CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

風林火山 天下への道

2007-07-30 08:41:10 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ風林火山
参院選の影響で放送時間ずれてましたけど
ちゃんと見られたのでレビウであります

はてさて、勢力図書き換えの段も
そろそろ一旦休止という具合で、
もっぱら調略パートといったお話
冒頭で、晴信が宣言する城を作らないといった声が
かっこよすぎたのであります
板垣死んで、それを乗り越えて一つ立派になったんだなぁと
しみじみ感動するのでありました
今回は武田家臣団がほとんど出てこず
もっぱら上杉方というか、長尾家周辺のお話だったので
少々物足りないように想っておりましたが
番組最後に、晴信と勘助のいつものやりとりがあって
充分堪能できた次第
あの妙な間合いのコントみたいな空気が大好きであります
晴信がよい心持のときは
あのコントの切れが抜群だなとつくづく感心しつつ
どちらも悪人面しておると、にやにやしてしまいます

話かわりまして、長尾家
騒乱のもとについての説明と、それを解決するためとった
謙信のしざま、そこから人柄を浮き彫りにしようと
なかなかステキでありました
意外とと言っていいのか悪いのか
ガクトの演技も見られたもので、サニーとか
濃すぎる演技する人が減ったおかげか
以前ほど浮いて見えないようになったのも吉兆
今後が楽しみであります

で、その長尾家においてステキすぎる
宇佐美様の登場、まさか、謙信初登場と同じく
先週の予告と同じ時間だけしか出てこないとは
夢にも思いませんでしたが
分厚い演技が頼もしい限りであります
越後も未だ一枚ではないというのが
とてもよく見られてステキでありました

また、さらに場面かわって
今川方、ちゃくちゃくと西進する準備を整えている様相
しかし、あんなに勘助のこと嫌いなのに
ちゃんと対応して、嫌味を言っていくあたり
義元は本当のところ、勘助のこと好きなんじゃないかしらと
かんぐってしまうくらい、終わったら
さもわざとらしく「こんな話をするために呼んだのではない」と
いちいち嫌らしいいいざまを捨てて、雪斎と悪巧みに出かける姿
あの殿様は殿様でステキだわと想うのであります

寿桂尼様は、なにやら心情の深いところを吐露したり
それでいて同盟の確認と、人質の強要といった
ステキな政治までつかさどるところがよいですね
交渉というのは、切りやすいときを待つのが吉
そういう具合で、お願いに対して暗喩するのが本当
たまらんなぁと、古きよき日本の政治史を見たように思います

次回はまた戦パートの様子で
しかも、陰謀と謀略うずまく評定決戦
いやおうなしに盛り上がってまいる次第であります
しかし、地味に渋い、そしてかっこいい声の矢崎様が
死ぬような具合だったので
それだけ、心痛む次第、平蔵やんのへたれっぷりを見ている限り
まだ死ぬには早いだろうと思うのでありますが

今後どうなっていくやら

陶磁器を探す旅~彦根城博物館~

2007-07-26 08:50:53 | 陶磁器を探す旅と名物
ただの旅行記かよ

そういう具合でありますが、へろへろと
先日、滋賀県は彦根まで行ってきたのでありました
前々からチェックしてたんだが、もう一つ
踏ん切りがついてなかった彦根城観光
今回400年祭の最中、茶の湯展が開始されたと情報を聞きつけ
いざいざ、行ってみたのでありました

博物館自体はかなり新しいものらしく
まだ、築20年になるかどうかくらいだそうで
彦根城藩主井伊家ゆかりの家宝がうずらうずら
所蔵されているらしい
下調べの時点でこの家宝のなかに
天下の大名物があると聞きつけ、それを見たいがための出征でありました

宮王肩衝茶入

唐物の凄いものらしい
全然由来やらわかっておりませんでしたが
家康から褒美に授かったものだそうで
三肩衝よりは劣るんだろうが、充分の名物と見た
早く見たい
逸る気持ちを抱えて、そそくさといってきたのであります

とりあえず彦根城に侵入すると、最近噂というか
大変人気のひこにゃんグッズと妙な歌が流れている
ああ、ほのぼのしている
結構込み合っているのではないかと心配しておりましたが
意外と大丈夫なもので、ゆっくりと見物
今回彦根城自体には入場せず、ただ、博物館だけを見てきたのでありますが
その博物館前で、ひこにゃんの氷像が作られており
なかなか涼しげな様子、ステキ
道行くガイドつきの自動三輪車にはひこにゃんとしまさこにゃんが
ぶらぶらつけられていて、なんともいえない趣き

ともあれ、それらをやりすごしていよいよ侵入
博物館らしいというのか、ちびっ子相手の説明や
そういうパンフレットが色々配られていて
ほのぼのしいでありました
まず第一の間にて、井伊直弼所領のステキ茶器がずらり
天下の家老様ということで、どんだけ凄い茶器持ってんだろうと
うずうず見てきたのでありましたが
意外なことにといったらいいのか、直弼自ら焼いたと伝わる
黒楽茶碗と蓋起きでいいのかしら
よくわからん物体がいくつか、うーん、わかりません

一人でうなだれながらも
どうやら数寄者という観点よりも、なんか
茶の湯をちゃんと覚えようと勉強したのか
そういうことらしく、伝統にのっとって自分好みのものを
あれこれ作らせていたらしい
薄茶器と呼んでよいのか、棗が12か月分並んでいて
その造形には大変興味深いものがありました
漆で固めて、金箔にて月々の花鳥を描くという趣向
これは流石だと想うのであります

で、そいつらをやりすごすと
いよいよ様々な陶器茶器コーナー
うおお、いよいよ大名物が

にやにやしながら侵入、そして見ていると
まず目に入るのが、名物の一つ「呂宋茶壷」
耳が4つついている由緒正しいというか
とても一般的なあの形の壷
名前の通りルソン島で焼かれたらしい、素朴かつステキ
自然釉でなんともわにわにした感じが大変ステキ
もう、本当ステキ
さらに、いよいよ茶入の数々
唐物鶴首、耳付下膨茶入、なんとか瀧河(覚えてこいよ)
うわぁ、まったく仔細はわからんが
いずれも、なんともたまらん侘びたたたずまいであります
あの独特といったらいいのか、時代がつけたのであろう
のってりとした色の落ち着き具合
釉薬が年月によってまた、溶けてきてるような
凄い景色であります

