CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

大相撲 2009年初場所千秋楽

2009-01-27 23:28:51 | スポーツ
大相撲初場所の千秋楽が先週末にありました
いや、今週頭なんだろうか、どっちでもいいが
ともかくあったのであります

世間的に、あんなに評判となるとは
個人的に全然思ってなかったんですが
今では、八百長ではないか等も含めて
凄く話題にあがってるみたいで、なんというか
ちょっとだけ嬉しいのであります
相撲が、何かの話題になるっていいなぁと
思ってしまうあたり、色々どうかしてるとは思いますところ

さて、その話題になった初場所の千秋楽
よもや、休場開けの横綱があんなに頑張るとは
夢にも思わなかったというのは、まさしくその通りでありまして
私としては、ドルジを凄く応援したいと思ってたんだが
まぁ、色々難しいかな、でも、廃業して
総合格闘技とかにいくのは勘弁願いたいなと思ってたところ
優勝という素晴らしい内容で一蹴してくれたのが
嬉しくてしかたありません

千秋楽の大一番はなかなか、手に汗握るというか
もう仕切前からじっと見てましたが
あの緊張感の高まりは久しくなかったなと
テレビのこちら側で、凄く緊張して見てたのですが
本割りの失敗で、ああぁ、とため息を漏らしたのも事実
あれだけうまく練り上げてきた、大相撲の予感が
些細なというと失礼ですが、予期せぬ間の悪さで終わったのが
凄く残念に思ったのであります
今場所、特に後半に入ってからの朝青龍の活躍ぶりは素晴らしく
雅山戦とか、白星拾う場面も多かったものの
勝つときはしっかりと勝っておりました

なによりも、個人的に贔屓目だからそう思ったのかもしれませんが
千秋楽に近づくにつれて、相撲内容が抜群によくなったように思います
千秋楽、決定戦の一番が最たるものだったと感じましたが
横綱相撲ができるようになってきてたと感じました

初日なんざ、酷いものでダメ押しを無意味にいくつか見舞うという
相変わらずなところを見せておりました
正直、ああいう下品な相撲は大嫌いなんですが
あれを含めて朝青龍であって、横綱じゃなくて大関だよなと
思っておったんですけども
後半になるに従って、相撲に対して正直になったというか
真面目になったような、実によい内容
ダメ押しを無理にするんではなくて、寄り切る、押し切るといった
力一杯で、余計なことをせずに盤石を見せるように
なったと思っておりました
まぁ、バルト戦だったかで、空振りしたチョップは
どうかなと思ったんだが、あの後の二番くらいがよかったので
よしとしたい

と、そんな贔屓目で見たときに
決定戦の一番が圧倒的によかった
頭をつけて、盤石の相撲、なによりも
宿敵白鵬相手だけども、ダメ押しとかいらぬことをせずに
相撲として完璧に寄り切った、いや、吊りだしたというのが
最高によかったと思うのでした

前にも書きましたが、年齢的なものか
派手な相撲じゃなくて、相手を土俵外にそっと置いてきた
そういう相撲が最高にかっこいいと思うんですが
今回の釣りだしなんていうのは代表格でありまして
土俵外に相手を置いた
あの姿がいいなぁ、すばらしいなぁと感じたのであります

当然、そのあとにやたらガッツポーズをするとかは
全然なってねぇと思うものの、あのプレッシャーからの
回帰ってのを考えると、気持ちはわからんでもないと
ちょっとだけ思います
しかし、横綱としてはいけないだろう、そう思っておりましたら
本心かどうかはともかく、殊勝にそういうあたりを
NHKで反省していたのが凄く好感がもてて
朝青龍を好きになってしまうのでありました

ただ、それまでの素行もあるし
どうしても相撲が下品だというのは拭えないのですが
今回の一件で、なんとか横綱らしさを身に付けて貰えないかなと
せつに願うところ
貴乃花が調子こいてたのから、急に
自覚をしたときのような、そういう変化を
凄く期待したいと思うのでありました

ともあれ、朝青龍が勝ったのがうれしいところ
これから、もっと話題を作って
強くあって欲しいと願うのでありました

反社会学講座

2009-01-26 21:39:13 | 読書感想文とか読み物レビウー
反社会学講座 by パオロマッツァリーノ

珍しい本を読みました
非常に馬鹿馬鹿しい、なんだこれは
そういう気分に十分浸れて、充実した無駄な時間を過ごせる
そんな本であります、文体が似てきてる
影響力が大きい、ひどい(褒めてる)文章です

内容は、社会学というものがいかにくだらなくて
あほくさくて、馬鹿馬鹿しいものなのかを
こんこんとアイロニーにまぶしてお送りし
イギリス人みたいな切り口かと思ったら
そうでもないような、なんというか
まぁ、色々バカにした内容でありました
よくよく言われている、操作された情報について
こういう操作が行われているというのを
あれこれと並べ立てて、結果的に
まったく違う、どうでもよい話しにすり替える
そういうことを、何章にもわたって書いてあります

個人的に文体と強引な展開が
ステキだなぁなんて思いながら読んでいたのですが
ネタ本みたいな側面もあって、
各章ごとにまとめが載っているのですが
そんなこと書いてなか…ああ、そういうことか
と考えオチになってるところもいくつかあって
暇つぶしにはもってこいの内容であります

