なんとなし、今年の夏というか秋頃に撮ったので
自慢でもないが、報告がてらあげておくのであります
撮影は京都舞鶴なので、地元の会がしっかりと報告等されていると思われるため
学術的なことはまったく書くつもりはないのですが、
ここ数年、おっかけまわしているチョウチョウであります
アサギマダラ
という名前なのでありますが、
浅葱色にマダラ模様の体色をもってるからと思われるが
ともかく美しい蝶でありまして、
さらに魅力をあげるのが、長距離移動する種であるという特性であります
話によれば1500kmくらい移動するとか言われているそうで、
北海道から沖縄、果ては台湾高雄のあたりまで行くらしいと聞いて
素敵すぎるだろうと感激したものでありました
もともと、大学で昆虫に関することを少々かじっていたものの、
その中でも、蝶類研究という魔窟については、
近寄りがたいというか、ある種別のジャンルという認識がありまして
標本採集のためにうん百万使うとか、そういうコレクター性やら、
投機性に近い魔力を持つカテゴリという感じ
どうも敬遠していたのでありますが、実物を見るとやはりよいというか
その魔力に魅せられてしまうのでありました
恐ろしい、これの標本とか集めだしたら、大変なことになってしまう
と、なんとなし調べてみたら、世の中便利なもので
ヤフオクで1頭だいたい300円くらいで売られているというのも衝撃的
あの可憐な蝶を300円のために採集している人もいるのかと思うと
なんとも悲しくなってしまったんだが、こうやって、値打ちがつくというのも
仕方ないことかと、サボテン買ったりしてる身分としては
なんともいえない気分になるのでありました、
でも標本は死んでしまってるからなぁ、
いや、でも、あの美しさをとどめているという意味においては、
ものすごくエゴにまみれているが、正しい保存、あるいは保管なのかと
深淵を臨む哲学にすいこまれそうになるのである
余談はさておき、おそろしく美しい蝶なのでありまして、
京都駅近くでも見られたり、季節になれば、フジバカマさえ植えておけば
どこにでも現れるお手軽さもいいなと思ったりするんだが、
来年もまた会えればと思うのでありました