見ていて想ったのでありますが
唐物シリーズについては、やっぱり、どれもこれも
あの自然釉なのか、薄緑が退廃したような色目
畳付の部分は、地肌ながらもざらりとした感もなくて
たぶん使ってきたから、いい塩梅で磨かれたというか
ステキなことになったと思えたのであります

と、まぁここまで書いておいてなんでありますが
時間がなくなってしまったので
残りは次回に
というか、あれだな、二日酔いで全然感動を表せないので
がっくりしつつ、明日以降しばらく出張なのでこれにて

せみしぐれ

2007-07-25 08:22:17 | 昆虫学
夏がやってまいりました

今年は梅雨明けとあわせたように
近所でセミの第一声を聞いて、うわぁ
そんな具合であります
電車は空いてきたし、空は青いし、雲は白いし
夏であります

昨年よりも二週間ほど遅く観測となったのでありますが
あまり気温があがってきてないのか
雨が多すぎたのか、あるいは少なすぎたのか
もう、そういったことを調べる気力すら失った
若々しさのないわたしでありますが
セミの声聞いてるだけで、夏休み気分を思い出せて
ステキよねとしみじみ感動するのであります

誰かに何があろうとも
季節だけはちゃんとめぐってくんだから
たいしたもんだなとつくづく思ったりしつつ

けだるく過ごしていくのでありましたとさ
そういえば、セミとまったく関係ありませんが
亜鉛摂取を心がけたら
やはり抜け毛が減ったように思うので
セミの話題と一緒にメモっておく次第であります
人間なんでも試してみるものだと
つくづく思うのだが
微量要素たらなすぎる自分の健康状態も不安であります

夏バテしませぬように

アジアカップ 日本vsオーストラリア

2007-07-24 08:33:40 | スポーツ
いまさらでありますが、本戦初戦
方々では、決勝戦だと噂されていた
ステキな一番でありました

さて、その前評判どおりだったのかどうなのか
久しぶりに手に汗握るというか
見ていて、すげぇはらはらして、サッカー見た
面白かった
と思えた試合だったと、個人的に満足だったのでありますが
はたして、他の人はみんなどうだったんだろうかしら

ともかく、日本人てフィジカルで圧倒されてるんだなと
遠目で見ていてもわかる、ガタイの差が凄くて
今考えても、よくビドゥカ抑えられたよなと
感心してしまう次第
もっとも、そのビドゥカを主軸として
ケーヒルとかキューウェルとか、いかがわしい人たちを
サブにまわしてくれたおかげと言ったらいいのか
かなり楽に試合が出来ていたように思うのであります

前半、どちらも両サイドを軸にした攻撃で展開
頑張れ加地(贔屓)
もっとも、日本の右サイドについては
もっぱら守備が多くて、左の駒野をあげて
なんとかしようという具合
ただ、中盤でもたもたまわす癖はいつもの通りで
その後、切り込んで攻撃にいたるようなプロセスが
ほとんどなかったのが残念でありましたところ
ドリブラーの不在が悩ましいのであります
だからといって、サントスだったらどうかというと
また、大変問題ではあるように思うのだが

結局褒めるところは、集中した守備というか
オーストラリアのドカドカと攻めてくる様を
なんとか防ぎきった守備陣が素晴らしいと
なってしまうのでありますが、
体小さいけど、必至にまとわりついて、相手に好きなことさせなかった
あの嫌らしい守備がステキ
阿部、加地、中沢はとてもステキでありました
鈴木啓太もよいところでインターセプトとかしてたけど
そのあと、展開できるスキルがないんだなと
そんなことをなんとなく伺わされたのでありました

はてさて、失点はいつもの通りで
得点については、高原を褒めるだけ
PKに至っては、川口に神様が下りてくると
いつもどおりといったらいいのか、説明のいらない展開でおわり
試合としては、まぁ、面白かったからいいんじゃね
そういう具合
個人的にずっとウォッチしてる加地選手が
どこか痛めて退場していたのが、凄い気になるのでありますが
ドイツのときも右サイドに加地がいたら・・・
いまさらながらに思うのであります

しかし、オーストラリアも凄い強いというイメージだったんだが
なんだろうか、でかい図体を生かしてというだけで
なんかもう一つぱっとしない具合、あれは気候のせいもあったんだろうか
今大会を終えて、やっぱりワールドカップ予選は
オセアニアで頑張りますと言い出すんじゃないかと
思ったり思わなかったりしつつ
知識人によると、そのうちロシアもアジア進出してくんじゃねぇかと
すわ、日露戦争などと代理戦争化を楽しむのでありました

サッカーで仲良くなれるわけがないと
つくづく思うのでありますが、ひねくれているからでしょう
まったく、関係ない話題になりましたが
ともあれ、オーストラリアに勝てて、素直に嬉しかったのであります
ただ、PK前に決めて欲しかったのだがなぁ

風林火山 逆襲!武田軍

2007-07-23 08:34:53 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ風林火山
板垣と甘利を失いつつも、新しい武田軍を見るため
もりもりと視聴でありました

さて、大打撃をこうむっての敗走
あの悔しさに溢れた晴信の苦悩もステキでありましたが
悔しさと悲嘆においては、デンベエがよかった
あんなに泣かれては、もらい泣きしてしまう
とりあえずデンベエは生き残ったのかと
安心したのであります
デンベエの今後の生き様がまた、感動するんだろうな
いい塩梅です

で、退場したという余韻を十二分に楽しませてくれる
旧臣二人の幻登場がまた、ステキ
NHKの大河ドラマって、死んだ人が
亡霊になってよくよく出てくるよなと
ここ最近の大河ドラマで、誰かが怨霊か悪霊になって(今回違う)
必ずやってくる次第、くるのかなと思っておりましたが
はっきりくっきりとやってきた甘利に驚いた次第
というか、なんであんなに堂々と
そして、幽霊メイクも特殊効果もなしに
するっと甲斐を案じているのかしら
あまりの堂々ぶりに過去の話かと思っていたのですが
母上様の声が身にしみたのであります
ああやって、昔の人はみんな成仏してったんだろう
いや、でも、あの亡霊がいればいるほど
甲斐は安泰のような気がせんでもないが
まぁ、それはそれ

