CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます

2019-10-31 21:23:55 | 読書感想文とか読み物レビウー
交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます  
著:柏耕一

タイトルの通りであります
高齢者にあたる70過ぎた爺さんが、交通誘導員という仕事をしている
よくよく考えてみると、確かに年寄りが多いなと
思っていたんだが、実際にその当事者が書いたというところが
なかなか面白いところでありました
もっとも、著者は素人というわけではなく、
なにかしら、文章で飯を食っていた時期のある人だそうで
ドキュメンタリとして、やや愚痴も多いのだけども
面白く、わかりやすく、現場が見えるようでありました

働きたいという人が少ない、
それがゆえに、根性のあるような、ないような老人が多く勤めている
そんな按配でありまして、自分をかんがみても
父親が、似たようなところでバイトして小遣い稼いでいるのを考えると
老人にあう仕事ともいえるのかもしれない
なんて思っていると、炎天下にずっと立たされ続けていたり
案外、交通整備という仕事が難しく、
法律としては、特に権限がないのに、何かやらないといけない義務感というか
仕事が重くのしかかって、様々な人から罵倒されるし
散々な目にあうという大変なお仕事だというのが
説明されていたのでありました

毒の少ない話で、まぁ、そういうことありそうだなと
その日常を見ることができるといった感じで、
特に感銘を受けたり、なんか心にきたすものがあるわけではないのだけども、
結構、著者であるこの爺さんがくせものでもないけど、
しゃらっとした文章だし、朴訥とした人柄かと思わせながら、
奥さんとの酷い喧嘩というか、罵詈を伺うかぎり
この男もたいてい酷いことをしてきたんだなと
なんとなし、わかるようでもあって、
人生を見たようにも思うのであります

誘導員の仕事には、コミュニケーション能力というか、
それなりに人と話をするという役目があって、
そういうのに年寄りは長けているのではないかと
控えめながらに、主張されているのは
なるほどとも思えるところでありました

とはいえ、一緒に働く人、また、自身も
何か自分を卑下してしまうというか、
誘導員という仕事は人に怒鳴られても仕方ないなんて
思ってしまいがちなのが、不思議だとも触れていて
それを払拭しようという強い動機があるわけでもないが、
何か、気にかかっているといった感じの筆が
面白いと思えたのでありました

【読書】インデックス

2019-10-30 20:46:51 | 読書感想文とか読み物レビウー
インデックス  誉田 哲也

シリーズだと知りつつも、途中巻であろう本書を読んだのでありました
なんとなし、この人の刑事ものはえぐいと聞いていたので
ちょっと敬遠していたんだけども、
武士道シリーズとか面白かったし、たまに読んでみるかと
そんな気分で手を出したら、だいたい、武士道シリーズに近い感じだった
拍子抜けではないけども、いい感じで読めた
女刑事モノでありました

短編連作といった内容で、女刑事の姫川が、様々な事件を
結構力ずくで解決していくといった内容が
なかなか楽しくて仕方なかった、実際そんな感じじゃなかろうと
刑事の仕事を思ったりもするんだが、気風よく
女が啖呵切って、現場を叩いていくというのは
なんとも漫画的というか、非常に面白いと
読みふけってしまったのでありました
側にいてほしいとはまったく思わないが、魅力的なキャラクタであります

いくつか事件を解決していくし、そのたびに出世というか、
着実に自分の思いをかなえていくといっていいのであろう、
上昇思考とは、少し違うのだけども、
とても強い意欲を持って仕事にあたる姿というのが
かっこよくて仕方ないという感じでありました
この姫川につくために、役に立つけど、側にいてほしくない
曲者警官や、刑事が何人も出てきたりして
基本的にコメディともとれるような内容が
またよかったと思うのでありました

事件は、結構陰惨なものもあったりするけど、
それを解決していくスピード感と、そのスピードを維持するために、
かなり無茶をやっているというところが面白くて、
その無茶をなんとかしつつも、四苦八苦しながら
姫川を応援する偉い人たちなんかの
悲喜こもごもも含めて、非常に面白いと感じたのでありました
もしかすると、この短編集だけコメディタッチなんじゃないかと
ちょっと感じたりしたのでありますが、
描き方といい、キャラクタといい、武士道シリーズのような
女の皮を被った男の話と思っても
まったく違和感がない、ステキな小説でありました
エンタメを楽しめた