情報を意図的にねじまげてみたり
側面がありますというとても便利な言葉の使い方とか
昨今いわれているそれこれ、
若者がダメになってる論やら、日本人がダメだ論だとか
そういうのをやんわりと否定というか
皮肉りながら、茶化してまわるという
低俗きわまりない内容でステキ
マスコミというのに懐疑的になってる現在
こういうのは、小気味がいいなぁなんて
いっぱしをきどれるのもまた、娯楽としてステキな本でありました

統計という名の嘘やら、ふれあいという言葉やら、
無駄遣いと公共事業の話しやらと
全部内容を覚えておいたら、それなりの
アイロニストを名乗れるんじゃないかしらってなものですが
なんせ、バカみたいにさらっと書いてあるし
記憶に一切残らないような具合だったので
さらに素晴らしいとも思えます
ちゃんと読んだはずなのに、そして
感触は覚えているのに、何も記憶としてはないという
希有な体験ができました
何が書いてあったか、覚えてねーな、そういう体験ができます

と、自分の記憶力に欠陥があるだけの話しなんですが
ともあれ、良識とは何かと深く考えさせられるような
そんな内容でもありましたと
記しておいて、筆をおきます

天地人 年上の女

2009-01-25 21:20:05 | NHK大河ドラマ感想
これはしたり

そんな具合で、今週も放映終了です
今年は恋愛色が強すぎるというか
そういうのいらないのになぁと感じてしまうたり
おっさん層なのだと感じるところです
風林火山で、ヒサと平蔵の話しを
ずっと見せられているような、なんとも
くすぐったすぎる具合がかなわん

今年に限っては、逆転してて
宍戸錠が出てくると、なんというか
浮きまくりだろうなどと思ってしまうのがいけませんね
和尚とか、ああいうおっさん俳優に
もっとスポットをあてて、むさ苦しい大河に
ちょっとなって欲しいとか願ってしまいますところ

願うで思い出したが、
オープニングに毎回なにかしら
意味深なメッセージが挿入されてるのは
なんだろうと思うのであります
なんか、新手の宗教かとちょっと思ってしまうのだが
謙信だしなぁと、テケトーなことにしておきつつ
あの内容と、ドラマの内容には
ほとんどリンクがねぇよなと思いましたが
あれは、まさか、直江状の中身を
少しずつ切り出してるとかねーだろうな、不思議だ

さて、そろそろ中身の話しでありますが
とりあえず、信長との触れあいが始まるといった具合で
みるみる時間が過ぎていく若人時代だと
めまぐるしく見ております
2話前にはまだ、子供だったはずが
あっと言う間にこんなことになるとわ…

戦国ものっぽい感じに
どうしてもならないのが気になるなぁと
こそばゆい感じであります
交易、貿易の話しでもなし
統治、政治の話しでもなし
戦争の話しでもない
そんな戦国時代見たいと思わないじゃないかと
ちょっと危機感を覚えるのですが
もそっと進んで、秀吉天下になってからなんでしょうか

ともあれ、今回も戦に出終わったシーンで
戦そのものはどうも放映されないっぽい具合
馬が出てくると、姫と走るとか
なんか、功名が辻っぽいよなぁと
ちょっとだけ思ってしまいましたとさ

これだと食いつける話題がないみたいな
そういう感想になってしまい
なんか、むずむずしてしまいますが
今暫くは伏せておく時と思い、来週も見るとします

毛抜き

2009-01-21 21:36:56 | 雑感
美容なんてカテゴライズしたら
色々叱られるんじゃないかと思うのですが
最近、妙なマイブームに浮かれております
いや、別に浮かれてはいない
ただ、気付いたらやっているだけだ

鼻毛とヒゲを抜く

これであります
なんと汚いと罵られてしまいそうでありますが
なんというか、マイブームです
抜けると凄く楽しい

こういう妙な性癖というか、生態というか
今まで、まったくしたこともなかったのに
いつの間にか、しないといけないと思うくらい
やってしまっております
なんなんだいったい
わからないまま、とりあえずありのままに書いておきますと

部屋で鼻毛を抜きまくるのであります
滅法に抜くのではなく、なんというか
伸びた鼻毛を抜くという感じでありまして
てきとうに親指と人差し指を入れて
掴んでひっぱる
この時、抜けたヤツは長いヤツというわけで
ぶちぶちというか、するすると抜いてしまうのだ

初めて鼻毛を抜いた衝撃を
未だに忘れないのでありますが、ともかく痛い
しかし、慣れてくるとなんというか
気持ちが良くなってくるのであります
当然痛いのが気持ちいいとかでなくて、
なんというか、何一つ変わらないはずなのに
スッキリした感じがして、晴れ晴れ
その擬似的な爽快感を味わうために
ついつい、不必要なまでに鼻毛を抜いてしまう
悪癖であります、ぶちぶち

本当かどうかわかりませんが、抜くほどに
濃くなってしまうんじゃないかという恐怖もありますが
それでもやめられず、時折、びっくりするくらい長いのが抜けると
なんというか、ため息が漏れるくらい素晴らしいと思ってしまう
変態だ、変態化がすすんでおる
そんな具合であります