板垣の幽霊っぷりは、ちょっとやり過ぎだと
個人的に感じてしまったのでありますが
あの晴信の慟哭だけで、充分
ステキ、オヤカタ様本当にステキだわ
信繁が何を思って、お館様と呼ぶと宣言して
その舌の根が乾かぬ内から、兄上とか呼んでたのか
わからんが、あそこでの
諸角の慟哭もステキでありました

老将が一人、死に場所を失って生き延びていく

こういうシチュエーション大好きであります
諸角の信繁溺愛っぷりもほほえましいとずっと思ってたんだが
ああいう爺や風の老将が、その己の人生を悔いる姿は
たまらんもんがあるなと、感激でありましたところ
武人として、守り役として
板垣とはまた別のその生き様がステキであります
川中島が、今から涙なしで見られないこと請け合いになってしまう
死に急ぐではないが、死に場所を見極めるのは
武人にとって一つ、とても大切なことだと
せつせつ思ったのでした、素敵よね

そいでもって、笑いどころなのか
あの高遠の奮戦っぷりも面白かった、小笠原様とのコンビが
今後見られないかと思うと
あれはあれで至極残念、誰が指示したのかわかりませんが
先週の板垣奮戦と近いシチュエーションを作って
あっさり捕まってしまうところ
面白かったのであります
というか、本当、ダメに書きすぎではないかあの二人を
思わないでもないですが
あれはあれで、愛されるというのか
武将として1ジャンルのような気もしてきたのであります

そして、
最後ちょろっとだけ予告で出てきて
全部持ってったような威圧感を発揮していた
宇佐美様緒方様
来週もすげぇ楽しみであります

陶磁器を探す旅~陶器壷~

2007-07-19 08:34:43 | 陶磁器を探す旅と名物
というわけで、まぁ新しい陶器場に行ったわけでなく
今回は、物を探しに出ていたのでありました
最近流行というか、もう廃れつつある陶器のニューウェーブ

焼酎サーバー

いや、少し違うな、焼酎を入れておくと
味がまろやかになるという、陶器の壷であります
蒸留酒ならなんでもOKというふれこみに
最近は発展しているというか
この売り文句の進化から、ああ、なんでもいいし
そんな気がするだけの商品なんだろうなと
うすうす思ったりするんだが
そのうすうす部分が、意外と侮れないようにも思う
ここはウォツカ呑みとして、必要ではなかろうか
そう思って、もったり探しに出たのでありました

さて、焼酎サーバーでどこがどれほど有名なのか
全然わからないのでありますが
私が気軽に行ける場といえば、当然常滑
セラモールにふらりと行ってみたのであります
焼酎サーバーは少し前から1万円前後で蛇口つきの奴が
山ほど売られているのでありますが
ぱっと目を引くのが、織部釉を使った市松模様のもの

これは、たち吉あたりも作ってたんじゃなかろうか
デパートの陶磁器売り場でも見たことあるような逸品
ただ、ここで買うと安い
それを見てにやにやするのでありますが、わたくし
別に蛇口はいらない、なんというか
甕というのか、壷というのか、瓶というのか
わからんが陶器製の液体が入れられるものなら
なんでもよい、というか、蛇口とかおこがましいからやめてくれ

思って、他をあたる次第
しかし見ているにつけ、本当かどうか疑わしい売り文句が
ちらちらと目に入るのでありますが
常滑焼は鉄分が多いので、それが蒸留酒にまろみを与えるとか
本当か?鉄分多いってのも本当なのか?
この日の方円館では、新人作家さんの特集が組まれていたのですが
あいにくその作家さんが洋食器風のものを作る人だったので
残念ながら、ぶらりと見て終了
そのかたわらで、赤茶けた常滑焼そのもののあれやこれや
そして、なんといっても、なまこ釉と呼ばれるそれで
どろりとした甕、常滑焼といやぁこれか、朱泥急須だけだな
思ったり考えたりしつつじっくりと眺めてみる

結局、もう一つぴんとくるのが無いので
仕方ないと、ぶらぶら他の店をまわったりをしたのですが
ここで、どうやらこの手の商品の新しい潮流を発見

冷蔵庫にぴったりフィットサイズの陶器瓶

これは・・・
ビールの大瓶・・・というには、少々というか大分角ばってるが
ナイスな大きさ、850ml収容というステキサイズ
しかも常滑焼作り
手に持ってみるとかなり薄いらしく、随分と軽い
ぴったりサイズを唄うだけあって、牛乳とかパックを立てておく
冷蔵庫のあの場所にジャストフィットしそうな具合が素晴らしい
表面は、かなりざらりとしていて、ガラス釉薬の類は
ほとんどかかってない、ひょっとすると焼締めのそれなのかも
それはそれで、漏れてくるんじゃねぇかとか
むしろ、だからこそ成分が染み出してすげぇんじゃねぇかとか
一人で大興奮
さて、値段

1500円

むぅ、
これは安いと言っていいのかどうか、大変微妙だ
というか、値段を聞いてみると、なるほど、値段なりの焼物だな
そういう具合であります
別に高かったら買うのかというのではなく
高かったら、やっぱり高いねといって諦めるような内容なのだが
この絶妙な値段配置にごくり、喉を鳴らすのであります
極めつけに、この瓶
「水を入れてもおいしくなります」
JAROとかに色々言われそうではありますが、そういうのはいいのだ
消費者として夢を見させてくれているわけだしと
勝手なことを考えたりして、10分程度そのコーナーで悩む
わたくし、最近禁酒をしており、もっぱら水道水を冷やして飲んでんだが
そこにベストじゃないか、なんか体悪そうな水だし・・・
店員が、はらはらしながらこちらを伺っている
済まないね、
そちらのガラス釉薬たっぷりの益子焼みたいなコーヒーカップ
いいけど買わないよ、そう心でつぶやきつつ
その瓶を眺め続けたのでありました

というわけで、結局1500円で踏ん切りつけられなかったら
愚か者でありますところ、まぁちょっと個人的に
入用になることが確定していたので、渋ってしまったのでありますが、
まもなく常滑焼祭りがあるというのを念頭においてしまったのも
深い深い要因であります
夏はそこかしこで陶器祭りが始まる
それにあわせてとしたほうがよいか
いや、素焼き、焼締めの甕がよさそうというなら
信楽に行けばいいじゃない
などなど、考えているだけで楽しいのでありますが

