溝が出来てくるところも
ドラマとして面白い、けど、痛々しいと思うところ
上司が思うような働きができない下っ端という役所
こっからが、サラリーマンにとって苦難の道になるだろう
まわりで同僚がヨメにハッパかけられたり
出世を約束したりして、事実そうなっていくのに
一人立ち遅れていく一豊

そういった描写があるだろうと思うと
今後は、違う意味で楽しみであります
是非、下っ端サラリーマンが号泣する
すばらしいドラマを展開して欲しいのであります

また本編の感想に戻りますが
吉兵衛の死に様のかっこよさもさることながら
登場シーンのかっこよさは抜群でありました
旗を投げて、ばさり、広がる瞬間
なんたるかっこよさか
あのいかにも戦国のカブキ方といった風情が
わたくしの心をとらえて離しません、かっこいい
敵陣に旗を立てるという行為は、示威の中で
とりわけ渋いというのに
あの方法はなんとすばらしいことかしら

その後の殺陣はちょっとないだろうと
思わないでもなかったり
吉兵衛っ!と叫びながら
ちっとも近づいていかない、一豊にはがっかりさせられましたが
まぁ、仕方ありませんね、個人的には
もっと早い段階で吉兵衛は切られておくべきだったかと
いらぬことも考えてしまいましたが
見事なことでありました、ステキ

今後合戦シーンは少なくなるかと思われますが
見守っていきたいところであります
信長の死に様よりも、やっぱり
身内の死に様をクローズアップできる
功名が辻は山内家の物語なのだと思った回でした

ところで、次回予告で若返った光秀が見えましたが
今後、天海僧正になる布石でしょうか(違うよ)
親子になるんでしょうか、橋ノ助さんの活躍に
期待であります、かっこいい三成だなぁ