で、諦めてというか、よろしくないと思ったので
じっと我慢しておりましたところ
今度は、なぜかヒゲを抜きはじめてしまった
これがまた、痛いんだけど気持ちいい

なぜ、毛を抜くと気持ちいいのか
よくわからんが、むだ毛だからいいだろうなどと
思ったりしつつ、そり残したヒゲを抜いて
一ヶ月に一回くらい、取り付かれたように鼻毛を抜いたりと
まぁ、楽しい独身生活を謳歌しておるので
ありましたとかなんとか

大相撲 2009年初場所

2009-01-19 21:13:58 | スポーツ
盛り上がっております2009年初場所
なんでだろうか、やっぱり相撲好きだからか?
わかりませんが、
初場所はなぜか見てしまう、そして
よい取り組みが多いようにも思うのであります
やっぱり、ドルジが頑張ってるせいかしら

で、その話題の中心にいるドルジでありますが
まぁ、初日から危ない相撲連発
今日はどんな内容だったかわかりませんが
やはり、白鳳と比べると、大分内容が落ちる様子で
昨年の再来とはいかないかなぁとちょっと
心配というか、期待薄めで見ております
なんだかんだ、両者相星というか、全勝で千秋楽
そこで、朝青龍が注文相撲とか
そういう最低の並びにだけならないようにと
願掛けするのでありますところ

しかし、やっぱりお相撲さんってのは
凄いなぁと、改めて感激してしまうのであります
先日、相撲の錦絵というか、浮世絵を見たせいかもしれませんが
日本人は年齢を重ねると急にああいう体格の男性が
もっちりおっちりと取っ組み合いしている姿を
見たくなってしまう民族性が秘められてんじゃないかと
そう思うくらい、ステキであります

玄人の人からすれば、鼻で笑うところでありますが
なかなかどうして、立ち合い前の仕切での駆け引きとか
特に後半になってくると、両者とも
俄然気合いがのってきたのが、手にとるようにわかって
凄いステキ
正直、相撲取りってのは、土俵の上で
笑ったり、喜んだりしたらダメだろうと思うんだが
あの細い目と、太い姿で、してやったりな顔を
少しだけ覗かせたりしていると、なんというか
うわぁ、お相撲さんいいなぁ
なんて思ってしまうのであります、うききき

それはさておき、若い頃と違って
技の多彩さというのに目くらましをされず
立ち合いから、三歩目までの足運びとか
絶妙な体の寄せ方とか、押し相撲の良さに
惹かれてしかたない昨今です
電車道になる相撲ってのは
危険だし、あんまりやったらダメなんだろうけど
やっぱり見たいなぁと思ってしまいます

白鳳、朝青龍ともに
横綱にしちゃぁ、相撲が軽いと
常々思うのでありますが、朝青龍は仕方ない(それもなぁ)にしても
白鳳には、是非とも土俵外へと連れ出すような
そういう相撲をとってもらいたいもんだなと
思い願うのでありました

昨日の、輪島がNHK解説に出てきて
両国に入ったという凄まじいニュースを見て
そう感じてしまうのであります
追放だったんじゃなかったかしらねぇ

天地人 殿の初恋

2009-01-18 21:17:04 | NHK大河ドラマ感想
最近の大河ドラマっぽい演出だよなぁ

いっぱしにそんなことを書いてしまいます
今週のNHK大河ドラマ天地人
視聴完了して、ぼんにゃりと描いた感想でありました
なんというかな、風林火山が異質すぎたと思っていたが
共通するというか、ただの時代劇ではない
「大河ドラマ」というものなんだなと
今回は思わされたのでありました

内容はあわただしく、景虎の登場と
それと景勝の関係をわかりやすくする回
もう、そういう見方している時点で
わたくし、視聴者失格だと思うのだが
ともあれ、そういう意図は、ああなるほど、その通りと
見事に及第点だったように思ったり思わなかったりでありますが
なんだろう、コミカルというか
変に軽い、狙って出せないようなすげぇ違和感みたいな
そういうのを、当たり前にどってり流している
そういうドラマ作りを見ておりますと
ああ、大河ドラマ見てるなぁという気になるのでありまして
今回についても

馬騒動
女に叱責される景勝
大人気すぎる景虎
このあたりが、あざといとかそういうレベルじゃないけど
大河的な会話方法というか、いや、演出ではないか
そんなことを感じてしまって、納得しておる次第であります

どっかで見てことあるセットだなぁとか思いながら
にやにやと、あの能を見ておったわけですが
なかなかどうして、ああいう暗がりのセットでの
集団撮影ってのに関しては
大河ドラマってステキよねぇとほれぼれしてしまいます
板張りに武者が座りまくる、ああいうのがステキだと
感じておるわけで、酒の入ってる壺が
いつも同じだけど、もうちょっと高そうというか
いや、作り物っぽさじゃないのというか、なんだろうか
なんか欲しいよなぁなどとバカなことを
考えてしまうのであります

名物がちっとも出てこないし
なんか、コントみたいな大河だなぁと
あれあれ見ておるのであります
ドラマというか、漫画みたいなのりとしては
面白いというか、ほのぼの見てられるなぁ
いっそ、戦なんて嫌いとかいう
ややこしいメッセージのせてるものよりは
ほんわかしてる木曜時代劇みたいなイメージで
いい塩梅かもしれないと
現状、そのように見ておるのでありました
そうだ、合戦は諦めた(早いな)