愛器はちっとも増えていきません
いや、軽々しく増やしてはいけないのだ
資産は、それに相応の人が持たなくてはならない
わたくしが所有できる陶器など、湯呑みが関の山
いつかのために、目を肥やそうとか
なんかよくわからないことをつぶやきつつ
NHK教育の趣味悠々か何かでやってる
夏のお茶特集を見て、嘆息たれる日々であります

茶道は所作が凄いと初めてわかりました
というか、もう、なんの話してたんだ今日わ

風林火山 両雄死す おかわり

2007-07-18 08:34:31 | NHK大河ドラマ感想
昨日、だだ下がりしてるテンションで
レビウを書いてしまったので、全然よさが伝わってないと
まぁ、今回書いたからあがるかというと
さっぱりそんなこともないのでありますが
昨夜サラリーマンNEOやってねぇから
政見放送を最初コントと間違えて見てがっかりしたため、
口直しにと、ビデヲで録画した分を見た次第

前置きが長い

さて、何度見てもやっぱりかっこええなぁと
しみじみ感激したのでありますが
今回のサニーの力の入り方は
やっぱり尋常じゃなかったと改めて思いました
台詞一つ一つに関する気迫が違いすぎる
これで、殿の勝ちでござぁるぅっ
だとか、
~ぢゃっ!!
だとか、なんかわからんが、濃度の高い何かが
にじみ出るというか、あふれ出るというか
ともかく偉いことになっていたのであります

考えてみると引退を期していたからか
最後のやられたシーンについても
おいおい、サニー本当に死んだんじゃないか・・・
などと、見ているこっちが驚くような死にっぷり
虚空を見つめて、万感の表情なんざ
ありきたりに見えたのでありますが、
本当に生き抜いたというか、清々しさがそこにあったんだなと
改めて感心したのでありました
立派すぎて涙が出るぜ

そして殺陣としてもすさまじいことで
いつだったか、槍先で松明を弾き飛ばしたときに
やりすぎだぜサニーとか思ってましたが
あれは序章に過ぎなかったのでありますな
さす股の使い方とか、騎上での槍さばきを見ていても
凄いのなんの、大太刀はあえて使わずに
槍の尻をつかって敵をなぎ払うというのは
なるほど、理にかなっているというか、本当に当時は
そうだったのかもしれないわと
感心しきりでありました、
重たい穂先を振り回していては、敵につかまれるかもだしなあ
なんか色々勉強になる

あの騎馬乱戦シーンでは、飯富殿の奮闘ぶりが
個人的にツボだったというか、かっこいい・・・と
感激してしまったのでありますが、
あの役者さんが、おかま役やったりしてんだから
世の中色々だよなと改めて、役者さんの凄さを思うのであります
武田の家臣どもは、みんなかっこよかったな
小山田殿なんざ、ムダにかっこよすぎて笑いがこみあげてしまう
なんだあのすかしっぷりは、畜生、いいなぁ、羨ましい

転がりながら、起き上がりに敵を斬り結んだり
すさまじい殺陣のオンパレードで感激した
サニーの死に様でありましたが
ここはもう、語るに及ばずであります
凄かった、二刀ではなく、一刀一槍で構えたとき
また、コォホォオーという、サニー呼吸が聞けるかと
どきどきしたのでありますが、そうじゃなかった
というか、後々聞いてみたら
サニーってば、喘息もちだとかなんだとか、息苦しいから
あの呼吸してたのかしら・・・
恐ろしい、完全体だったら、どうなっているんだあの年齢で・・・

さて、板垣最高!と方々で言いふらしてしまう次第でありますが、
もう一つ、静かなる闘いだった甘利殿も忘れられない
竜雷太もいぶし銀の活躍でありました

いかんせん派手な立ち回りではなかったので
また、サニーが俳優として死ぬために奮戦という
競演としてはたまったものではない回だったので
目立たない退場劇となったのでありますが
竜雷太は声がいい
そうせつせつ聞き入った次第であります

殺せぇえええっ!!

村上で不意打ちに失敗して連れ去れるときの
あの発声の凄さ、判然と聞きとれるのに
悲壮感と心の底からの悔恨が汲み取れるかのような
あの声色には恐れ入ったのであります

そもそも、村上本陣に入ってからの声芸というのか
表情もあわせて、不敵な部分が凄すぎた
正直、あの後釜が馬場、真田あたりかと思うと
やはり、重厚さで負けると思うところ
ステキすぎる甘利

窮してなどおらぬわぁっ!!

吐き捨てるようないいざま
吠え掛かるような仕草、獰猛な獣っぽくてかっこよいのであります
俺も誰かに恨み言言うときはああしよう(台無し)
そう思ったかどうかはさておき、ステキでありました
脱走して、背中に矢が刺さったシーンも
なんというか、あのあたりから、涙腺が痛んで仕方なかった
ぬぁあああああっっ(エコー)
の声についても、ああ、甘利が、甘利がっ!!などと
思わず声に出してしまうくらいのすさまじさ
落馬した役者はきっと、スタントマンなんでしょうが
あそこから、板垣に全てを託すシーンの
あの、弱弱しい姿もよすぎた

あそこで、渾身をこめたサニーとの邂逅
まったくどちらも素晴らしい役者さんなので
見事な場面でありましたところ
片一方がたいしたことない奴だったら、というか
気合の入り方に差異があったら
きっと、ちぐはぐしてたんだろうと思うのであります

サニーの死に様も立派だったが
あの濃さを自然と見せた竜雷太の甘利も絶賛に値するのでありますとか

偉そうなことを書きなぐっておき
あー、やっぱり面白かった

風林火山 両雄死す

2007-07-17 08:39:23 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ風林火山

いい最終回だった・・・

というわけで、二度目の最終回でありました
ステキ、ステキすぎる、本当にもう
どこがどうというではなく、ずっと泣いていたような
そんな具合でありました
まったくドラマと関係ありませんが
個人的にショッキングな事件があって
全然楽しめてなかったのでありますが、両群が激突するあたりで
そんなの忘れられるほど没頭
ありがとうNHK、凄いよNHK