お盆休みに台湾旅行 14 樹屋珈琲と安平老街

2019-10-29 20:59:19 | お盆休みに台湾旅行(2019)


倉庫に張り付いていない樹も
ほどよく座れそうな感じになってるのが興味深い、
遠めで右に洋館、左にカフェ、真ん中奥が樹屋であります

すっかり安平樹屋を堪能したところで、
そろそろ糖分補給の時間、年寄りと一緒のときは、
こまめに水分ならびに、糖分を補給するのが肝要と
敷地内にあるカフェ、樹屋珈琲に入りました


檸檬スカッシュだったか、なにか

ウーロン茶、結構苦かった

チョコレートサンデー
コーヒーも頼んで、しめて470元であります、何気に散財したな
台湾て、カフェで飲み物とかが意外と高い傾向にあると
改めて思うのだが、それでも、日本から比べると安いですな

うろ覚えなのだけども、結構オーガニックにこだわった感じで
ジュース類なんかも、それなりに凝ったものだった様子
美味しく、暑さもほぐれてよい小休止になったのでありました
そう、8月の台湾はともかく暑いのだ


さて、カフェを後にしてから、本当な豆花でも食べようと思っていたが、
さっきパフェ食ったから無しというわけで、一路南下、
せっかくだからと安平老街を味わい深く歩くのであります
とりあえず、お城には今回入らず遠景だけ望むに留めております



ゼーランジャ城には入らず、その外郭をぐるっとまわって、
突き当たりにあるのが、安平開臺天后宮、
今回、何に驚いたって、まったくお店が出ていなかったことであります
今まで、週末休日ばっかりだったから、
平日はこんなに空いているとは夢にも思わなかったのだけども
閑散とは違う、静謐な感じがして凄いステキでありました
もっとも、この廟というかお宮に関しては
毎回、中が凄い静かだなと思ってたから、代わり映えしないんだけどもさ


ご機嫌なおしし、サザエさんか


中はこんな感じ、やっぱり凄い静かでいい雰囲気であります
採光の加減なんだろうけども、この天井から光がふわりというのが
凄い好きだなと思うところ
わかかりし頃に、イタリアにいって、教会がこんな感じで
見とれた経験からのことだと思うが、個人的に大好きである
お宮を出て、また、街をぶらぶら


安平といえば海老せんべいなんだが、海老せんべい屋の看板に、
台北市長のサインがあるのを発見、来たんだ、台南に
日本人ながら驚いてしまって、思わず撮ってしまったのである

さき、甘いものをとったばかりだというのに
また、新しい甘味を発見して、父親にねだられて購入することに



タピオカの店でありました
黒糖タピオカをぐりぐり作っている様子であります


そして、タピオカイチゴミルク 値段メモるの忘れたけど
多分80元くらいだろう
凄い大きいタピオカが入っていて衝撃的でありましたが
イチゴミルクにしても、なかなか美味しいと満足でありました
ちなみにタピオカもイチゴ味でありました


そんなこんなで、安平地区を暑い最中に歩いていった次第であります
写真は、名物の牡蠣の殻むきしている現場であります
すごい量の牡蠣だ

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【読書】ハピネス

2019-10-28 21:35:32 | 読書感想文とか読み物レビウー
ハピネス  作:桐野 夏生

タワマンに住まうある女性が身の丈を知る、
理解するというお話だったように思う

派手な事件が起きるわけではない、
困ったことの根幹は、そもそも自分の見栄のようなもの、
自業自得ともとれそうなところなんだが、
世の中、自分の人生についてはそういうものかもなと
思わされたりしつつ、娘と自分をほっといて海外に逃げた夫と
その家族との気詰まりな付き合い、
身の丈ではないのに、タワマンに住まうことで、その階層を知る
あるいは、そこにいる人種というものに
触れ合うことに戸惑いつつも、抗えないという
まぁ、なんというかな、女性にはすごくよくわかると
共感を呼ぶそれなんじゃないかしら
勝手に想像するばかりなんだが、
大人になっても、女は、そういう集まりというものがあって
その中で、あれこれ考えてしまうのかなと
思わされたのでありました