言葉解説が多くて、ただ
ちょっと気になったのは、わざわざ
前田慶次郎の名前出したあたりに、なんかあるんだろうかと
不安になるくらいであります
利休も出たけど、ちょい役だろうしうずうずして
過ごしてしまいそうであります

オープニングの曲かっこいいなぁと
とんだはったの感想を貼り付けておきます

御宿かわせみ 小判商人

2009-01-14 21:15:46 | 読書感想文とか読み物レビウー
御宿かわせみ 小判商人
作:平岩弓枝

またも読みました「かわせみシリーズ」
今回は本物の方といいますか、現シリーズの前版
元祖御宿かわせみの一冊でありました
シリーズものの時代劇小説といいますか
この手のは読み慣れておりませんので、
なんというか楽しみに、ほどよく読んでおりますところ
短編集という具合といいますか
何話かが一冊にまとまっておるわけでして
一話がちょうど電車片道分くらいで有り難い
酔っぱらって帰らない時には、極めて重要な通勤帰路の友であります

さて、小判商人でありますが
全部で七編収録されておりまして
それぞれは、おそらくは同一時系列というか
最初から最後に向かって、時間が流れていくようになっており
懐かしい話しとかでなく
ある日、御宿で起こったあれこれを
主人公というのか、神林東吾と妻るいが
江戸の町であれこれ事件を解決したり、巻き込まれたりする
ステキなお話集でありました

どれが特によいというのはなかなか難しいんですが
もう、さっき読み終えて、というか
電車の中で読み終えたわけなんですが
思わず涙ぐんでしまった
人情話で最後しめくくられるんですが、これがまたもう
なんというか、離ればなれになった親子物ってのは
本当、涙腺を軽々と粉砕してくれるので
たまったもんじゃありません
30まわったサラリーマンが
御宿かわせみ読んで泣いているとか、ちょっとした悲劇じゃないか

どの文章が泣かせるというのでもないのですが
ただ、ただ、描かれている情景が
凄く丁寧に頭の中に描かれて
ああ、そんなシーン泣くしかねぇだろという具合になります
これが魅力の文章だと思うところ

前の感想文を自分で忘れておりますが
この本だけか、全部そうなのか、わかりませんが
何せ一文が長い
句読点が一個少ないんじゃないかというくらい
長い文章で、自分の読むリズムと違うので
ちょっとめんくらうのでありますが
その長さがよいのか、よく読み込んで
しっかりと情景が浮かびます
派手な動きのシーンとかはほとんどないのに
場面は、するすると変わっていくし
会話のテンポがいい

地文と同化することは決してないのですが
会話と地文とのかけあいみたいになってて
大変読みやすい、ステキだわ
そして、そのリズムがのってきたところで
一気に事件が解決していく、または、
事件について考えている暇を与えてもらわず
気付いたら、物語は終盤まで連れてきてもらえる
なんともいい小説であります

むかし、NHK時代劇でやってたそうですが
もう少し早く読んでおれば、
きっとNHKなら完璧にこの空気を出してくれたんだろうなと
悔しく思うところ
各人物のキャラ立ちも見事でありまして
人の名前覚えるのが苦手な私でも
あっというまに分別できるようになるというのは
凄まじい描写力というか、キャラのかき分けじゃないかと
圧倒されるのでありました

また、機会を見て
別のシリーズも読んでみようかと思いつつ
人情ほのぼの話しってのもいいなぁと
ほっこりしたのでありました

全然小説の内容にふれてないけど
まぁ、よしとしておくんなまし

どろろ

2009-01-13 22:10:20 | ドラマ映画テレビ感想
先日テレビでやってるのをのんびり見ました
あの、手塚治虫先生の作品「どろろ」を無謀、いやさ、
果敢に映像化、しかも実写という大胆さ
そんな作品でありました

すげぇな、邦画

呆気にとられたというのが正しいのか
いや、よくよく考えてみると、どろろっぽいなぁ
特に柴咲コウなんて、まんま女だったけど
あの口調と様子については、どろろっぽかったなと
感心してしまったんだが
いかんせんなんだろうか、千代が朧やってた
甲賀忍法帳かなんかの映画版と同じく
色々間違ったCGへの頼り方が驚きすぎてなんともかんとも

識者によりますと、テレビ版ということで
あれこれとはしょられていたんだそうで
全貌は明かではないようですが、途中で
特撮怪獣みたいなのが出てきたり、なんか
漫画にしちゃぁ、無駄に色々かかってるなという具合が
一言で言うと酷い
だが、なんというか、力抜いて見ておくには
非常によい塩梅でありました

しかしキャストがなかなかステキで
今年と去年の大河主役二人を擁しておりまして
これで初めてというか、ああ、
尚五郎さんは情けない姿だけじゃないんだなと驚き
仇役というのか、いいポジションでの役柄なんだが
ああ、あんな感じのヤツだったよと
思い出させてくれるくらいの演技がステキ

また、その父親醍醐役に中井貴一を連れてくるとか
カンゴロンゴ以上に俳優を無駄遣いしている作りには
戦慄してしまいましたところ
中井貴一がまた、やけに上手いってのもよかった