さて、いつだかの土曜スタパでサニーが引退発言をしていたので
今回は凄いことになるだろうなぁと、気合入れてみたわけでありますが
やっぱりサニーは凄かった
そして、竜雷太も凄かった
竜雷太については、本当、播竜公やってるときと
どうしてあーも違うんだろうと首をひねるほどのステキさ
というか、平蔵空気読めお前、と怒り心頭だったわけでありますが
一人矢に射られながらも、単騎疾走する姿はかっこよかった
いや、刀抜いて暴れてるところも相当かっこよかったんだがな

生き様が素晴らしすぎて感激しすぎたのでありますが
その一報目をもらったときの、わなわな怒り狂う晴信も凄いし
武田陣営の重さも尋常じゃなくて見応えというか
もう、お腹一杯な感じでありました
合戦の最中ではなかったが、男として見事な最後を遂げた
ステキ甘利に敬意を表する次第

そして、もう一方の英雄
サニー板垣、こっちも強すぎる、かっこよすぎた
千葉先生の演技をまともに見るというのが
実はほとんど初めての今回
大きく語ることはできない身分でありますが、本当
凄ぇかっこよかった
ちょっと強すぎるが、まぁよかろう
一部では、甘利じゃなくて板垣が陣中に忍び込んでたら
殺れてたんじゃないかとか言われてましたが
あの男では信用してもらえないんだろう(そういう問題か)

合戦シーンもさることながら
デンベエとのやり取りがかっこよくて泣けた
影武者を託すあのシーンは屈指の名シーンでありましょう
あのくだりで、泣けること泣けること・・・
そして、甘利が駆け込んできて
直に参る
などと抜かして、戦場へと走りこんでいく板垣の勇姿
板垣強い、強すぎるよ
馬を駆りながら人殺しまくるステキ鬼
そういえば、鬼美濃も久しぶりに活躍しててよかった
あの男も戦場で大きく映える男であります

遅れてきた、というか、様々なことから
改心し始めていた晴信が参上して
そこから総攻め、各名将のアップから突撃の流れは
ちょっとやり過ぎ感がなきにしもあらずだが
もう、なんだろうな、凄い、かっこよすぎて鼻血出るかと思った
小山田がまたここで一人だけ
嫌なかっこよさでステキすぎたし、馬場、信繁、飯富、真田
みんなかっこよすぎる、ステキでたまらなんだ
あの陣容で負けてしまうのは
正直ありえんだろうと思ったのだが、まぁそれはそれ
見事な闘いでありましたとさ

で、脳の傍らがまったく残念なことを考えていた私でありますが、
昨今の大河ドラマで、あそこまで金かかったシーンはあっただろうか
そんなことを思ってしまった次第
馬があんだけ暴れまわる素晴らしいシーンを作ってくれたNHKに
本当、素直にありがとうでありました
というか、この時点でこれということは、川中島は
いったいどんなことになってしまうんだろうか
今から、もう辛抱たまらんのであります

話がそちこちにとびますが
そいでもって、板垣の最後
暴れまわって、一人で敵殺しまくる姿もかっこよかったが
本当、凄い役者さんだな
あんなおっさん、きっと戦国時代に居たんだろうな
サニーと竜雷太は生まれる時代を間違えたのじゃないか
そう思うほどでありましたのです

気になるのは、デンベエがどうなったのか
死んだんだろうか、どうなんだろう
気になりますが、次回武田軍が逆襲するとかしないとか
お前、本当、どんだけ少年心をくすぐってくれるんだ

次回も見逃せないのでありました

名古屋の郷土料理 まんざ

2007-07-12 08:45:49 | 食べ物飲み物
というわけで、名古屋名物シリーズであります(いつからだ)

名古屋メシランキングとかいうのが
半年くらい前に流行ったそうであります
なるほど、思うのでありますが
その名古屋メシにどうやら入れられていないと思われる
ステキフーズを紹介であります

まんざ

これがアホほど美味い
というか、本当に名古屋名物なのか?
不安が不安を呼んでしまうのでありますが
祖父が親父に伝えて、親父が俺に伝えてと
受け継がれている「気晴亭」というトンカツ屋さんの
メニューの一つであります
というか、気晴亭でしか見たことねぇ

先日、久しぶりに帰省しまして調子こいて食べにいったのですが
その時メニュー欄に「名古屋名物」とどうどうと唄ってあって
なんというか、驚き
そうか、名古屋名物だったのか
まったく気にしたこともなく食べてたけど凄いなこれわ
感激ひとしおに、思わずまた食べてしまったのであります

さて、まんざ
ぎょうざを円形にしたような物体でありまして
中身はたぶん、豚肉とニラ、たぶん
皮はぱりぱりではなく、柔らかくて、あれは
ゆでた後に焼いてんのか、なんかわからんが
ともかくぎょうざ皮風のものにくるまれたそれを
ポン酢醤油か、ケチャップで食べるというステキな食物であります

これが大変美味い
ギョウザとはまったく異なる味わいというか
なんだろう、もちもち・・・いや、ジューシーな肉汁もさることながら
いくつもぱくぱくと食べたくなるような、あの
なんだ、ともかく美味いんだ
ご飯に合うとは言わないが、ビールと一緒でOK
単体でもOK、さっぱりした食べ物と一緒が一番OK
そんな具合で、本当、大変美味しいのであります

伝わらないレポートほどやきもきするものはありませんが
これもまた、いつもの通り、食べてもらうしかないのだが
気晴亭は、どうもオイルの使い方が抜群にうまいらしく
油が凄いはずなんだが、つるっと食べられる、いや、なんだろうね
ともかくだ、感動感激すること請け合いなのであります
珍しく、他府県の方にもおすすめできる名古屋名物
本当に名物ならばだが

で、このまんざというのには亜種が存在しまして
その名も「水まんざ」
まさに、水餃子のまんざ版と言ったところなのでありますが
形状が違うのです
どちらかというと、ワンタンに近い
あんな物体で、中の具がまんざと一緒なのです
こいつは醤油で食べるのでありますが
白ネギを細く切った奴と一緒に食べるとこれもまた大変うまい
しっかりと湯切りをしてからでないと
ぺったりして美味しくいただけないのでありますが
いずれにせよ、肉の旨味が素晴らしいので是非是非でありますところ