結構複雑というか、タワマンママの中で
一番の権力者というか、リーダー的な人の夫と、
蓮っ葉な、タワマンの外からやってきている女性とが
不倫関係になって、なんともしっちゃかめっちゃかだったり
なんともいえない関係が繰り広げられて、
その中で、女の友情ではないが、
あっちついたり、こっちになびいたりとか
右往左往して、その中で、だんだんと図太くなるというか
なんか強さのようなものを獲得して
しまいには、自立めいたものを得たといっていいのか
なんだろうか、読んだし、理解もできたはずなんだが
まったく言葉にできないし、
そういう世界に対して、感想を抱けないというか
なんだこの面倒くさい、難しい世界観はと、
女性とは、川向こうの存在であることを
とても認識された小説だったように思うのでありました

読み終えて、疲れてしまった

いだてん バック・トゥ・ザ・フューチャー

2019-10-27 21:05:50 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「いだてん」
視聴完了であります
なんだかんだ、問題というか、あれこれ難問が
番組そのものにふりかかっていて
災難だなと思ったりするんだが、それはおいといて
とりあえず、一周置いたことも含めてなのか、
あらすじめいた感じで解説しつつ、
かつ、時間をすっ飛ばすという荒業で一回が終わったのでありました

残りの時間は、どうやら東京オリンピックへの
すったもんだと、実際大会で終わらすつもりなんでありましょう
それまでの、戦後復興とか
完全に飛ばしてしまった感じで、
まったく描写されないまま終わり、
正直、このあたりは、ちょっと前にNHKスペシャルでやってた、
東京ブラックホールみたいな話を期待したかったんだが、
まぁ、それはそれでやるのかもと
ちょっと楽しみなのである

さておいて、NHK解説員がなぜスピーチしたかの答えもわかりつつ、
そこを生かして、それまでの日本がどうであったか
実に端的に説明していてよかったと思う反面、
このころの復興に関しては、
さまざま問題もあっただろうに、よくオリンピックに選手送り込んだりできたなと
驚いたのでありますけども、
オリンピックの裏で水泳大会やってたとか、
まーちゃん、やることが相変わらずだなと思わせるエピソードも楽しくて
なかなかよかったと思うのでありました

まぁ、流れでそういうことになるだろうなと
思っていたら案の定、立候補して落選するとか
なかなかひどい顛末なんだけども、
そこはさらっと流してしまって、
というか、あの時に河野とかと絡みなかったのかよと
いぶかしく思ったりしてたんだが
まぁ、ともあれ、あの日にこぎつけていたと
そういうお話でありました

あわただしく、あと10回にも満たない回数しか残り話数がないのか
思うほどに、どういう落ちになるか
なんとなし、来年につなげる感じだろうなと思ったり、
これは、期待ともいうのかもしれないが
どうオチるか、落語よろしく楽しみにまつ
最終章スタートでありました

【映画】嫌われ松子の一生

2019-10-25 21:40:09 | ドラマ映画テレビ感想
結構古い映画であります、面白いからと人に薦められて
そのままに見たという感じなんだが、
まぁ、古いから仕方ないけども、出てくる役者が
みんな若いなーと思ったりして、
さりとて、見終わって感じたところでは、

これは、中谷美紀のプロモーションビデオなんではないのか

という感じの、徹底して中谷美紀という女優の力を
全面に出していく感じの内容でありました
これまでまったく気付いていなかったけども、
意外とグラマラスでもあったのですね
色々衝撃的な展開もあったし、面白かったのである

自業自得でもありながら、
やることなすこと裏目に出て、人に嫌われていく松子という
変わった女性の一生を解き明かしていく物語でありまして、
コメディではあるのだが、なんともすっきりしないというか
最終的にとても悲しい感じで終わるという
見て、楽しかったとはいえない作品でありました

序盤は、破天荒というか、まぁ見るに耐えない酷い有様を
とりあえずその場しのぎで過ごしていくという
なかなか酷い話から、結局親の愛情に飢えていたと
いえなくもない理由で家出したり、なんだったりして
どんどんと悪いほうへと転がっていき、
寝る男、寝る男、だいたいろくでなししかいないと
人生という名の喜劇を踊っていたように思うのでありました

50少々過ぎたところで、
一人、酷い死に方をするというのは、
なんとなく、今の自分が見て笑えないところだなと
ちょっとだけ感じてしまったのだけども、
あまり深く考えるものでもないなと
楽しげに歌い踊る人を見たり、
現実の辛い仕打ちにひしがれる姿をみたりと
手の届く範囲の物語を見たように
思ったのでありました