話しについてはもうわけわかりませんでしたが
とりあえず、原作どおり、百鬼丸が体を取り返すため
妖怪魔物を叩き殺していくというもので、
見た中では、蛾のお化けの話しと、
多分、スッポンのバケモノの親戚じゃないかなってのと、
ばんどうだったかの、国境の板の話し
これらが主となっておりまして、あれこれ

そんなのはどうだっていい

ここで、なぜだかわからないが殺陣がワイヤーアクションという
なんとも、アンバランスというか、力の入れどころを
完全に間違えているところが見事
実際、これだけ見てると面白いのでありました
特に与六さんのアクションはステキで
かなりかっこよかったのであります
百鬼丸にしちゃぁ、すらっとした剣士すぎるなぁと思ったけど
かなりステキでありまして、こりゃいいなぁと感動したところで
中井貴一と戦い

そして視聴者として悟るのであります
ああ、中井貴一かっこよすぎるだろう

刀もった殺陣がうまいなぁというか
太刀が似合うんだなぁとほれぼれしてしまいました
それだけで見た甲斐があるかもしれない
百鬼丸との一騎打ちはなかなか見所たっぷりで
ステキな具合でした
ちょっと、唐突というか、いきなり戦い初めて
いきなり終わるみたいな酷い具合でしたがそれはそれ

結局、トータルで見るとなんというか
映画館で見たいとは全く思わないなと
残念なことになりますが
これは、ある種、暴走シリーズというか、
セガールとかバンダムとか
ああいうのに通ずる、らしさ、需要があるように思われたので
密かにメモっておくのでありました
なんだかんだ、楽しんだですしね
映画は楽しいのが一番です

四大浮世絵師展

2009-01-12 20:32:48 | 陶磁器を探す旅と名物
久しぶりにお出かけをしたりする
脱ひきこもり化を中途半端に推進しております
しかし、独りでお出かけでは究極的な
ひきこもり打破とは呼べないのではないか
そういう深淵を臨む行為はさておきまして
行って参りました京都駅美術館「えき」

このネーミングセンスからしてどうかというミュージアムですが
頑張っている方という微妙なランク付けの京都JR伊勢丹にあります
美術館で見てきたのであります
名古屋松坂屋、京都大丸、高島屋と見て参りましたが
こういうデパートの美術館は侮れませんね
凄いと思うの

というわけで、見て参りました
ひっそりこっそり日本画にも興味を持ち始めていたからか
いやいや、江戸風俗がただ魅力的なだけであろうとか
色々自分で判断しつつ、浮世絵であります
なんせ知識がないから、ぼけらったと見ただけだが
いや、凄い面白かった、もう、のっけから
終わるまで、ずっとにやにやしどおし、ステキすぎるぜ

四大ということで、写楽、北斎、歌麿、広重(一発変換に驚いた)
というスターダムの作品をこれでもかと見て参りました
非常に面白いというか、素晴らしい点数と
珍しい、いわゆる貴重なものもあったんだそうで
素人にはわかりませんでしたが、時間がよくて
解説までついており満足して参りました
残念だったのは、春画が一枚もなかったことくらいです
あれの展示展とか一度やってくれんだろうかな
1200円くらいでも絶対見に行くのになぁ

本物の赤富士と、それの大変珍しい青富士という別番など
いかに貴重かということの解説とともに見てきたのであります
素人ながらに、なるほど面白かったのでこの時の感想を
生意気ざかりでメモっておきます

写楽
これが謎の人物だというのは、三つ目がとおるあたりで
学習済みだったのですが(ありゃシャーロックだ)
その謎っぷりと、どのあたりが天才だったかぷりを堪能
説明によりますと、写楽というのは
ちょっと変わった人だったそうで、売れセンじゃない役者とか
女郎(違う)とかを書いていたのだそうであります
ネタ狙い作家だった、つまるところそんな感じでしょう
それをデフォルメさせつつ、結構リアルに描くってのが
立派というか凄いんだそうで、売れを睨むんじゃなくて
写実に徹した具合なんだそうだ
写実に徹してあの表現っつうのはどういう塩梅だと
首を傾げるのですが、おそらく、ガイジンが一番そう思ったろう
日本人からすると、ああなるほどこんな顔だなぁとか
あからさまな漫画目で見てしまうのであります

で、その写楽に似てんじゃねぇかっつうのを何人か見たんだが
確かに似てる気がせんでもないけど、俺でもわかるくらい
作の違いが手に取れてそれはどうかなという風に思われた
まぁ、謎のままにしておこうぜい

で、その写楽が晩年だか、なんだか(忽然と消えたらしいので晩かどうか)
相撲絵を結構描いてたらしいのですが
こいつがよかった、いや、その前にあれだ
顔アップばっか描いてたのが、ある時から全身図を描くようになって
その集大成でもないが、相撲絵を描いた
この相撲絵が抜群によかった

なんというか、上手いのであります
やっぱり、よく知るあの、浮世絵のそれなんだが
手足、体つき、なんというか、よくよく見ると
最小限の線で実にうまい、ああいう画法における
最高峰なんじゃないかとか
ベタ褒めしてしまうのですが、上手いのであります
着物のはだける表現なんざも上手いんだが
なによりも、足先や、ふくらはぎ
腕の肘から手にかけてとか、このあたりの描写が
バカみたいに上手いのでありました