珍しく暑く語れるステキフーズだったと
いまさらながらに感激したのでありますが
まわしものチックなことを言わせてもらうと
この気晴亭、トンカツ屋だと思ってたのですが
正直何屋かあやしいところがあります
おすすめ料理は
オイル焼トンカツ、冷やし中華、エビチリ
ここに、まんざと水まんざが加わるのでありますが
なぜか中華料理も充実しているのです
で、先日いって驚いたのですが飲み屋としても充実してるらしく
それぞれの料理の小皿版も豊富に取り揃えられていて
なんというかな、ステキやん
そんな具合なのであります

名古屋に立ち寄った際は、頑張って探してみてはいかがかと
書いておくだけ書いておきます
地図とか示せといわれても、そんな技術、私にはない

ともあれ、まんざが美味しい名古屋名物として
いつか世界に認知されることを祈りつつ
ここに筆をおくのでありました

また、食べたいなぁ

NHK木曜時代劇 夏雲あがれ

2007-07-11 08:23:51 | ドラマ映画テレビ感想
NHK木曜時代劇 夏雲あがれ

先週最終回を迎えて、ステキドラマであります
柳生十兵衛の三作目が正直はずれだった
がっかりだ
などと騒がしていたのでありますが
その後番として颯爽と現れたのがこれ
時代劇ではありますが、青春群像物というジャンル
ある藩の若い武士三人の青春を描いた
なかなかステキな作品でありました

青春が物語を描いたのでなくて、役者自身の青春だったがな

何書いてるか日本語ダメな感じでありますが
ようやくしますと、芝居が下手すぎて面白い
そんなところでありました
なんというか、若々しすぎるといったらいいのか
重厚さとはまったく別の方向に向かった
どう表現したらわからない
いや、拙い、これが一番かしら
そんなドラマでありました

内容は、原作ありなのに
その原作と豪快に違う話になって
最終的にはあり得ないオチだったとファンからは
憤慨の対象となったそうでありますが
なんだろう、あの若々しさというのか
下手さというのか、それを、にやにやしながら眺める
そういう嫌らしい見方をする分には
とんでもない作品となったのであります

とってつけたような青春がつれつれと
恥ずかしげもなくといったらいいのか
青臭く演じられている様は
今までの時代劇とは確かにまったく異なるジャンルを構築したと
思わないでもないところ
いや、しかしだ、見ているにつれて
その危なっかしいというか、既に危ない演技に
おろおろとしながらも見入ってしまい
気づいたら最終回までちゃんと見てた自分に驚き

ある種の魔力がある

そんな不思議な作品でありました
流石NHK、時代劇で色々試しすぎだろう
今作は、今までの時代劇と異なるもの、年寄り向けではなく
といったら心持から作成されたとかそうでもないとか
噂だけが飛び交っておりましたが
蓋を開けてみると、なんか、特異な視聴者の心を
捕らえて離さない、ステキ作品に仕上がっていたとさ

さんざんこきおろしてしまっておりますが
結構、気楽に楽しめた
あの風林火山の胸焼けするような重苦しさとは
さっぱり正反対の軽々しさというのか、清々しいとは
また別の軽さが見ている分には楽しくてよかった
これは本当の感想であります

ただ、殺陣シーンについては若いせいなのか
ぶんぶんと振り回すし、よく動きまわったので
それだけで見ていて楽しかったのであります
まさか、御前試合の話なのに、最終的に
その描写が無いなどという、無形の妙を見せられるとは
夢にも思わなんだが、それ以外については
太秦の見たことあるなーというセットの中で
ざっくりと切り捨てられたりするのがステキで面白かったのです

方々で、DVDも再放送もなかろうと
伝説と化したステキドラマ
見られただけよかったと思いつつ
竜雷太も、番組によって、演じる役者によって
全然違う人に見えるんだなと感心したのでありました

バカにしてる風だけど、違うんだよ
本当に好きだったんだよ

アジアカップ  日本vsカタール

2007-07-10 08:33:37 | スポーツ
つまらん試合でありましたとさ

さて、そんなわけですが
いつもどおりの日本代表といった具合
どうして、なぜに
やはりホームじゃないとうまいこといかないのか
もったりした感じが、ワールドカップのときの
何をしてもうまくいかない
あの頃を思い出させるようでありました

前評判どおりというかミスパスが多くて
自分たちで危険を作って、あたふたするということが
多々見られ、また、競り合いでもどうも負けている様子
たまに勝ったと思ったらファウル取られてFK入れられるとか
面白くない、ステキでもない、がっかりだ
そうやってぼやきながらも
なんとか引き分けで終わったのはよいのかもだよと
ちょっとだけ考えるのでありました
まぁ、グループリーグで帰ってくるのも
経験としてよいかもしれませんね(酷い)

たった一試合で絶望感を覚えているあたり
自分のミーハーぶりにがっかりせんでもないですが
なんといったらよいのか、がつがつと攻撃してて
強い、負けたけど強かったとか、引き分けだけど圧倒してたとか
そういうのが見たかったように思うのでありました
今回はそうでなかったというのが確かかもです
シュートがことごとく枠にいかず
枠にいくと、へろへろシュートだったりと
やきもきさせてくれたのでありますところ
比較して、カタールのセバスチャン、奴ぁ凄かった

あの弾丸ミドルというか、FKは恐怖だなと
おろおろ見ていたら案の定入れられてがっかり
しかし、1発だけで助かったのかもしれないと
ちょっと思ったりもしたのです
PA近くでファウルを取れなかったのも
よくよく考えると痛手だったのだわと、敵に取られてこそ
とてもわかった次第でありますが
次回は、もそっと前のほうでファウルとられて
有利な状況を作る
シュート下手な様子なので、どんどん打っていって
一点くらい取れたらよしとする
そうしていただきたいと思うのでありました
というか、山岸については、いいのか悪いのか
素人目には前でもらっておいて、なんでそう何度も外すのかと
憤慨でありましたが、あそこにいられるというのに価値があるのか
どうなんでありましょう

けちょんけちょんでありますが
今回は一点取ったもののなんかぱっとした感じというか
いつぞやみたいに、敵をひきずって闘いまくるといった
高原が見えなかったのが残念でありましたので
次回こそは、高原大爆発に期待
あの反転しながらというか、なんか妙なあわせかたで
きっちり一点とっちゃうあたりステキよねと思ったので
早くフルパワーでスシボム決めてほしいのであります、がんばれターク
そして、キーパー楢崎にして気分変えてみてはどうかと
気分の問題にしたりしつつ
なんだかんだ楽しみにしているのでありました
川口も悪くないというかFK1本止めたときはやっぱすげぇと
思ったのですが、あれくらいは誰でも止められるんだろうか
いや、やっぱりあそこでFKとられるからいけないのか
なんだ、誰が悪い、大熊か(無害だよ)