【映画】ジョーカー

2019-10-24 21:27:20 | ドラマ映画テレビ感想
話題作ということで見てまいりました
全編、ずっと重苦しい、きしみ音みたいなBGMで、
しかし、陰惨とはまた違うような、
なんともやるせない物語を見たように思うのであります

あまりバットマンという漫画のことを
ちゃんと理解していないせいか、ジョーカーというキャラクタについて
よくわからなかったという部分もあるのだけども、
アーサーというコメディアン志望の青年が、
報われない世界に対して、突然キレたと
そんな風にも思えるような、なんとも狂気に支配された内容だったように思うのである
まぁ、でも、ゴッサムシティだし、あんなもんじゃね?とも
思ったりしたんだが、どうだろうかね

ちょっと前評判で、誰でもジョーカーになってしまうかもしれないと
やたら、色々な人が共感するなんて触れ込みでありましたが、
そのあたりは、ちょっと異なるように感じるところ
実際、ジョーカーことアーサーという青年は
最初っから、どっかおかしい、というか、狂っているのでありまして、
それが、いよいよ狂気の蓋をあけた、
狂人が正気のフリに飽きたみたいな感じにも
見えなくもない、いや、飽きたという能動感ではないな、
或るとき、覚醒ともいえる内容で進むのだけども
なんともはや、狂気の見せ方というか、
狂ったという表現方法そのものが、
割と誰でもやりそうなところだというところが
共感と呼べるそれだったのかもしれないと思う、
なんか、あったときに、なんとなく踊ってしまいたくなったり、
笑ってしまうというのは、確かにある表現だなと
それがジョーカーのそれと同じなのかはまた、わからぬ話でありました

ネタバレになってしまうかもしれないのだけども、
結局、この話は全部ジョーカーの妄想なのか、
あるいは、本当の話がどれかあるのか、
だいたい狂人のやることなんだから、整合性というか、
そういうものはないのかとも思ったりなんだったりして
でも、そうだとすれば、夢オチという
最低のそれなんじゃとも思ったりして
なんともはや、陰鬱なふりをしていただけじゃないかなと
思ったりもしてしまうのである

本当は、そういう話で右往左往する人を見て
嘲笑いたいというのが、ジョーカーという人で
また、その笑いは誰にも理解されないであろうというのが
この映画の本質だったのだろうか
考えてみたんだが、よくわからんなと
書いていて、まとまってないまま、とりあえずメモをおく

【ドラマ】なつぞら

2019-10-23 21:17:37 | ドラマ映画テレビ感想
今更ながら、前回の朝ドラであります
アニメーターを扱ったドラマではあるのだけども、
描いたのは開拓精神を受け継いでいく家族の物語
大きなテーマに取り組んだドラマでありました

戦後のどたばたから、拾われ子として生きてきたと
そんな雰囲気はほとんど感じられなかったというか、
今の時代に、戦争孤児という存在が、
どんなものだったかが伝わらないということもあってか、
結構あっけらかんとした感じだったものの、
爺ちゃんとの絆を深めていく過程で、
家族を作っていくという部分が凄くよろしくて、
最後もやっぱり、爺ちゃんと一緒にいたという
ある種の友情のような情感が形作られていて
なんともほのぼのしたのであります

とはいえ、時代のそれをそれとなく知らせるように、
妹は随分と苦労をして、孤児であった過去は
隠さなくてはならないのだという
その時の当たり前をさらりと差し込むのもよかったのであります
もっとも、妹のほうは凄いよい方向に転がりすぎて
なんか、肩透かしをくったようだったんだが
朝から、陰鬱な話を見たいわけではないので
あれはあれでよかったのだろうと思うのである

アニメーター話は、その界隈で、結構凝ったところまでやってたり、
案外そうでもなかったりと、賛否を呼んだようでありましたが
割と面白く見られたのであります
実際はもっと修羅場は酷くて、悲惨な有様なんだろうけども
お洒落して、なんだか楽しそうでと
時代的にちょっと労働争議めいたやりとりも
含まれていたけど、そんなにいやらしくない按配で
時代ドラマといった感じに見られたように思うのでありました