この当時、人気者だった、大童山という7才にして
72kgもあった巨漢童子がおって、それが
相撲興行の前座で人気を博したらしいんだが
それの描写なんかも凄い上手い
同じ様に太ったそれを描いてんだが、ちゃんと子供だし
手の甲や足の甲に盛られたような肉付きが
なんというか、リアルだなぁという印象で驚き

描写力がハンパねぇよなとか感嘆したのでありました

歌麿
女性ばっかりだったのでありますね

広重
風景が凄いですね

北斎
そして、大好き北斎翁であります
翁が画狂老人卍になるあたりとか、その
万年中学生みたいなネーミングセンスとか
ハンパなく大好きなんだが、すげぇよやっぱり

そしてネタ絵師みたいな扱いでしたが
まずまず、最初からレベルが高かったというのが驚きでありました
様々な手法に挑戦し、どうやら、そういう挑戦魂が
当時の門弟に面白くなくて、何度も破門となった原因だそうだが
風景描かせても上手いし、なによりも建物が上手い

どういうことだかわかりませんが
西洋画を学んだ結果なんだそうだが、奥行きの表現と
それを構築する美しいパースの取り方というか
凄い、ともかくとんでもなく凄いのであります
技術で裏打ちされている遊び心ってのは
本当に楽しくてしかたない

基本ができている崩しってのは
見ていて気持ちがよいものでありまして
その流れのまま、北斎漫画を見たり
怪談シリーズを見たり、そして

蛸だ、あの蛸がおるっ

これが一番よかったのであります
海女と蛸という不朽の名作というか
おいらとして、死ぬまでに実物を一度でいいから見たい
あの春画のと同じような蛸
すげー、かっこいー(なんかおかしい)

というわけで、満足して帰ってきたのでありました
あと、直筆の画狂老人卍の書も見てきたし
700円で堪能しすぎだろうと思うくらい楽しかったので
よしとするのであります

天地人 泣き虫、与六

2009-01-11 21:24:15 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ天地人
視聴完了、二回目となりました
早い、あっと言う間に子役の出番が終わってしまった
それが一番の驚きでありました

生意気ざかりな感想を申し上げますと
子役の演技ってのはずるいというか
子供が、お母さんに会いたくて泣いているなんて
お前、その姿だけでもらい泣きしてしまうじゃないかと
最近、年齢のせいか、感受性と想像力が豊かになってきた
初級のおっさんにはしんどい具合
これは、芝居がうまいとかなんとかじゃなくて
ああもうっ、子役やめろ、棒読みっぽく見えるけど
感動してしまうからやめてくれ

なんて思いながら見ていると、その願いが通じてしまった如く
義経の時と異なって、なんか、面白変身エピソードでなく
するっと、なんてことなくつまぶきさんに変身
なんだよ、似てる子役連れてきてんのは
すげぇなと思ったけど、感慨なさすぎじゃねぇか
お母さんとお父さんのメイクがどうなってしまうのか
そっちのほうが気になるというか
いや、謙信がとかのほうがいいのか

と、まれ
もう、和尚に会えないのかと思うと
凄く残念だなんて感じたのでありました
あのお坊さんにだったら、なるほど
子供預けて育てて貰いたくなるような気がせんでもない
いや、坊主ってのは立派だなと
改めて、あの説教の良さに聞き惚れた次第であります

個人的に、借り物の言葉だからうまく言えなくなるという
あれといい、今回の何も穫れなくとも正直になった者に優しく、
意固地になって未だその境地とならぬ者には厳しく、
道理がどうのというか、人との付き合いの気配を
きちんと学ばせるような、ああいうのって
すげぇーなー、坊主って流行るんじゃね?とか
色々思うのでありました

大半が、泣いてる与六の話しで
できすぎた台詞で、主従が結ばれてしまうあたりは
正直、子役だから仕方ないよなって具合なんだが
それにしたって、あの状況にあの台詞で
いつつの子供が理解して、主従を誓うだろうかなどと
無粋なことを思ってしまったのであります
芝居が見たいとか、なんか
色々大河を長く見すぎてて、純粋に楽しめてねぇのが
酷く辛い昨今であります

撮影場所が義経んときと一緒じゃねぇか?
いや、そもそも、風林火山時とも一緒じゃねぇか
っつうか、香坂って、この数年でえれぇ歳喰ったな(そのネタは諦めろ)
などなど、もそっといらぬことをひきずってしまいそうで
うじうじ視聴してしまいそうです

思ったよりも、景勝がとっつきやすそうな顔で
今回びっくりしたのでありましたとさ

落語について

2009-01-06 21:59:05 | ドラマ映画テレビ感想
NHKの話になるんですが、
正月の特別番組の中で、深夜だったのですが
立川談志を10時間おっかけまわしたという
全くNHKらしい番組をやっておりまして
そこで、落語に触れたというか
立川談志という人に触れたように思ったので
メモっておくのであります

番組は、立川談志という人がどういうのかというのを
入門編よろしく教えてくれる内容でありまして
正直、口うるさいおっさんというイメージしかなかったんだが
まぁ、びっくりした、すげぇ、本当にすげぇ
なんというのか、口うるさい爺さんだったのかと
これを見るまで、そもそも幾つくらいの人なのかも
ちゃんと認識してなかったんだなと
自分の無知を恥じたわけでありましたところ