ベトナムが異様に強い様子だから面白そうです
オーストラリアが引き分けで弱っとか
バカにしてたのでありますが
日本もまったく人のこといえなくなってるあたり
東南アジアでの戦いは面白いのかもしれません
玉転がらないと、日本はサッカーできないのかしら
芝の長さに思うのであります

日本からグリーンキーパー派遣したらいかがだろうか

風林火山 最強の敵

2007-07-09 08:34:46 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ風林火山、二度目の最終回が近づいてまいりました

いつだったかと同じで
来週が気がかりでならん今回
ちょっと、どうなってんの、どうなってしまうの
驚きというよりも、恐怖に似た感覚に
ステキと思いつつ視聴したのでありました
いやー、土スタで千葉真一のコメント聞いてて
いきなりの俳優廃業発言やら、物議をかもしておりますが
その千葉ちゃんが充分の満足を得た
板垣の生き様がステキでありました

止まらない怖がり晴信との確執
重臣たちがいさめるものの、若手どもなのか
村上攻めるべしを朗々と唱える様
それを満足そうに見守る晴信
ここのところ、武田本営が暗いなぁと思ってましたが
今回は増して暗い、ステキ
最近はみんなが重苦しい顔してるから
勘助が目立たなくなってしまったと
少々残念ではありますが、その勘助をしかりつけるため立ち上がる
ステキすぎる甘利

男臭い

そういうお話ばかりで楽しくて仕方なかったのでありますが
もう、この回と来週については
甘利、板垣の生き様だけで充分であろう
どっちも含蓄の深いステキな言葉ばかりで感動でありました

一方でもないですが、その深い感動の後ろ側なのか
高遠と小笠原の小物っぷりが面白くてよかった
ステキ、なんでだろうかな
ああいうのがいるからこのドラマ面白いのかもしれぬ
小笠原の、あの出オチのような堂々っぷりが
新撰組!のときの慶喜と同じで面白かった
ある意味天才だわ
また、平蔵が逃げていくときの「本当に逃げるだか」も
迫真のというのか、面白かった
一服の清涼剤であります

ぐりんぐりんと場面がかわりつつ
あれこれと暑苦しい演技に囲まれながら
にやにやしっぱなしだったのでありますが
小山田殿のところが少々気にかかるのであります
あれは、既に前殿の子供が腹におるということだろうか
母親とは恐ろしい生き物
そういう話なのかどうか
わからんが、小山田殿にはもそっと頑張ってもらいたいと
ちょっと思うのであります

あとはあれだ、久しぶりに鬼美濃が帰ってきたけど
一言もしゃべらなかったのが残念すぎる
早く戦場で大暴れする彼を見たいのでありました

ともあれ、予告見ただけで発狂しそうになったくらい
楽しみで仕方ない次週
今週もよい回だったのに、ほとんど覚えてないのがつらいのですが
楽しみを先延ばしにしつつであります

マネーロンダリング

2007-07-05 08:27:16 | 読書感想文とか読み物レビウー
マネーロンダリング  作:橘玲

また、お金モノの小説であります
最近こんなんばっかり読んでるせいか
仕事が手につかず、明日には億万長者にならなくてはならないと
よくわからない夢想に悩まされるところ
人間として最低極まりないわたくしでありますが
たくさんのお金を集めるていうのは
なんというかな
死の臭いと不幸が撒き散らされている

そんな気分にさせてくれる小説でありました

怪しげな海外コンサルタントというか
香港に在住することで、合法的に税金を払わなくてよくする
そういう便宜を図る男のお話でありました
その男がひょんなことから
びっくりするような美人とよい関係になったと思ったら
その美人が、凄い驚くような金を税金から逃がして
その金の出所が、ああ、危ない
気づいたら、男も巻き込まれてさぁ大変

そんなお話であります

最初、というか読み始めというか
期待していたのが、ハゲタカとかあんな感じだったのですが
どっこい、本格といっていいか知らないが
推理小説めいたそのスタイルにちょっと面食らったのです
なんだろうかしら、読み終わった後の
なんともいえぬ読後感が
宮部みゆきの火車に似てる、もしかしたら
あの犯人と誰かさんがだぶって見えるからかもだよと
ちょっと思うのですが、面白かったです

考えてみれば酷く簡単なトリックというか
仕掛けだったのですが、それに気づかず
大変詳細な脱税方法を読み漁っていて、気づくと
ああ、事件が起きて、解決しとる
そんな具合で驚き
ちゃんとハジメから、誰か犯人が出てくる
そういう小説だと思って読んだら、また違った楽しみ方が
できただろうと個人的な感想であります
ようは、犯人当てられなかった自分のふがいなさを書き綴っております

さて、で、内容のキモというか
ほとんど本編とは関係がないように進められていた
ステキ脱税方法の数々がなかなかどうして面白く
結局のところ、税金集める人がわからないようにする
それがマネーロンダリングに通ずるのだそうでありました
んでもって脱税というのは、日本国の法律ではあるけども
日本で起きてなければ、犯罪の範疇になりません
それがポイントでありました

英語が大切だわ

無い頭が判断したのは
中学生でも言いそうなことであります
英語さえできれば、うまいこと海外に口座作って
ぼろ儲けになるのかもしれませんと
そういうことが示唆されておりました

少しだけステキと思ったのは
主人公の秋生という男がトレーダーとして
死ぬほどの恐怖を前にして脱落しているという
へたれっぷりが描かれていたところであります
その死ぬほどの恐怖が、経済的な恐怖であり
暴力とかそういうのでないところが
リアルといったらいいのか、うわぁ、という具合で
大変面白かった
ああなりたくないけども、なったら一気に老けるんだろうな
そういうありきたりな感想であります

ともあれ、脱税の役に立つかというと
そうではなさそうなお話
ただ、ここ数冊読んだ本と同じく
節税の概念がお金持ちへの第一歩なのかもと
思わせてくれたのでありましたとさ