アニメーターの人たちはそれぞれ
実際のモデルの人物がいたようなんだが、
そのあたりはよくわからず、まぁ、知ってたら楽しいと
それくらいのもんだったんだろうけども、
みんないい人だし、和気藹々と楽しそうな職場で
羨ましいと思ったのであります
時代的に、あのワークスタイルというか、女性が活躍しすぎだったり
働くのを物凄く意識したりというのが
どうだろうかねと思ったりもしたんだが
職人世界では、あんなもんだったのかなとも
感じたりするのである

ほのぼの見て、ほどよく楽しめたよい作品だったと
しれっと書いておくのでありました、歴代ヒロイン出まくるし
松島奈々子のお母さんっぷりが凄いよかったなぁ

お盆休みに台湾旅行 13 夕遊出張所と安平樹屋

2019-10-22 20:42:31 | お盆休みに台湾旅行(2019)
度小月にて昼食を済ませて、タクシーを捕まえて安平地区へと移動開始
まずは、初めて行く先であります夕遊出張所
台湾における塩業にゆかりのある建物だそうである


こんな感じなんだが、思ったよりも凄い小さくて驚いてしまった
ちゃんと、観光地っぽい看板とか出てるようにも見えるが、
なんというか、拍子抜けしてしまうような感じでありました
ちょっと、中心地から離れているというのもあるんだろうが
閑散といったらいいか、なんか、小屋と販売店があるだけという様相なので
なんともがっかりしてしまったのである


こんな感じで絵馬なんかも飾られていて、神社なのか?と
思ったりしてしまったんだが、
どうも、日本統治時代に塩業を営んでいたところを
復刻したような感じなんだそうで、手水台だとか、
建物も日本家屋風でありました



店内というか、メインの建物の中には、色とりどりの塩が飾られていまして、
366日、記念の塩が作られているとのことでありました
買わなかったんだが、まぁ記念というわけなので、3月13日を撮影



ついでに干支の塩人形というか、彫像も撮影
こちらは午年を確認したのでありますが、
何向けの、どういう施設なんだと不思議な気分になったのである
まぁ、面白いといえば面白いのだけども


さて、早々に切り上げて次の観光スポットへ移動、
歩いて15分ほど、ちょっと歩いたのでありますけども
無事到着したのは、かれこれ3度目の訪問となる安平樹屋
母親がぜひとも見たいというので、メインの観光スポットでありました



まぁ、正直なところ、撮影した場所もさほど変化があるわけもないので、
同じような写真をまた撮ってしまったのだけども、
今回は、結構雨が降っていたので、より南国感というか、
熱帯感が強まって見えたのでありました
これはこれで面白かったというか、
ぬらぬらしてると、本当に生きている感じがしてすげぇ





躍動感ではないが、死んだ倉庫と生きた樹木という対比が
物凄く露骨に見えて、雨の日に見るここは
ちょっと迫力が違って見えるなと感動したのでありました

なんか珍しいカエルがこのあたりで見つかったのだそうで、
それにまつわる展示なんかもされていて、なかなか面白かったんだが
平日でもそれなりに人がいて、あちこち上り下りしながら
楽しんできたのでありましたとさ
両親ともに大満足で、説明がいらない迫力あるものというのは
便利だなと、思った次第でありました

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【読書】パリ警視庁迷宮捜査班

2019-10-21 21:42:53 | 読書感想文とか読み物レビウー
パリ警視庁迷宮捜査班  作:ソフィー・エナフ

フランスでベストセラーになったという推理小説でありました
推理がどうしたという部分よりは、
出てくる面白おかしい警察官たちを見るというべきか、
そんなに陰惨なシーンが出てくるわけでもない
丁寧な捜査と滑稽なやりとりを楽しむといった
おとなしい内容であります

様々な理由でお払い箱となった刑事というか
警察官たちが集められたパリとは名ばかりの
酷い特別捜査班が、20数年前の殺人事件を調査しやがて、
といった感じで、導入から設定は
よくあるパターンのようにも思うけども、
そういう古典的な設定をしっかりと生かして
面白おかしいキャラクタが生き生きと動いていたので
気楽に楽しむことができたのでありました

個人的にいいなと思ったのは、
一緒に捜査をすると、必ず相棒が事故に見舞われるという
死神トレズという警官が素晴らしく、
物語としても、彼の活躍というか、彼の描写が
かなり長く細かかったこともあって
俄然興味がわいたというか、
いるなぁこういう、妙に運の悪い人という感じで
やたら親近感が沸いたのであります
人は、自身が不幸であると常々思いがちなものなのかもと
彼を見ていて思わされたりもしたのでありました