そして、世間で天才と呼ばれる所以を
なんとなし見たようにも思ったのでありました

落語というと、NHKでやってるなぁくらいの印象しか
てんで持ってなかったのであります
恥ずかしい話、ひとつもまともに聞いたことがないというか
寿限夢の筋とか、まんじゅうこわいくらいは
なんとか聞いたことあったんだけども
実際、そういう、話の筋なんつーのは
知っていないとダメというか、知っているといないで
落語の楽しみ方がまるで変わるのはよくよくわかったんだが
知らなくても、十分に面白いものだと
この番組で教えて貰ったのでありました

何せ、喋るのがうまい、うますぎる
ああいう口調とか、しゃべり方とか、リズムとかは
すげぇ好きだなぁとほれぼれとしたのですが
難しい言葉だけでない、下町話になってるから
適当な具合で、適当な人物像が、適当に喋りまくる

全部、景色が見えるくらい凄いんだ

あれは演技でもないし、いわゆる技なんでしょう
見ていて、ついつい吸い込まれて、体をひょいひょい
左右に振ってるだけのはずなのに
違う人物二人が喋ってるように見える
あれぁ凄い、なんつーことか
「やかん」という演目をやっておりまして
それが、現代版にアレンジされておりますという
NHKの解説で、別の名人の話を見て
これもうめぇなぁとほれぼれしてたんだが
それを、焼き直したというか、談志調になったそれは
ハンパねぇ、なんて面白いんだ、そして分かり易いんだ

名人の芸も凄いんだこれが
そして、同じくらいというか
ああ、これが談志か
なんて通ぶらせてくれるくらい、立川談志の噺も面白いのでありました

呆気にとられてというか
「やかん」のサゲのあたり、そこに至るまでの
聞き手を盛り上げていく、あのしゃべり方、言葉選び
抜群のリズム感で、オチがずばっとやってくる
なんというエンタテイメントと
気付いたら大笑いしておったのでありました

そして、落語ってのはそういった
笑い噺ばっかりかと思ってたのでありますが
噂に聞いていた、人情噺についても
年末といえばこれ「芝浜」ってなもんで
こいつは、流石においらも知ってるよと
喜んで聞いていたんだが、これもまぁ
うめぇのなんの

魚屋のオヤジとその女房のやりとりをするわけなんだが
どう見ても談志なんだけども、女房の役のとき
もう、魚屋の女房にしか見えない、まるでそうだ
泣く演技というか、芝居だな、それが
抜群にうまくて、もう、サゲの名台詞なんざ
聞いた瞬間に涙腺が崩壊、いや、入る前に
いい噺だなぁ、くるぞくるぞと待った上にどかん、
そんな具合でありまして、まぁ、堪能に堪能を味わったとか
もう何書いてるかわかんないような具合だったのでありました

落語面白ぇなぁ、まいったなぁ
そんな2009年です

天地人 五歳の家臣

2009-01-05 00:10:13 | NHK大河ドラマ感想
ついに始まりました2009年の大河ドラマ天地人
もう、ずいぶん、長い間追いかけてきてんだなと
改めて大河ドラマを思い直してしまうのでありますが
はてさて、今年はづなるやらと
期待しつつの第一話であります

思い返すと、去年の一話ってどんなだったか
まったく覚えがない、そもそも
一話を覚えているのって風林火山だけか?などと
いらぬことを覚えてしまうのでありますが
いやいや、新撰組!も覚えてるし、
辻あたりもぼにゃり覚えているような(どうでもよい)

というわけで、その風林火山をふと思い出すような
今回のオープニングでありました
そりゃそうだよな、上田だもんな、というか
まだ一年しか寝かせてないのに
ほぼ同じ時代の、同じような地域の大河って大丈夫かと
そういう不安から、満足に物語を視聴できませんでした

ああ、このシーン見た、いや、この風景を見たとか
そういうのばっかり目についてしまい
しかし、あのお寺については義経の時に使ってなかったか?とか
最初の大きな事件が起きた池が、
まんま風林火山の時と一緒じゃねぇか、とか
和尚と思ったら、諸角出てきて(もうよい)
という具合でありましたところ
そういうのは捨て置いて、あと、急ぎはせ参じる輝虎のおつきが
四天王だけというのはどういうことかとか
色々あるのですが、今後を楽しみとするのであります

しかし、一番最初のオープニングで
内政についてちょっと触れているシーンがあって
もしや、後半は米沢での名君ぶりをこれでもかと…?
そんな地味で、どうしようもない大河、俺以外喜ばないじゃないか
などとわけのわからない恐怖を覚えたのでありますが
ともあれ、主役には今後期待したいと思うのでありました

とりあえず演技で、あー、なんて思ったのは
輝虎が歩きながら太刀を治めるシーンで
ちゃんと太刀候に扱ってるのに驚いたくらいでありまして
あとは、なんというか、また、母うんぬんやら
そういうのかと、ちょっとだけげんなり
ただ、はた、思わされたのが
他人の言葉を借りるから間違うという和尚の言葉でありました
あれは、いい言葉ですな
流石坊主はよいことを言う
それを受けて