亜鉛

2007-07-04 08:38:46 | 雑感
最近、年齢的なものもありますが
友人知人の間で、結婚の話と同じくらい頻発してるのが

髪が・・・

というお話
年齢的といいつつ、少々早いだろうと
全員が危機意識をしっかりと持っているのだが
持っていたからといって直るわけではない
大変厄介なお話であります

かくいう私も、ここのところ凄い勢いで髪が抜けるし
まぁ、仕事のせいだとおおよそ予想がついてるので
なんとか労災でどうにかしてもらえんだろうかと
考えたりうなったりしてる毎日でありますが
そんな悩みを抱える成人男性の大半が
血眼になって探したり、研究したり、時には自ら実験に参加したりと
てんやわんや
たどり着いた答えの一つに、亜鉛の摂取というのがあるのだそうです

亜鉛

決して鉛ではありません、鉛っぽいものです
という名前だと思うんだが、この微量要素が
成人男性の産毛を守るとか守らないとか
もっぱらの評判らしく、現在調査中なのであります
聞くところによれば、日本人の大多数が亜鉛不足になってるそうで
しかも、ストレスによって体外に排出されるし、
アルコールの分解にも影響を与えるとかなんとか

ああ、身に覚えがある

思わずうなりあげてしまった次第ですが
亜鉛というと、独り者男子にとっては
まったく別途要素が思いついたりもせんでもない
朝から下世話な話ではありますが、それすらも頭髪に
甚大な被害を催しているとすれば
なるほどでありますところ
荒淫と頭髪の関連性がここに帰結されたと
一人納得した次第でありますが

その亜鉛をなんとか摂取せねばならぬと
最近意気込んでいるのでありました
一番有名なのがカキなのだそうですが
あんな高価いもん、早々食えるもんでもないし
毎日食ってたら、いつか、ド中りして
偉い目に遭うのが目に見えている、これはいけない

で、色々と調べていると、意外と多くの食物に含まれている様子
特に緑茶の一番茶にものすごい量の亜鉛があるとかないとか・・・
自宅で茶の湯に目覚めつつあるこのごろ
これは、毎日一人茶の湯を楽しむ時期がきたのではないか
思ったり考えたりもするところ
もっとも、カシューナッツとか、鶏肉ももとか
なんか、飲みながら食べるものの大半にそういうものが入ってて
先人達は何を食べたら酔っ払いすぎず大丈夫か
知っていたのだというのも感心したところであります

大敵が即席麺の類だそうなので
なるだけ、それらは減らす方向で
少しでも亜鉛を摂取できる環境作りにいそしもうとか
考えたりしてるのですが
何事も過剰摂取はよろしくないので
ご利用は計画的に

バイアウト

2007-07-03 08:30:27 | 読書感想文とか読み物レビウー
バイアウト 作:真山 仁

ハゲタカの続編、旧題ハゲタカ2ことバイアウトを読了
前作ハゲタカの登場人物のその後が描かれておりました
この作品とハゲタカあわせてで
かのNHK土曜ドラマの傑作ハゲタカが出来たかと思うと
いやおうなしに期待して読んでしまうのでありました

いや、面白かった

そうつぶやいたのだが、なんというかな
ハゲタカほどのインパクトと楽しさがなかった
届かなかったという具合なのでありますが
どうにも消化不良なところがあって至極残念
ただ、それでもやっぱり買収劇とかってステキよねと
しみじみ感心できたのであります

前作ハゲタカで日本に対して喧嘩売った鷲津が
一年間の海外逃亡生活を経て
再び日本に降臨するところから始まるのであります
鷲津を襲う様々な因果、それにより最大の痛手をこうむるのでありますが
ネタバレすぎて触れられない、ああ

そのネタバレすぎるその部分が
最終的に解決されてない気がするのが
とても気にかかるというか、残念だったのであります
折角だから、前作のように
どばっと嘘でもいいから、フィナーレが派手だったらよいのに
そう願ってしまうのでありますが
今回は、ことが大きくなりすぎたというか
結局日本でお金持ちになろうとするには
国や政治家とつながりが必要なんだわと
教訓めいたことがつれつれ出てきて、そのコネクションによる
決して爽快感のない達成が
連綿と続くのでありました、ステキ

アメリカと日本との間で
ワシントン筋やら、兜町筋やら
あちこちで酷いことをしつつ、ベルボックスと呼ばれる
ステキな日本の暗部をつかさどるアイテムやら出てきて
なんか字面だけ見ていたらファンタジーなのでありました
スリーピングビューティーとか出てくるしな

鷲津もあれこれ活躍して、活躍しすぎたがタメに
ホライズンを解雇されるというのはドラマの通り
ただ、ドラマとはまったく違う展開での解雇
そして、そのシーンもまったく動揺が無い
とは言い切れないが、それほど大きな衝撃ではない
ここで、人柄というのか、友情でもないが
色々と集まってくる仲間たちの構図等が
いちいち少年漫画みたいだけど
鉄板でかっこいい描写だと惚れてしまった
いや、泣いた(泣くとこじゃねぇ)

前作で別れたリンとの逢瀬というか衝撃的な再会と
愛情なのか、スキンシップなのか、ともかく
乱暴に継ぐ乱暴もステキ
ダメ人間になった鷲津が、ぼこぼこにされる姿は
それはそれで面白いなぁ、いいなぁと
ちょっとだけ思うのでありました

まぁ、全編を通じてやっぱり
鷲津モテモテやんけというやっかみはあるのですが
ステキ、一層ワイルド感が増したというか
女をあさる感じが出た鷲津もなかなかよいと
感心してみてしまったのでありますが
あれくらいのお金持ちになると、簡単にスチュワーデスとかと
仲良くなって、ステキなことになる様子でした
いいなぁ、なりたいなぁ(目を覚ませ俺)

と、まったく金融と関係ないところばかりでありましたが
金融がらみの案件はそれなりにあるんだが
どうも今回、どの案件も、え、それで終わり?みたいな終了で
少し残念、まぁあんなもんなのかもしれませんが
ハゲタカより爽快感が落ちるのです、さっきも書いた
それと、どっかの雑誌に連載されていたのか
そのスタイルはわかりませんが、なんか全然関係ない
あるダメ男の生活が突然挿入されてきて
それがオチに繋がるんだが、その要らないなぁと
これまた物語と関係ないことを覚えたのも追記であります
商業小説だからああいうのが必要なのかしらとか
よからぬ邪推をしてしまいます

と、さっぱりな感想文でありますが
面白かったので書き終えておきます