その、トレズの死神っぷりをなんとか弾き飛ばしながら
主人公のカペスタンが、迷宮入りしていた事件を解決に導くため、
お払い箱班では、情報や機材も回してもらえないという
悲しい中で、頑張って取り組んでいくというお話が
前向きになれてよかったと思うのでありました

別段喧嘩することもなく、みんな、それなりに連帯して
最終的には見事にチームワークを形成してと
ありきたりながら、しみじみよかったなと思った
そういう小説でありました
続編も出てんだそうですが、こういう
シリーズになりそうなパターンは、世界共通であるなと
思ったりするのである

【読書】天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す

2019-10-20 21:34:41 | 読書感想文とか読み物レビウー
天才数学者、ラスベガスとウォール街を制す  著:エドワード・O・ソープ

ある天才数学者が、ブラックジャックで絶対に勝てる方法を研究し、
勢い投資相場の世界、ウォール街でも、様々席巻したという
伝記的な内容でありました
このソープ博士という人が、ともかく凄かったと
まぁ、そういうお話であります

上下巻に別れていまして、
だいたい、上巻でラスベガスとか、カードカウンティングのお話、
下巻で投資とか、相場のお話と
そんな按配で読めたのであります
地続きで同じ話だったのに、
この色鮮やかに異なる世界で
でも、同じ手法、考え方で伸していったというのが
なんというか、非常に面白くて
大変興味深く読み終えたのでありました

結局世の中は、正しく確率を見る人間が勝つと
そういうお話でありまして、
ただ、この天才数学者は子供の頃から天才肌も強かったようで、
様々な実験や実証を繰り返すことを楽しみにしていたらしく、
そのいたずらというには、あまりに過激すぎる
なんだったら、テロと間違われてもおかしくないような
ちょっとした爆弾つくりとかまでやってしまう子だったんだけども
その、頭の良さと、実証したいという強い気持ちが
この偉業を産んだというお話でありました
天才とは、つまりそういう才能なのだな

カードカウンティングについては、大変興味深く
ただ、当時の情勢というのが重要なので、
現在ではなかなか難しいことのようなのだけども、
カジノで、その確率を支配することで
勝ち続けていた、また、色々なところで出禁になったというのも
ちょっとした箔付けのようにも見えて
凄いなと感心しきりでありました
学者先生なんだが、マフィアに狙われたりとかしてんだから
恐ろしいことである

そんなことを繰り返していたけども
もっと大きなゲームがあるよと、乗り出したのがウォール街
そこで、数学的な理論を実践しようと
会社を作って、運用をあれこれ試したりというのが
また非常に面白かったのでありました
最終的には、金持ちの自慢話に過ぎないといったところなんだが
それでも、その理論と、それによって勝つことを
実際に行い続けていたというのが
世の中の経済学者と一線を画するところでないかと
思ったりしたのであります

まぁ、最終的には複利が最強だから
投資はよりよいリターンのところで
きっちり運用と、これまた、ごく当たり前のお話で終わったんだが
非常に、あれこれ楽しく、英雄の書めいたものを読んだと
思ったのであります

お盆休みに台湾旅行 12 度小月の昼食と林百貨店

2019-10-18 20:41:05 | お盆休みに台湾旅行(2019)

花キリンの仲間?よくわからんが南国っぽい花である
日日草にも見えたけど全然違う

さて、昼食をというわけで、孔子廟から歩いて15分ほどで
やってきたのは度小月の本店、前回訪れたのと同じルートでありますが
とりあえず、台南に来た、そして食べたという気分を味わえる
うってつけのお店であります


開店とほぼ同時くらいに到着したので、4人でもすんなり入店できました
その後、すぐに長蛇の列となっていたことを考えると
休日とか関係なく人気のようであります


名物の擔仔麺

ちょっと量が少ないと思ったので、肉燥飯も追加

龍の髯の炒め物

前回食べて、お気に入りだった海老ロール

四人でこれはちょっと量が少なかったと反省したのでありますが、
しめて、520元おお昼にしてはまずまずの値段
いや、もうちょっと食べておけばよかったと後悔にも似たところなんだが
味は抜群でありました