本当はこんなところきとうないのじゃ

とは、なかなかいい切り返しというか
ああ、いい台詞だなとちょっと思ったのでありましたとさ
今後に期待してしまいます
しかし、小道具の使い回しとかにめざとくなってしまう自分が
ちょっと本当にもう、ドラマ見てる身分として
いかがなものかと残念でもあるのでした

天地人 プレスペシャル

2009-01-04 00:00:36 | NHK大河ドラマ感想
なんか、もっと別の名前だったと思いますが
本日、居眠り磐音のあとにやってた
天地人スペシャルを見ていて、NHKの実力を
まざまざと感じさせていただいたので
メモっておきます

この番組自体は、まぁ最近の大河ドラマの使命というのを
だれよりもNHKがよく理解しているという内容で
舞台となる土地の名産物紹介に始まり
それに終わるという、まったく無駄のない
しかしドラマの番宣としていかがなものかという
なんというか、そのあたりも
NHKらしいといえばそうなんだけども
そういった内容で
見所は、パパイヤ鈴木の頭のデカさと
カンゴロンゴのエージェント様だったわけであります

ま、その二人が米沢で牛食べたり
魚沼でご飯食べたりと
本当、うまそうだなぁ、酒飲んでんなぁと
ろくでもない内容で、またその映像を
鍋というか、すき焼きつつきながら若手の俳優どもが
食い散らかすという

けしからん

よくよく考えたら、とんでもない、いや
ろくでもない番組じゃないか
そんな具合だったのですが、まぁNHKだしなぁと
その無駄遣いっぷりにため息を交えておったのでありますが
そのスタジオ内
ながら見をしておりましたので、ちゃんとその言われというか
色々気にしてなかったんですが、どの出演者よりも
どの演出よりも、圧倒的な存在感を放っておりました

赤い牛と黒い牛

そういった二つのオブジェというか置物がおりました
そういうと大したことがないようなんだが
キャプチュアできないのが残念至極であります
なんというか、ともかく、言いたいことは
赤べこ、黒べこ
ってなもんなんだろうと思うんだが

その造型はあまりに秀逸、リアルだ、すげぇ
あんなリアルな牛の置物見たことねぇよ
大きさもまた、なんというか、本当
秀逸な無駄っぷり、大きい、大型犬よりは大きい
そして、成牛の姿なんだが仔牛サイズ、意味分からん
おそらくというか、信じているんだが
あれこそが、NHK美術スタッフの傑作なんだろう

最初、赤い牛がスタジオの前のほうにあったんだが
あまりにも邪魔、いや、目立つからか
後ろに移動させられたんだが
もう、主役が映ろうと、北村一輝が映ろうと
そんなもんは知ったことじゃない
圧倒的な存在感で、見切れてしまう牛の置物
なんというリアル、なんという重厚さ、なんというアホらしさ

あまりにもぐだぐだで、最終的には
天地人はグルメ番組じゃありませんというテロップがでるくらい
色々空気読んだつくりというか、いい加減で
憤慨してしかるべき内容だったんだが

あの牛には負けた
素晴らしい、今年はよい年になりそうだとか
わけのわからないことを思いつつ
NHKはドキュメンタリ、ドラマ以外に
ああいった番組にも油断が許されないとわかったのでありましたとさ

寧々~おんな太閤記~

2009-01-03 01:46:11 | ドラマ映画テレビ感想
今年も見たぜ10時間時代劇
暇だねぇという話なんだが
最近の俺の大河暦集大成みたいな具合のキャスティングで
まぁ、なんともはや
千代が晴信と夫婦で
斉彬と大久保が同輩で
オトコマエと近藤のヨメが兄妹でとまぁ
あれやこれやでありましたところ

原作を知らないのでなんとも言い難いのでありますが
戦国ものにしてはありえないほどのひどい平和主義
いや、そういうものだったんだろうか
時代考証とか、そういうのはどうともいわないにしても
あまりにも、ねねが戦嫌いとかいうのに
辟易してしまうというか

まるで、千代の再来でないか

と思ったり感じたり
しかも、千代のときと全く同じく
事務所の意向なんでありましょうや、老けない
それはひどいというくらい老けないねね様
ちょっと、それはどうだ、色々ひどいじゃないか
そんな風になってまいりますとまぁ、
あらばかり探してしまいそうになりますが、
なんか、前にも覚えた景色というか
心持でありますが

色々つっこむのは野暮だから
黙ってみていよう

そんな気分になったのであります
ぱぱっと見ていただけでも、あれはコンクリじゃねぇか?とか
着物が綺麗すぎるとか、鎧がおかしいとか、
亀様が若すぎるとか、あれやこれや
あったんだが、そういうのはないがしろにして
まっさらに見ていった次第

途中だいぶすっとばしてしまったので
ほとんど概要わかんなかったりなんですが
淀の方の着物がすげーなというのと
千代(違う)が本当若ぇなというのと
忍者の名前で「あかね」ってのはなんか因果があるのかとか

そんなことばかりであったとかなかったとか
感想になってないことを
つらつら書いておいてしまいとします
いや、なにね、今NHKで立川談志見てて
まったく身がはいってねぇって次第でありまして

なんともはや