肉燥飯は初めて食べたけども、ほどよい肉そぼろが美味しくて
ルーローハンと何が違うのか、いまいち理解していないんだが
どちらもステキな食べ物だと結論しておくのである
龍の髯が、相変わらず、独特の食感で素晴らしく
これだけで食べに来た甲斐があったとか、度小月関係なく思うのである
名物の麺は当たり前の美味さで、このあたりは日本人に物凄くあうものだと
改めて思い知ったのでありました

腹ごなしも終わって、観光っぽく林百貨店を覗くことに


林百貨(リンパイホァ)

なんか、それっぽいキャラクタが出来たのか、
これが個人的に凄いハマったので、写真撮ってしまった
なんというか、凄いいい、このレトロっぽさと漫画っぽさというか
素晴らしい、台湾のデザイナーはいい仕事するなぁ

店内はあんまり写真取れないので、屋上の風景を少々


レトロな電灯

お稲荷さんだと思ってたけど、どうも違ったらしい

相変わらず日本円がちらちら見られる

入れない展望台

向かいの銀行も相変わらずかっこいいままである

そんなわけで、とりあえずぶらりと流した感じで、
実際はこの林百貨店見物の最中に、私だけ夕飯の予約のため、
違う場所にいっていて、両親を時間つぶしさせていただけなんだが
ともかく、お昼の台南を満喫していたのでありました


プルメリアのステキな開花を楽しみつつ

タクシーにのって、次の見学地へと移動を開始するのである

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【アニメ】ダンベル何キロ持てる?

2019-10-17 21:35:21 | ドラマ映画テレビ感想
筋トレ流行ってるからこそだろうと、
このアニメが放映されたことを微笑ましく見守ったんだが、
筋トレ薀蓄がステキだったので、
ネタ扱いをやめて、真剣に見入ってしまったのでありました

ちょっと太り気味の女子高生が
痩せるために、モテるために
筋トレをはじめたという他愛のないお話、
というか、話の筋なんて正直どうだっていい
ジムで、様々な筋トレについてレクチュアしてくれて、
番組最後に、様々な筋トレコーナーが設けられていて
もう、毎日、筋肉体操を見ている自分のためのような
ステキなアニメだと
ダンベル代わりにペットボトルもったりしながら
あくせく、筋トレしたのでありました

そんなわけで、筋トレ知識補充のために見た、
そうか、筋トレ後にたんぱく質を摂取するのがいいのかと、
筋トレしてから飯を食う習慣を備え付けられてしまったり
なんか、合ってるかわからない知識に翻弄された視聴だったのだけども、
スクワットとか、腕立て伏せとかの
ちゃんとしたフォームを動きとともに見せてくれるので
なかなかためになったのでありました
アニメのよいところは、
ネタはともかくとして、そんなに筋骨隆々ではないので、
フォームの輪郭がわかりやすいというか
説明に向いているところでありまして
正しいフォーム(これもどうやら諸説あるそうなんだが)を認識できるという意味で
大変よかったと思うのでありました

まぁ、当然のようにサービスシーンまがいのそれこれも入ってくるんだが
正直どっちゃでもいいなーという感じで、筋肉と筋トレの前には、
そういうのは、別になってしまうと認識させられたのであります
ただ単に私がもう、若くないということでもあるようなんだが
まぁ、それはそれとしよう

しかし、序盤でジムに通うこともなんか躊躇するというか、
どう見ても長続きしなさそうな感じだったのが
気付いたら、公園でも筋トレできるとかに
楽しみを見出していたりとか、凄いはまってるところが
違和感なく流れていってて面白かったのだけども、
ああいう運動公園って、本当に少なくなってんなと
日本の現状を思い返したりしたのでありました

ポージングにも筋トレ効果があるということを教えてくれた
ステキなアニメでありましたとさ

【ドラマ】サギデカ

2019-10-16 20:52:12 | ドラマ映画テレビ感想
土曜ドラマ枠でした
特殊詐欺事件を担当する刑事の物語、
特殊詐欺については、少し前にNHKスペシャルでやってた
半分ドラマ仕立てのドキュメンタリが
凄いよい出来だったので、かなり期待してしまったんだが
こっちは、ちゃんとドラマとしても面白かった
ドキュメンタリではない、
刑事ドラマというには、少しテーマが違うんだけども
特殊詐欺の事情がわかりつつ
その闇めいたものが見えて凄く面白かったのであります

久しぶりに田中泯さんを見られたのもよかったんだが、
相変わらず、特段に動く必要もない役なのに
さらりと舞っている仕草が、意味わからないけども
凄いしっくりきて、また、見事で
魅入られてしまったのでありました
凄いわ、もっとドラマ出てほしいなぁ

物語は、捕まえた特殊詐欺のかけ子を泳がせて
より高い悪を捕まえようという作戦のうえでの出来事、
そこで様々に突きつけられていく
正義とはなんぞや的な陳腐な、さりとて、避けられない問いかけで
その右往左往する女刑事の有様もよかったけど、
久しぶりに悪そうな上司役で怪演というか、好演してたエンケンさんが
見事で楽しめたのでありました
エンケンが、エンケンっぽい役どころを凄くスムースにやってる
それだけで楽しくて仕方なかったのでありました

しかし、特殊詐欺というのは凄い規模で行われていて
とんでもない金額が動いているんだなと
改めて驚かされてしまったのであるんだが、
本当に、老人は金もってんだなぁと
感じたりもするところ
もっとも、この一元的な見かたは危険で、
スケープゴートにしていた、使わない金をまわすための義賊的なそれと
もう、これもまた、使い古してきているけども
その反証ができたかというと、あまりよい台詞で聞けないそれこれが
今回も幅を利かせていてなかなか見ごたえがあったのでした

昔は誘拐事件だったのが、今は特殊詐欺に変わったというあたり、
犯罪は一定数存在しており、それの手段だけが
新しくなっているんだなと思うと
なんとも悲しい現実でありました
ただ、ああいうのに手を染めるやからが増えているのもまた
事実なんだろうなと思ったりもするんだが、
悲惨な状況から、やむなくそうしたというバックボーンが
ドラマ的であったりしたけども、
そうではない人もまた、
簡単に手を汚しているんじゃないか
そういうあたりもちょっと描写してほしかったと
思ったりもしたのでありました

よくできた、面白い刑事ドラマだったと
思うのでありました
悲惨な状況の人が普通に暮らせる
本当にそれができたら最高だわと
納得のラスト

お盆休みに台湾旅行 11 三日目、台南へ、孔子廟

2019-10-15 20:41:18 | お盆休みに台湾旅行(2019)

今朝もご機嫌な朝食
このホテルは本当に素晴らしく、毎日違うんだが
どれも美味かった

朝の台北、ホテルからの眺めであります
毎回書いてるが、朝の台北の静かなところが凄い好きだ
宵っ張りだから、朝はとても静かだという話なんだが
日本だってそうだろうと思ったりする


色々すっ飛ばして、あっという間に台南
高鐵で移動して2時間少々だったかでありました
台南からは、シャトルバスが出ていましてこれが、高鐵使ってると無料というわけで
らくらく台南中心部まで移動であります
バスに揺られて、30分もなかったと思うのだが気付いたら到着、
孔子廟前であります


台南孔子廟のある公園近く

美味い飯屋の側に必ずあるという都市伝説のある、茶の魔手
飲んだことないんだが、ここもまた、美味いらしい

孔子廟前といいながらも、公園の南端のほうなので
いわゆる廟までは少し歩くことに、のんびりとうろうろしていくと

有名な小路地を発見、確かこの奥が美術特区というでもないが、
リノベした新美術的な建物があったはず
工事中で入れない感じなのでありました

そして、いよいよ孔子廟に入っていきます


こちらが正面、なんだが、珍しく解放されていると不審に思っていると

なんと工事中ではないか

こんな按配で、瓦なんかも全部外して、完全リニューアル中だったようでありました

おかげで、無料で見られたというか、見たといえるような内容でもなかったんだが
メインの廟が改修中というわけで、周辺の回廊と奥の殿をそろり覗いたくらいでありました
まぁ、いつも思うが孔子廟は特段に見るところがあるわけでもないので、
台湾で最も古い孔子廟との話を目で確かめるばかりでありました


雰囲気は相変わらずステキで、平日に初めてきたのだけども、
かなり静かで、いつもならリスのえさを売ってる人やら、
カラオケ大会なんかやってるところが、誰も居ないので
ちょっと肩透かしというか、当たり前なんだけども、お祭りのような気分にはならず
静々観覧したのでありました

朝ゆっくり目に出発したこともあり、あっという間にお昼の時間
昼飯のために、少々歩くのであります


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